新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~門松みゆき「みちのく望郷歌」

2019.4.30

門松みゆきさんの新譜「みちのく望郷歌」について、日本コロムビアの高橋正人さんにお話を伺いました。

 

――まずはデビュー曲「みちのく望郷歌」のPRをお願いします

門松みゆきのデビューシングルとして「みちのく望郷歌」を2月27日に発売いたしました。

彼女は演歌が大好きで、演歌を歌いたいという気持ちをストレートにぶつけてデビューした歌い手です。「みちのく望郷歌」はそんな彼女に似合ったド根性演歌になっておりまして、是非、彼女の唸り節を聴いていただきたいです。演歌が大好きでデビューした彼女の気持ちや演歌歌手としての気持ちが全面にでた歌になっています。

 

――「みちのく望郷歌」の聞きどころを教えて下さい

曲中に「ホーヤレホー」という歌詞がでてきます。これは、みちのくから都会に出てきた女の子が苦しくて泣きたいけれど泣かねえぞ、頑張るぞ、という気持ちを表現した言葉なんですね。

「ホーヤレホー」という言葉は、ある書籍から引用した言葉でして、鳴き声に近い、恋しさを表す言葉なんです。彼女はその言葉を受け取って、“ふるさと恋しやホーヤレホー、それでも頑張るぞ”、という気持ちを「ホーヤレホー」という言葉に込めて唸っています。

このパワフルな唸りがこの曲ポイントかと思います。

 

――門松みゆきさんはどんな方ですか?

ビジュアルがよく、とても華があり明るい娘です。

彼女は今、26歳なのですが、藤竜之介先生という作曲家の先生のお弟子さんなんです。10年間、弟子として指導を受けてやっとデビューできた歌い手でして、この10年というのはとても長い期間だと思います。そういったことからもお分りいただけるかと思いますがとても根性があります。負けず嫌いなド根性娘です。

そんな彼女の性格は歌にもあらわれていて、「みちのく望郷歌」は、ド根性娘の負けねえぞという歌ですから、門松みゆきにぴったりな曲だと思います。

 

――2歳の頃には演歌が好きになっていたそうですね

キャリアが非常に長いです。26歳でのデビューまで10年間、藤竜之介先生のお弟子さんだったということですから、16歳でこの世界に飛び込んできたということになります。

さらに、2歳で演歌が好きになって16歳で弟子に入るまでの間も、当然弟子入りのきっかけがあったはずなので、おそらく14、5年位は本格的に歌っていたのではないかと思います。26歳という若さではありますが、演歌の歌い手としてのキャリアはかなりある本格派ですので今後もご期待下さい。

 

――「みちのく望郷歌」リリース後ファンやスタッフの方々の反応はいかがでしたか?

彼女は華がありオーラもあるのでキャンペーンなどでステージに立つとお客さんはすぐに集まってきますし、スタッフも興味を持っていいただけることが多いです。

ただ、彼女は華やかなだけでなく、声が太いのと歌の押しが強いんです。歌の上手さもありますし、お客さんに歌をぶつけていく押しの強さがあります。そこは彼女の性格もあると思いますし、そんな性格面をストレートに歌で表現している歌い手だと思います。

実際に歌を聴いていただいて、より魅力を感じていただけるので、大きな期待をお寄せ頂いている印象です。

 

――レコーディング現場での様子はいかがでしたか

新人なのですが、先述のとおり、弟子としてのキャリアもありますし、第一興商さんのカラオケでガイドボーカルとしての仕事を150曲以上こなしているんです。

そのため、新人ですが歌い手としての音程の取り方や声の出し方がとても上手いです。

特に、カップリングの「濡れてめぐり雨」というスローテンポな歌をレコーディングした時にその上手さが表れていました。高く張り上げる音域の歌ではなく、落ち着いた感じを出さなければいけない難しい歌だったのですが、4回ほど歌ったくらいで完璧にこなしました。一方、「みちのく望郷歌」の方は、歌が走ってしまっていたのですが、逆にそこが彼女の持ち味にもなったんです。そのため、あえて、前へ前へ向かっていく彼女の歌のスタイルをそのまま残しています。結果として勢いがあってお客さんにぶつけていく彼女なりのパワフルな感じが出せた歌になっていると思います。

新人の場合はレコーディングの際、どうしても上手に大事に歌おうという人が多いのですが、彼女は最初から自分の個性をぶつけようとしていました。結果としてそういった部分を活かせてよかったなと思います。

 

――カラオケで歌う時のポイントを教えて下さい

テンポを重要視して淡々と歌ったら面白くないと思います。

少し前のめりになるくらいで歌をぶつけるように歌ってもらったほうがこの曲のド根性娘の気持ちがすごく伝わると思います。

「アー ホーヤレホー」のところをみなさまなりに唸って大きく歌ってください。多少力が入っても良いと思います。力が入ると歌い方が雑に感じられてしまうところでもありますがそこは雑なイメージになってもぶつけた方がこの曲のイメージは伝わると思います。

 

――ミュージックビデオはどういったコンセプトで撮影されたのですか

「みちのく望郷歌」は、みちのくから都会に出てきた女の子の気持ちがテーマなのですが、あえてそのみちのく感は映像に出てきません。

東北の日本海の荒波のようなものは背景に少しだけ差し込んでいますが、あくまでも、都会で元気よく、だけど心の中で葛藤と戦う女性をテーマにしています。

都内の某埠頭で撮った夜の港、遠目に見える東京の街並みなどを背景にふるさとへ向かって歌うぞという映像になっています。

また、映像の中で三味線を引いているのですがこれは、実際に彼女が弾いているので、そこは特に見所だと思います。

 

――門松さんの趣味や最近はまっていることを教えて下さい

趣味ではないですが、三味線が特技ですね。今も実際に先生に指導を受けていますので本格的に弾けます。譜面も自分で書けますし、トロンボーンもかつては吹いていて、音楽的なことにとても長けた人です。

また、彼女はお酒が好きでして、好きな食べ物はあん肝だそうです。あん肝だらけの写真を見ながら君が恋しいなんてブログ書いていましたね(笑)。

 

――最後に改めてPRとこの記事を読んで頂いている方へメッセージをお願いいたします

2月27日にデビューして全国を駆け回っている最中ですが、とにかく根性がある歌い手です。

また、新人とは思えない声の太さを持っていて、さらに押しが強い歌い手さんです。「みちのく望郷歌」は、そんな彼女のキャラクターを万遍なく発揮しており、名刺代わりになる最高のデビュー曲だと思います。ぜひ聞いて、歌って、自分なりにド根性というものを表現しながら曲を楽しんでいただければと思います。

 

作品情報

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門松みゆきさん「みちのく望郷歌」

平成最後のニューフェイスとして日本コロムビアが送り出す門松みゆきのデビューシングル。 2019年2月27日発売/¥1.204(税抜)/カップリング:「濡れてめぐり雨」(COCA-17551)

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