〝魅惑の裏声ボイス〟の異名をもつ新星・楠木康平が、『北へひとり旅』でデビュー! 「大谷翔平選手のように、僕も歌で東北を盛り上げたい」

2025.1.29

2025年の年明けと共に、演歌・歌謡界に期待の新星が誕生した。「魅惑の裏声ボイス」のキャッチフレーズをひっさげて、1月15日に『北へひとり旅』(C/W『おんなのワルツ』)でデビューした楠木康平だ。「子供の頃から夢見た舞台に、やっと立つことができた」と瞳を輝かせる23歳に、デビュー曲、『北へひとり旅』に賭ける想いやデビューに至るまでの道のりなどを聞いた。


――いよいよデビューですね。おめでとうございます。

ありがとうございます。子供のころからずっと歌手になることを夢見てきましたから、やっと楠木康平として歌手になれるんだなと思い本当に嬉しいです。

――楠木さんが歌手を夢見るようになったきっかけは何だったのですか。

まだ僕が小さい頃、母親が「NHKのど自慢」に出場したことがありまして、それを見て子供心にかっこいいと思ったんでしょうね。自分も真似してやってみたいと思ったのが最初です。3歳くらいだったと思います。

――お母さんが「のど自慢」に出場されるくらいですから、普段からよく音楽が流れているようなご家庭だったのしょうか。

そうですね、母は演歌や歌謡曲が好きで、よくカラオケでも歌っていました。あと、祖父が民謡教室をやっておりまして、僕の歌好きにはそういう影響もあったのかなと思います。

――その頃、楠木さんはどんな歌を歌っていたのですか。

よく歌っていたのは、氷川きよしさんの『きよしのズンドコ節』とか、あっ、でも一番ちっちゃい頃に歌ったのは、神野美伽さんの『男船』です。家にカセットテープがありまして、それを聴いて、これ歌ってみようと思ったのを覚えています。

――そこからもうずっと歌手になるという夢は変わらなかったということですか。

もう歌一筋でした。例えば七夕のお願いも、短冊に「歌手になりたい」っていうことをずっと書いていまし、学校でもいつも歌っているような子でした。この間も小学校から高校まで一緒だった友だちから、「夢、叶えたんだね、おめでとう」っていうメッセージをもらって嬉しかったです。

――歌好きだったということですが、演歌からJ-POPやアニソンなどに関心が移ることはなかったのですか。

友だちに合わせなきゃいけないなと思って(笑)、カラオケに行ったときなんかは、森山直太朗さんや星野源さんの歌はよく歌っていました。もちろんJ-POPも好きだったんですが、どこかに演歌や歌謡曲が歌いたいという気持ちはあったように思います。

――そんな康平少年は、高校を卒業すると上京、『北へひとり旅』を作曲された、あらい玉英先生に師事されます。あらい先生とはどのように出会ったのですか。

僕が出場した歌の大会で審査員をされていた作詞・作曲家のたきのえいじ先生が、あらい先生を紹介してくださいました。卒業の頃はちょうどコロナ禍で、予定より2か月ほど遅れて上京しひとり暮らしを始め、あらい先生の下で5年間修業しました。

――子供の頃から歌っていてご自分の歌には自信があったと思いますが、プロの先生のレッスンを受けてみて、何か発見はありましたか。

最初の頃よく言われたのは、僕の歌は張ってばかりでうるさすぎるということでした。最初から最後まで100%で歌ってしまっていたんです。先生のレッスンを受けて、ただ歌っているだけじゃダメで、聴く人の心に響く歌にしなくてはならないと気づきました。やっぱりプロは甘くありませんでした。

――修業生活5年を経て2023年に「日本クラウン新人オーディション」に出場。応募総数2232人の中から準グランプリを獲得されたということですが、受けてみて手ごたえはありましたか。

決勝の23人に残れて、ここからがデビューできるかどうかの分かれ道だと思うと、かなり緊張しましたが、とにかくいただけるものなら賞をとってデビューしたいという気持ちで頑張れたと思います。

――そして今回、『北へひとり旅』で見事デビュー。夢を叶えたというわけですね。

やっぱり歌手になることは子供の頃からの憧れ、夢でもありましたから、ついに夢の舞台に立てると思って、ほんとうに嬉しかったです。

『北へひとり旅』は、2か所の裏声部分に注目

――デビューにあたっては、候補曲が何曲かあったそうですね。

何曲か候補があった中で、僕の持ち味である「裏声ボイス」を活かせること、なおかつ歌詞に僕の故郷の郡山が入っていて、東北を舞台にした歌であることなどが決め手になって、『北へひとり旅』がデビュー曲に決まりました。

――『北へひとり旅』は、別れた男の人を思いながら旅をする女性の、いわゆる〝センチメンタルジャーニー〟を歌った曲ですが、女心を表現するのは難しくありませんでしたか。

男性とか女性とかいう前に、僕自身、どろどろした恋愛や別れの経験もありませんので、そういう状況になったつもりで演じて歌うことに徹しました。失恋をすれば辛いのは男性も女性も同じですし、どちらの気持ちにも置き換えることはできると思って。そういう意味では迷いなく歌えたと思います。それに、女歌のほうが男性、女性どちらにも愛されるからいいなと思いました。この曲も、カラオケなどで男女問わず歌っていただけると思います。

――そんな女歌を歌う上で一番、大事にしているポイントといえばどこですか。

全体的に歌いすぎないことですね。出しても8割程度に抑えて、語るように優しく歌うこと。「♪逢える逢えない ひとり旅」の部分も、一番の聴かせどころですが、声を張り過ぎないように、ちょっと抑え気味に歌って哀愁を感じさせるように心がけています。あと、1番で言えば、「♪郡山」と「♪ひとり旅」のところ2か所で僕の持ち味の裏声を効かせていますので、そこも注目して聴いてみてください。

――歌詞にご出身の郡山を始め、東北各地の地名が出てきます。震災の影響で、未だに大変な思いをされてるい方も多い東北の皆さんに喜んでもらえそうですね。

僕自身、災害からの復興という意味も込めて、この歌で東北を盛り上げていきたいと思っています。野球では岩手県ご出身の大谷翔平選手が大活躍されていますが、僕も大谷さんを見習って、歌で皆さんを元気づけられるように頑張っていきたいと思います。

――カップリングの『おんなのワルツ』は、古き良き昭和の香りがする3拍子の曲ですが、こちらは歌ってみてどうでしたか。

この曲も歌ってみると、なかなか難しくて、例えば「♪淋しいよ 淋しいよ」のところは、最初の「淋しいよ」と2回目の「淋しいよ」では強弱をつけて歌い分ける、「♪も一度逢いたい」のところも、きちんと聴かせながらも(声を)張り過ぎないなど、メリハリをつけて、悲しい女性の心情を表現できるように意識しました。この曲は前からストックしていた曲でしたので、じっくり練習できてよかったと思っています。

――ミュージックビデオも拝見しましたが、「ためになる福島弁講座」が入っているなど、ユニークな内容でした。

構成はディレクターさんが考えてくださいました。僕も福島弁講座が入るとは思っていませんでしたし、バックに郡山の風景が写っていたり、2番と3番の間奏のところでは、僕の2~3歳の頃の写真が出てきたりと、完成したMVを見て、「うわ、懐かしい!」って思いましたし、この写真の頃からずっと歌ってきて、やっと夢を叶えたんだと思って、ちょっと感動しました。いいミュージックビデオになったと思いますので、ぜひ皆さんにも見ていただきたいです。

美容と健康を保つ秘訣はソルトサウナ

――素顔の楠木康平についても聞かせてくだい。趣味はマラソン、ウォーキング、ボウリングとスポーツ系が並んでいますが、昔からスポーツ好きな少年だったんですか。

それが、ぜんぜんなんです。高校時代の部活動もパソコン部だったりして、スポーツはまったくやったことがありませんでした。

――なのに、マラソンが趣味とは?

何でしょう、走ってみたら気持ちよかったんです。スカッとして。10キロならいけると思いますから、今度どこかの大会に出られたらと思っています。同じようにウォーキングも好きで、バイト先の新宿から住んでいた練馬まで歩いたこともあります。ちょっと迷ったので3時間半かかりましたが、歩くと電車とは違った景色が見ることができて楽しいんですよ。

――温泉もお好きだと伺いましたが、これまで行った中でどこのお湯がよかったですか。

やっぱり地元・福島の東山温泉と飯坂温泉ですね、もう最高です。実家にいた頃は年末にはよく家族で温泉旅行に行きました。これからは、全国の温泉地を巡りながら宴会場でショーをやってみたいです。

――特技欄にはパソコンとありますが、パソコンでどんなことをしているのですか。

イベントのパンフレットは自分で作りますし、動画編集なども好きで、自分が歌っている動画に歌詞を入れるなど、YouTubeの編集もよくやります。高校が商業科でしたので、授業で習ったことが役立っていると思います。検定試験も受けて、表計算1級、文書デザイン2級を持っているんですよ。

――SNSの活用もお手の物ですね。今後SNSを活用してやってみたいことはありますか。

今はYouTubeの他に、XとInstagramもやっていますが、例えばファンの方とオンラインイベントを開くとか、YouTubeで生配信のライブをやるとか、ぜひ実現したいです。

――他に今のマイブームといったら何かありますか。

マイブーム……、そうだ毎日豆腐を食べていて、冷蔵庫には常にストックが8,9個くらい入っています。大好物ですし、健康にもいいですから。あとは健康ランドやサウナに行くこと。今はソルトサウナにはまっています。普通のサウナと違って体に塩を塗ることで発汗作用が促されるんです。それによって肌がつるつるになり、健康と美容に一石二鳥です。

――もし今日1日、休みだったら何をしますか。

お休みが一日だったらお買い物か健康ランドに行きます。最近ドン・キホーテが家の近くにできて、いろんな商品があって楽しいので、週3で行っています。

――その休みが1か月だったら。

そうですね、とにかく電車に乗ってしまいます。例えば1日乗車券とかを買って、在来線でどこか行くとか。〝乗り鉄〟というわけではありませんが、電車は好きで、秩父あたりへブラっと行ったりします。

――尊敬する人は誰ですか。

歌手では、美空ひばりさんと細川たかしさんです。長年、ファンの皆さんから愛されていて、大ヒット曲もたくさんありますし。自分もそういう皆さんに愛される息の長い歌い手になりたいと思っています。

――座右の銘はありますか。

プロフィールに書いたように「何事もやり抜く」です。これにはエピソードがありまして、20歳の頃、なかなかデビューが決まらなくて気持ちが落ちてしまったことがあるんです。そのとき、あらい先生から「男だったら一度決めたことは最後までやりとおしなさい」と怒られまして、それ以来、肝に銘じています。あのとき、あの言葉をかけていただけなければ今頃、地元に帰って就職していたのかな、なんて思うと先生には本当に感謝しかありません。

――さて、いよいよデビューですが、今後の目標を教えてください。

新人時代は一生に一度ですから、今年一年はやっぱり新人賞を目指して頑張りたいです。そしてその先は、『紅白歌合戦』への出場と地元・郡山にある市民文化センターでコンサートを開くことも大きな目標です。この気持ちを忘れず、皆さんから長く愛される歌手を目指していきます。

――最後にデビューを待っているファンに改めて『北へひとり旅』のPRをお願いします。

僕のデビュー曲『北へひとり旅』がいよいよ発売になります。キャッチフレーズでもある〝魅惑の裏声ボイス〟にも注目して、一人でも多くの方に聴いて、そして歌っていただけると嬉しいです。頑張ってまいりますので、応援のほど、ぜひよろしくお願いいたします。

楠木康平『北へひとり旅』ミュージックビデオ

楠木康平『北へひとり旅』

発売中

品番:CRCN-8723
価格:¥1,500(税込)

【収録曲】

1.北へひとり旅(作詞:日野浦かなで/作曲:あらい玉英/編曲:夏目哲郎)
2.おんなのワルツ(作詞:井上登美子/作曲:あらい玉英/編曲:夏目哲郎)
3.北へひとり旅(オリジナル・カラオケ)
4.おんなのワルツ(オリジナル・カラオケ)

各音楽配信サイトのリンクはこちら:
https://lnk.to/kitaehitoritabi

楠木康平 プロフィール

生年月日 :
2001年8月3日

出身 :
福島県郡山市

血液型:
O型

身長:
178cm

趣味:
マラソン、ウォーキング、温泉めぐり、ボウリング

特技:
パソコン、
デュエットで男性パート・女性パートそれぞれの声で歌い分けることができる

性格:
素直、優しい、一度言われたことは守る、明るくポジティブ

好きな言葉:
何事もやり抜くこと

好きな色:
ピンク

好きな食べ物:

好きな女性のタイプ:
明るく気遣いのできる人

やってみたいこと:
日本中の温泉地に行くこと

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