氷川きよしが新アルバム発売イベントを開催 着流し姿で会場をロック 歌謡曲やシャンソンなどジャンルレスに”自分らしさ”を表現

2019.6.3

今年、デビュー20周年を迎え、新曲「大丈夫/最上の船頭」もオリコンシングルチャート初登場3位をマーク、以降もロングヒット中の氷川きよしがニューアルバム「新・演歌名曲コレクション9 -大丈夫/最上の船頭−」(2019年6月4日(火)発売)をリリースすることを記念して3日にサンシャインシティ・アルパ噴水広場(東京・池袋)にて発売イベントを開催した。

 

3月に「大丈夫/最上の船頭」の発売イベントを行って以来の同会場には約2000人がつめかけ、最近では「限界突破×サバイバー」の歌唱姿がTwitter世界トレンドランキング4位になるほどの話題になったことも影響してか、海外のファンや若い女性の姿も目立った。

 

そんな中、アルバムジャケットと同じ着流しで登場した氷川。衣装について、「ルールを決めるとそれに縛られて、自分を表現できなくなってしまうのでモダンで派手めにした。色もアルバムが6月に発売なので、雨の時期ということでアジサイを意識して紫にした」とこだわりを見せる。

そして、まずはこの曲、と、「きよしのズンドコ節」を披露。

デビュー曲ということで当時を振り返ると「20代はとにかくがむしゃらで、”きよし君”というキャラに応えようと、必死だった。今は41歳になり、これからは自分らしく、自分の心にしっくり歌も歌っていきたいと思いますし、これまでに皆様に可愛がって頂いた歌も大切に歌っていけたらいいなと思う」と今後の意気込みも語った。

続いて、新曲「大丈夫」、同アルバム新録曲「大阪とんぼ」、同じくアルバム収録の朝丘雪路の楽曲をカバーした「雨がやんだら」、新曲「最上の船頭」、話題沸騰中の「限界突破×サバイバー」、そして最後にもう一度「大丈夫」と、計7曲熱唱。

「限界突破×サバイバー」では着流しのまま、激しく頭を振り、手を突き上げながら観客を煽り、会場は揺れるほどの声援が鳴り響いた。

アルバムについて「タイトルや歌詞のストーリー性を考えて曲順を考えた。みなさんそれぞれが主人公の気持ちになって聴いていただけたら13曲あっという間だと思う。ジャンルも様々で演歌もあるし歌謡曲、シャンソンもあるので楽しんでいただけると思う。これからはカテゴライズすることは避けたい。もちろん、演歌がベースにあることはずっと変わらないし、これからも演歌は死ぬまで歌い続けるけれども、色々な曲を歌って自分を表現するのが氷川きよし流かなと思う」と語り会場は大歓声に包まれた。

そんなニューアルバムは、Aタイプ(初回限定盤)、Bタイプ(通常盤)の2形態で発売。ともに新曲「大丈夫/最上の船頭」を含む、新オリジナル曲5曲、名曲カバー6曲の全13曲収録。豪華歌詩ブックレット、ステッカー(ABタイプ絵柄違い)がともに付属し、Aタイプには、初回完全限定スペシャル盤として「大阪とんぼ」「雨とルージュ」のミュージック・ビデオDVDが付属する。

 

また、7月には日本武道館で2日3公演が控えていることについて、「5周年の時にはじめて日本武道館の舞台に立った際、プレッシャーと緊張で顔が引きつったのを今でも覚えている。20年目になってやっとあの舞台で楽しめるようになったと思う」と意気込みを語り、8月に控えている大阪城ホールの公演についても「自分の年齢と同じ42曲歌おうかと思っていたが、それじゃあ収まりきらないくらい歌いたい歌がある。是非公演のタイトル含め楽しみにしていただきたい」とファンの期待を高ぶらせた。

イベント終了後の囲み取材では、やはり「限界突破×サバイバー」がネットを通して話題になっていることについて聞かれると「気にとめてくれてくれてうれしい。小さい頃に好きで歌っていた歌謡曲やポップス、ロックを歌って、皆さんに氷川きよしが歌う違うジャンルも知ってもらえたというのは励みになりましたし、今後も型にはめず、自分らしくのびのびと自分を表現できるアーティストになれたらいいなと思う」と白い歯を見せた。

 

今後も”自分らしさ”を表現し続ける氷川きよしに期待したい。

公演情報

「デビュー20周年記念コンサート」

日本武道館

7月11日(木)[夜の部]17:00開演

7月12日(金)[昼の部]13:00開演 [夜の部]19:00開演

【料金】全席指定席 ¥9,000(税込)

大阪城ホール

9月6日(金)[昼の部]11:30開演 [夜の部]16:30開演

【料金】全席指定席 ¥9,000(税込)

 

【問い合わせ】エイ・アンド・エイ TEL:03-5772-2057(平日12:00~17:00)

関連キーワード