氷川きよし 革ジャン姿で演歌、バラード、ロック披露 「20年かけて氷川きよしを作った。これからはなりたい自分になれる」

2019.11.18

先日、NHK紅白歌合戦に20年連続出場することが決まり、第61回日本レコード大賞では2作品がノミネートされるなどデビュー20周年にふさわしい活躍をみせ続けている歌手の氷川きよしが新曲「大丈夫/最上の船頭」新タイプ(G・H・Iタイプ)の発売記念イベントを池袋サンシャインアルパ噴水広場にて開催し、2000人のファンや買い物客が駆け付けた。

 

西寄ひがしの前説で会場があたたまったところに氷川が登場すると会場は割れんばかりの声援。

この日、氷川の衣装は革のジャケットに革のパンツ、革のブーツと、全身黒革で統一したロックな装いだ。そんな出で立ちでもやはりルーツは演歌と言わんばかりに『きよしのズンドコ節』でイベントはスタート。

 

やはり最初の話題は紅白20年連続出場とレコ大2作品ノミネート(『大丈夫』優秀作品賞、『限界突破×サバイバー』作曲賞(岩崎貴文))について。

紅白出場についてはちょうど福岡のコンサートで歌唱が終わったタイミングで西寄から知らされたとのことで、最初聞いた時は感動して泣きそうになったそう。イベント後の囲み取材では、デビューから20回連続出場ということでデビュー時を振り返ると、「本当に記憶が曖昧なくらいがむしゃらに歌っていた。志村けん師匠と北野武監督が駆け付けてくださって盛り上げて頂いたおかげで多くの方にみていただけた。チャンスを皆さんに頂いたのでそのチャンスを絶対に掴もうと20年間頑張ってきた」。

また、レコ大のノミネートについても『限界突破×サバイバー』の作詞を担当した森雪之丞氏からこの日ちょうどお祝いの連絡がきたそうで「『氷川くんの力だよ』とおっしゃって頂いたが自分はこの曲のおかげで型から抜けることができた」と話し、『大丈夫』について自分自身に対しても歌っていた曲と話す通り、この2曲との出会いは氷川にとっても大きな出会いだったに違いない。

イベントはその後、『最上の船頭』歌唱ののち、新カップリング曲『天地人』(Gタイプ)、『恋初めし』(Hタイプ)、『確信』(Iタイプ)、『hug』(G・H・Iタイプ)を披露。

 

特に『確信』は17日にミュージックビデオを公開しておりすでに6万回以上再生されているだけあってイントロが聞こえた瞬間会場が一気に沸いた。

このミュージックビデオの制作は氷川自身が担当しており、画角まですべて自分で決めたそう。

さらに、なんとこのミュージックビデオの撮影にかかった時間はたったの20分だったとか。コンサートの合間に撮影したのだが、4Kのボタンを押し忘れてしまって少し画質が荒くなってしまったというウラ話もイベント後に飛び出した。

そのほか、『天地人』は親からもらった言葉について歌った演歌で、『恋初めし』は愛することの苦しさやせつなさを歌ったバラード、『hug』は世界平和など広い意味での愛をうたったバラードでTM NETWORKの木根尚登氏から提供されて5年ほど温めてきたのだという。

 

最後は、『大丈夫』と『限界突破×サバイバー』を歌唱しイベントは終了。

 

この日はそのほかインスタグラムを開設したことや雑誌『GQ JAPAN』2020年1・2月合併号(11月25日発売)に4ページにわたって掲載されることも発表された。

”自分らしさを表現したい”と語ってきたことが目に見える形になってきたのだ。

『VOGUE』とともに憧れていたという『GQ JAPAN』ではファッションで自分らしさを表現する(独占インタビューも併録)。

インスタグラムは海外の方にも発信したいという思いからアカウントを開設し、今後は素の氷川きよしをみせるべく私服やおしゃれなもの、かわいいものなどを発信していきたいと話す。

氷川きよしインスタグラムアカウント→https://www.instagram.com/hikawa_kiyoshi_official/

 

20年歌ってきて周りにあわせたり、型にはまらないでいいということを”確信”したと話す氷川。

20年かけて氷川きよしという作品を作って、ようやく歌手になれた。これからはなりたい自分になれる

次はどんなニュースがあるのだろうか。これからもやはり目が離せない。

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