島津悦子、若山かずさ、北野まち子が「農業女子応援隊」を結成 小倉新二と小沢あきこをゲストに招き、芝居とショーで農業女子を応援!
「農業女子応援隊」メンバーの島津悦子、若山かずさ、北野まち子の女性演歌歌手3人が2021年10月14日、東京・江東区の江東区文化センター 大ホールで芝居&歌謡ショー「艶歌華舞台~農業と演歌は日本の宝~」を開催、昼夕2回公演を行った。
最近、農業に目覚めたという島津が「歌の力で日本の農畜産業を後押ししたい」と願い、若山かずさ、北野まち子ら歌手仲間と「農業女子応援隊」を結成。今回「農業女子」をテーマに、音楽芝居と歌謡ショーでその活躍や応援隊活動を広めていくために同公演を開催した。同公演は当初、昨年4月7日に予定されていたが、新型コロナウイルス感染防止のため同年10月14日に延期。それが今年4月14日に再度延期となったのち、再々延期を経て実現に至った。
約3年前に同応援隊を結成した島津、若山、北野の3人だが、今回は特別出演の小倉新二、小沢あきこの5人が顔をそろえる中、開演前に島津は「今回、演歌歌手だけの一座を立ち上げまして、真っ先に賛同してくださったのが若山かずささんと北野まち子ちゃんです。いま米の消費量が減り、ピーク時から半分以下になり、農業従事者がどんどん高齢化を迎えて、それでも若い人たちが少しずつ入ってきています。スマート農業という言葉を聞いたときに、私たちは元々、農家の出身ですし、みんな30年以上この芸能界でお世話になっているので、世の中に少しでもご恩返しもしようかということで『農業女子応援隊』として『農業と演歌は日本の宝』というお芝居を作ることになりました。非常に難しい題材なので、ポイントはしっかりと押さえて、あとは笑っていただきながら皆さんの心の癒やしになれば…」と大張り切り。
若山は「融通の利かない田舎の農家のおばちゃん役です。本当にぴったりの役をいただき、いままでの若山かずさのイメージが今日で崩れます(笑)」。北野は「島津さん扮する米子と(小倉が演じる)五助の娘役で、設定は23から25歳くらいです。農家が嫌で家を出ていった娘の役ですが、新しいスマート農業を取り入れて、最近は米粉のケーキやパンがブームになっているので、そういった新しいものを取り入れて頑張っていこうという娘の役をやっております」と語った。
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小倉は「高校は種子島の高校で、農業科の出身です。今日は初めての一人3役をいただき、女装まで扮して頑張っております」。小沢は「5人の中で比較的まともな、真面目な役でして(笑)、東京から来た農業アドバイザーの役です。農業にもっと関心を持っていただけるよう務めさせていただきます」と、自身への役への意気込みを語った。
第1部の芝居は「米も人生も美味しく!」と題して、日本の農業の現状と未来にスポットを当てながら5人で息もぴったりの演技ぶりを見せ、笑いを随所に交えながら客席を楽しませた。
第2部の歌謡ショーでは、島津、若山、北野の3人で『小さい秋見つけた』『赤とんぼ』『見上げてごらん夜の星を』、オリジナルコーナーで順番に小沢が『鳳仙花』、小倉が『焼酎ルンバ』、北野が『ほほえみ坂』、若山が『長月の宿』、島津が『夢一筋』などを熱唱し、フィナーレは5人全員で『人生いろいろ』など全21曲を熱唱した。
鹿児島の農家出身の島津は「長い年月、農業から離れていましたが、やっぱり農業は大事。国産を食べて元気になりましょうという気持ちにますます燃えております。ぜひ若い方々にもどんどん農業に接していただいて、農業従事者の方が増えたらいいなと思います」と話していた。
(提供:サンニュース)