演歌最強ファミリー“木村家”次男・木村徹二の3rdシングル『雪唄』が大好評! 「演歌とポップスの境界線を“攻めた”新曲が好感触」

2025.3.27

シングル『雪唄』が注目を集める木村徹二。父は鳥羽一郎、叔父は山川豊、兄は作詞家作曲家・ソングライターとして活躍する木村竜蔵という音楽一家で育った木村徹二に、新曲にかける想いやファミリー総出で盛り上がった「木村家ファミリーコンサート」の裏話、はちゃけぶりが話題のXなどについて聞いた。また取材日がバレンタインデー当日だったため、『チョコレート菓子総選挙木村徹二的ランキングも発表する。


――現在注目度急上昇中の2月5日に発売になった新曲、『雪唄』にかける意気込みを聞かせてください。

僕の3rdシングル『雪唄』は、これまでのシングルと同様に、兄の木村竜蔵が作詞・作曲を手がけた曲です。これまでにリリースした『二代目』『みだれ咲き』の2曲で、僕が演歌を歌うことはある程度お見せできたと思うのですが、僕がこれまでやってきた音楽を振り返った時に、兄貴と2016年からやっている音楽ユニット「竜徹日記」が得意とする“歌謡曲チックなポップス”にチャレンジしてみようという話になりました。兄貴は僕の意図を汲んで素晴らしい楽曲を作り出してくれたので、僕はそれに全力で応えるために日々奮闘しています。

――竜蔵さんから新曲『雪唄』を渡されて初めて聴いた時に感じた印象を教えてください。

「攻めたな」というのが第一印象ですね。僕は周りから「とりあえず次ももう1曲演歌の王道を」という声をいただくのですが、それは兄貴も同じだと思います。そうした声を重々踏まえた上で、演歌とポップスの境界線ギリギリを攻めた曲を仕上げてくれたのが伝わってきました。兄貴はいつも3曲用意してくれて、その中から表題曲を選んできたのですが、今回の3曲では迷うことなく一番“攻め”ていた『雪唄』を表題曲に選びました。

――「ギリギリを攻めた」という印象を抱いたという『雪唄』ですが、実際に歌ってみて感じた魅力を教えてください。

『雪唄』は声を張らずに歌う歌なんです。全体に低めのキーで、高い音でも僕の出せる一番のキーよりだいぶ低いところがピークになるので、そこでピーク感を出すのが最初は難しかったですね。低めのキーで音域の幅が狭めなので、淡々と歌ってしまいがちになるんです。かといって力をこめすぎると、ちょっと暑苦しい感じになってしまう。雪が降っている場面を思い浮かべていただくとわかりやすいと思うのですが、『雪唄』では切々と歌い上げることが求められるんです。声の幅が狭い中で、淡々とならずに表現する難しさというのはすごく感じていますね。

――そんな新曲『雪唄』ですが、ファンの反応は?

いつも応援してくださるファンの方々には、ちょっと雰囲気の違う新曲も楽しんでいただけているようです。この先の僕の目標としては、僕を初めて知る人やまだ僕の曲を聴いたことがないという人に曲を届けていいリアクションをいただくことだと思っています。幸い『雪唄』がきっかけでキャンペーンに足を運んでくれたという方も少なからずおられるので、少しでも多くの層のお客様に曲を届けるという点では上々なリアクションや手応えを感じています。

『雪唄』は、長年演歌を聴いてきた人の中には「演歌じゃない」と感じる人がいるかもしれません。逆に10~20代の若い層が聴くと「演歌だ」となる。そうした演歌を聴く層を増やすための“攻め”は、“演歌の世界の人”に育てられた身として、先陣を切ってやっていかなければと思っています。

――『雪唄』は初の2タイプ同時リリースとなりましたが、それぞれのカップリング曲『湯の街』『忘らりょか』の聴きどころは?

『雪唄』に比べると、逆に2曲ともキーがすごく高いんですよ。自分の持ってる声の幅の一番低いところと高いところをうまく使って曲を作ってくれているのは、カップリングの方かもしれません。どちらも歌いやすいですし、歌っていて非常に心地のいい曲ですね。

『湯の街』は温泉地をテーマにした楽曲です。温泉地は演歌では定番のロケーションですが、歌詞を読んだら妻への愛を歌った意外とほっこりした内容に仕上がっていて、時代にあっているなと感じました。温泉地の演歌というと「不倫」とかいったテーマが多い気がするんですよ。僕の場合は父の鳥羽一郎が『わすれ宿』などそういう曲をよく歌っていたのでイメージが強いのかもしれませんが、そういった内容ではなかったので、ちょっと驚いたのを覚えています。どちらかというと温泉にご夫婦で出かけて「これからもよろしく」というのは、ドロドロの不倫旅行よりイメージしやすいと思うんですよ。これもひとつの演歌の新しい形かなと感じましたね。

もうひとつのカップリングの『忘らりょか』は、僕たち兄弟の実体験をモデルとした曲なんです。僕もよく遊んでいた兄貴の仲の良い同級生で、20代でなくなった方がいるんです。僕もよく知っている人への想いを歌にしているので、気持ちをのせやすい部分はありますね。

――新曲『雪唄』のキャンペーンで忙しい木村さんですが、2月7日には父の鳥羽一郎さんや叔父の山川豊さん、そして兄の木村竜蔵さんたちと「木村家ファミリーコンサート」を開催されました。ファミリーがそろって立った舞台の感想を聞かせてください。

めちゃくちゃ楽しかったですね。親父も叔父さんも兄貴も、出演者も家族も全員が楽しかったと思います。普段テレビ番組で父と共演する場合は、親子関係よりそれぞれがソロの歌手であるという関係が先にくるのですが、「ファミリーコンサート」に関しては“家族”が先にくるので、木村家のリビングの空気をそのままステージに持ち込んだことをお客様がすごく喜んでくれて、非常にいいコンサートになりました。終演後に兄貴と、「もっとやったらいいのにね」という話で盛り上がりました。

――次にまた「ファミリーコンサート」を開催するとしたら、やってみたいことはありますか?

やっぱり三重で開催したいですね。三重県は親父や山川さんの出身地ですし、僕らも小さい頃から頻繁に行っていました。以前、兄貴はいなかったですが、親父と山川さんの3人で三重県でコンサートをした時は、客席からの「お帰り」という熱量の高さに圧倒されました。僕は三重で生まれ育ったわけではないのですが、どこかでホームグラウンドだと思っているので、次は兄貴も入れて、あのパワーをまた感じに行きたいですね。

 

――木村さんのXでは、「木村家ファミリーコンサート」について、「荒くれ者達による歌えや笑えの大合戦」と投稿していました。木村さんのXは、投稿がいつもはっちゃけていると注目を集めていますね。

すいません、ホントに(笑)。Xに投稿する時は、いつもバカでいたいなって思っているんです。僕はもともと、根が非常に普通の人なんですよ。自分で言うのもなんですが型にはまった人間なので、私生活で枠を外れて人がやらなくていいことをやったりとかって、あんまりしないんですよ。お酒を飲んで暴れたりもしませんし、ギャンブルで借金したりもしません。すごく普通なので、そのままでいると何もおもしろくないんですよ。だからせめてSNSでは、アホでふざけたヤツでいようと思っているんです。

それにSNSは、元気をもらいに来る人が多いように思うんです。だからネガティブなことは発信しないし、常に元気でいるところを見せるようにしています。現実世界の僕が疲労困憊でヘロヘロでも、仮想空間上では元気な姿を見せることができるので。

あと、人を傷つけることはしない。これはもう絶対ですね。簡単につぶやいているように見えるかもしれませんが、2〜3時間考えてから投稿していることも多いんですよ。

――ファンのXへの反応はいかがですか?

ファンはもちろんですが、共演者や関係者からも「Xがヤバイよね」というお話はよくいただききます。でもたくさんの方に見られていると思うと、僕の良くないところで「ちゃんとしなきゃ!」と思ってしますので、アホでいつづけることを最優先に考えています。偉い人が見ていようが、好きな人が見ていようが、はっちゃけることはやめないつもりです。

――ちなみに本日(取材日は2月14日)はバレンタインデーですが、チョコレートはお好きですか?

むちゃくちゃ好きですね。チョコレートはポリフェノールが含まれていたりして、お菓子だけど言い訳しやすいのもポイントが高いと思っています。

もともとチョコレートは大好きなのですが、最近は特にベルギーのチョコレートにハマっているんです。以前にご近所さんからベルギー旅行のおみやげでもらったチョコレートがしびれるぐらいに美味しくて、それ以来どこの国のチョコレートかよく見るようになりました。コンビニで「ベルギーチョコレート」と書いてあると、とりあえず買ってみています。いつかはベルギーにチョコレートを食べに行きたいですね。

――木村さんのバレンタインデーの思い出を教えてください。

小学生の頃に、手作りのチョコレートをもらったことがあるんです。彼女は僕の自宅まで来てくれたようなのですが、僕は留守にしていたんです。手渡しするのが恥ずかしいと思ったのか、その子はチョコレートを宅配ボックスに入れてくれたんです。でも、ウチは普段宅配ボックスをあまり確認しないんですよ。だから僕が手作りチョコレートをもらったのを知ったのは、3月13日でした。チョコレートは悪くなっていて食べられなかったのですが、「美味しかった」という手紙を添えて、翌日お返しを渡しました。それが僕の、女性を傷つけないためについた初めての嘘でした(笑)。

――そんな甘くてビターな思い出(?)をもつ木村さんですが、どんなチョコレートが好きかを調べたいと思い、スーパーやコンビニで売られている日本の人気チョコレート菓子を10種類用意しました。これにランキングをつけてもらえませんか?

王道を集めたようなラインナップですね! この中だと、1位は断然「きのこの山」ですね!大好きなんですよ。「きのこの山」はチョコレートの部分も美味しいのですが、軸のクラッカーの部分も美味しいんですよ。「きのこの山」の軸のクラッカーだけの商品も発売したくらいだから、皆さん軸も美味しいと思っているんでしょうね。

2位は、「カプリコ」かな。イチゴの香りとフワフワ食感のチョコレートが好きですね。

3位は「ポッキー<極細>」です。普通の「ポッキー」より細い方が好きですね。冷蔵庫で冷やして食べると最高ですね。

4位以下は、「コアラのマーチ」「LOOK」「パイの実」「麦チョコ」「チロルチョコレート」「ブラックサンダー」「たけのこの里」です。いずれも僅差で、どれも好きなんですけどね。

――ありがとうございます。最後に「うたびと」の読者にメッセージをお願いします。

デビュー3年目ということで、まだまだたくさんの人に木村徹二を知っていただかないといけません。とりあえずは、「ふざけたことをやっているヤツがいるな」とか「新しいことをやっているな」と思っていただけるだけでもうれしいと思っています。そのうえで、僕が歌を歌っていることも知ってもらえればと思っているので、まずは「木村徹二」という存在そのものを応援していただけるように頑張っていきます。今後も「木村徹二」から目を離さないように、よろしくお願いします!

木村徹二『雪唄』ミュージックビデオ

木村徹二『雪唄』

発売中

木村徹二『雪唄』AタイプCRCN8724

Aタイプ

品番:CRCN-8724
価格:¥1,500(税込)

【収録曲】

1.雪唄(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
2.湯の街(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
3.雪唄 (オリジナル・カラオケ)
4.湯の街 (オリジナル・カラオケ)

木村徹二『雪唄』BタイプCRCN8725

Bタイプ

品番:CRCN-8725
価格:¥1,500(税込)

【収録曲】

1.雪唄(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
2.忘らりょか(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
3.雪唄 (オリジナル・カラオケ)
4.忘らりょか (オリジナル・カラオケ)

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