新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~木村徹二『雪唄』※本人コメント動画

2025.4.15

木村徹二さんの新譜『雪唄』について、ご本人にお話を伺いました。

チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!

木村さんに新曲『雪唄』の制作秘話からミュージックビデオの撮影裏話、これからチャレンジしてみたいこと、オフの日の過ごし方など、たっぷりと語ってもらいました。

ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――新曲『雪唄』のPRをお願いします。

やり直しがきく世の中であってほしいという思いを込めて、人生の再起や再生をテーマにして書いていただいた曲です。やらかしてしまうとどうしても抑えつけられてしまう世の中というのが、僕は非常に息苦しく感じていて、そういう世界から、なるべくやり直しがきく人生を歩める世界であってほしいなという思いがあって、「白く染め直して生きることができるよ」というメッセージが込められています。それを雪に例えて『雪唄』という新曲になっています。

犯罪は別として、少なからず大人になると、大なり小なり罪みたいなものや、「やっちゃったな」という後悔があると思うので、それを無くすのはできないかもしれないですが、染め直していこうということですね。やり直すことはできるし、人生何かを始めるのに遅いということはないと思うので、いつになってもチャレンジができるような世の中であってほしいと思います。

――「やっちまった!」と思った出来事はありますか?

あまりやっちまったなということはないですが、1回ありましたね。父(鳥羽一郎)が携帯を変えて「機種変更がちょっと俺わかんないからやってくれ」と頼まれました。僕も正直そんなに詳しくなかったんですね。なんとなくパソコンに繋げばできるのかなと思ってやってみたら、携帯のデータが全部消えてしまって。坊主にして家を出ていく覚悟で謝ろうと思いましたね。携帯に写真やメールのやり取りのデータが入っていたのに、どこを探しても何にもなくて。木村家から追放されるという覚悟で1日を過ごしましたが、これも結果的に救ってくれたのが、うちの兄(木村竜蔵)でした。兄はそういうのに詳しくて、違う方法でデータを取り戻すことができました。次の日に、父に「完了したよ」と携帯を渡しましたが、「なんか写真消えてるんだけど。2枚ぐらい」と指摘されたので、「そういうこともあるみたい」というふうに言っておきました(笑)。「そうか」と言っていましたね。

――チャレンジしたいことは何ですか?

バンジージャンプをやってみたいです。スカイダイビングは非日常の最上級というか、普段体験しないことですよね。高いところから飛ぶのは、死と隣り合わせというか、そのドキドキ感を感じてみたいなというのがあります。バンジージャンプ巡りですかね。

――そんなこと言って大丈夫ですか?

企画として持ってこられたら多分やるタイプなので、大丈夫です(笑)。

――今回は演歌ではなく歌謡曲テイストの楽曲に挑戦しましたね。

兄はもともとポップスを作っていて、それが得意分野でもあります。今回はいかに演歌の枠組みを広げられるかということで、演歌でありつつも違うエッセンスみたいなものを取り込みました。歌はすごく低いキーですが、意外と高いキーで自分が限界だと思うキーを入れた曲の方が張りやすくて歌いやすいところがあります。僕がマックスで出せる音よりも3段階ぐらい低いところにピークを持ってきている曲なので、そのピーク感を出さなきゃいけないというのが非常に難しいですね。もうちょっと高い音が出るという人が歌うには見せ方が難しいかもしれないです。

――今回は初のAタイプ・Bタイプの同時発売となりましたね。

いつもそうですが、うちの兄がまず曲を3曲作ります。どれがA面、B面、カップリングになるか、表題曲になるかというのが全く決まっていない状態で、本人が良いと思った曲を3曲作るんですね。それから僕を含め事務所やレコード会社の方が3曲を聞き比べてどれにするか判断します。今回は2タイプ出てカップリングの曲違いなので、その3曲が全部良かったので全部使おうという話になったということですね。

――レコーディング時の裏話を教えてください。

レコーディング当日に、声の調子があまり良くなくて3日後に録り直しました。今までで初めてのことでした。その3日間でいろいろと考えて形を変えたので、レコーディングの時に兄が何かを言ってくることは前作も含めてありませんでした。自分で考えてこうした方がいいかな、と変えつつやりましたね。強いて言えば、発音のところは「こういう発音した方がいいよ」と言われましたが、一般的に作家の先生が言われたりするようなアドバイスはあまりないですね。

――父・鳥羽一郎から新曲『雪唄』に関する感想はありましたか?

息子の音楽活動に関して絶対に口出しをしないですね。僕のことを全く言わないわけではなく、今いろんなステージで紹介はしてくれますが、僕自身に改善点などは絶対に言わないです。そもそも僕は褒められずに育ったので、そこに喜びをあまり得ていないのかもしれないですね。

――ミュージックビデオについて教えてください。

今回は僕1人ではなく、ダンサーの女性の方に参加していただいて撮影しました。曲のメッセージに関してはどう捉えていただいても構わないので、特に僕もこういう気持ちを込めて登場したということもなく撮影したので、皆さんに判断していただければと思います。

ただ、ミュージックビデオに出ていただいている女性とのご縁みたいなものはありました。あの方はまだ15歳なんですよ。初めて見かけたのが新橋で開催された演歌のイベントで、その会場がダンススタジオを兼ねていて、所属するダンサーの子がイベントの合間に踊ってくれて。僕らがステージに出ていない時は、控室にいるのではなく客席の最前列に座っているというイベントだったんですね。ダンサーの子たちが踊っているのも見ていましたが、1人だけダンスがキレキッレの子がいました。もちろん皆さんうまいですが、「ダンスでここまで抜き出て目立つことができるんだ」と印象に残りました。

それから数カ月が経って、たまたまテレビでダンス番組を見ていたら、1人だけで登場してステージをフルに使って動き回って踊っている女の子がいました。とても見覚えがあったので、どの子だっけなと思って考えていたら、「新橋のイベントに出ていた子に似てるな」と気づきました。

ちょうどその時に兄から「今度のミュージックビデオにダンサーを入れようと思っていて、こんな感じのダンスがいいかな」という話を聞いた時に、まさにその子がやっている感じのダンスだったので、「いろんな大会に出場して優勝している子だから出てくれるかどうか分からないけど、一応聞いてみたら?」と、兄と会社の人に打診してもらったら快諾していただき、出演していただきました。すごいご縁ですよね。それだけ記憶に残るようなダンスをして、人の胸を打っているわけですから。ダンスのことは全然分からないですが、それをすごく感じたので出演していただきました。

――カラオケのポイントを教えてください。

最初に申し上げた通り、『二代目』や『みだれ咲き』とは違って、今回の『雪唄』はレンジの幅が狭いので、その幅が狭い中で歌うというのが難しくて。波がこないのでただ淡々と歌っているだけになってしまわないように気をつけなきゃいけないので、狭いなりに抑揚はつけた方がいいのかなと思いますね。

――YouTube企画「木村徹二が本気で歌ってみた」の反響はいかがですか?

「YouTube見たよ!」という声がすごく多いですね。「YouTubeを見てキャンペーンに来たよ」とか、「YouTubeを見てコンサートに来たよ」と言ってくださる方は多いので、多少なりとも名前を知っていただく機会の1つにはなっているのかなと思います。

――兄の木村竜蔵と組んでいるポップスデュオ「竜徹日記」の最近の活動を教えてください。

デビューした時から今も変わらず、月に1回ワンマンライブをやっています。それを維持しつつ、最近2人でお仕事をいただくこともあり、僕らだけの時もあれば、木村家全体でコンサートをやるという時に兄も来て竜徹日記として歌うこともあるので、そのような仕事を受けつつ、バランスよくやっていますね。

――今ハマっていることを教えてください。

いろんなところに行くので、各地でおいしいものを食べるというのは必ずやるようにしています。普通に生きていて、歌い手をやってなかったとしたら一番できないことって多分それだと思うんですよね。趣味は環境が整っていれば、東京なら東京でできたりすると思いますが、現地に行っておいしいものを食べるのは、お金と時間をかけないと多分できないと思います。それが仕事の合間でできているというのはラッキーだと思うので、なるべくその行った土地のおいしいものを頂いています。よく行かせていただく宮崎県だと、地鶏やお酒もそうですが、その土地でしか食べられないもの、飲めないものというのをなるべく体に入れて記憶に残しておくようにしています。

――オフの日の過ごし方を教えてください。

オフの日は何にもしないですね。「何もしないぞ」と決めて何もしないわけではなくて、買い物に行ったり、映画を見に行ったりとかやりたいことはいっぱいあるんですよ。でもそれを考えながら何もしないというのが結構大事ですね。「家であれやんなきゃいけないのに」「映画見に行きたかったのに」と後悔しながら、1歩も家を出ないというのが割と重要です。

「今日は何もしないぞ」という気持ちで家にこもるのとは訳が違いますね。後悔のようなものを抱えながら、結局外に出られずに夜になるというのが何とも言えない背徳感があります。新しい情報を脳に入れたくないので、初めて見る映画は絶対に見ないですね。何十回、何百回と見ているような映画を見もせずに流して、脳を使わないようにしています。

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

普段から私のキャンペーンやコンサートに遊びに来ていただいたり、SNSで応援いただいている方はお分かりかと思いますが、こんなふざけてばっかりですが、それを面白がって応援してくださっている方が多いので、引き続き真面目にならずにふざけていきたいと思います。応援よろしくお願いします。

放送情報

放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河

放送日時などの詳細は⇒
https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=24838

木村徹二『雪唄』ミュージックビデオ

木村徹二『雪唄』

発売中

木村徹二『雪唄』AタイプCRCN8724

Aタイプ

品番:CRCN-8724
価格:¥1,500(税込)

【収録曲】

1.雪唄(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
2.湯の街(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
3.雪唄 (オリジナル・カラオケ)
4.湯の街 (オリジナル・カラオケ)

木村徹二『雪唄』BタイプCRCN8725

Bタイプ

品番:CRCN-8725
価格:¥1,500(税込)

【収録曲】

1.雪唄(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
2.忘らりょか(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
3.雪唄 (オリジナル・カラオケ)
4.忘らりょか (オリジナル・カラオケ)

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