【デビュー曲レコーディング・独占密着レポート】北山たけしプロデュース、テイチクより7月16日デビューの演歌歌手、堀内春菜『阿蘇の鬼火』レコーディングに潜入!

堀内春奈
2025.7.7

演歌歌手・堀内春菜(ほりうち・はるな)が、2025年7月16日に北山たけしのプロデュースでテイチクレコードよりデビューする。
このたび、デビューシングルとなる『阿蘇の鬼火』、カップリング曲『納豆浪漫唄』のレコーディングにうたびとが潜入、デビューまでの道のりに密着してお届け!本稿では5月29日に行われたレコーディングの模様をお届けする。

堀内春菜、そしてデビュー曲『阿蘇の鬼火』とは?

堀内春奈

堀内春菜は熊本県熊本市出身。10歳の時に地元・テレビ熊本主催「TKUの日」のカラオケ大会で受賞したことを契機に、15歳でNHKのど自慢熊本大会でチャンピオンに輝き、20歳でCDをリリース。地元・熊本を拠点に、都内でも下北沢のライブハウスなどに出演しステージ経験を積み上げてきた。18年にわたる歌手活動を経た今年、同じ九州出身の北山たけしの事務所に所属し、7月に満を持してのメジャーデビューとなる。

『阿蘇の鬼火』は、地元・熊本の伝統行事を主題に、燃え上がる女性の想いを力強く歌い上げる演歌作品。作詞に北山たけし原田波人中西りえらの楽曲への参加で知られる北爪葵を迎え、作曲は鳥羽一郎の長男で、鳥羽をはじめ弟の木村徹二美川憲一原田波人らへ楽曲提供、木村徹二とのデュオ「竜徹日記」としての活動でも知られる木村竜蔵が手がける。

カップリングには、堀内が「世界でいちばん好きな食べ物を歌にした」と語り、シンガーソングライターの一二三四五六(ひふみ・しごろく)が作詞作曲を手がけた元気あふれる一曲『納豆浪漫唄』を収録する。

スタジオに作家陣が集結、レコーディングは初のオケ録り・仮歌録りからスタート!

北山たけし・堀内春奈・北爪葵

この日スタジオには朝から堀内をはじめ、プロデュースを務める北山たけし『阿蘇の鬼火』の作詞を担当した北爪葵、作曲の木村竜蔵、編曲の遠山敦テイチクレコードのプロデューサー磯田繁男らが集結。まず歌唱収録前に、木村と遠山、磯田を中心に生楽器によるオケの収録が行われ、堀内は北山、北爪とともに楽譜と歌詞を見ながら、入念に打ち合わせを進めた。

オケの収録が固まったタイミングで、堀内が同じスタジオ内で仮歌として歌唱を合わせることに。やや緊張の面持ちでブースに入った堀内だったが、最初の歌唱を終えるやいなや、周囲からは「素晴らしい」「よかった」と口々に好評の声が。堀内もスタジオの和やかな雰囲気に緊張がすこし解け、リラックスした表情を見せた。

堀内春奈

初のオケ録り、仮歌録りについて堀内は「これまでの経験と全然違いました。まず人の多さにもびっくりしましたし、みなさん今日ここまでどんな曲かを知らずに来られて、ここで楽譜を見て『せーの』でスタートするとお聞きして『プロの方がこんなにたくさん集まってくださって今日という1日ができたんだな』ということに感謝の気持ちが強く生まれましたし、私の中でもこの曲に対する思いが変わった部分もありましたし、嬉しかった」と語った。

木村竜蔵・北山たけし

オケの収録が終わると、スタジオを移動していよいよ歌唱の本収録に。
堀内がブースの中で歌唱すると、制作陣からは1発目から「いい感じ!」と好反応。歌唱を受けて制作陣が全体の流れ、場面ごとの声の出し方や細かい歌い回し、歌詞の発音、声量などについて、それぞれの見地から意見を出し合って検討し、きめ細やかに指導やアドバイスを行った。

堀内春奈

堀内は、時に難度の高いオーダーに対しても真剣な表情でその意図を汲み取り、歌唱を重ねて改善していく。その姿はデビュー前とは思えない雰囲気に満ちており、また指導やアドバイスを受けて忠実に歌唱のクオリティを上げていく柔軟性とレベルの高さには、制作陣から「凄い」との声が聞かれた。

収録の後半にはプロデューサーから「欲を出していいですか?」と、さらに高度なオーダーも。堀内はそれにも応えつづけ、最後には木村が「とんでもないですね、素晴らしい。ありがとうございます」とその完成度に舌を巻いた。歌唱の収録は約2時間にわたり無事終了した。

木村竜蔵・北爪葵・堀内春奈・北山たけし

木村竜蔵は堀内の歌声について「最初に声を聞かせていただいた時、すごくパワフルでガッツのある声」と評価。作曲にあたっては「ダイナミックかつインパクトのあるものに、というのを念頭に置きました」と話し、レコーディングでは「パワーがあると『押す』ばかりになりがちなのですが、引くところは引いてという、足し算引き算のバランスをすごく意識しました」とポイントを語った。最後に「鬼火のように天高く燃え上がってもらえれば」とエールを送っていた。

北爪葵は詞について「燃え上がる女性の想いを歌にしました。堀内さんの情熱をイメージし、かっこいい歌にしていただきましたので、たくさんの方に聴いていただきたいと思います」と話した。堀内の今後については「今回は若手のチームで作らせていただく素晴らしい機会だったので、皆様が作り上げてきた演歌の伝統を受け継いで、素晴らしい歌を届けていっていただけたら」と希望を語った。

北爪葵・堀内春奈・木村竜蔵

カップリング『納豆浪漫唄』の収録には北山たけしも飛び入り参加!

休憩を挟んで、続いてはカップリング曲『納豆浪漫唄』の歌唱収録に。

堀内春奈・一二三四五六

堀内自身「世界でいちばん好きな食べ物を歌にした」と語り、デビュー前からステージで歌い続けている同曲とあって、慣れた様子で歌唱を進める中、作詞作曲を手がけたシンガーソングライターの一二三四五六(ひふみ・しごろく)や北山、プロデューサーの磯田の助言をもとに着実にクオリティを上げていく。

なお、今回新たに周防泰臣が編曲を手がけ、歌声の合間には合いの手が入るなど元気いっぱいに仕上がった本曲。歌唱の収録を終えて最終の確認を行う中、急きょこの日の参加者で合いの手のパートを収録することに!

一二三四五六・堀内春奈・北山たけし

堀内本人はもちろん、一二三、そして北山も飛び入りで参加(うたびと編集部メンバーも!)、ひとつのマイクに向かってみんなで元気いっぱいに合いの手を入れると、場は笑顔に包まれ、和やかな中でレコーディングはお開きとなった。

一二三は堀内の魅力について、まず「よく食う、よく寝る、よく笑う」、また「人生3回目なんじゃないかというくらい、音楽に対する引き出しが広い。僕の知らない音楽の話もたくさん聞かせてくれるので、そういうところが彼女の深み、魅力につながっているんだろうなと思います」と語る。今後については「今までと変わらず、目の前にいる一人ひとりのお客さんを笑顔にするように頑張っていただけたら自ずと結果はついてくる」と期待を述べた。

「皆様に愛していただけるような、息の長い歌い手に」

堀内春奈

この日のレコーディングを終えて、堀内は「全力を出し切りました。それがどうかというのは皆様にお任せしているところなんですが、私の中では今のベストを尽くせたかなと思っています。言われたこと、教えていただいたことを忠実に歌として再現できたらいいなという思いで歌わせていただきました。そこに今・現時点の自分の歌詞を読んでの思いが乗せられたらいいなと思って一生懸命歌いました」と語る。

デビュー曲の『阿蘇の鬼火』については「メジャーデビューの曲として、まず自分の故郷である熊本を舞台にした曲を表題曲として歌わせていただけるのは、本当にありがたいと思っています。小さい頃から慣れ親しんだ風景がぱっと浮かぶので、そういう風景とともに皆さまにお伝えできたらいいなと思います。この曲の世界観を崩さずに、かつ『堀内春菜の歌』としてお届けしたい」と力強く話す。

カップリングの曲『納豆浪漫唄』については「メジャーデビュー前から歌わせていただいていて、堀内春菜を見たことがある方は、聞いたことのある、一緒に(この曲の踊りを)踊っていただけるような楽しい曲です。この『納豆ダンサーズ』をさらに、さらに増やしていけるよう、いろんな所で歌えたらいいなと思っています」と笑顔を見せた。

堀内春奈

プロデューサーの北山たけしについては「初めてお会いしたのが九州の福岡で、たけしさんが歌われる時の前座をさせていただいたのが最初でした。私はおとなり熊本の出身で、九州の人は『九州』というだけで親近感が湧くもので、最初からすごくフレンドリーにあたたかくお話をしてくださいました。最初からすごくお話しやすくて『こんな方が芸能界にいらっしゃるんだ』というのが第一印象でした。そこから、九州ではもちろん、こちらにきてからも『元気?』とご連絡をいただいたりして、有難い存在だなと思います」とエピソードを披露。

「一番身近なところに北山たけしさんという大先輩がいらっしゃって『優しさとお気遣いの人』というイメージが強くあるので、その背中を見ながら、受け継いでいきながらも、堀内春菜としては『◯◯に似てるよね』というより、唯一無二の歌い手になれるよう、色を出していける歌い手になりたいと思います」と希望を語った。

堀内春奈

今後の夢については「小さい頃から、小さな夢から大きな夢までたくさんの夢があります。もちろんメジャーデビューもひとつの夢でしたし、(将来)紅白歌合戦という大きな舞台に出たいというのも、もちろん夢です。いろんな夢がある中で『1秒でも長く歌い続けられる歌い手でいる』というのが私の最終的な目標なので、皆様に愛していただけるような、息の長い歌い手になれるように頑張りたいなと思います」と話していた。

北山たけしはレコーディングを終え、「木村竜蔵先生の曲と、北爪葵先生の詞がマッチした素晴らしい作品が出来上がったと思います。彼女本人も今の自分の中にあるものを全て出し切って、魂を込めてレコーディングを頑張ってくれたなっていうのが伝わってきましたし……めっちゃいい曲で自分で歌いたかったなと思います(笑)」と笑顔を見せ、「皆さまに応援して、歌っていただきたい」と話した。

北山たけし

また北山は堀内へのエールとして「歌はこれから、デビューしていろんなものを先輩方から教えていただいて、吸収して成長していくと思います。そんな中で、心を大事にしてもらいたい。初心の心を持って、来てくださったお客様にありがとうという思いで、いつまでも変わらない堀内でいてもらいたいなと思います。これは僕も北島三郎師匠の『今お前がステージに立っているのはいろんな人が支えてくれているんだぞ』という教えです。いろんな人に気を配れるような、優しい歌い手になってほしいと思います」と語った。

北山たけし

最後にファンに向けて「ひとりでも多くの人に応援してしてもらいたいなと思います。僕のファンの皆さんにも、ファミリーの一員として応援していただけるよう伝えていきたいなと思います」と話した。

レコーディングを終え、その仕上がりに堀内自身からも、北山らプロデューサー・制作陣からも一様に、安堵と自信、満足の表情が見て取れた。いよいよ7月16日のデビューに向け、歩みを進める堀内春菜。その船出と飛躍に期待したい。

北山たけし・堀内春奈

堀内春菜デビューシングル『阿蘇の鬼火』

2025年7月16日発売

品番:TECA-25031
定価:¥1,550(税抜価格 ¥1,409)

【収録曲】

1. 阿蘇の鬼火(作詞 北爪 葵/作曲 木村竜蔵/編曲 遠山 敦)
2. 納豆浪漫唄(作詞・作曲 一二三四五六/編曲 周防泰臣)
3. 阿蘇の鬼火 (オリジナル・カラオケ)
4. 阿蘇の鬼火 (メロ入りカラオケ)
5. 納豆浪漫唄 (オリジナル・カラオケ)

(以上収録予定/曲順未定)

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