水森かおりが都内で恒例のメモリアルコンサート開催、取材会&本編独自レポート! 圧巻のご当地ソングメドレー32曲連続披露「幅広い世代に愛される歌手でありたい」

歌手の水森かおりが9月25日、東京・渋谷区のLINE CUBE SHIBUYAで「水森かおりメモリアルコンサート〜歌謡紀行〜」を開催した。
NHK紅白歌合戦に22年連続出場中の“ご当地ソングの女王”こと水森かおり。この日のメモリアルコンサートは、デビュー日の9月25日に東京で行っている恒例のコンサート。今年は初めて全国6カ所を巡る「30周年記念メモリアルコンサートツアー」として開催され、その開幕初日を飾った。 全国各地から約1800人のファンが詰めかける中、昨年のNHK紅白歌合戦で着た白のドレス衣装で登場し、最新曲『大阪恋しずく』を披露してコンサートは幕を開けた。
水森は温かい歓声を浴びながら「9月25日の今日、水森かおりは30歳の誕生日を迎えることができました。決して一人ではここまで歩いてくることはできませんでした。応援してくださる皆さまのおかげです。今日は30年間の感謝の気持ちを歌に込めて一生懸命がんばります」とあいさつ。
ご当地ソング32曲を連続歌唱!
昨年のメモリアルコンサートでは、紅白恒例のドミノチャレンジに挑戦したことで話題に。今年は1995年〜2024年までに表題曲として発売したご当地ソングメドレーにチャレンジ。これは水森かおり自らが提案したもので、バックスクリーンにMVが映し出される中、1時間ノンストップでご当地ソングの数々を熱唱した。
メドレーのクライマックスを飾った2024年発売『三陸挽歌』を歌い切ると、客席のペンライトが一斉に揺れ、地鳴りのような声援と拍手が会場を包み込み、ひときわ大きな盛り上がりを見せた。
またコンサート中盤には、ファンにうれしい撮影OKタイムが設けられ、水色の衣装に着替えた水森が3階席から1階席まで客席をラウンド。昭和を彩った名曲の数々を歌いながら、観客一人ひとりと貴重な交流を楽しんでいた。
新曲『夢洲ブルース』を披露
さらにこの日は、9月24日発売したばかりの最新アルバム『歌謡紀行24〜大阪恋しずく〜』に収録された新曲の中から、司会の西寄ひがしが作曲を手がけた『夢洲ブルース』を歌唱。現在開催中の大阪関西万博をテーマにMBSラジオの企画から誕生した一曲で、万博開催地「夢洲」を舞台に、恋に破れた女性を歌ったブルースを、水森が情感豊かに歌い上げた。
終盤には、桂由美さんの思いをスタッフが引き継いで仕立てた、深みのあるボルドーのドレスに身を包み登場。歌手人生の転機となった『東尋坊』『鳥取砂丘』を力強く歌唱した。続いて感謝の思いが込められた『明日への扉』をフィナーレに歌い上げ、約2時間半にわたる全49曲のステージを全力で歌い切った。
「これから先も幅広い世代に愛される歌手でありたい」
開演前に、水森は最新曲『大阪恋しずく』を報道陣の前で披露し、取材に応じた。
デビュー30周年を駆け抜けた水森は「デビューしたときは、自分の30年後を全く想像もしていなかったので、不思議な感じがします。紅白歌合戦に出場させていただいたのが9年目でした。そこからはあっという間でしたが、そこまでの9年は苦しかったことなどいろいろあったので、その9年間があったからこうして30年間頑張ってくることができたのだと思います」と振り返った。
歌手生活30年でファン層にも変化があると明かした水森は「最近は、バラエティー番組などを観てファンになってくださる若い方も増えてきて、三世代で応援してくださる方も多くなってきたのでうれしいですね。これから先も幅広い世代の方々に応援していただけるような歌手でありたい」と話していた。
最新曲『大阪恋しずく』のMVがYouTubeで197万回再生(9月25日現在)を記録中。その反響について、水森は「すごくびっくりしました。日に日に数字が多くなっています。皆さんが見てくださるということは、見て覚えて歌いたいと思ってくださる方がそれだけ多いんだなと。すごく感謝しています。見てくれた方々が私の『水森かおりチャンネル』にも飛んできてくれないかなぁ」と笑顔で語った。
ご当地ソングを大募集!
また、この日から「水森かおり ご当地ソング大募集!~あなたの町が歌になる~」プロジェクトが始動。作品の舞台になる場所、歌のテーマとしてふさわしい場所、歌ってほしい場所を募集し、採用された場所はシングル作品として発売される。(応募締め切りは11月30日まで)
水森は「実は私が言い出しっぺなんです。どれだけの方々が水森かおりに自分のふるさとの歌を歌ってほしいって思ってくださっているのか疑問に思っていて。もし募集したらどれだけ応募があるのかなと思って提案しました。スタッフの皆さんも面白いって言ってくれましたね」とPRした。
最後に、23回目の紅白歌合戦に向けて「昨年の紅白が終わった後、『今年はデビュー30周年なので、また紅白の舞台に帰りたい』という思いで1月1日からスタートしたので、その目標に向かって引き続き年末まで頑張っていきたい」と意欲を明かしていた。
「これからもずっと元気に飛び跳ねていたい」と抱負を語った水森かおり。自然体な魅力あふれる彼女の、今後の活躍にますます期待が高まる。
水森かおり30周年記念 メモリアルコンサートツアー
2025年10月18日(土)愛知
Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール
(名古屋市民会館)
2025年10月29日(水)福岡
福岡市民ホール 大ホール
2025年11月4日(火)宮城
トークネットホール仙台 大ホール
(仙台市民会館)
2025年11月7日(金)埼玉
大宮ソニックシティ 大ホール
2025年11月8日(土)大阪
NHK大阪ホール
水森かおり『歌謡紀行24~大阪恋しずく~』
発売中
初回限定盤
品番:TKCA-75295
価格:¥3,700(税込)
【CD収録曲】
1.大阪恋しずく
2.釧路湿原
3.雨の五稜郭
4.庄内平野 風の中
5.松島紀行
6.春が来ました寺泊
7.東尋坊
8.夢洲ブルース
9.瀬戸内 小豆島
10.国内線ターミナル
11.広島ひとりきり
12.日向岬
13.屋久島ひとり旅
14.鳥取砂丘
【DVD収録内容】
『大阪恋しずく』MV
『大阪恋しずく』字幕入りカラオケ
通常盤
品番:TKCA-75299
価格:価格:¥3,300(税込)
【収録曲】
※初回限定盤と共通
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