演歌・歌謡歌手24組豪華出演「令和・歌の祭典2025」取材会と本編を独自レポート! 生誕100周年の作詞家・星野哲郎のヒット曲中心に45曲披露

令和・歌の祭典2025
2025.9.30

日本クラウン主催「令和・歌の祭典2025〜作詞家 星野哲郎生誕100周年記念〜時代を彩る名曲の数々」が9月29日、東京・渋谷区のLINE CUBE SHIBUYAで開催された。

一時代を築いた大御所歌手からその未来を担う若手歌手まで、演歌・歌謡曲界のアーティストたちがジャンルやレーベルの枠を越えて集まり、名曲を歌い継ぐ人気コンサート「令和・歌の祭典」

今年の出演者は、北島三郎小林旭里見浩太朗水前寺清子瀬川瑛子鳥羽一郎松前ひろ子三山ひろし北川大介川野夏美瀬口侑希黒川英二大江裕はやぶさヒカルヤマト)、松尾雄史津吹みゆ羽山みずき一条貫太二見颯一田中あいみ原田波人木村徹二、そして特別ゲストに大月みやこ小林幸子が名を連ねた。司会はフリーアナウンサーの宮本隆治、女優の水町レイコが務めた。

令和・歌の祭典2025

会場は全国各地から1800人の観客が詰めかけ満席。宮本隆治水町レイコの2人が司会進行を務める中、「星野哲郎の歩み」をVTRで紹介。第1部は、出演者全員で水前寺清子『三百六十五歩のマーチ』を元気よく披露して幕を開けた。

北島三郎・大江裕

北島三郎大江裕の師弟共演で『なみだ船』小林旭『自動車ショー歌』里見浩太朗『あじさいブルース』小林幸子『雪椿』大月みやこ『女の港』水前寺清子『涙を抱いた渡り鳥』松前ひろ子『函館慕情』鳥羽一郎『兄弟船』を披露した。

小林幸子

その後、黒川英二松尾雄史『兄弟仁義』はやぶさ一条貫太『函館の女』北川大介木村徹二『男はつらいよ』津吹みゆ羽山みずき田中あいみがダンサーとともに『黄色いさくらんぼ』を披露。

令和・歌の祭典2025

川野夏美瀬川瑛子『アンコ椿は恋の花』松尾雄史原田波人『おんなの宿』三山ひろし『花はおそかった』など、星野が遺した名曲の数々を熱唱した。

三山ひろし・松前ひろ子

第2部は、出演歌手のヒット曲から小林旭が『昔の名前で出ています』、里見が『あゝ人生に涙あり』、瀬川が『命くれない』などを披露。さらに北島&木村&大江が『北の漁場』で渾身の熱唱を見せ観客を大いに沸かせた。

瀬川瑛子

そして水前寺&川野&瀬口が客席の手拍子にあわせて『いつでも君は』を披露、水前寺が感極まる場面も。歌い切った後には割れんばかりの拍手と「チータ」コールを浴び、満面の笑顔を見せていた。

瀬口侑希・水前寺清子・川野夏美

コンサート終盤には、北島が出演者たちとともに自身の大ヒット曲『風雪ながれ旅』尺八バージョンを披露し、その歌声を聴いた共演者が涙する一幕も。

令和・歌の祭典2025

そして北島が「星野先生と船村徹先生にも感謝しています。心からありがとうございました」と恩師に感謝の言葉を述べてからフィナーレは『まつり』を出演者全員で歌唱して盛り上がり、笑いあり涙ありの3時間半を超えるステージは、万雷の拍手に包まれ幕を下ろした。

「星野先生に届くように一生懸命歌いたい」

令和・歌の祭典2025

開演前の囲み取材には、北島三郎小林旭里見浩太朗水前寺清子(当日楽屋で足を捻ってしまったため、車椅子で参加)、鳥羽一郎瀬川瑛子小林幸子大月みやこが参加した。

当初出演を予定していた美川憲一は体調不良(洞不全症候群)を理由に出演をキャンセル。北島は「最初にごめんなさい。美川憲一くんが体調を崩しまして出られなくなりました。お詫び申し上げます」と話してから、「星野先生には数々の詞を書いてもらって一生懸命歌ってきました。今日は先生のファンの人も大勢いらっしゃいますので、星野先生を思い出しながら皆さんに伝わるような歌を一生懸命歌いたいですね。全員が張り切っております」とあいさつ。

小林旭

小林旭は「星野哲郎さんの詞に込められた歌の魂を聴きに来てくださっているお客さんに聴かせようと思っています」、里見は「旭さんは俳優で、北島さんは歌い手。私は俳優ですが、星野先生には歌を2曲作っていただきました。今日は皆さんと同じ舞台に立たせてもらってドキドキしております。普段の舞台ではドキドキしない方なので、楽しみに頑張ろうと思います」と意気込み。

里見浩太朗

水前寺は「一生懸命歌います」、瀬川は「今日は優しかった星野先生のことを思いながら、こんなすてきな大先輩や同じ年代の方たちと歌えて幸せです」、小林幸子は「天国の先生に届くように頑張りたいと思います」と語った。

令和・歌の祭典2025

大月は「星野先生に曲をいただけたことで大月の目指す女を歌うことができて今の大月があると思っています。今日はそんな思いを込めて懸命にお届けしたい」、鳥羽は「星野先生にはたくさんの歌をいただいていますので、頑張って歌わせていただきます」星野哲郎への感謝と想いを語った。

大月みやこ

この日のコンサートはその言葉通り、星野哲郎の傑作や演歌・歌謡の名作が見事に披露された珠玉のステージとなった。

令和・歌の祭典2025

セットリスト

M1 三百六十五歩のマーチ
M2 なみだ船
M3 自動車ショー歌
M4 あじさいブルース
M5 雪椿
M6 女の港
M7 涙を抱いた渡り鳥
M8 函館慕情
M9 長崎の夜はむらさき
M10 兄弟船
M11 チャイナの波止場
M12 浜っ子マドロス
M13 思い出さん今日は
M14 兄弟仁義
M15 函館の女
M16 いっぽんどっこの唄
M17 恋は神代の昔から
M18 男はつらいよ
M19 黄色いさくらんぼ
M20 アンコ椿は恋の花
M21 おんなの宿
M22 花はおそかった
M23 北の大地
M24 熱き心に
M25 北の漁場
M26 あゝ人生に涙あり
M27 流星〜いにしえの夜空へ
M28 白い海峡
M29 いつでも君は
M30 命くれない
M31 男の港
M32 のろま大将
M33 お岩木山
M34 おもいで酒
M35 昔の名前で出ています
M36 真実一路のマーチ
M37 たそがれの銀座
M38 感謝状〜母へのメッセージ〜
M39 みだれ髪
M40 夫婦坂
M41 出世街道
M42 不知帰
M43 前橋ブルース
M44 風雪ながれ旅
M45 まつり

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