【2025年NHK紅白歌合戦】演歌・歌謡曲出場歌手まとめ
年末の風物詩として注目を集めるNHK紅白歌合戦。今年で76回目の開催を迎え、“つなぐ、つながる、大みそか。”をテーマに先日41組の出場歌手が発表されました。
そこで、先日公式発表された紅白歌合戦の出場者の中から、演歌・歌謡曲ジャンルの歌手をピックアップしてご紹介します。
紅組
石川さゆり
今年で42年連続48回目の出場となる石川さゆりは、昨年に引き続き、今回発表された出場歌手の中で最多の出場回数となっています。
昨年は元日の能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県能登半島に思いを寄せ、1977年、19歳の時にリリースした『能登半島』を、2003年以来21年ぶりに紅白のステージで披露しました。歌唱前には「能登の皆さんに元気になっていただきたいです。復興への道のり、まだまだ遠いと思います。皆さんの元気な笑顔と、そして平凡な日常が1日も早く戻りますように心を込めて歌います。」と伝えました。
今年は3月5日にシングル『弥栄ヤッサイ』をリリースしています。能登町宇出津で行われる「あばれ祭り」 の群衆の掛け声が「イヤサカヤッサイ サカヤッサイ」と場を盛り上げ、一緒に盛り上がれる楽曲です。
坂本冬美
今年で23年連続37回目の出場となる坂本冬美は、今年出場歌手の中では昨年に引き続き、石川に次いで2番目に多い出場回数となっています。
昨年は石川県輪島市から生中継で『能登はいらんかいね』を歌唱。36回目の出場で初めての生中継で、デビュー4年目で歌唱した同曲を34年ぶりに披露しました。輪島高校に集まった約300人を前に、「復興まで長い道のりだと思いますが心を込めて歌います。」とあいさつをして、輪島に伝わる伝統芸能で県指定の無形民俗文化財の御陣乗太鼓とのコラボレーションで届けました。
今年は3月5日にシングル『浪花魂』を、4月25日には作曲家&ヴァイオリニスト葉加瀬太郎と、編曲家&音楽プロデューサー武部聡志によるセッションプロジェクトで誕生したデジタル配信シングル『Vagare』をリリースしました。
天童よしみ
半世紀以上にわたり演歌界を牽引する天童よしみは、今年で通算30回の出場、29年の連続出場です。
昨年は、真っ赤なドレスに身をまとい、紅組2番手で『あんたの花道』を歌唱しました。多数の出場者に囲まれながら櫓に乗ってパフォーマンスし、櫓を囲んだ出場者からは「ソヤ!」と元気な合いの手が入り、会場は大いに盛り上がりました。
今年は1月15日にシングル『昭和ごころ』をリリース。11月27日には、昭和100年記念・100曲コンサートと銘打ち、昭和から令和へ受け継がれる名曲100曲を熱唱するコンサートを開催し、大成功を収めました。
水森かおり
今年で23年連続23回目の出場となる水森かおり。この連続出場記録は現在の紅白歌合戦紅組出場者では、坂本冬美に並んで史上7位タイとなっています。
昨年は、2003年にリリースした代表曲『鳥取砂丘』を歌唱しました。前回に引き続き36,000個のドミノを使った演出が行われ、最初のドミノをゲスト審査員の堀米雄斗が倒した後、鳥取の旅路が表現されました。曲中では、ゲスト審査員の青山剛昌が鳥取県出身であることから、青山原作の『名探偵コナン』の音楽や、その主人公の江戸川コナンが登場する演出が好評を博しました。
デビュー30周年を迎えた今年は、3月18日にシングル『大阪恋しずく』をリリース。さらに8月6日には70年代~90年代ポップスの名曲をアレンジしたアルバム『Heartful Songs』を、9月24日には歌で旅するアルバム” をコンセプトにした「歌謡紀行」シリーズ最新アルバム『歌謡紀行24~大阪恋しずく~』をリリースし、話題となっています。
白組
新浜レオン
昨年念願の初出場を果たし、今年で2年連続の出場となる新浜レオン。
昨年は、木梨憲武プロデュース、所ジョージ作詞・作曲の『全てあげよう』を披露し、終盤には木梨と所が乱入し、3ショットで熱唱しました。また、この曲の代名詞となっているのが、ラストで膝立ちしながら床を滑る「膝スライディング」、通称“膝スラ”。膝スラも木梨と所にアシストされる形で見事に決め、視聴者に鮮烈な印象を刻み込みました。
今年は、4月16日にリリースした『Fun!Fun!Fun!』が大人気アニメ「名探偵コナン」のエンディングテーマとなり、サビの“WAKIWAKIダンス”は、多くのアーティストや著名人も踊るなど、演歌・歌謡の枠を超えて、SNSを中心に拡散中。2年目となる今年、一体どんなステージを見せてくれるのでしょうか。
純烈
“スーパー銭湯アイドル”として人気の純烈は、今年で8年連続8回目の出場。2023年に加入した岩永洋昭が、2025年3月をもってグループを卒業し、3人体制になってから初の紅白出場となります。
昨年は番組のテーマ“あなたへの歌”にちなみ、「ぜひ歌を届けてほしい!」という人を事前に募集し、生中継で歌を届けにいくという企画を実施しました。600通を超える応募の中から、群馬県多野郡神流町の女性宅をサプライズで訪問し『夢みた果実』を歌唱した。
今年は、4月23日に作詩・藤井フミヤ、作曲・藤井尚之によるシングル『奇跡の恋の物語』をはじめ、6月11日に15周年記念シングル『二人だけの秘密』をリリースしています。
三山ひろし
通算11回目11年連続の出場となる三山ひろし。
昨年は「恋…情念~第8回 けん玉世界記録への道~」を披露し、紅白恒例となるギネス世界記録に挑戦しました。
1番はTOMORROW X TOGETHERのテヒョン、2番はDa-iCEの花村想太、3番はME:IのRAN、4番は新浜レオン、5番はTRFのDJ KOOが務め、ギネス世界記録更新を成功しました。一昨年128人で挑み惜しくも失敗に終わった「連続してけん玉をキャッチした人の最も長い列」の記録に再び挑み、見事成功をおさめました。
2025年は6月4日にシングル『祇園闇桜』を、また、流行歌の巨匠・星野哲郎の生誕100周年にあたる今年、5月14日にアルバム『大好きな星野哲郎先生の作品を唄わせていただきます!~生誕100年・星野哲郎作品集~』をリリースしました。
氷川きよし
2022年の紅白出場をもって歌手活動を休養していた氷川きよしですが、2024年8月にデビュー25周年記念コンサートツアーの開催で活動を再開しました。
昨年は特別企画で紅白のステージにカムバックを果たし、袴姿で『白雲の城』を熱唱しました。歌い終えると「これからも命ある限り歌っていきたいと思います。みなさんよろしくお願いいたします」と笑顔で意気込みを語りました。
今年は、4月に小室哲哉プロデュースによる歌手活動再開後、初のシングル『Party of Monster』を、5月に松田聖子の名曲『赤いスイートピー』をデジタル配信リリース、さらに9月には作詞松本隆、作曲GLAYのTAKURO、音楽プロデュース・編曲は亀田誠治という豪華クリエイター陣が手掛けた最新シングル『白睡蓮』をリリースするなど、精力的な音楽活動を続けています。
放送100年を締めくくる節目の紅白、テーマは『つなぐ、つながる、大みそか。』
以上、第76回NHK紅白歌合戦の出場者の中から、演歌・歌謡曲ジャンルの歌手についてピックアップしてみました。
今年の紅白のテーマには、これからの100年も素敵な音楽が私たちをつないでくれますように・・・そんな願いが込められています。
今年も国内では相次ぐ自然災害や長引く物価高、海外では終わりの見えない紛争が続くなど、戦後80年経った今も、国内外で様々な「分断」が進んでいます。
そんな今だからこそ、紅白歌合戦は、時代、世代、性別、言葉、人種の壁を超え、つなぐ、つながる番組でありたい・・・
1年を締めくくる特別な日に、みんなが音楽で一つになれるよう、紅白歌合戦は今年も最強で最高なステージを日本中、世界中に届けます!
今後発表される歌唱楽曲からも目が離せません。
2025年も残りわずか。紅白で1年を楽しく締めくくりましょう!
第76回(2025年)NHK紅白歌合戦 出場歌手
(50音順・カッコ内は出場回数)
紅組
アイナ・ジ・エンド(初)
あいみょん(7)
ILLIT(2)
幾田りら(初)
石川さゆり(48)
岩崎宏美(15)
aespa(初)
CANDY TUNE(初)
坂本冬美(37)
髙橋真梨子(7)
ちゃんみな(初)
天童よしみ(30)
乃木坂46(11)
HANA(初)
Perfume(17)
ハンバート ハンバート(初)
FRUITS ZIPPER(初)
MISIA(10)
水森かおり(23)
LiSA(4)
白組
&TEAM(初)
ORANGE RANGE(3)
King & Prince(6)
久保田利伸(2)
郷ひろみ(38)
サカナクション(2)
純烈(8)
TUBE(3)
Number_i(2)
新浜レオン(2)
Vaundy(3)
BE:FIRST(4)
福山雅治(18)
布施 明(26)
Mrs. GREEN APPLE(3)
三山ひろし(11)
M!LK(初)
第76回(2025年)NHK紅白歌合戦 放送情報
2025年12月31日(日) 19時20分~23時45分 総合テレビ・BS4K・BS8K・ラジオ第1で放送
(※中断ニュースあり)
番組ページ:https://www.nhk.or.jp/kouhaku/
