松尾雄史が新たな挑戦曲『わたし』を発売中! 「考えることが多い曲で振りまであるので、頭をフル回転させながら歌っています!」

2026.4.1

水森英夫門下として演歌をリリースしてきた松尾雄史が、歌手生活15年目突入を目前に新曲『わたし』を発売。レーモンド松屋プロデュースの新作は歌謡曲調の女歌で、これまでにない歌に悪戦苦闘しているという松尾雄史に、新曲にかける意気込みや昨年就任した故郷・諫早のPR大使のこと、手料理をふるまう歌手仲間などについて語ってもらった。


――発売中の新曲『わたし』にかける意気込みを聞かせてください。

今回は僕にとって、新しい挑戦の1曲です。これまではずっと演歌を歌ってきたのですが、今回は少しイメージの違う歌謡曲調の新作を出させていただきました。こういう歌も皆さんに受け入れていただければいいなと思って挑戦しています。ダメだったら、もう演歌しか歌えないです(笑)。挑戦の一作なので、ぜひ皆さんに聴いていただきたいと思っています。

――これまでは師匠の水森英夫先生の歌でしたが、今回はレーモンド松屋さんプロデュースの作品ですね。

違う雰囲気の曲に挑戦すると考えた時に、事務所の先輩のレーモンド松屋先生に書いていただく案が出て、お願いさせていただきました。レーモンド先生には8曲ほどご用意いただいて、その中から表題曲とタイプAのカップリング曲をチョイスさせていただきました。

実は僕は最初、タイプAのカップリングの『運命の扉を』が気に入ったんですよ。でも、新しいタイプの曲に挑戦することを考えた時に、『運命の扉を』はこれまでの僕の歌に雰囲気がやや近い感じがする、もっと意外性があった方がいいんじゃないかという意見が出たんです。最終的には、ディレクターやスタッフと相談して『わたし』をA面にすることに決めました。

――タイトル曲になった『わたし』ですが、初めて聴いた時の第一印象は?

僕は、ずっと女歌が欲しかったんです。演歌の男歌って、いわゆるカッコよくはない、どちらかというと情けない男が多いんですよね。後悔しているばかりの男とか。そういう歌が僕自身も好きだったのですが、他の方の女歌を聴いた時に、自分も欲しいなと思っていたんです。そんなところで聴いたのが、この『わたし』でした。ちょっといじらしい感じの女性の歌で、詩が面白いというのが最初の印象でしたね。

――『わたし』を歌ってみてのご感想は?

歌いにくいんですよ。もうどう歌っていいかわからないくらい(笑)。
普通に歌うと演歌になってしまうんです。それを頑張って歌謡曲っぽくすると、今度はなんだか間の抜けた感じで気持ちよくない。

『わたし』は、自分のキーよりも半音下げて歌っているんです。そうすることで少し優しい感じやささやく雰囲気を出すようにしています。これまで演歌も抑えて歌っているつもりだったんですが、それとはまたちょっと違う感じで、これまでで一番苦労した歌なんじゃないかと思います。

お客様の前で初披露した時は、デビュー曲以来の緊張でした。それぐらい歌っていて考えることが多い歌ですね。しかも今回、ちょっとした振りもあるんですよ。おかげで、歌いながらこんなに考えることは、あんまりないかなっていうぐらい。もちろん歌詞も忘れちゃいけないし、頭をフル回転させています(笑)。

――初披露の時のファンの反応はいかがでしたか?

お客様の前で歌う前は、歌好きの方の反応が怖かったんです。でも、ふだんは歌に関してはあまりコメントされないお客様からも「いい歌ね。もしかしたら今までで一番好きかもしれない」と言われた時はうれしかったですね。これまでとは違うタイプの曲だったのでわざわざ言っていただいたのかもしれませんが、手ごたえのようなものは感じています。

――カップリング曲の『運命の扉を』は、松尾さんご自身が表題曲の候補として考えたということでしたが、どんなところが気に入ったのでしょうか?

メロディーが好きなんですよ。すごいいい感じにまとまっていて、盛り上がりもあって。歌詞に出てくる「色恋沙汰」という言葉が耳に残るのもいいなと思いました。演歌ではどこか耳に残る、口ずさみたくなる歌がヒットしている傾向があるように思っているのですが、そんな部分が特に気に入ったんです。実際に歌ってみても、ロック調で気持ちいい歌い方ができるんですよ。どちらもレーモンド先生の曲なのですが、『わたし』を比較的抑えめに歌っているせいもあって、『運命の扉を』の方が歌った時に満足感がある気がします。そうした思いっきり歌える点が気に入ったのかもしれないですね。

――タイプBのカップリング曲の『いいさ諫早』についてはいかがですか?

実は『いいさ諫早』は、最初に作っていただいた8曲の中にはなかった曲なんです。2025年11月に僕が諫早市のPR大使になったので急遽作っていただいたのですが、最初に曲を聴かせていただいた時は、素直に「いい歌だな」と思いました。数あるご当地ソングの中でも名作なんじゃないかと思います。歌詞の中にはもちろん諫早市の地名や物事が登場するのですが、そうした点がきちんと組み立てられているんですよ。歌詞を聴いていると、地元の人たちには景色がスムーズに思い描けるようになっている。名物や名所を単に並べただけではなく、ちゃんとつながっている歌詞が特に素晴らしいと思いました。

でも実は、レーモンド先生は諫早に行ったことがないんですけどね(笑)。急遽お願いしたので、地図を見ながら歌詞を考えたそうです。

――地元の反応はいかがですか?

一度発売前に地元で歌わせていただいたのですが、よかったですね。ラストの「いいさ いいさ諫早 愛しているよ」がシビれるというお言葉をいただきました。地元のPR大使になった責任を少し果たせた気がしましたね(笑)。

実は諫早市には、今までPR大使がいなかったんですよ。それが昨年、市政20周年記念で新設されたんです。僕も大使になったからにはもっと地元のことを勉強しなきゃと思って、いろいろ食べてみたり買ってみたりしています。

最近の新発見は、カステラです。ご存じの通り、長崎県はカステラが有名なのですが、諫早にもお菓子屋さんがたくさんあるんです。僕はこれまで有名ブランドのカステラを食べていたのですが、今年のお正月に帰った時に、地元の杉谷本舗さんのカステラを食べてみたんです。そうしたらこれがすごく美味しくて。甘すぎずあっさりしていて、いくらでも食べられる美味しさで、今は取り寄せて食べていますし、差し入れなどにも使わせてもらっています。

――食べ物の話が出ましたが、お料理もよくされるそうですね。

結構作りますよ。朝がゆっくりな時は朝ごはんも作りますし、夜は毎日はちょっと難しいですが、週に2~3回は作って食べていると思います。外食も好きなんですけどね。

最近は花粉症で疲れるので、仕事が終わったらすぐ家に帰りたい。外で食べて帰るのも面倒なので、家の冷蔵庫にあるもので簡単に作ることが多いですね。僕は直前にならないと何を食べたいかわからない人間なので、スーパーに行って食材を見ながらメニューを考えて作ることもあります。本当に適当なものなんですけどね。

あと、外食して美味しかったメニューを再現するのも好きなんですよ。食べながら、これ何が入っているのかなとか考えて、家で挑戦してみるっていうこともしています。お店よりも美味しくなったこともたまにはありますが、そうでもないことも多いです(笑)。

――ちなみに最近の得意メニューは?

先日新宿でランチに美味しいイワシのフライを出すお店がありまして、イワシを手でさばいて挑戦してみたんですよ。でも、やっぱりお店が美味しいですね(笑)。

そういえば、家に飲まない赤ワインがたくさんあったのでタンシチューも作りました。お肉がホロホロッといくほどまでにはなりませんでしたが、それなりに美味しくできたと思います。でも人に出せるほどではないかなぁ。

たまに人を呼んで料理を食べさせることもあるんですよ。二見颯一が来たことがありますし、同じ門下の三丘翔太も来ましたね。

――皆さんの料理の評価はいかがでしたか?

それは美味しいとしか言えないでしょう(笑)。でも、よく食べていましたね。お酒も料理も、全部残さず食べて帰りました。

――三丘翔太さんとは5月17日にJOINT CONCERTがまた予定されていますね。どんなステージを考えていますか?

翔太とはこれまでも何度かやっていて、前回も一度打ち合わせをしたんですが、まとまらないですね(笑)。「打ち合わせ」という名の飲み会になってしまって。だから今回もきっとまとまらない気がします。でも、そのまとまらない感じをお見せした方が楽しんでもらえるような気もしています。もう長い付き合いですし、翔太もふざけていますからね(笑)。でも、その感じが一番性に合っているような気がするので、そんなライブ感を楽しんでいただければうれしいですね。

――コンサートや新曲のキャンペーンでお忙しいと思いますが今年の一番の目標は何でしょう?

昨年開設したYouTubeチャンネルをどうにかするということですね。いわゆる見切り発車でスタートしてしまったので、それを軌道に乗せることが一番の目標です。

先日キャンペーン先の楽屋にYouTubeのスタッフにわざわざ来てもらって打ち合わせをして、方向性は固まっているのですが、今度はそれを形にしていかなきゃいけない。これが気が重いんですよ。すでに予定から遅れているので、追いつかなきゃいけないという焦りもあって(苦笑)。
キャンペーン先でいろいろ動画を撮ってこないといけないのですが、僕はもともと自撮りはもちろん、風景写真や動画を撮らないタイプなんです。食事に行ったら料理の写真を撮るより早く食べたいし、風景は写真を撮るより目に焼き付けたい。でも、その苦手なことをお仕事の合間にやらなきゃいけないと思うとプレッシャーで……。今回の新曲はいろいろ考えることが多い曲ですから、考えることが多い年になりそうですね(苦笑)。

――最後に「うたびと」の読者にメッセージをお願いします。

今作『わたし』は、僕にとって新たな挑戦です。ずっと演歌を歌ってきた僕のこういう歌が皆さんに受け入れていただけるかについては不安もありますが、ぜひ聴いていただきたい1曲に仕上がっております。2012年のデビューから、6月で僕の歌手人生も15年目に突入しますので、歌い手としては大きなヒットという目標に向かって走っていきたいと思っています。皆さんに少しでも僕の挑戦が気に入っていただけるよう頑張っていきますので、応援していただければうれしいです。よろしくお願いいたします。

松尾雄史『わたし』ミュージックビデオ

 松尾雄史『わたし』(タイプA・B)

発売中
価格:各 ¥1,500(税込)

 

 

タイプA

品番:CRCN-8817

【収録曲】

1.わたし(作詩:レーモンド松屋  作曲:レーモンド松屋  編曲:レーモンド松屋、伊平友樹)
2.運命の扉を(作詩:レーモンド松屋  作曲:レーモンド松屋  編曲:レーモンド松屋、伊平友樹)
3.わたし(オリジナル・カラオケ)
4.運命の扉を(オリジナル・カラオケ)

タイプB

品番:CRCN-8818

【収録曲】

1.わたし(作詩:レーモンド松屋  作曲:レーモンド松屋  編曲:レーモンド松屋、伊平友樹)
2.いいさ諫早(作詩:レーモンド松屋  作曲:レーモンド松屋  編曲:レーモンド松屋、伊平友樹)
3.わたし(オリジナル・カラオケ)
4.いいさ諫早(オリジナル・カラオケ)

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