全国4都市巡る『氷川きよし特別公演』が地元・福岡で千秋楽! 時代劇「白雲の城」や新曲『ほど酔い酒』『旅でござんす おじゃる丸』披露

氷川きよし
2026.5.3

氷川きよしの活動再開後初となる座長公演『氷川きよし特別公演』が4月30日、氷川の地元・福岡の博多座で大千穐楽を迎えた。

東京・明治座(1月31日~2月18日)で幕を開け、愛知・御園座(3月6日~18日)、大阪・新歌舞伎座(4月10日~19日)、そして福岡・博多座(4月25日~30日)と、約3カ月にわたって4都市を駆け抜けてきた同公演。そのファイナルを18歳まで過ごした故郷で、満員のファンとともに万感の思いで迎えた。

3年半ぶりの座長公演となった今回の公演は、第1部は紅白歌合戦でこれまで3度披露した自身の代表曲『白雲の城』から着想を得た、同名の時代劇を上演。そして第2部は氷川きよしの原点である演歌を中心に、新曲『ほど酔い酒』『旅でござんす おじゃる丸』やロック、ポップスまで披露する、劇場版特別構成でのコンサートだ。

第1部の時代劇「白雲の城」の舞台は戦国時代、豊臣秀吉に仕える荒木忠勝(丸山智己)が但馬国・上宮城の城主となり、その弟・吉継(氷川)は戦嫌いでのんびりした性格ながら、民衆の声を聞き治水工事で領地に平穏をもたらす。しかし黒部家に攻め込まれた不利な籠城戦の中、吉継は状況を打開する奇策に挑む――という物語だ。常々「エンターテインメントも“平和”を表すもの」と語っている氷川の思いも詰まった物語で、吉継は平和を守るために命がけで戦った男だ。氷川もSNSで「日を重ねる毎に荒木吉継を好きになって愛している自分」とつぶやき、日を追う毎に役にのめり込み、進化していった。

氷川きよし

石倉三郎丸山智己、Wキャストの島崎和歌子中島唱子山崎樹範上野なつひ他豪華キャスト陣とともに、涙と笑いで幅広い世代が集まる客席を楽しませた。共演者との丁々発止の掛け合いやアドリブを楽しむ姿からは、カンパニーの仲の良さが伝わってきた。

また、菊姫役の上野が演奏する三味線の音色と氷川の歌が重なると、そのあまりの美しさに会場の空気が一変。劇中、何度も衣裳と雰囲気をガラッと変えて登場する氷川の姿、徹底した役作りに客席は前のめりになって楽しんでいるのが伝わってきた。特に物語の軸となる深山天女については、そのあまりの変貌ぶりに誰もが驚かされたはずだ。一見すると自由奔放なキャラクターの吉継、でも誰に対しても思慮深く、行動力を持ち合わせているその姿に、氷川本人の姿を重ねながら見ていたファンは多かったのではないだろうか。

氷川きよし

35分のインターバルを挟み、第2部のコンサートはコンサートタイトルにもなっている『人あるがまま』からスタート。客席は色とりどりのペンライトとうちわの花が咲いた。

そして『白雲の城』で凛とした歌を聴かせ、『箱根八里の半次郎』『大井追っかけ音次郎』などおなじみの楽曲を惜しげもなく披露。そして、配信リリースしたばかりの新曲『旅でござんす おじゃる丸』を軽快に笑顔で歌唱した。

氷川は演歌中心の約20曲にわたるセットを披露。「ポップス作品をリリースさせていただいたことで、演歌の良さを改めてしみじみと感じています」と語り、その艶と凄みを感じる一幕となった。また満員御礼のこの日、氷川は集まったファンに「嬉しかばい」とあいさつし、この日は客席と“ネイティブ”な博多弁で会話を思いきり楽しんでいた。そして故郷のステージに立ち、「祖父母、両親からたくさんの愛情を受け取りました」と、改めて家族に感謝の気持ちを伝えた。

このコンサートの観どころ、聴きどころのひとつは美空ひばり北島三郎の名曲をメドレーで披露するコーナー。ファイナルでは美空ひばり『東京キッド』『愛燦燦』など6曲をメドレーで披露。その圧倒的な表現力と圧巻の歌に客席の温度が上がる。

また氷川自身が福岡への恩返しの気持ちを込めて作詞・作曲を手がけ、博多祝い唄の『祝い目出度』の一節が入った『玄海魂』を、故郷で心を込めて歌う。そして現在の自身の思いを投影させ作詞し、盟友・木根尚登(TM NETWORK)が作曲した“ネオ演歌”『暴れ海峡』を披露。そして本編ラストは「令和の時代に届けたい言葉がたくさん詰まっています」と最新曲『ほど酔い酒』を歌い上げ、客席も一緒に振付を楽しんでいた。

氷川きよし

アンコールを求める拍手は鳴りやまず、再び登場した氷川は「約4年ぶりの劇場公演で、プレッシャーでした。でもお客さんと、この公演のために動いてくださった500人のスタッフの真心のおかげで完走できました」と、足を運んでくれた全国のファンと舞台に関わってくれた全てのスタッフに感謝。『きよしのズンドコ節』『Party of Monsters』では、第1部に出演した役者19人がステージに登場。一糸乱れぬ群舞を見せ、華やかなステージで楽しませていた。

その後氷川は、大千穐楽に駆け付け客席で見守っていた師匠・水森英夫をステージに招く。水森が「18歳の時から氷川きよしを見てきた。有言実行で裏表がない人間。今の氷川きよしが一番好き」と語ると、氷川の目からは涙がこぼれた。

そして水森が手がけた最新曲『ほど酔い酒』を一緒に歌うという師弟共演が実現。レアなシーンに大きな拍手が贈られた。ラストは『八女のふるさと』を披露し、「毎日が多幸感」と語っていた全60公演を締めくくった。

氷川きよし

お芝居で泣かせ、笑わせ、圧倒的な歌で元気を贈る、誰一人置き去りにしないエンターテインメントですべての人を温かさで包み込んだ。キャストと共に「また来年もやりたい!」と語っていた、その瞳の輝きの強さが印象的だった。

この『氷川きよし特別公演』は、2月5日の東京・明治座公演の模様を、6月30日(火)にWOWOWで放送・配信することが決定。さらに、新たに『氷川きよし+KIINA. Concert Tour 2026-27 ~KIINA’S LAND 2~』が、8月7日にサンシティ越谷を皮切りに東京、京都、兵庫、岐阜、愛知、福岡で開催される。精力的に活動していく氷川きよしの姿に、ますます注目が集まる。

氷川きよし

アルバム『KIINA.』Release LIVE

【東京公演】

日時:
2026年6月19日(金)
1部 13:00開演
2部 17:00開演

会場:
EX THEATER ROPPONGI

料金:
¥11,000(ドリンク付)

問い合わせ:
ホットスタッフ・プロモーション
050-5211-6077
(平日12:00~18:00)

【大阪公演】

日時:
2026年6月24日(水)
1部 13:00開演
2部 17:00開演

会場:
なんばHatch

料金:
¥11,000(ドリンク付)

問い合わせ:
キョードーインフォメーション
0570-200-888
(12:00-17:00 ※土日祝休)

氷川きよし+KIINA. Concert Tour 2026-27 ~KIINA’S LAND 2~

2026年8月7日(金)埼玉
サンシティ越谷

9月5日(土)・6日(日)東京
LINE CUBE SHIBUYA

9月13日(日)京都
宇治市文化センター

9月15日(火)・16日(水)兵庫
神戸国際会館
こくさいホール

10月6日(火)岐阜
長良川国際会議場

10月7日(水)愛知
刈谷市総合文化センター

10月30日(金)・31日(土)福岡
福岡市民ホール

詳細はこちら:
https://kiyoshihikawa.com/feature/concerttour_2627

<あわせて読みたい>

氷川きよし、書き下ろし新曲『旅でござんす おじゃる丸』でアニメ「おじゃる丸」のエンディングテーマ担当決定! 3月31日配信リリース、本人コメント到着
氷川きよし、ライブDVD・CD『KIYOSHI HIKAWA+KIINA. ConcertTour2025~KIINA’S LAND~』3月4日(水)発売決定! 2025年ツアーファイナル公演収録作品が早くも登場

関連キーワード