石原詢子が都内で開催の「詢子の“和の世界”」を独自レポート! 端唄に初挑戦、2027年1月に新曲リリースを発表
演歌歌手の石原詢子が10月20日、東京・千代田区の俺のフレンチ グランメゾン 大手町で「詢子の“和の世界”」を開催した。
昨年冬に乳がんの手術を受けたことを公表し、現在も治療を続けながら精力的に歌手活動を行っている石原詢子。この日は、自身のデビュー記念日(10月21日)に合わせて毎年開催されている恒例のディナーショー。今回は初となる2夜連続開催で、デビュー日前日の初日は“和の世界”、2日目は恒例の“もう一つのバースデー”と、日ごとに異なるコンセプトでお届けする。
和楽器・伝統芸能中心のデビュー前夜祭

ステージには福居一大(津軽三味線)、田中彰(尺八)、山野安珠美(お箏)、丸山貴幸(ピアノ)、上村久子(バイオリン)、近野真一(ギター)、そして梅元遥香(囃し方)といった和と洋の豪華な演奏陣が集結。初日のオープニングを飾ったのは、オリジナル曲『紅い月』と『ふたり傘』。 今回のテーマである「和の世界」にふさわしく、品のあるサウンドに乗せて石原が情感たっぷりに歌い上げると、会場は一気に風情あふれる歌世界へと引き込まれた。
石原は、全国各地から詰めかけたファンに感謝を伝えながら「明日が私のデビュー日になりますけれども、丸38年になります。今日はその前夜祭でございます。今日は気取らずにどんどん声をかけてくださいね!」とあいさつ。

その後、石原の故郷・岐阜県の民謡『郡上節「かわさき」』を披露。 あらかじめ配布された“うたりすと”を手に、観客全員が声をそろえて歌を盛り上げる場面もあり会場全体が一体感に包まれた。そして、故郷への思いがこもった『ほたるのふる里(和歌『何ごとも』入り)』『濃尾恋歌』をしっとりと聴かせた。
続いて披露されたのは、2007年のリリース以来ファンに愛され続ける代表曲『淡墨桜』の構成吟。 同曲は岐阜県本巣市根尾谷に立つ樹齢1500年以上の天然記念物「淡墨桜」と、継体天皇の和歌を題材にしており、詩吟揖水流の家元である石原が凛と歌い上げる詩吟の世界に、客席から惜しみない拍手が送られた。

端唄に初挑戦&オリジナル替え歌も
コンサートではピアノやギターなど新しい挑戦を続けてきた石原。この日のディナーショーでは端唄(はうた)に初挑戦。師匠と仰ぐ春日とよ芝鳳をステージに迎え、稽古を重ねた『深川くずし』を披露。「年寄りくさくならず、可愛すぎず色っぽく歌う」という師匠からのアドバイスを意識した、粋で艶やかな歌声で観客を魅了した。

続いて『梅は咲いたか』では、石原自身が作詞したオリジナル替え歌を初披露。4番の「♪詢子コールが ホールに響いてる」という歌詞に合わせて、会場全体で「詢子!」のコールがわき起こり、この日一番の盛り上がりを見せた。
ステージ終盤には、『千恵っ子よされ』『夕霧海峡』といった楽曲を披露。会場に応援に駆けつけた歌手の山川豊、島津悦子、大石まどかを紹介し、「お三方にはいつもお世話になっていて、特に山川さんには、病気になってからずっと支えてくださって…」と涙ぐむ場面も。肺がん闘病中の山川ら、温かく励ましてくれた歌手仲間や、ファンへの感謝を語った。
新曲リリースのサプライズ発表も

また、石原は2027年1月13日(水)に新曲をリリースすることを発表。「『詢ちゃん、そろそろ演歌歌って』という声が一人二人ではなくて。そのご期待に添えまして、石原詢子らしい演歌を誕生日である1月12日に…と言いたいんですが、諸事情もございまして(笑)、1月13日に発売することになりました!」と話し、がんの闘病を経て、ひたむきに生きる人々に寄り添える前向きな歌を届けたいという思いから、ファン待望の「しあわせ演歌」になると明かした。
カップリング曲には、石原の代名詞でもある詩吟を取り入れた吟詠歌謡などを収録する予定だという。石原は「まだまだ本調子ではありませんけれども、無理をしない程度にこれからも大好きな歌を歌っていきたいと思います。皆さんも元気でいてくださいね」と想いを込めた。

新曲リリースの発表に会場が沸く中、ラストは初心にかえってデビュー曲『ホレました』を熱唱。38年の歩みを噛みしめるような圧巻の歌声で、記念すべきデビュー前夜祭の幕を下ろした。
抗がん剤治療中で免疫力が落ちている可能性があるためファンとの触れ合いを控えていた石原だが、この日はお見送り会にも参加。
来年5月までがん治療は続くものの、1月のバースデーライブ以来となる本格的なワンマンステージを全力でやり遂げた石原詢子。2027年から始まるデビュー40周年イヤーに向け、ファンとの強い絆を胸にどのような活動を見せてくれるのか、今から楽しみにしたい。

セットリスト
M1 紅い月
M2 ふたり傘
M3 民謡群上節「かわさき」〜郡上の詩
M4 ほたるのふる里(和歌『何ごとも』入り)
M5 濃尾恋歌
M6 構成吟『淡墨桜』
M7 端唄コーナー『深川くずし』〜『梅は咲いたか』
M8 千恵っ子よされ
M9 夕霧海峡
M10 ホレました
石原詢子『珠玉の艶歌 全曲集』
発売中
品番:MHCL-3148
価格:¥1,600(税込)
【収録曲】
1.恋雨~KOISAME~
2.予感
3.ひとり日本海
4.おもいでの雨
5.港ひとり
6.あなたと生きる
7.濃尾恋歌
8.ふたり傘
9.明日坂(詩吟「宝船」入り)
10.夕霧海峡
11.あまやどり
12.ただそばにいてくれて
13.ひとり酔いたくて
14.五島椿
15.淡墨桜(詩吟「淡墨桜」入り)
16.みれん酒
石原詢子『恋雨~KOISAME~』

発売中
品番:MHCL-3141
価格:¥1,600(税込)
【収録曲】
1.恋雨(作詞:いとう冨士子/作曲:三浦和人/編曲:樫原伸彦)
2.愛はかげろう(作詞・作曲:三浦和人)
3.恋雨(オリジナル・カラオケ)
4.愛はかげろう(オリジナル・カラオケ)
