クミコ、東京オペラシティ コンサートホールで「スペシャルコンサート2026~シャンソンティックな歌たち with ベイビー・ブー」開催! 全23曲を披露し全国4都市ツアー完走
シャンソン歌手のクミコが10月30日、東京オペラシティ コンサートホールで「クミコ スペシャルコンサート2026 ~シャンソンティックな歌たち with Baby Boo~」を開催した。
同コンサートは、5月にリリースされたコンセプトアルバム『シャンソンティックな歌たち Vol.2 ~時代を紡ぎ、物語を歌う~』の発売を記念し、名古屋、札幌、神戸と巡ってきた全国ツアーのファイナル公演。各地で好評を博してきたステージの集大成であり、東京公演のみスペシャルゲストを迎えた特別構成ということもあって、客席は満員の観客で埋め尽くされた。
開演のベルが鳴り客席の照明が落ちると、クミコは客席後方の扉から歌いながら登場。オープニング曲『サン・トワ・マミー』を客席を歩きながら歌い上げ、冒頭から場内を温かな熱気で包み込んだ。
ステージに上がると、アルバム『シャンソンティックな歌たち Vol.2』から『イムジン河』を披露。きたやまおさむによる追加詞バージョンをもとに、現代にも通じる平和への祈りを静かに響かせた。

©中嶌英雄
続いて、ファイナルとなる東京公演だけのスペシャルゲストとして、作詞家の湯川れい子と合唱団TLC(東京女声合唱団)がステージに呼び込まれた。クミコが湯川に年齢を尋ねると、「90歳」という答えが返り、クミコは思わず驚嘆の声を上げる。
「初めてお会いした頃からほとんどお変わりがなくて、本当に不思議」と目を丸くするクミコに対し、湯川は「あちこち変わっていますよ。やっぱり、ちょっと歩けないですしね。本当はピンヒールでも履いてきたかったけれど、転ぶと危ないから」とお茶目に告白。
若々しいパワーを放つ湯川の姿に、クミコが「ほら、なんだかありがたい感じがして、ご利益がありそうって手を合わせたくなっちゃうんですよ」と話すと、温かな拍手が送られた。
その後披露されたのは、スコットランド民謡に日本語詞を載せ、クミコの代表曲として歌い継がれている『広い河の岸辺』。湯川も歌唱に加わり、TLCの柔らかなハーモニーとともに、希望を込めた歌声がホールの隅々まで響き渡った。

©中嶌英雄
さらに、男性5人組コーラスグループのベイビー・ブーがステージに登場。クミコと息を合わせたアカペラ『乙女のワルツ』をはじめ、ベイビー・ブーによる『手紙』、そして息の合った『列車に乗って行こう』と、多彩な編成で聴かせた。
第1部の大きな山場となったのは、今年6月に91歳で逝去した美輪明宏の不朽の名作『ヨイトマケの唄』。親子の無償の情愛と働く人間の誇りを、静かな語り口から胸に迫る絶唱へと昇華させていく。偉大な先達への哀悼と敬意が込められた歌唱に、客席からは大きな感動の拍手が湧き起こり、第1部は重厚な余韻を残して幕を閉じた。
第2部は、ベイビー・ブーのアカペラによる『大きな古時計』で幕開け。続いてクミコが登場し、披露されたのはアルバムの精神性を象徴する一曲『ピエロの真珠』。同楽曲はアルバムのレコーディングでもベイビー・ブーがコーラスとして参加しており、ステージ上でも息の合った共演が実現。哀愁漂う美しい旋律と優しいハーモニーが溶け合い、会場を温かく包み込んだ。

©中嶌英雄
ソロパートでは、寺山修司作詞による人生の機微を描いた『織田一枝』に続き、今年5月に92歳で逝去した菅原洋一の代表曲『今日でお別れ』を歌唱。クミコは菅原と同曲をデュエットでレコーディングした経験があり、直接薫陶を受けた深いゆかりを持つ一曲でもある。日本の歌謡界・シャンソン界を牽引した大先輩を偲び、過度な感傷を排した抑制の効いた情感で歌い上げた。その凛とした佇まいに、客席はじっと聴き入った。
さらに、アルバムで敬愛を込めてカバーした金子由香利の『再会』へとつなぎ、成熟したシャンソンの美学を余すところなく提示した。
後半は、THE BLUE HEARTSのカバー『1001のバイオリン』から『百万本のバラ』、そしてシャンソンの名曲であり自身の代表的なレパートリーでもある『わが麗しき恋物語』『人生は美しい』と、聴き手の心に寄り添うナンバーを連続して披露。本編ラストにはベイビー・ブーとTLCが再び集結し、中島みゆきの『世情』を全員の重厚なコーラスとともに力強く歌い上げ、壮大なドラマを完結させた。
アンコールに応えて再登場したクミコは、アルバム新録曲であるシャンソンの佳曲『幽霊』をドラマティックに歌い上げ、続けてエディット・ピアフの名曲『愛の讃歌』を堂々と熱唱。シャンソン歌手としての確かな矜持を示した。
ラストの『上を向いて歩こう』では、客席通路から歌いながら現れたベイビー・ブーとともにステージを満たし、最後は観客の手拍子と笑顔に包まれて大団円を迎えた。全国4都市を巡ったツアーを完走し、時代を超えて受け継がれる名曲たちを未来へと歌い届ける決意を示した、充実のファイナル公演となった。

©中嶌英雄
セットリスト
《第一部》
M1 サン・トワ・マミー
M2 イムジン河
M3 広い河の岸辺(with TLC)
M4 乙女のワルツ(with Baby Boo)
M5 時は流れて
M6 時は過ぎてゆく
M7 手紙(Baby Boo)
M8 列車に乗って行こう(with Baby Boo)
M9 ヨイトマケの唄
M10 愛しかない時
《第二部》
M11 大きな古時計(Baby Boo)
M12 ピエロの真珠(with Baby Boo)
M13 織田一枝
M14 今日でお別れ
M15 再会
M16 1001のバイオリン
M17 百万本のバラ
M18 わが麗しき恋物語
M19 人生は美しい
M20 世情(with Baby Boo & TLC)
EN1 幽霊
EN2 愛の讃歌
EN3 上を向いて歩こう(with Baby Boo)
クミコ 『シャンソンティックな歌たち Vol.2 ~時代を紡ぎ、物語を歌う~』

発売中
品番:COCP-42696
価格:¥3,500(税込)
【収録曲】
1.再会(オリジナル:ニコレッタ)(作詞:Emil Dimitorov/日本語訳詩:矢田部道一/作曲:Patricia Carli/編曲:大貫祐一郎)
2.イムジン河(オリジナル:ザ・フォーク・クルセダーズ)(作詞:朴世永/作曲:高宗漢/日本語作詞:松山猛/日本語詞協力:きたやまおさむ/編曲:加藤和彦、大貫祐一郎)
3.愛の追憶(オリジナル:ダリダ)(作詞:Michele Michaele/日本語訳詩:岩谷時子/作曲:Lana & Paul Sebastian/編曲:大貫祐一郎)
4.愛のバラード(オリジナル:金子由香利)(作詞:山口洋子/作曲:大野雄二/編曲:大貫祐一郎)
5.時は流れて(オリジナル:中島みゆき)(作詞・作曲:中島みゆき/編曲:大貫祐一郎)
6.ピエロの真珠(クミコ with ベイビーブー)(作詞・作曲:敏とし/補作詩:市川武/編曲:大貫祐一郎)
愛の追憶(オリジナル:ダリダ)(作詞:Michele Michaele/日本語訳詩:岩谷時子/作曲:Lana & Paul Sebastian/編曲:大貫祐一郎)
7.Woman ~Wの悲劇より~(オリジナル:薬師丸ひろ子)
8.ヨイトマケの唄(オリジナル:美輪明宏)
9.愛の讃歌(オリジナル:エディット・ピアフ)
10.幽霊(オリジナル:シャルル・トレネ)(作詞・作曲:Charles Trenet/日本語詞:高野圭吾/編曲:大貫祐一郎)
11.~17.Instrumental
アルゼンチンタンゴ 日本渡来100周年 小松亮太 &オルケスタ・ティピカ
スペシャルゲスト:
クミコ
日時:
2026年12月19日(土)
15:30開場/16:00開演
2026年12月20日(日)
13:30開場/14:00開演
会場:
シアター1010
料金:
全席指定 ¥7,000(税込)
※未就学児入場不可
お問い合わせ:
シアター1010チケットセンター
03-5244-1011
(10:00~18:00)
https://www.t1010.jp
クミコ×タブレット純 昭和ソングブック~昭和歌謡とシャンソンの贈り物~
日時:
2027年1月24日(日)
15:00開場/15:30開演
会場:
岡谷鋼機名古屋公会堂
料金:
全席指定¥7,500(税込)
※未就学児入場不可
お問い合わせ:
岡谷鋼機名古屋公会堂
052-731-7191
※窓口受付時間9:00-21:00
https://sunrisetokyo.com/detail/36090/
徳光和夫 人生の名曲に喝采を!コンサート2027
日時:
2027年3月23日(火)
16:00開場/17:00開演
会場:
東京国際フォーラム
ホールA
料金:
全席指定¥12,000(税込)
出演:
麻倉未稀
小椋佳
クミコ
堺正章
佐藤隆紀(LE VELVETS)
THE 虎舞竜
タブレット純
ドリアン・ロロブリジーダ
中西保志
ベイビーブー
and more…
お問い合わせ:
キョードー東京
0570-550-799
(平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)
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