新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~木村徹二『二代目』特別盤 ※本人コメント動画
木村徹二さんの新譜『二代目』特別盤について、ご本人にお話を伺いました。
チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!
木村さんに『二代目』特別盤と、同時発売の『ザ・カバー ~昭和演歌名曲選~』の制作秘話から、今後の夢、そして、父・鳥羽一郎からもらった初めてのアドバイスなど、たっぷりと語ってもらいました。
ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――『二代目』特別盤のPRをお願いします。
デビューをさせていただいてからたくさんの方に『二代目』を聴いていただいています。デビューする前は、どれくらいのお客さんが聴いてくれるのか、当然何も分からない状態でした。いざデビューしてからいろんな所に歌いに行くと、思った以上にたくさんの人が応援してくれている状況で、ありがたいことに『二代目』もたくさんの方に歌っていただいて、聴いていただいています。
好評をいただいていたので「次の曲はどうしようか」という話にはなりましたが、まだ『二代目』を超えるものが見えていないというのと、「もうちょっと『二代目』を長く歌ってほしい」という声もたくさんあったので、『二代目』をもう少し期間を伸ばして、特別盤という形で出させていただくことになりました。
でもそれだけだと、聴いているお客さんが寂しいと思うので、カップリング曲を新しい曲に変えて、もう一曲を親父が昔歌っていた『海の祈り』という曲をカバーさせていただいて、3曲入りというボリューミーな内容になりました。
鳥羽一郎の次男ということでいろんな見られ方はしますが、今こうやってデビューから数カ月が経って、「ただ息子だから出てきたわけじゃない」というのが、なんとなく分かっていただけたのかなと思ってきているところではあります。
今この流れに乗って、「どうせ息子だから出てこられたんでしょ」と思っている人たちがたくさんいると思うので、もう少しこの曲でそういう人たちにこういう歌が歌えるんだぞとか、こういうことができるんだぞというのを示せたらいいなという思いで、特別盤を引っ提げてまた全国を回ろうかと思っているところです。
――父・鳥羽一郎から楽曲に関するアドバイスはありましたか?
楽曲に関しては、何のアドバイスもないですね。デビュー前から楽曲と歌、自分の歌に関しては、「お前もうちょっとあそこがこうだ」というのはないですね。最近だと2人でコンサートをやることも増えてきて、自分の生歌を聴いてもらっても、とくに「もうちょっとこうした方がいい」というのはいまだにないんですよね。
ただその代わり、CDを持って全国いろんなところに飛び回っているというのはずっと見てくれているので、その部分に関しては「頑張っているな」というふうに、直接は言われないですけど、人づてには聞きますね。
――カラオケのポイントを教えてください。
デビュー前やその直後ぐらいに、いろんなところでこの話はさせていただきましたが、いざ全国に回ってお客さんが歌っているのを聴いて、歌ってみてこうだったという話を聞くと、僕が思っている難しいポイントとは違いました。
声を張り上げるところが難しいかなと思っていましたが、サビの前に下がる語りみたいなところが、お客さんからするとその部分の方が難しいと。高いところが出る出ないはあまり気にされてないんですよね。音が高いから出ないかもしれないとか、節回しが難しいとか、そういうことは意外と皆さんは歌う時に気にしてなくて、どちらかというと普通に歌う演歌ではない部分の語りを、どういう風にやったらいいのかが分からないという方が多かったです。その部分に関しては、あまり歌としては捉えず、セリフを言うぐらいの感じで成立しているとは思うので、語るように歌うというよりは、語る感じでやっていただいた方が、サビとのメリハリも出ていいのではないかと思います。周りで聴いている人もおそらく抑揚があるように聞こえると思うので、一番のポイントになるかと思います。
――父・鳥羽一郎の楽曲『海の祈り』をカバーした理由を教えてください。
父の曲をカバーするということで、どうしても『兄弟船』はどうかという話にはなったのですが、親父が現役で『兄弟船』を歌って活動しているので、僕がカバーしてしまうというのはちょっと違うのかなと思い、それは避けようと思いました。
いろんな現場に行くとお客さんからあれ歌ってこれ歌ってと、父の曲をリクエストされることが多いですが、そのなかで一番多いと感じた楽曲が『海の祈り』でした。『兄弟船』を除いたトップ3を挙げて、それを全部録って、そのなかから一番出来の良さそうなものを入れようということで、それが『海の祈り』でした。聴いてくださる方とリクエストされる方が多かったというのが一番大きいですね。
――『海の祈り』を歌ってみて、気づいたことはありましたか?
自分で歌っていても分かりますが、ここは似ているなという部分や、ここは真似できないなというのがいろいろあります。父の声を真似しようと思ってやっているわけじゃないのに、普通に歌っていて似る部分というのがいろいろあるので、自分で言うのもなんですが「親子だな」というふうに思います。
父の声は真似しようと思ってできるような歌声じゃなく、『海の祈り』を出した父はデビューしてから2、3年だったので、“漁師感”が抜けてないというか、海の人の声がするというか…。あれは独特だと思いますし、改めて聴いても良いなと思いますね。
――『二代目』特別盤のジャケット写真にまつわる裏話を教えてください。
まずは服が決まりました。というのも、僕が『二代目』特別盤のジャケット写真で着ている服は元々、親父が『山陽道』という曲を出した時に着ていたシャツと同じものを使っています。
この衣装はずっと家にあったわけではなく。父の後援会の集まりで父が使っていた衣装をビンゴ大会でプレゼントしたりしますが、とある後援会の方が30年ぐらい前にその服が当たってずっと保管してくれたんですね。もう年齢的に保管をできなくなってしまうということで、僕らの手元に巡ってきました。
ちょうど僕がCDを出すタイミングだったので、次使えるのならこの衣装を使おうということで、使わせていただきました。派手な衣装なので、ポーズもかっこつけた感じで、おしゃれな感じで撮らせていただきました。
――同時発売となったカバーアルバム『ザ・カバー ~昭和演歌名曲選~』のPRをお願いします。
このアルバムにもいろんな曲を入れさせていただきました。演歌歌手の方でカバーアルバムを出すときは、演歌の歌を出される方が多いですが、ポップスや洋楽を出したりと、いろんな方がいると思います。僕は元々、兄(木村竜蔵)と2人でポップスをずっと歌ってきたので、改めてカバーする必要はないと思いました。アルバムに関しては、僕が今まで兄と一緒にやっていた頃には歌ってこなかった演歌のジャンルを存分に出そうということで、皆さんが知っているような昭和の演歌の名曲をピックアップさせてもらったアルバムになっています。
――『ザ・カバー ~昭和演歌名曲選~』のレコーディング時の裏話を教えてください。
アルバムは10曲入りで、音を録った時に声が絶好調で「乗ってるな」という状態でした。1曲につき2回ずつぐらい歌えばいいかなという感じで早いペースで進んでいましたが、『矢切の渡し』が難しくて、何テイクか録らせてもらって、いくつか訂正を加えながら作り上げました。それが皆さんの耳に入った時にどう聞こえるのかというのは楽しみですね。
『みだれ髪』はその収録曲のなかでは一番歌っていて、演歌でデビューする前からよくリクエストされて、いろんなところで歌ったりしていたので、歌いなじみはありました。『矢切の渡し』に関しては、練習はしていましたがレコーディングでいざ歌った時に、想定していた曲の難しさの何倍もの難しさを感じてちょっと面食らいました。その部分では一番苦労したかなと思います。
――父・鳥羽一郎は『ザ・カバー ~昭和演歌名曲選~』を聴いて、どのような反応をしていましたか?
びっくりしたのは、今まで歌のことに何もアドバイスがなかったですが、アルバムを聴いて「サ行の滑舌の部分がちょっと弱い。聞き取りづらくてはっきりしない部分がある。そのまま歌っていると癖がついちゃうから、毎回意識して、サ行をはっきり歌うぞという思いで歌った方がいいんじゃないか」というガチアドバイスを、数日前にいただきました。
こういうアドバイスは初めてでした。「歌手だったんだ」というのを改めて実感しました。どうしても普段家にいると鳥羽一郎ではありますが、木村嘉平(鳥羽一郎の本名)である時間の方が長いので、現場で同じ楽屋にいてもステージに立つまでは、どちらかというとプライベート感満載な人なので、歌い手であることを忘れてしまうというか…。でも今回アドバイスを言われたことで、本人なりに今まで41年歌ってきて、こういうことがたくさんあって、いろいろ考えてやってきたんだろうなと思った上で、そういうアドバイスをしてくれたと思うので非常にありがたかったです。
あまり歌手本人が気づくようなことでもなかったりするので、周りで聴いている人がどう聴こえるかという部分では、レコーディングの時にディレクターさんや、プロデューサーの兄やいろんな方がいましたが、誰の耳にもサ行の部分が引っかからなかったところではありました。
いざ親父が聴いたら「シがちょっと言いづらそう」だとか「聞き取りづらそうな気がする」と、サ行全体的にどうだこうだとかと言っていたので、改めて僕も聴き直したら確かにそんな気がするんですよね。やっぱりすごいなというふうに思いました。
――今後の夢を教えてください。
どこに行っても来てくださる方が言うのが、「昔から鳥羽さんが好き」とか「山川(豊)さんが好き」と、親族で応援してくれる人が本当に多いので、そういう人たちに歌を届けるのはもちろん、その状況を作ってくれた父や叔父の山川さんが誇れるようになれたらいいのかなと思います。今はどうしてもおんぶにだっこの状態ですので、2人のコンサートにお邪魔させていただいている状況ですが、少しでもそれが「木村徹二の父」「木村徹二の叔父」と鼻が高い状況が2人にあればいいなと思うのが一つです。
あとは楽曲です。作ってくれた歌詞も曲もそうですが、プロデュースや演歌デビュー自体も話をしてくれ『ふたつの愛』も作詞・作曲をされているので、そんな必要はないとは思いますが、「『二代目』を作った作家の木村竜蔵を使ってみようかな」というふうに話が来たら、それ以上にうれしいことはないとは思うので、目標の一つだと思います。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
7月26日に『二代目』特別盤が発売になりました。皆さんのおかげで『二代目』が非常に良いという声をたくさんいただくので、僕自身ももう少したくさんの方に聞いていただきたいという思いで、新しい『二代目』のCDを持って、全国いろんな方に聴いていただこうと回ってまいります。
近くに来た際は、ぜひ応援に来ていただけたらうれしいと思います。この曲が代表曲になるように頑張りたいと思いますので、引き続き応援をよろしくお願いします。
放送情報
放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河
放送日時などの詳細は⇒
https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=23038
木村徹二『二代目』ミュージックビデオ
木村徹二『二代目』特別盤
発売中
品番:CRCN-8585
価格:¥1,400(税込)
【収録曲】
1.二代目(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
2.夢の花道(作詞:麻こよみ/作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
3.海の祈り(作詞:星野哲郎/作曲:船村徹/編曲:遠山敦)
4.二代目(オリジナル・カラオケ)
5.夢の花道(オリジナル・カラオケ)
木村徹二『ザ・カバー ~昭和演歌名曲選~』
発売中
品番:CRCN-20481
価格:¥2,600(税込)
【収録曲】
1.みだれ髪
2.柳ケ瀬ブルース
3.よこはま・たそがれ
4.夢芝居
5.舟唄
6.津軽平野
7.矢切の渡し
8.長崎は今日も雨だった
9.与作
10.海の匂いのお母さん
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