新譜！にっぽんのうた～ノーカット編～花咲ゆき美『雨の港駅』 ※本人コメント動画
花咲ゆき美さんの新譜『雨の港駅』について、ご本人にお話を伺いました。
チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け！
花咲さんに新曲『雨の港駅』の制作秘話やカラオケのポイント、デビューから17年が経って今思うこと、さらに今後の目標についてたっぷりと語ってもらいました。
ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――新曲『雨の港駅』のPRをお願いします。
港町の駅を舞台に、心の底から震えるような女性の切ない心情をつづった哀愁演歌となっております。
――楽曲の第一印象はいかがでしたか？
駅に1人ぼっちになっている女性を思い浮かべました。港町の駅はどんなところを思い浮かんで歌おうかと思い、私は生まれ故郷・青森の三厩（みんまや）という駅を思い浮かべて歌っています。
――歌唱の注目ポイントを教えてください。
サビ部分の『♪風がひゅるひゅる』です。ここは思った以上に、ちょっと遅れてもいいので、ゆったりとふんわり優しく歌っていただけたらと思います。
――新曲はどのように決められていますか？
新曲を決める時は大体、レコード会社の担当ディレクターさんが決めてくださることが多く、事前にどんな曲が歌いたいかというのも聞いてくださいますが、大体全部決められてしまいます（笑）。
私の声が哀愁演歌に向いているということなので、新曲の打ち合わせの時には明るい歌の候補は出てこないことの方が多いかなと思いますね。花咲ゆき美は切ない歌が合うということで、そんな感じになってしまうことが多いかなと思います。
――レコーディング時の裏話を教えてください。
実は今回、レコーディングの時に作曲をしてくださいましたHANZOさんから「メロディーを変えます」といきなり言われまして、「ええ！」となりました。譜面はそのまま書き換えずに、HANZOさんが歌ったものを耳コピしてそのまま歌ってくださいということだったので、必死に覚えて必死に歌いました。今まで歌詞が変わることはありましたが、メロディーが変わるのは初めての経験だったので怖かったです。でも新しいメロディーになって歌ってみたら、最初からこのメロディーだったんじゃないかなと思うぐらい、今はしっくりきております。
メロディーが変わった理由は、私の担当ディレクターさんがHANZOさんに「今回の花咲ゆき美の新曲はハイブリッド演歌でお願いします」と依頼したそうで、ハイブリッド演歌はこうじゃなきゃというふうに思われたそうで、ちょっとメロディーを変えたそうです。
――ハイブリッド演歌とは何ですか？
HANZOさんがいつも歌われているバラード調の曲と、花咲ゆき美が今まで歌ってきた歌謡曲で、声を張るような曲調を足して2で割ったような曲がハイブリッド演歌なのかなと私なりには理解しております。
――ミュージックビデオ撮影時の裏話はありますか？
ミュージックビデオでは雨がパラパラと降っていますが、今回はロケを初めてしませんでした。グリーンバックで私のみという感じだったので、いつもミュージックビデオを撮る時も全力で歌っていますが、今回は今までで一番全力で歌っております。切ない表情とかも皆さんに見ていただけたらなと思います。
――カラオケのポイントを教えてください。
『雨の港駅』をカラオケで歌う時のポイントは、歌い出しは切ない歌ですが明るめの声で、そして言葉をはっきりと情景を伝えるように歌っていただいて、そして中間から少しずつ切なさを出していって、低音をちょっと響かせるように歌ってほしいです。
一番のポイントは、「♪風がひゅるひゅる」のところですが、ここはゆったりと風が切なさと一緒に吹き荒れているような気持ちでふんわりと歌っていただいて、最後の「♪あなたに逢いたい…」のところで、一番気持ちを込めていただいて、「♪港駅」のところでビシッと決めていただきたいです。1番と2番は最後の「♪港駅」のキーの伸ばしは4拍か5拍ぐらいで大丈夫ですが、この曲の最後の「♪港駅」のキーは「10拍伸ばしてほしい」とHANZOさんがおっしゃっておりましたので、皆さん倒れない程度に頑張って10拍伸ばしてください。
『雨の港駅』の一番のポイントが「♪風がひゅるひゅる」というところなので、私はひゅる美ちゃんと呼ばれています。『雨の港駅』のカップリング曲『お店噺し』のサビの部分で「ゆき美」とか「ひゅる美」と、皆さんに掛け声をかけてもらっています。
――カラオケは行きますか？
私の家にカラオケがあるので、めったにカラオケボックスに行くことはないです。時々友達に誘われるとカラオケに行ったりもします。MISIAさんやAdoさん、コブクロさんを歌います。
――カラオケでの点数はいかがですか？
家にあるDAMのAi採点では99.7点とかですが、その1つ前の機種の採点DX-Gでは100点を取ったことあります。一青窈さんの『ハナミズキ』、レベッカさんの『フレンズ』、Kiroroさんの『冬のうた』、石川さゆりさんの『津軽海峡・冬景色』、あと長山洋子さんの『捨てられて』で満点を出したことがあります。前の機種だったらたくさん満点を出したことありますが、今のAIになってからは一度も出せないんです。ちなみに『雨の港駅』も96点が最高です。なかなか難しいです。
――特技はどこでも寝られることだそうですね。
親戚の叔母さんはパチンコが大好きで、鹿児島から時々東京に遊びに来ますが、叔母さんとパチンコ屋さんに行っていて、あのうるさい中で寝たことがあります（笑）。
――好きな食べ物はカレーだそうですね。
関西のキャンペーンで泊まるホテルの近くに、よく行くお店があります。私が作るカレーの味に似ていると言ってしまったらお店の方に申し訳ないんですけど（笑）、私は野菜をいっぱい入れて、一口目は甘いけど後から辛さが来るように、味を工夫して作っています。
私が家でカレーを作る時はハチミツとソース、チョコレート、玉ねぎを刻んで炒めてから入れたり、あとはりんごを擦って入れたりと、甘いものと辛いものを入れたりしていますが、その味にすごく似ているカレー屋さんです。ですので、必ずそこには行きます。
――料理は得意ですか？
家にいる時は料理をします。普通のご飯よりはスイーツを作るのが好きです。シフォンケーキを自分で作るのが一番大好きです。
――今後挑戦したいことはありますか？
よく「喋っている声と歌っている声が違うから、声の別の仕事とかも挑戦してみたらいいのに」とファンの方に言われたりしていて、できたら声優さんみたいなこともやれたらいいなと思っています。
――デビューから17年が経って、今思うことはありますか？
デビューした頃と17年が経って変わったところは、デビューしたばかりは見に来てくださった皆さん全員に、花咲ゆき美を応援してもらいたい、歌を聴いてもらいたいという焦りがいっぱいあったかと思いますが、今は恩師の新井利昌先生の教えの通り、「たった1人でもいいから、その人の心に届くように1回1回心を込めて歌う」と心を決めて歌っています。
――独立してから1年が経ちますが、現在の心境はいかがですか？
最初は母の介護と両立しながらで、介護も未経験だったので毎日が大変でした。独立をしていろいろな責任を負うこともあり、こういうこともやらなきゃいけないんだということがあり、今もですが勉強の毎日です。
でも介護の方が少しずつ慣れてきて、母も少しずつ元気になってきたので、今は独立した時よりはなんとなくスムーズに物事が進んでいるような気はしますが、これからもいろいろと学んで頑張っていきたいと思っております。
――今後の目標を教えてください。
一度台湾で歌ったことがありましたが、台湾の方はすごく演歌が好きで、私の4枚目のシングル『冬恋花』という曲が好きな方が多く、日本にいる時よりも台湾にいる方が、花咲ゆき美は人気なんじゃないかと勘違いするぐらい、皆さんに喜んでいただけたので、もっと違う国の方に私の歌を聴いてもらえたらと思います。できたらブラジルやベトナムにも行って、花咲ゆき美の歌を間近で聴いてもらえたらなと思っています。
知り合いにベトナムやブラジルの方がいて、「私たちの国にも来て。演歌が好きな人多いから歌いに来たらいいのに」と言ってもらえて、すごく私の曲を気に入ってもらえているので、行ってみたいなと思いました。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
約1年半ぶりに新曲『雨の港駅』をリリースさせていただきました。今全国キャンペーンを頑張っています。皆さまのお近くにお邪魔した際には、花咲ゆき美、花咲ひゅる美でもどちらでも大丈夫なので、ぜひ応援に来てください。よろしくお願いします。
放送情報
放送チャンネル：CS放送チャンネル銀河
放送日時などの詳細は⇒
https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=24159
花咲ゆき美『雨の港駅』ミュージックビデオ
花咲ゆき美『雨の港駅』
発売中
品番：CRCN-8666
価格：￥1,500（税込）
【収録曲】
1.雨の港駅（作詞：菅麻貴子／作曲：HANZO／編曲：伊戸のりお）
2.お店噺し（作詞：菅麻貴子／作曲：HANZO／編曲：伊戸のりお）
3.雨の港駅(オリジナル・カラオケ)
4.お店噺し(オリジナル・カラオケ)
5.雨の港駅(一般用カラオケ・1音下げ)
6.お店噺し(一般用カラオケ・半音下げ)
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