新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~三山ひろし『祇園闇桜』※本人コメント動画

三山ひろし
2025.7.10

三山ひろしさんの新譜『祇園闇桜』について、ご本人にお話を伺いました。

チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!

三山さんに、2025年の第2弾シングル『祇園闇桜』の制作秘話やMV撮影時の裏話、カラオケで歌う際のコツ、そして多趣味な三山さんが最近夢中になっていることまで、たっぷりと語っていただきました。

ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――新曲『祇園闇桜』のPRをお願いします。

心に響く温もりの声“ビタミンボイス” 三山ひろしです。
今回は、初めて京都をテーマにした歌をいただきました。女性の悲哀を歌っている一曲になりますけれども、美しく艶っぽい世界観がとてもきれいなんですね。ぜひ皆さまにも歌っていただきたいと思います。

歌詞にも京都の祇園白川という言葉も出てきますように、風光明媚な京都の姿を見事に音の世界で表現した、最高にいい作品を作っていただきまして、僕としましても気持ちが乗って良い歌が歌えたと思います。

――特に聴いてほしいポイントを教えてください。

今回の作品は、フォークソングと演歌のハイブリッドのような作品なんですね。最初はフォークタッチで歌っていますけれども、徐々に演歌に変わっていくのが面白いところでありますので、ぜひとも聴いていただきまして、カラオケで歌う時にそんなことを感じていただけますとうれしいなと思います。

最初の出だしは、フォークソングのように、言葉をきちんと伝えていって、切って歌っているんですね。これはそういうメロディーになっていますし、そういうリズムになっていますので、言葉を一つひとつきちんと置いていくことを意識して歌っています。

演歌というのは、ビブラートやこぶしがあったりして、一つひとつの言葉が長かったりするわけですけども、フォークソングのように最初はきちんと言葉を伝えていく感じになっていますので、より情景が言葉となって残っていく前半がありつつ、後半になってくるとビブラートやこぶしが徐々に出てきて、最終的には演歌の艶歌に変わっていきます。この作曲の妙がとてもいいなと思いまして、私も今回こういう作品を初めていただきましたので、チャレンジをしています。

――レコーディング時の裏話を教えてください。

今回は「フォークソングタッチのような雰囲気になるよね」と弦哲也先生に言われていたんですけども、まさにそんな感じで、メロディーラインが一昔前の儚くて切ない、そういうフォークソングにあるようなメロディーの雰囲気があります。これを感じることができるところがありまして「そこを上手に演歌で歌わずに、言葉をしっかりと心に届くように置きに入って、言葉の世界観を聴いてくださる方の頭の中に広げていくのが大事だよ」と弦先生からはアドバイスをいただきました。

――“おんな歌のスペシャリスト”として心がけていることは何ですか?

いろんな作品をいただく時に僕がいつもやっているのが、そういう風景の女性が出てくるようなドラマや映画を観て、そういう気持ちなんだな、そんなふうに思うんだな、そういう風に行動するんだなというのを自分なりにリサーチをして、それを歌に反映していくようにしています。

――三山さんが想像する祇園のイメージを教えてください。

京都の祇園というと、それこそ舞妓さんや芸妓さんが行き交う雰囲気があると思いました。このところの京都は、外国からのお客さまが多く、海外の観光客の方がかなり多かったですね。ですから、私の思っているイメージとは、日中はかけ離れていましたね。でも、夜になると観光の方も割と少なくなってきまして、さらにライトアップしているものですから、私の思っている祇園の美しい風景を感じることができましたね。

――芸者さんと酒を酌み交わしたいと思ったことはありますか?

いいですよね。芸者さんと1杯、最高ですね。実際にはなかなか行けそうにないですけども……。ただ、お芝居の中で女性が踊りを倣っている方もいらっしゃいますので、役者さんの動きから踊りの所作を盗んでみるとか、あるいは日舞をやっている方の動きから勉強してみるのはありかなという風に思っています。

――ミュージックビデオについて教えてください。

京都は撮影許可が下りにくいことで有名なところです。何しろ絵になるところですから、京都でミュージックビデオやプロモーションビデオを撮りたいという方が多いです。ただ、観光客の方も多い一大観光スポットでもありますので、実際にお客様を制限して撮影することができないので、私たちも無理かなという風に思っていました。

石原信一先生も「こんな作品を作ってみたけども、ミュージックビデオを撮ったりするのは大変だろうな」と思いながらお作りになったという話を聞いていますけれども、それぐらい大変なところでしたが、今回無事に「三山ひろしさんが京都の祇園をテーマにして歌われるならいいですよ」と撮影許可が下りました。

ところが、撮影できるのが23時以降で「夜じゃないとダメです」という風に言われたんですね。ただ幸いにもこの作品が『祇園闇桜』ですから、夜桜を撮るにはぴったりの時間で、いい風景が撮れましたね。

祇園白川で撮影をしている時に、やんちゃな青年たちが車やバイクに乗ってお越しでございました。撮影できるのかと一瞬ドキッとしていましたが、意外にも礼儀正しかったという、日本人の良さみたいなのを見ましたね。
青年たちが「自分たち邪魔っすか」と話しかけてくださって。「全然大丈夫だからね、ちゃんと映ってないところにありますから、大丈夫です」と答えたら、「もしバイクとか車とか邪魔だったら言ってくださいよ」「ありがとう」みたいな、意外と礼儀正しい人たちだったっていう、そんな裏話もありました(笑)。

やはりうれしかったのは、僕のことを知ってくださって「ぜひ来てほしい」と言っていただいて、その場所を撮影地として提供していただけたことですね。もちろん、写真撮影をしたり、サインを書かせていただいたりもしましたが、京都でも三山ひろしという名前を知ってくださって、応援してくださっている方がいるのだと思いますと、とてもうれしかったです。撮影地がまたいいところなんですよ。とても素敵なところで撮影をさせていただきました。

さらに裏話を言いますと、実は川端康成さんが作品をお書きになったところがその撮影した場所だったみたいですね。京都でも山の方に行ったところに別荘みたいな建物があるんですね。丸窓のあるその建物で、川端康成さんが執筆活動をしていたとのことで、そこが撮影地でした。

そして、そこで今ギャラリーをやっている方がいらっしゃいまして、その方が私と実は間接的に縁がありまして。ギャラリーで染め物をされている方ですけども、その染め物で作った着物を僕がファンの方に頂いているという、そういうご縁もあります。世間は広いようで狭いなと思いましたね。

――カラオケのポイントを教えてください。

先ほど少しお話しましたけども、まさにハイブリッド演歌という感じになっています。最初はフォークソング、その後に演歌の王道を行く艶歌の形をとっています。ですので、最初はあまりこぶしやビブラートをきかせずに淡々と歌っていただきつつ、儚さを出していただきたいですね。
何だか言っていることは難しそうに感じますけども、その女性の心の中にある切なさとか、ちょっとした諦めみたいな、そういう雰囲気を冒頭で表現していただくと、上手く歌えるんじゃないかなと思います。できるだけ語りかけるような感じで、手紙を読んでいるかの雰囲気で歌っていただくと、前半はいいかなと思います。

――カップリング曲『青春』のPRをお願いします。

今回のカップリング曲は『青春』という作品で、前田たかひろ先生と馬飼野俊一先生のお2人と初めてお仕事させていただきました。曲調はワルツになっていまして、詞の世界は、いわゆる昔の青春時代を思い起こしてほろ苦い思いをしている男性の姿が描かれているんですね。
ですから、メロディーにしっかり乗って、フォークソングの気持ちで歌っていただくといいんじゃないかなと思います。私の歌の中ではこの作品が初めてのフォークソングになるのではないかなという一曲です。ぜひ楽しんで歌っていただければと思います。

――健康のためにやっていることはありますか?

健康を維持するためには、生活のリズムを整えることが最重要だと思います。どうしてもこういうお仕事をしていると、朝が早かったり夜が遅かったりで、食事をする時間がバラバラになりがちなんですね。それをできるだけ整えていくというのが長く歌うための秘訣の一つのような気がします。

あとは食べ物ですね。まずは野菜を食べた方がいいかなと思うので、できるだけ温かいものを、ということで、温野菜を食べるようにしています。朝は白湯を飲みますね。まず体に優しいものから食べ始めて、その後に主食を食べるというのが健康の秘訣です。

あと、太陽を浴びることも大事ですね。私たちは意外と建物の中で歌ったりすることが多いものですから、考えてみると、移動も車や飛行機でありますので、太陽に当たることがあまりないんですよね。ですので、できるだけ太陽に当たった方が睡眠の質が上がるんじゃないかなと思っていますので、積極的に太陽に当たりに行こうという風に思っています。もちろん、日焼け止め対策をしっかりして当たりに行きますけどもね。

――ギターの演奏は上達しましたか?

ギターの方は、3歩進んで2歩下がるみたいな感じですけども、毎回諦めずに一生懸命頑張っています。続けることが大事だと思っていますので、その中でも、普段できていることの1歩先を行ってみるというのを、いつも心がけてやっています。例えば、コードでじゃかじゃか弾くのもありですけれども、ソロパートを増やしてみて、少し上を目指して頑張っています。

曲に関しては、演歌からフォークソング、あるいはロックテイストな曲まで、いろんなことにチャレンジしたいと思ってやっています。そうなってくると、いろんなギターが必要なんですね。演歌はもちろんガットギター、フォークソングにはフォークギター、そしてやっぱりロックにはエレキギター、そういった作品のためにギターを3本取り揃えて、それぞれの奏法を考えながら、師匠に教えていただきながら頑張っています。

――コンサートではさまざまな楽器を演奏されていますね。

そうですね、今ちょうどツアーを行っていまして、そのツアーではフォークギター、ガットギター、そしてエレキギター、あとはドラムの演奏をしています。自分のオリジナル曲をドラムの演奏とともに歌うということをやらせていただいていまして、おかげさまでオリジナル曲のドラム演奏も何曲かありますけれども、やるたびに自分のそのスキルを少しずつ上げていくというのが目標でございます。

――多趣味な三山さんですが、今後チャレンジしたいことはありますか?

今、3Dプリンタにハマっています。これはデータを自分で作るのが醍醐味のような気がしています。インターネットを使えば、ありとあらゆる複雑な造形をデータでダウンロードして自分のところで焼くことはできますが、やっぱり自分で作ったデータを焼くというのが楽しみの一つになるんじゃないかなと思っています。

今、自分が作っているのが、千社札型キーホルダーです。千社札をPLAという素材を使って作るというのをやっています。実はすでにそのデータを作っていて、1000枚を目標に今焼いているところです。これからは、フュージョンやCADシステムを使って、オリジナルグッズを作っていきたいですね。

――オフの日の過ごし方を教えてください。

最近はもっぱらFPVドローンに興味がありまして、オフの日はそのレースに出ています。レースのためにゲートをくぐる練習をしていますね。100グラム以下の機体を飛ばすんですけども、室内で飛ばせる小さなドローンを、ゴーグルをつけて飛ばすんですね。何を言っているかよく分かりませんよね(笑)。すみません。

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

今回は、2025年の第2弾シングル『祇園闇桜』で、一生懸命頑張っていきたいと思っています。美しく艶やかな祇園白川の風景と、女性の悲哀を感じていただける作品になっていますので、私自身も、艶やかに、色っぽく、そして美しくお届けできればと思っています。どうぞ応援よろしくお願いいたします。

放送情報

放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河

放送日時などの詳細は⇒
https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=25104

三山ひろし『祇園闇桜』

三山ひろし「祇園闇桜」

発売中

品番:CRCN-8753
価格:¥1,500(税込)

【収録曲】

1.祇園闇桜(作詞:石原信一/作曲:弦哲也/編曲:南郷達也)
2.青春(作詞:前田たかひろ/作曲:馬飼野俊一/編曲:馬飼野俊一)
3.祇園闇桜(オリジナル・カラオケ)
4.青春(オリジナル・カラオケ)
5.祇園闇桜(一般用カラオケ)
6.青春(一般用カラオケ)

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