新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~角川博『泣いて・・・長崎』※本人コメント動画

角川博さんの新譜『泣いて・・・長崎』について、ご本人にお話を伺いました。
チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!
デビュー50周年を迎えた角川さんに新曲『泣いて・・・長崎』の歌唱のポイントをはじめ、代名詞である女歌を歌うコツ、さらに“物まねの達人”として知られる角川さんに、モノマネ番組出演時のエピソードなど、ユーモアたっぷりに語ってもらいました。
ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――新曲『泣いて・・・長崎』のPRをお願いします。
今回は長崎について歌っています。長崎と言ったら、昔から歌謡界には長崎のついた歌がいっぱいございまして、やっぱり歌にしやすいところなんでしょうかね。私も長崎は大好きです。長崎ちゃんぽんがおいしいですよね。長崎に行ったら必ず食べます。皿うどんよりも長崎ちゃんぽんを好んで食べますかね。皿うどんは好きですよ。でも今回は皿うどんの歌じゃございませんので。長崎ちゃんぽんの歌でございます。それも違いますね(笑)。
今回も女歌でございます。皆さん歌ってくださいね。ほどほどに上手く歌ってください。僕ぐらい上手く歌うと一番いいんですけども、上手いのは私で十分でございます。ほどほどに歌っていただければと思っています。
歌というのはあまりよがっちゃだめですね。自然体で客観的に歌うのが一番スマートじゃないかな。あまり入り込んだ歌は良くないと私は思うんですけれどもね。皆さん別に頑張ることないんですけれども、『泣いて・・・長崎』を歌っていただければと思います。皆さん泣いてくださいね。
――楽曲の第一印象を教えてください。
曲をいただいた時に、本当に仕事のできる歌だなと思いましたね。やっぱりこれが一番じゃないかと思います。歌というのは好き好んで歌っちゃだめですね。やっぱり歌を大事に歌っていこうと思って歌わないといけないなと思いました。先ほども言いましたように、好きだとどうしてもよがってしまうんですね。好きなものというのはどうしても入り込んでしまう。だから歌というのは入り込まない方がいいということでございまして、曲をもらった時にいいお仕事のできる歌だなと思いました。
――歌唱の注目ポイントを教えてください。
やっぱり頭でしょうか。「♪そうよ、そうよ」という出だしが重要でございます。最初が肝心でございますね。「♪そうよ、そうよ」と言葉にして、メロディーに乗っけていただければと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
こういう同じ言葉が出てくるととっつきやすいと言いますか、耳につきますよね。2番の詞も「♪思案思案の 思案橋」とね。歌ってみてほしいですね。
――レコーディング時の裏話を聞かせてください。
だいたいレコーディングというのは70、80%が一番いいんですよ。生では100%で歌うということでございます。レコーディングで100%を歌うとそれ以上がないですからね。プロの歌手として下手なんじゃない? みたいなことになっちゃいますので。作戦として70、80%で作るということでございます(笑)。
――カラオケのポイントを教えてください。
あまりうまく歌おうだのそういう余計なことを考えないことですよ。みんなうまく歌おうとしてずっこけちゃう。ゴルフで言うと、すっごく飛ばしてやろうと思うとOBになっちゃう。これと一緒ですね。OBにもなっていいと思いながら取りかかった方がよろしいんじゃないでしょうか。「♪そうよ、そうよ」も勢いがあった方がいいかと思うんですけど、あまり勢いがついちゃうと後がしんどくなっちゃいますから、これも70、80%の力で歌っていただければと思います。あまり力入れずにリラックスして普通に歌ってください。分かりました? 分かんなきゃ、ここに連絡してください。あ、テロップが出ないですね(笑)。
――女歌を上手く歌うコツはありますか?
うまく歌おうとしない方がうまく歌えますね。余計なことを考えず、言葉のニュアンスを大事に感じながら歌ってほしいですね。「私」と下げて言わないですよね。気持ちを入れやすいように、余計なこと考えずに「私」ってサラッと言えばいいわけです。別にこの歌は「私」ってフレーズはないですけど、「♪そうよ、そうよ」を、「そうよ、そうよ!」と強く言うことはないですからね。ナチュラルに歌いましょう。
――歌の舞台である長崎に行く予定はありますか?
これからキャンペーンで行かせていただくと思いますが、新しい出会いがあるんじゃないかと思って楽しみにしております。その時はよろしくどうぞ。
――カップリング曲『女の意地』のPRをお願いします。
僕がクラブ歌手をやっている時代から、ステージが終わるごとに一緒に働いていたホステスさんから必ずと言っていいほど『女の意地』のリクエストが来ていました。僕の代名詞ですね。当時から言うと、この歌があったからこそ、女性の支持を得られたんじゃないかというそんな一曲です。
原曲を歌っている西田佐知子さんとはちょっと違う雰囲気で歌っております。私はモノマネが得意ですけど、西田佐知子さんのモノマネはできません。角川博のモノマネでやっております(笑)。
――モノマネ番組にも出演されていましたね。
そうですね。当時はモノマネのトーナメントやそういうものが多かったんですよね。当時は五木ひろしさんもやっていましたしね。五木さんもうまかったです。やり尽くしてやるのがないからってアグネス・チャンをやっていましたよ。もう笑えますよ。五木ひろしさんがアグネス・チャンですよ。僕も自分では器用だなと思いますが五木さんも器用ですね。本当に素晴らしい目の細い方でございます(笑)。
――モノマネ番組出演時のエピソードを教えてください。
モノマネをご本人の横でやるというのが一番の醍醐味ですよ。私の場合は美空ひばりさんが隣にいましたからね。全然緊張しなかったです。ひばりさんに初めてやった時も褒められました。弟さんが「お嬢が喜んでいたぞ」というふうに言ってくださいまして。本当にうれしかったですね。実は2回目があって、その2回目は調子に乗ってオーバーにやりすぎて怒られました(笑)。
――歌の力を感じたことはありますか?
長くやっていると、僕も歌い手をやってよかったなと思うことがあります。この前、広島のご夫婦がいらした時に、旦那さんが僕に「あと何年しかもたないんですよ」と言ってらっしゃって。何年か経って、またご夫婦で来てくださったんですよ。「長生きしました」って。ですから、角川博を直に見ていただいて、それがいい命のつなぎになったんじゃないかと思うと、歌い手をやっていてよかったと思いますよね。そう思いませんか? 思うでしょ! 何を訴えてるんだ私は(笑)。
――ボランティア活動にも積極的に参加されていますよね。
同じ世の中を生きていて困っている人がいらっしゃるんだったら、やっぱり困らないようにお手伝いしたいですよね。僕の友人である渥美二郎も、地震で困っている人たちを助けようと、神戸の震災から東北の震災に変わっても、お手伝いさせていただいて。みんなの歌を聞きながら、困っている人を助けようという気持ちや、皆さんで集まっているというのが一番重要ですので、これからもしっかりと応援させていただければと思っています。いろんなチャリティーイベントがありますので、そういうところに急いで駆けつけたいと思っています。
――デビュー50周年の思い出はありますか?
僕にとって、思い出というのはこの先いらないんですよね。失敗も成功も置いていったということで、新しいことに対して向かっていきたいと思っています。昔のことを題材としてやるんじゃなくて、失敗もすれば成功もするということでこの先向かっていきたいと思っている次第でございまして、それでご勘弁願いたいと思います。
――今後挑戦したいことはありますか?
毎日が挑戦ですよね。いい歌を歌っていくというのが挑戦ですし、東京にいてだんだんどこかに出かけていると地方になっていきますので、痴呆にならないように頑張って頭の体操しながら生きていこうと思っています。歌詞が覚えられなくなったらおしまいだなと思いながらやらせていただいています。まだ一曲ぐらいだったら覚えられますので、これからも頑張って覚えていこうかな。地方(痴呆)にならないように都内で頑張ろう!
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
ソーセージということでございました。あ、ソーセージじゃない、メッセージということでございまして(笑)。僕も50年目ですけれども、これから何年できるかと危機感を感じながら、命がどのぐらい続くか分かりませんけどもね。1日も長く、1秒でも2秒でも10秒でも長く、いい歌をこれからも歌っていきたいと思っておりますので、角川博をよろしくお願いしたいと思っている次第でございます。清き1票ならぬ、清きCD1枚を!
放送情報
放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河
放送日時などの詳細は⇒
https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=25270
角川博『泣いて・・・長崎』
発売中
品番:KICM-31180
価格:¥1,500(税込)
【収録曲】
1.泣いて・・・長崎(作詞:瀬戸内かおる/作曲:岸本健介/編曲:南郷達也)
2.女の意地(作詞・作曲:鈴木道明/編曲:高田 弘)
3.泣いて・・・長崎(オリジナル・カラオケ)
4.泣いて・・・長崎(一般用カラオケ・半音下げ)
5.女の意地(オリジナル・カラオケ)
6.女の意地(一般用カラオケ・半音下げ)