新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~原田波人『火の鳥』※本人コメント動画

原田波人
2025.12.12

原田波人さんの新譜『火の鳥』について、ご本人にお話を伺いました。

チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!

デビュー3年目を迎えた原田さんに、大人のラブソングである新曲『火の鳥』の制作秘話から、作曲を手がけた木村竜蔵からもらった粋なアドバイス、プライベートでもこだわっているファッション、カラオケ喫茶に通っていた幼少期、そして今後の目標まで、たっぷりと語ってもらいました。

ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――新曲『火の鳥』のPRをお願いします。

今回は80年代の歌謡曲のような一曲で、原田波人を一段大人の階段を登らせたいという思いが込められた作品です。不死鳥のように何度もよみがえる女心や恋心を、情熱的に描いています。

――「オリコン週間 演歌・歌謡曲シングルランキング」で1位を獲得しましたね。

そうですね。ファンやスタッフの皆さんと取ることができた、念願の1位です。3年目にして初めての1位をいただきましたので、ファンの皆さんも喜んでくださいましたし、制作に携わってくださったスタッフの皆さんとも喜び合えた1位だったと思っています。

――作曲は木村徹二さんの兄・竜蔵さんが務めましたが、何かアドバイスはありましたか?

前作のカップリング『海風塔』も竜蔵先生に書いていただきました。今回の『火の鳥』は、僕が最初に歌った時に少しニュアンスが違ったのか、竜蔵先生から「この1コーラスの中に、1カ所差し色を入れてみるつもりで歌ってほしい」とおっしゃっていただきました。そのサビの部分に差し色を入れて歌ってみたらOKが出ましたので、イメージが難しいとは思いますが、真っ黒の全身コーデだったら靴下に緑を入れてみるというような、そういう差し色を歌の中でも使ってみるといいんじゃないかなと思います。

――差し色を入れた歌い方について詳しく教えてください。

1コーラス全てを甘ったるく歌うのではなく、サビの「♪激しく燃え盛る」を本当に燃え盛っているかのように、甘いだけでなくしょっぱいフレーズを入れてみると強弱がついて、皆さんには聴きやすく印象に残る曲になるのかなと思いながら歌わせていただきました。

――しょっぱい歌い方を披露していただいてもいいですか?

しょっぱい歌い方ですか? はい、いきます。「♪激しく燃え盛る」。分かるかな? こういう感じですね(笑)。

――では、甘ったるい歌い方もお願いします。

「♪雨のハイウェイ 曇り硝子」。こういう感じです。CDで聴いていただけると、より伝わるんじゃないかなと思います。

――大人の恋愛ソングに挑戦して、表現の難しかったところはありましたか?

全てにおいて難しかったです。「♪雨のハイウェイ 曇り硝子」なんてよく分からないですし、不死鳥のように何度もよみがえるちょっと危険な恋愛なので、もちろん経験もしたこともないですけれども、ドラマを観るのが趣味でもありますので、韓ドラを観てこういう状況なのかなとか、いろんなところに目を向けながら、こういうシチュエーションだったらこういう歌い方をするのかなと研究しながら歌っています。ですから、CDを聴いていただいてから、キャンペーンとかイベントに来ていただけると、また違うニュアンスの受け取り方をしていただけるんじゃないかなと思います。

――新曲は今までとは違う路線の楽曲ですが、原田波人の音楽性はどこに向かっているのでしょうか?

デビュー曲『永遠の一秒〜Stretched love〜』の爽やかな歌謡曲から、フォーク演歌の『万燈籠』まで、いろいろなジャンルを歌わせていただきました。オールマイティな歌手になりたいという思いはありますが、人の心に寄り添える音楽というのをこれからも自分の基礎として歌っていきたいと思っています。

今回、CタイプとDタイプを出させていただき、カップリング曲はギャップのある両極端な2曲になっていて、どちらも皆さんに楽しんでいただいていますが、やはり基礎になるのは人の心に寄り添えて、優しい気持ちになっていただけるような歌をこれからも歌えるように日々精進していきたいと思います。

――ミュージックビデオについて教えてください。

今回はバンパイアをイメージして作っていただきました。今まで前髪を分けて撮影することが多かったですが、その前髪を長くして、今回は目にかかるぐらいのアンニュイな感じで、不死鳥の火の鳥をイメージして作っていただきました。ミュージックビデオはドラマ仕立てになっていて、その世界観が伝わるんじゃないかなとは思います。

ファンの皆さんには、バスタブの中で濡れながら、男の人が愛しい女性のことを思いながらもがいているシーンが印象的だったと言っていただきましたね。

――今日の衣装はステージ衣装ですか?

今日は私服なんですよ(笑)。この姿でいろんなところを歩いています。衣装と私服の差が一番ない歌手なんじゃないかなと思いますし、私服のままステージに立ってそのまま帰ることが多いので、荷物を持たなくていいので楽ですが目立ちますね。今日も満員電車に揺られながら参りました。

最初の頃は確かに視線を感じることありましたが、歩いていると外国の方に褒めていただいて、『その洋服はどこで買ったの?』とか、わざわざ翻訳して聞きに来てくださるので、プラスに捉えながら街中を歩いています。

――今作のステージ衣装にもこだわりが感じられますね。

素肌にジャケットを着るというのは、AタイプとBタイプが発売した当時はキャンペーン会場でもその格好で歌っていました。最近は寒くなってきたので、今は着ていませんが、当時はその格好でいろんなイベントにも出演させていただきました。

衣装はスタッフの方と相談しながら僕が考えさせてもらい、『素肌にジャケットがいいんじゃないか』というスタッフのアイデアを聞いて、自らいろんなお店を探して見つけてきました。

――叶わないと思いながらも夢見ることはありますか?

いろんな夢がありましたね。ドラマを観るのが好きだったので、悪魔になってみたいとも思いましたし(笑)、『怪物くん』を見て手が伸びたらいいなぁと思ったこともありました。弁護士や建築デザイナーになりたいとか、結構影響を受けやすいタイプなので、小さい時はいろんな夢を持っていましたね。

――カラオケのポイントを教えてください。

いろんなところに行かせていただくと、カラオケで『火の鳥』を歌っている方が大勢いらっしゃいまして、名古屋に伺った際もカラオケ大会で『火の鳥』が結構歌われているということも伺いました。強弱のアクセントをどこにつけるのか、ご自身が考えている差し色がどこにあるのかというのを考えていただきながら、楽しく歌っていただくことが一番かと思いますので、型にはまらずに自分らしく表現していただけるといいかなと思います。

――キャッチフレーズは「純度120%の歌声」。喉のために気をつけていることはありますか?

毎朝、お湯に蜂蜜を溶かして飲んでいますね。それは毎日必ずやっているルーティンです。喉のケアはすごく大切で、気をつけていても風邪を引いたりしてしまうこともありますよね。そのようなことを防ぐためにも、毎朝マヌカハニーを溶かして飲んでいます。気持ちの問題かもしれませんが、朝に飲むとすごく喉の通りが良くなるなぁと思いながら飲んでいます。

――小学生の頃にすでにオリジナル曲を歌っていたそうですね。

僕は和歌山県出身で、カラオケ教室でレッスンしてくださっていた先生と、ずっと通っていたカラオケ喫茶のお客さんたちから詞を集めて、原田波人に合う歌を作っていただきました。ちょうど小学6年生から中学生に上がるタイミングだったので、『何か記念に作っとこうよ』という声がきっかけでしたね。お客さんの皆さんに作っていただいた曲でした。

――カラオケ喫茶に通っていたんですか?

小学4年生の頃からカラオケ喫茶に通っていましたね。ひいおばあちゃんに連れて行ってもらいました。行くとお客さんたちがすごく喜んで褒めてくださったので、いい気になって、週2日ぐらいは学校から帰ってくるとひいおばあちゃんと一緒にカラオケ喫茶に行っていました。

――歌の先生は曽祖母ということですか?

僕の歌の先生はひいおばあちゃんなので、いろんなことを教えてもらいました。すごく厳しかったですよ。小さい時は技術もないですから、こぶしを回すのも難しかったんですけど、僕が歌っている目の前にひいおばあちゃんが座っていてずっと見ているんです。『ここでこぶしを回しなさい』と言われて、当時は泣きながら歌っていました。それがあったからこそ、演歌・歌謡曲のことがもっと好きになりましたね。いまだに演歌・歌謡曲を歌うと喜んでくれています。でも、怖かったです(笑)。

――本名の原田波人の由来について教えてください。

親が僕のことをサーファーにさせたかったみたいです。3兄弟の末っ子で、出身地の和歌山県は海がすごく有名で、親もサーフィンを趣味でやっていたので、 “波”に“人”という名前をつけたと聞きました。よく捉えると、芸能界の荒波をちゃんと乗っていけるようにという意味でつけてくれたのかなと思いながら、今頑張っています。

――国会中継を見ることが大好きだそうですね。

毎日欠かさず、寝不足になるぐらい国会中継を観ています。一番面白いところはやっぱり人間観察ですね。僕はそこまで勉強熱心ではないですが、国会中継を観ていると、日本が今どのように動いているのかが分かる気がするので、毎日必ず観ています。

――オフの日の過ごし方を教えてください。

オフの日に家に閉じこもっているのがすごく嫌なタイプなので、仕事の日よりも朝早く起きて、とにかくいろんなところを歩いています。もう果てしなく歩いています(笑)。ウインドウショッピングをしたり、知らないお店に入って店員さんとコミュニケーションを取ったり、今流行っているのはどういうものだろうと気になりますし、近くのカフェに行ったり書店で本を読んだりしています。

――今後の夢は何ですか?

今後、自分がデザインした衣装でコンサートをしたいですね。何十年か経った時に、個展も開いてみたいです。すごく先の夢ですけれども、ファッションと歌を融合させたコンサートをやってみたいなと思います。

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

本当にたくさんの皆さんに応援をいただいて、すごく幸せな日々を過ごさせていただいています。

デビューした当時はコロナ禍で、マスクをしてキャンペーンをしたり、パーテーション越しに2ショットを撮ったりと、皆さんと距離がありました。そういう時代だからこそ、SNSでの活動を強化して、YouTubeの生配信も毎週させていただいて、皆さんからコメントをいただき、いろんな触れ合い方があるというのを勉強させていただきました。

皆さんが温かく見守っていただいたおかげですくすく成長しておりますので、これからもいろんな景色を皆さんと見られるように、僕も一生懸命頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いいたします。

放送情報

放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河

放送日時などの詳細は⇒
https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=25483

原田波人『火の鳥』

発売中
価格:各¥1,500(税込)

原田波人「火の鳥」タイプC CRCN8781

タイプC

品番:CRCN-8781

【収録曲】

1.火の鳥(作詞:日野浦かなで/作曲:木村竜蔵/編曲:西村真吾)
2.風花ロマン(作詞:北爪葵/作曲:大村友希/編曲:西村真吾)
3.火の鳥(オリジナル・カラオケ)
4.風花ロマン(オリジナル・カラオケ)

原田波人「火の鳥」タイプD CRCN8782

タイプD

品番:CRCN-8782

【収録曲】

1.火の鳥
2.灼熱グラデーション(作詞:北爪葵/作曲:大村友希/編曲:西村真吾)
3.火の鳥(オリジナル・カラオケ)
4.灼熱グラデーション(オリジナル・カラオケ)

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