新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~田中アキラ『ちょっと嘘上手』※本人コメント動画
田中アキラさんの新譜『ちょっと嘘上手』について、ご本人にお話を伺いました。
チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!
田中さんに、恋する女性の気持ちを歌った新曲『ちょっと嘘上手』の制作秘話から、ミュージックビデオ撮影時の裏話、デビューから20年を迎えた今の心境、趣味のあんこ作り・たい焼き作りについて、たっぷりと語ってもらいました。
ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――自己紹介をお願いします。
皆さま、こんにちは。田中アキラと申します。今日は初めてチャンネル銀河の「新譜!にっぽんのうた」に出演させていただいています。おそらく皆さまは僕をご覧になるのは初めてかもしれませんが、今日は田中アキラの話題、そして、どんな男なのか知っていただくために一生懸命伝えてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
――新曲『ちょっと嘘上手』のPRをお願いします。
僕のオリジナル曲の中では唯一と言っていいほど、ポップで軽やかな曲になっています。内容もユニークなものになっていて、旦那さんが奥さまに優しい言葉をかけて、「なんかあなたいつもと様子が違うじゃないの」というような内容もあります。その奥さまは、旦那さんがもしかしたらよそで浮気をしているかもしれないというのを薄々感じているにもかかわらず、旦那さんは優しい言葉を奥さまに投げかけてもそのままどこかに行ってしまうという、女性にしてみるとはらわたが煮えくり返るような歌になるかもしれません。
中には、主人のことだからいつものことだと旦那さんを転がしている奥さまもいらっしゃるかもしれませんが、あまり深く考えずに楽しんで歌っていただきたいと思います。
――振り付けのポイントを教えてください。
今までの作品では振り付けを意識したことがありませんでした。今作は「♪ちょっと ちょっと」という歌詞が出てくるところで、親指と人差し指でV字を作っていただいて、1つ目の「♪ちょっと」では、V字を前に出して視線をそらし、2つ目の「♪ちょっと」は、視線を前に向けて少し押し出していただく振りになっています。これがこの曲のポイントになっていますので、振り付けも楽しんで歌っていただきたいと思います。
――レコーディング時の裏話を教えてください。
実を言うと、レコーディングの1週間ぐらい前から喉の状態がひどかったんです。ハイトーンを歌う時に、声が割れてしまう現象が続いていました。月に1回メンテナンスに行く耳鼻咽喉科の先生に相談したら、「少し炎症しています」という診断をしていただいたんですね。「あまり無理をしなければ大丈夫ですよ」と言われたので、レコーディングに臨みましたが、やっぱり第一声ではどうしてもいつもの声が出ませんでした。仮歌をまず歌わせていただきましたが、僕が第一声を出したら声が割れていたので、スタジオのガラスの向こう側にいる関係者の皆さんが身を乗り出されてしまって、僕も身を乗り出してしまうということがありました(笑)。
休憩を挟んで、ディレクターから「カップリングの曲からやってみましょう」とご提案いただき、そのディレクターのアドバイスもあってなんとか声が出るようになりましたが、とてもヒヤヒヤするレコーディングでしたね。
――キャッチコピーは「魅惑のボイス」ですね。今後どんなアーティストを目指していますか?
デビューの時に魅力のあるキャッチコピーをつけていただきました。僕は昔から高い声で歌っていましたが、中学生の前に変声期が終わり、だんだん大人の声になってきた時に「この子は中低音がいいかな」という話を耳にしました。それからフランク永井さんや石原裕次郎さんの曲、あとはディック・ミネさんの曲など、低音が特徴的な、黄金期の大スターの方たちが歌われた昭和歌謡を勉強させていただいて、低音の磨きをかけていました。ですので、今後は昭和、平成、令和と時代を過ごさせていただいていますが、“令和の低音歌手”、“令和のフランク永井”というようなイメージがつく歌手になれたらいいなと思います。
今回はコミカルな歌を楽しく歌っていますが、いずれは昭和や平成、令和の匂いがぷんぷん匂うような歌手になっていけたらいいと思っています。
――ミュージックビデオについて教えてください。
初めて女優さんと出演させていただきました。まずその女優さんと会った時に緊張しました。監督さんから「リラックスしてください」と優しい言葉をかけてもらいながら、和やかな雰囲気の中で撮影させていただきました。おかげさまでその日は天気も良く、ビルの屋上で撮影していましたが、緊張しいなのであまり動きが少ないところもチェックをされていて、遠くを見て振りをつけたりしながら、楽しく映像を撮らせていただきました。
撮影が止まっている時に、女優さんと雑談をしましたが、僕は女性とお話しするのもどちらかというと硬くなってしまうタイプですので、その女性の雰囲気に圧倒されるところもありました。お菓子をプレゼントしていただいてその雰囲気にも慣れましたが、すごく胸キュンした女優さんでした。すみません(笑)。
――ちょっとした嘘をついたことはありますか?
僕の故郷は山梨県で、母が駄菓子屋をやっていました。学校から帰ると、ランドセルを下ろして、まず母親の小さな駄菓子屋に潜り込んではお菓子をちょいちょいと取って食べていました。母親は経営者ですから、お菓子がどこにあっていくつあるかというのを把握しているので、「もしかしてあなた、お菓子食べたでしょう?」と言われた時に、「いや、食べてないよ」みたいな感じで、ちょっとした嘘をついたことがあります(笑)。母親にバレていたのかバレていなかったのかは分かりませんが、転がされていたのかもしれませんね。ちょっとした嘘というと、そんな感じの嘘でしょうか。
――では、ちょっとした嘘をつかれたことはありますか?
この話をしていいのか分かりませんが、過去にお付き合いした女性がいました。僕はもともとタバコを吸わないですし、ちょっとしかお酒を飲まないですけども、その当時付き合っていた彼女は、タバコを少し吸っている感じの女性でした。付き合い出した頃はタバコを吸っている気配がありませんでしたが、時が経つにつれてその気配を感じるようになりました。
僕はタバコの臭いに敏感で、部屋の中がタバコの臭いがするので、彼女に「タバコなんか吸ってないよね」と言ったら、彼女が「ううん、吸ってないよ」と言うんですね。その時は彼女のことを信じましたが、1カ月過ぎて、またタバコの臭いがするなと気づいたんです。もしかして他に男がいて、その男がタバコを吸っているのかもしれないというような疑いも出てきましたが、「吸ってないわよ」と答えるんですね。
また時が経って、部屋からタバコの臭いがするものですから、僕はその日怒ったふりをして、部屋から飛び出しました。アパート裏にある電柱に隠れていたら彼女が出てきて、「ごめん。実はタバコ吸ってたの。ごめんなさい」と謝ってくれました。「もうタバコはやめようよ」と後日話したのですが、ある時また部屋からタバコの臭いがしました。クローゼットを開けたら奥の方からタバコが1ケース出てきたので、彼女に黙って捨てちゃいました。ちょっと悪い気持ちもありましたが、その後彼女はタバコもやめて、肺もきれいになったというお話も聞きましたから良かったなと思います。ですので、彼女からタバコを吸っていないよという嘘をつかれた思い出があります。
――カラオケのポイントを教えてください。
この曲はとてもコミカルな曲ですので、作曲の杉本眞人先生から「語るように、問いかけるように歌ってほしい」というアドバイスをいただきました。ですので、あまり力を入れずに一緒に歌いに来ている仲間と楽しんで歌っていただけたらよろしいかなと思います。ただあまり深く考えた歌い方になってしまうと、重くなってしまいますので、そこは一つ気をつけて歌っていただきたいと思います。
カラオケのポイントは、「♪俺が手料理 作るから」という出だしですかね。低音としていい部分になっているかと思っています。ですので、その後から「♪ちょっと ちょっと」が高くなってきますので、前半は低音を響かせて、後半の方でちょっとハイトーンなところを楽しんでいただきたいですね。
――デビュー20周年を迎えた心境を教えてください。
本当にあっという間の20年でした。この20年は、たくさんの歌を歌わせていただいていました。オリジナル曲も何作も発売させていただき、ファーストアルバムも発売させていただいています。30年、40年、50年と芸歴を重ねる大先輩の方々がたくさんいらっしゃいますので、まだ20年というのは通過点ですし、これから、30年、40年、50年と歌っていけるように、ファンの皆さまに支えていただけたらと思っています。これからまた本当にいい歌を皆さまにお届けができるように頑張ってまいりたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。
――趣味はたそがれることだそうですね。
そうですね。僕は一人でいますと部屋の中から外をぼーっと見ていたり、外に出かけてベンチでぼーっと見ていたりとか、とにかく一人の時間が好きなんですよね。どこか人恋しくなる時ももちろんありますが、一人でいる時はとにかく自分の時間を楽しもうという気持ちがあります。ですので、ふらっと家を出て、電車に乗って山手線を1周乗ったこともありますし、あとは一人でバスに乗って始発から終点まで乗っていたり、車に乗って一人で海に行って、水平線を見たりすることも多々あります。たそがれるというのは、自分の中で癒しの時間として大切なものだと思っています。
――もし歌手になっていなかったらどんな仕事をしていたと思いますか?
僕は高校卒業後、18歳で上京しました。子供の頃から絵を書くことが好きで教科書にいたずら書きをしてよく先生にも怒られていました。もちろん歌を10歳ぐらいの時から歌ってはいましたが、それと並行をして、高校の卒業と同時にインテリアデザインの専門学校に通い始めました。インテリアデザインや建築物の設計などそういった職業に進んでいた可能性があるかもしれませんね。
――今ハマっていることを教えてください。
コロナ禍でたき火にハマって、たい焼きを海辺で焼いてからというもの、たい焼き作りが好きになりました。そこから、あんこから作ってみたいと思い、北海道からあずきを仕入れて、浅草の河童橋で購入した大きめの鍋で煮て、美味しいあんこを作るのにハマっています。
あんこ作りにハマったおかげで、ファンクラブの集いで「田中アキラのたい焼き会」を開催したことがあります。その会にいらしたファンの皆さまに「このあんこどうしたの?」と聞かれて、「僕が手作りで5、6時間煮込んで作ったんです」と言ったら、皆さん驚いていて、とても喜んでいただきました。今はとてもいい季節ですので、これからもあんことたい焼き作りに精を出して、皆さまに召し上がっていただけるよう、たい焼き会を企画したいと思います。
――今後の夢を教えてください。
いつまでも元気で歌っていける歌手でいたいです。プライベートでは、もともと僕は小さなコーヒーショップみたいな飲食店をやりたいと思っています。ですので、まずは歌でヒットを飛ばすことができたら、その後にお店を持てたらいいかなと思っています。その時はもちろん、たい焼きとコーヒーのセットを500円という価格で営業するのも夢ですので、ぜひ皆さまその時には足を運んでいただきたいと思います。もちろん1曲リクエストされたらカウンターから歌うこともできますので、ぜひ遊びに来ていただきたいと思います。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
今日はチャンネル銀河さんに初めて出演させていただきました。ご覧いただいている皆さまに田中アキラがどのようにお届けできたか、少し怖い部分もありますが、また番組にも出演させていただく機会がございましたらお会いさせていただきたいと思います。
今年は20周年迎えさせていただきました。今年の最後にこのような素敵な番組に出演させていただけたことをうれしく思っています。また皆さまと全国各地でお会いしたいと思いますので、どうぞ応援のほどよろしくお願いいたします。田中アキラでした。
放送情報
放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河
放送日時などの詳細は⇒
https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=25483
田中アキラ『ちょっと嘘上手』

発売中
品番:TKCA-91628
価格:¥1,500(税込)
【収録曲】
1.ちょっと噓上手(作詞:建石一/作曲:杉本眞人/編曲:猪股義周)
2.男の子守酒(作詞:建石一/作曲:杉本眞人/編曲:猪股義周)
3.ちょっと噓上手(オリジナル・カラオケ)
4.男の子守酒(オリジナル・カラオケ)
5.ちょっと噓上手(半音下げ・カラオケ)
6.男の子守酒(半音下げ・カラオケ)
