新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~走裕介『流氷列車』

走裕介さんの新譜『流氷列車』について、日本コロムビアの田中亮平さんにお話を伺いました。
――まずは新曲のPRをお願いいたします
走裕介15枚目のシングルは作詩に高田ひろお先生、作曲に佐瀬寿一先生、編曲に蔦将包先生をお迎えして作りました。高田ひろお先生と佐瀬寿一先生は過去に『およげ!たいやきくん』のヒットを放った強力な作家さんチームになっておりますので、今回の『流氷列車』も同様に色々な世代の方々に愛される楽曲になってくれればと思っております。
――デビュー曲『流氷の駅』同様にタイトルに“流氷”と入っているのですが、どういった経緯でこのタイトルが決まったのですか?
走裕介の出身地・網走にある網走港には毎年流氷が流れてくるんです。「流氷祭り」というお祭りも開催されており、走はそのお祭りにデビューした年からずっと出演させて頂いております。そういった地元の縁のある言葉であることが理由の一つです。また、高田先生が釧路のご出身で、この曲は釧路から網走をつなぐ釧網本線という列車を舞台に男女の恋模様を列車の走る姿や距離感に重ねた歌詞になっているため、このタイトルになりました。
――どういった経緯でこの楽曲が作られたのですか?
まず、高田先生からこの歌詞を頂きました。今回12年目を迎えるということで流氷に関する王道演歌作品で初心に戻ろうとなり、作曲は高田先生と親交の深い佐瀬先生にお願いをしました。(初心に戻りながらも)12年目らしい、どっしりとかまえて歌える楽曲にしたいという打ち合わせからこの楽曲が出来上がりました。
――ミュージックビデオのコンセプト、撮影時の走さんの様子を教えてください
このミュージックビデオは千葉の木更津の方で撮影しました。走裕介が歌詞の世界の主人公に扮しています。雪の降る中、愛する女性を想い、そして想いが募っていく雰囲気と世界観を演出しました。
走は歌詞の内容や言葉をとても大事にするので、ミュージックビデオの撮影やレコーディングの前に歌詞を読み込んで、作詩家の先生がどういった思い、心情を込めて作られたのか直接お話を伺いながら自分の中で世界観や心情を刻んで臨んでいましたね。
――走さんと最初に会ったときの印象を教えてください
デビュー10周年の記念曲『春待ち草』のレコーディングから前任のディレクターにつくような形で参加するようになりました。最初の印象は、本当に歌のお上手な方だなと。ボーカル録音の時も音を外さないですし、ピッチも正しく、優秀な歌い手さんだなと僭越ながら思いました。そこから『知床挽歌』、今作と2作品続けて担当させて頂きましたが、歌が上手いだけでなく、歌詞の世界観を自分の中で昇華させる姿など、歌に対して誠実な態度で臨まれる歌手だなと、今感じております。
――走さんには今後どんなアーティストになってほしいですか?
デビューから今まで色々な作家さんに曲をご提供頂いて歌ってまいりましたが、今後続けていく中で男女の恋をテーマにした楽曲だけでなく、大きなテーマの楽曲、例えば「人生」や「自然」などといった広がりがあるテーマを歌える歌手になっていってほしいと思います。私もそういった楽曲の発注からディレクションまで走と良い関係を保ちながら、大きくなっていく手助けをしていきたいと思います。
放送情報
放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河
放送日時:2020年3月1日(日)朝7:15~ ほか
番組HP ⇒https://www.ch-ginga.jp/movie-detail/index.php?film_id=18447
作品情報
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走裕介『流氷列車』
2020年2月12日発売/CDCOCA-17737 /¥1,227+税/【収録曲】1.流氷列車 (作詩/高田ひろお 作曲/佐瀬寿一 編曲/蔦将包) 2.唇は赤き砂漠(作詩/高田ひろお 作曲/佐瀬寿一 編曲/蔦将包) 3.流氷列車 (オリジナル・カラオケ) 4.唇は赤き砂漠 (オリジナル・カラオケ) 5.流氷列車 (半音下げオリジナル・カラオケ) 6.唇は赤き砂漠 (半音下げオリジナル・カラオケ) 7.流氷列車 (1.5コーラスオリジナル・カラオケ) 8.唇は赤き砂漠 (2コーラスオリジナル・カラオケ)