【本人コメント映像】新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~中澤卓也『約束』
中澤卓也さんの新譜『約束』について、ご本人にお話を伺いました。
”人との繋がり”を歌ったポップスバラード『約束』についてミュージックビデオ撮影時、レコーディング時のウラ話やカラオケのポイント、タイトルにちなんで約束を破ってしまった経験などのほか趣味のスニーカーについて、プロレーサーを目指していた過去、家族との関係性などなどたっぷりと語って頂いた様子をお届け。
――まずは、新曲のPRをお願いします。
新曲『約束』は”人との繋がり”を歌ったポップスバラードになっております。
2020年は新型コロナウイルスの影響で仕事も全然なかったですし、コンサートなど色々なことが出来なくなりました。ファンの皆さんとも全く会えませんでしたが、それでも心や気持ちは繋がっている思いで、いつか会える日を楽しみに過ごしていました。そんな思いを作品に残しておくことは大事だと思い、この『約束』ができました。
――ミュージックビデオの撮影はいかがでしたか。
今まではロケをすることが多かったのですが、今回はスタジオで撮影しました。
お花がでてくるのですが、そのお花を人の心に例えて、そのお花に向かって僕が色々な思いをのせて言葉を投げかけていく映像になっています。
景色の変化が無く、シンプルな映像なので表情や手の動き、目線で伝えていく難しさがありましたね。楽曲もアレンジが美しく無駄なものが無いシンプルで繊細な作りなのでMVもそういったシーンが多かったですね。
――レコーディングはいかがでしたか。
今回、作曲は師匠の田尾将実先生、作詩は石原信一先生で前作『北のたずね人』と同じお二人に手掛けて頂き、アレンジャーに坂本昌之さんが初めて加わって頂きました。
坂本さんは平原綾香さんの『Jupiter』や德永英明さんの「VOCALIST」シリーズで編曲を担当されているので、ポップスの味付けといいますか、今までの中澤卓也の世界観には無かったものをたくさん取り入れてくださいました。
僕は『約束』のイントロがすごく好きで一瞬で心を鷲掴みにされたのですが、同時にあのイントロの後に僕が歌いださなければいけないのかという緊張がありました。レコーディングの時はそこに物凄く神経を使いましたね。イントロが終わってワンフレーズ目の歌い出しでのいいバランスの力加減、ニュアンスを生むのに苦労しました。
――カラオケのポイントを教えてください。
サビの「♪つながっているよ 会えなくっても」の言葉を伝えたいためにある歌なので、そこに一番熱量を込めて晴れやかに歌って頂きたいです。
気を付けて頂きたいのはバラードでありがちなのですが、しっとりとしたイメージを持ちすぎると歌が暗くなってしまいます。『約束』は、最初会えない状況で暗い世界観から始まるのですがゆくゆくは会えるようになっていく歌です。「会えなくても繋がっているよ、心は」という明るい歌なので、静かに歌っていても心は晴れやかに歌って頂ければ言葉もたって伝わるかと思います。
前半のしっとり歌う部分は僕も苦戦した部分で、小さく歌おうとすると言葉が奥に入ってしまうので気持ちのボリュームをコントロールして歌って頂くと良いと思います。
――ちなみに現在、誰かと約束していることはありますか?
あんまり人と約束しないんですよね……。そもそも人とあんまり関りが無いといいますか、僕たぶん演歌・歌謡曲界イチ友達がいないと思います(笑)。少し悲しいのですが……(笑)。僕と約束を交わしたいという方、お待ちしております(笑)!
――約束を破ったことはありますか?
約束とまではいかないですが、「ごはん行きましょうね~」といって実際に行ったことは一度もないですね(笑)。でもそれは約束じゃないですからね!「行けたらいいですね~」というやつですからね!
――趣味はスニーカー集めを公言しています。
ピークの時は70足くらいありましたね。スニーカーは家族同然で、スニーカーひとりひとりの命を大事に守ってあげるために、それぞれ部屋を与えて乾燥剤を入れたりしてリラックスできる環境を整えてあげていましたね。スニーカーの管理者として重要なポイントです。下駄箱に置かずリビングにおいて寝食をともにしていましたよ。
(スニーカーを買う時)特にこだわりはなく、ぱっと見のデザインとそのスニーカーが僕を求めているかどうかで決めています。人間もそうですよね。
――かつてはプロレーサーを目指していたんですよね。
歌手になる前、車が大好きで、遡ると小さい頃はミニカーなどでずっと遊んでいたんですね。その横で兄が「グランツーリスモ」というレースゲームをやっていてそれを見てレースの存在を知り、更に物心ついた時にはレーサーという職業があることに気づきました。小さい頃は地上波でF1がやっていて、同じく車好きな父と一緒に見ていて、そこからレーシングドライバーという職業に憧れて目指すようになりました。僕が通っていた高校にモータースポーツ課というのがあったんです。全国で初めてモータースポーツ課が導入された学校で、その一期生として入学し、レースの勉強をしていましたね。
――なぜ断念されたのでしょうか。
やっぱりお金の問題ですね。意味が分からないくらいお金がかかるんですよ。
始めはレーシングカートをやっていて、そこから4輪のF4やスーパーFJのクラスに上がるときにメインのスポンサーを見つけることが出来ず、やめました。メインスポンサーがマシンの管理費や修繕費、レースの参戦費や遠征費を出してくれるんです。ドライバーが着るレーシングスーツやシューズなども同じなのですが、どれも使用期限がありながらとても高額なんです。
――プロレーサーになる夢はあきらめましたか?
(レースを)やめたので、遠ざけていたのですが、昨年YouTubeの企画で8年ぶりくらいにマシンに乗ったんですよ。ボロボロだろうと思ったのですが、意外と体は覚えていて、走れたんです。マシンを貸してくれたレースチームの方も「また、走った方がいい」「また乗った方がいい」と言ってくれて、今、モータースポーツ熱全開です(笑)。機会があったら乗ってみたいですね。自分の運転技術がプロの世界でどれくらい通用するのか分からないままやめてしまったので、もう一回挑戦させてもらえる環境に徐々になっているのかなと思っていて。もちろん歌が本業ですが、その傍らレースが出来たらいいなと思いますね。
日本一速い歌手を目指して、頑張りたいと思います(笑)。
――現在、一人暮らしをされているとのことですが、家族と連絡はとりますか?
中澤家は全国の他のご家族に比べても連絡の薄い家族だと思います(笑)。
子供の頃から兄弟全員放し飼いでやりたいことを自由にやってくれという家族なんです。習い事なども「これをやりなさい」「あれをやりなさい」と言われたことも無いですね。だからレースも自由にやらせてもらえて。レースをやめた一年後には「のど自慢」に出て歌手の道が開けたんですけど、普通の親からしたらびっくりですよね。散々レースで家のお金を使って、やめた1年後には歌手になるなんていったら普通怒りますよね。でもそれも「いいんじゃないの。やりたいならやってみたら」という感じで。いい意味で放し飼いなんですよね、ずっと放牧されていて、笛が吹いたら団結するみたいな(笑)。
今もそのスタイルは変わらずで、事前の連絡もなくコンサートにきて、終わった後も何もなく言うことなく帰っていたり(笑)。連絡の薄い家族なのですが、居心地がいいですね。
――ファンの方へ何か約束をお願いします!
2021年は、皆さんに会いに行くことを約束したいと思います。
そして、2020年紅白やレコード大賞のステージを目指して頑張ってきましたが、叶わなかったので今年は皆さんとともにそのステージの景色を見ることを約束します。さっきの「ごはん行きましょうね~」ではないですからね。約束です。
放送情報
放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河
放送日時:2020年2月7日(日)朝7:15~ ほか
番組HP ⇒https://www.ch-ginga.jp/movie-detail/index.php?film_id=20225
中澤卓也『約束』
2021年1月6日(水)発売
タイプA
CRCN-8376
¥1,227+税
収録曲
『約束』(作詩:石原信一 作曲:田尾将実 編曲:坂本昌之)
『泣かせたいひと』(作詩:田久保真見 作曲:田尾将実 編曲:坂本昌之)
タイプB
CRCN-8377
¥1,227+税
収録曲
『約束』(作詩:石原信一 作曲:田尾将実 編曲:坂本昌之)
『青山レイニーナイト』(作詩:堀越そのえ 作曲:田尾将実 編曲:矢野立美)
「中澤卓也 MV Album Vol.1~2020年の足跡と副音声を添えて~」
2021年1月6日(水)発売
DVD(CRBN-94)
¥4,364+税
収録曲
・青いダイヤモンド(2017.PV)
・黄昏に(2017.PV)
・彼岸花の咲く頃(2017.PV)
・冬の蝶(2018.PV)
・茜色の恋(2019.PV)
・北のたずね人(2020.PV)
・東京タワー(本作品用に新撮)
・初めての恋(本作品用に新撮)
・茜色の恋(2020ライブ)
・光と影の天秤(2020ライブ)
・長岡大花火音頭(2020ライブ)
・俺の愛だから(2020ライブ)
・青いダイヤモンド(2020ライブ)
・ゆびきり(2020ライブ)
・東京タワー(2020ライブ)
・北のたずね人(2020ライブ)
・心変わり(2020ライブ)
・いつまでもどこまでも(2020ライブ)
・江の島セニョリータ(2020ライブ)
・ありがとうあなたへ(2020ライブ)