新譜！にっぽんのうた～ノーカット編～氷川きよし『南風』 ※本人コメント動画

2021.6.18

新譜ウラ話

氷川きよしさんの新譜『南風』について、ご本人にお話を伺いました。

チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け！

新曲『南風』そしてニューアルバム『南風吹けば』のことや、趣味の料理について、大好きなデニムファッションのことなどたっぷりと語ってもらいました。

ノーカットのインタビュー動画はこちら。

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――新曲『南風』のPRをお願いします。

コロナ禍でみなさん大変な状況かと思いますが、みなさんの心にやさしく「南風」を吹かせられるような作品になっています。
自分自身このうたを歌うと背中を押されるような気がします。
多くの幅広い世代の皆さんにこのうたを楽しんでいただきたい、温かい歌謡曲作品です。

――ミュージックビデオの撮影はいかがでしたか。

『南風』のミュージックビデオは山梨で撮影しました。
撮影の時、15年一緒に生きてきたわんちゃんが闘病中だったんです。
昨年の12月から闘病していて、ちょうど撮影の日が山場で。本当はそばにいたかったのですが、それでも撮影に行かなければならないので「元気で待っててね」と言って家を出ました。結局、その日は乗り越えてくれて、ちゃんと待っていてくれました。
家を出るとき、「今日一日ココアが絶対に生きてくれますように、無事にいますように」という願いからいつもよりも笑顔で撮影をしようと思い撮影に臨みました。
その当日、山梨は寒く、薄い衣装だったのでちょっとひんやりしましたが、温かい南風が吹いたような気持ちで撮影させて頂きました。いろいろなことを感じられる『南風』のうたとマッチしている映像になったと思っています。

――そして、今年2月16日に愛犬ココアは天国へ旅立ちました。

本人が迷惑をかけたくなかったのか、（コロナの影響で）コンサートが中止になり、コンサートがない時に旅立ちました。
2月16日の10日後からコンサートだったので、もし亡くなったのがコンサート当日だったら気持ちが落ちて辛くなっていたと思いますが、10日間いろいろなことを考えさせてもらってからのステージだったので、またより一層、歌に対する深い思いが出てステージに立つことができたかと思います。

――カラオケのポイントを教えてください。

色々テクニックをきかせるよりも、やさしい気持ちで、人を癒す気持ちで歌っていただきたいなと思います。
自分もそんな気持ちで歌っています。「♪吹けよ南風」のところは大きく風を吹かせるような気持ちで高音を張り上げて歌っていただきたいなと思います。

――料理上手な氷川きよしさんですが得意料理を教えてください。

いつも色々な方に得意料理を聞かれますが、本当に得意料理はなくて。家にあるもので作りたいと思うので、冷蔵庫の中にはスーパーで安い時に買ったものなどが入っています。
その時にあるもので、例えばピーマン一つにしても塩でそのまま食べたり、昨日はカレイの煮付けを作ったり。
季節のものをよく食べていますね。天ぷらをよく作るのですが、旬のお野菜を天ぷらにしてお塩でいただいています。
（しいて得意なものをあげるとしたら）最近は和食が得意ですね。シンプルな焼き魚と明太子とお味噌汁とごはんとかが多いです。
今日は魯肉飯（ルーローハン）ですね。台湾ではポピュラーな家庭料理なのですが、豚バラを紹興酒と醤油、八角、砂糖で煮て、それをごはんにかけて食べるのですが、すごく美味しくて台湾に行った気持ちになれます。

――デニムが大好きと伺いました。

脚のラインが細く出るものをいつも選ぶのですが、自分にはデニムが欠かせなくて、一年中デニムだったりします。
デニムは世代を超えて着られるし、土いじりとか植物を触ったりする時もデニムだと汚れても安心なので、本当に万能ですね。

――今春から園芸番組にレギュラー出演します。

番組に出演する前は、園芸は日が照っていて水があればいいと思っていたのですが、実は植物を育てるにあたって必要なものは風だということを知りました。
風が通気性や水を腐らせないようにするとか、そういったバランスを保っているんです。
ちょっとストレスがかかるくらい風あたりがいいところの方が植物にはいいみたいです。色々と学んで知っていく中で、無知って怖いな、勉強していかないといけないな、とも思いました。
番組では楽しみながら色々と勉強させていただいているので、いつか植物とかお野菜に関する免許を取りたいという目標もあります。

――6/8にはアルバム『南風吹けば」をリリースしました。

このアルバムを作るにあたって『南風』を全面に出したいという思いから『南風吹けば』というタイトルに決めました。
今年は東日本大震災から10年です。一口に10年と言っても家族を亡くされた方や家を流された方などを思うと胸が締め付けられる思いです。
10年前の状況を忘れないでいることが大切だし、それをちゃんと継承していくことがうたの持つ意味だと思ったので『そこまで春が…』という震災の時にいただいた曲(※東日本大震災のことを題材に制作された楽曲)をまた入れさせて頂きました。
スタッフのみんなと一曲一曲の流れを構成して、一丸となってこのコロナ禍の中作った作品です。
世代を問わずいろいろな方に聴いてもらいたい素敵な演歌歌謡曲のアルバムになりました。
自分自身も歌い続けていきたいと思いますのでみなさんもどうか負けないで、ともに頑張っていきましょう。