ドラマ主題歌、冠バラエティーと大活躍! 竹島宏が大好評シングル『サンタマリアの鐘』新タイプをリリース 「年齢を重ねるのは素敵だということをみなさんと共有したい」
7月12日、NHK BS時代劇「大富豪同心3」の主題歌『絆…この手に』を収録した『サンタマリアの鐘』Cタイプをリリースした竹島宏。同ドラマの主題歌を歌うのは、シーズン1、2に続き3作連続で、人気時代劇シリーズの重要なイメージの一端を歌声で担ってきた。また、6月17日からチャンネル銀河の新番組「竹島宏の旅はハッピー オッパッピー」がスタートし、〈歌×旅×食〉のバラエティーに初挑戦するなど、活躍の場をますます広げている。充実の活動が続く現在の心境から「90歳まで現役であり続けたい」と語る胸のうちまでを聞いた。
時代劇好きの心をつかんだ主題歌3作連続起用
━━NHK BS時代劇「大富豪同心3」の主題歌『絆…この手に』は、シーズン1の『夢の振り子』、シーズン2の『向かい風 純情』に続き、3作連続での主題歌となりました。
ドラマの主題歌を歌わせていただくのは『夢の振り子』が初めてだったので、最初お声をかけていただいたときは、本当にうれしかったです。でも、まさか2作目も声がかかるとは思っていなかったですし、さらに今回3作目もということで大きな喜びを感じる反面、こんな素晴らしい機会を僕が連続していただいてよいのかと、どこか申し訳ないような気持ちさえ湧いてしまいました。1作目のときに主題歌を歌わせていただけるありがたみを身に染みて感じていましたから。
━━主題歌を歌ったことで何か変化はあったのでしょうか?
徳島でライブをしたとき、それまでのライブでは見たことがない大勢のおじさま方が会場の後ろのほうにいらしたんです。しかもその日はファンの方だけが来るようなイベントでしたから不思議に思っていたら、最後に『夢の振り子』を歌い始めた途端、そのおじさま方が一斉に立ち上がって、手拍子を入れてくださいました。あぁ、時代劇ファンの方たちだと納得しました。時代劇がお好きな方々は必ずしも音楽番組をご覧になっている人ばかりではないということも感じましたし、主題歌に起用されていなければ、僕を知っていただけるきっかけは生まれていなかったわけですから、本当にありがたいことだと感じています。
━━3作連続での主題歌起用は、ドラマのプロデューサーたっての希望だったそうですね。
「大富豪同心」のプロデューサーさんは、作品に対する愛情にあふれた方で、常に新しくて楽しいことに挑戦しようという姿勢をお持ちです。できる限り同じチームでこのドラマを壮大な物語に作り上げていきたいということで、僕もチームの一員だとおっしゃってくださいました。その熱い思いがこの作品に関わる人たちに浸透しているからか、演者の方々も「今度の主題歌も竹島さんですよね」と口々に言ってくださったそうです。おそらく演者のみなさんは、1作目の『夢の振り子』で竹島宏を初めて知った方がほとんどだと思うのですが、今ではうれしいことに「紅白に竹島さんが出るんだったら、私たちがバックで踊りますよ!」とおっしゃるほどに。キャストからスタッフまで特別な絆で結ばれたこのチームに参加することができて、本当に幸せな気持ちです。
反響にびっくりした初の冠バラエティー挑戦
━━6月からは、チャンネル銀河のオリジナル番組で〈食×旅×歌〉をテーマにしたご自身初の冠バラエティー「竹島宏の旅はハッピー オッパッピー」もスタートしました。
自分の名がついたバラエティー番組でなければ、まずできないような、さまざまなことにチャレンジさせていただけているので、とても感謝しています。
━━歌っているときとはまた違う、竹島さんの自然体の素顔が見られると好評です。
長年、僕のことを見守ってくださっているファンの方々から「宏くんってこんなに面白かったの?」「番組の最初から最後までずっと笑いっぱなしだった!」といったたくさんの感想をいただき、反響に自分でもビックリしています。歌のお仕事とは異なる竹島宏の側面をこの番組を通して感じていただき、喜んでもらえているとしたら、思い切って取り組んで本当に良かったなと思います。とはいえ、多くの反響をいただけるのも、共演の小島よしおさんのおかげです。
━━小島よしおさんとはこの番組が初対面だったそうですね。
あまりお笑い番組を見てこなかったこともあり、芸人事情にも精通しているわけではないので、小島さんについても「そんなの関係ねー、オッパッピー」というギャグくらいしか存じ上げなかったんです。でも、初めてお目にかかったときから小島さんは頭の回転がとんでもなく速く、知性あふれる方で、バラエティーの経験が少ない僕が何を喋っても、どんな言葉を投げかけても、全てをキレイに回してくださるということが瞬時に分かりました。小島さんがうまく受け止めてくださるので、僕はいつも遠慮なく喋ることができています。何より2人のノリが合っているなと感じています。
━━古くからのお友達だったのかなと思うくらい、お2人の息が合っているように見えます。
音楽でいうとリズムですね。リズム一つ合っていないと、悪くはないけれど何か違う、何かしっくりこないというように、音楽にはギクシャクが生まれてしまいます。それと同じことで、トークも間やテンションの使い方が合っているかが重要だと思うんです。小島さんとは、話しているときの温度感やその場で感じていることや考えていること、ギアの入れ方や落とし方、バイオリズムなど似ている部分があるのかなと思ったりします。単に小島さんが上手に僕に合わせてくださっているのかもしれませんが。それに、この番組は編集も素晴らしいです。実際の収録では、放送されている時間の何倍喋っているの!というくらいなので(笑)。
年齢を重ねて生まれる味で90歳まで現役を目指す
━━番組では、薬膳酒作りや自然派食品、野菜・果物の話題など、竹島さんこだわりの“食”についてもたくさん語られていますが、薬膳酒にハマられたのはいつ頃、どんなきっかけだったのですか?
2018年に『恋町カウンター』をリリースするちょっと前くらいに、たまたま薬膳酒を提供しているお店に行く機会があったんです。理科室で見るような瓶がずらっと並んでいる中、お店の方に薬膳酒についていろいろ教えていただきました。ちょうどその頃、喉を壊して半年くらい声が戻らなかった経験から歌手活動をするにはまず健康が大前提と、自然食品を摂るようにするなど食で体に気を使うことに興味が出ていたときだったので、薬膳酒も自分で作って、就寝前にお猪口に1杯くらいを飲むようになりました。一時期は旅先にも持っていきました。
━━“うたびと”であるために“食”にも気を使われているんですね。
90歳まで歌っていたいですからね。
━━なぜ90歳なのですか?
僕はジャズシンガーのジミー・スコット(1925-2014)が大好きで、来日した最後のライブをブルーノート東京に見にいったのですが、当時既に80歳を過ぎて、若干フラフラしながらステージに上がってきたんです。でも、そんな状態のジミー・スコットが一声発した瞬間にグワーッと体が痺れるくらいの感覚に襲われ、「こういう歌を歌いたい!」と思ったんです。しかも、すごく素敵なタキシード姿で、ステージでもプライベートでも奥さんを伴われていて。だからあの色気なんだ、カッコイイなと思って。
━━目指すべき“うたびと”の姿を直接、目にされたんですね。
もう1人いるんです。NHKホールでシャンソン歌手のシャルル・アズナヴール(1924-2018)のコンサートを見にいったときも、90歳近い年齢のご本人が目の前にいるだけで感激したのですが、休憩なしで1時間半歌いっぱなしで、その声も姿も本当にカッコよかったんです。ジミー・スコットもシャルル・アズナヴールも、若いときほど声の密度がなくなっていても、その部分を長い人生で培ってきた精神といえるもので埋めていて、それが素晴らしい味になっていることを生のステージを見て痛感しました。そして僕もそんな風に年を重ねていける歌手になれたらいいなと。90歳まではあと45年ありますが、年齢と共に変化していく声を楽しんでいけたらと思います。
━━2021年の『プラハの橋』、2022年の『一枚の切符』、2023年の『サンタマリアの鐘』のヨーロッパ3部作で竹島宏ならではの“大人の歌謡曲”の世界を確立しましたが、さらにその先の目標もしっかり描かれているのですね。
歌謡曲って歌詞がドラマティックで、陰影があって、読めば読むほど深さもあって、言葉一つひとつがキラキラしています。同時にメロディーやアレンジもバリエーションに富んだ楽曲がとても多くて、そこに歌手の個性や世界観がうまく重なったとき、すごく大きな歌になるという意識が僕にはあります。そういう歌世界を自分で生み出すことを目指して“大人の歌謡曲”をキーワードにヨーロッパ3部作には取り組んできましたが、“大人の歌謡曲”を歌える歌手とはどんな歌手なのかといえば、まず技術がないと表現はできませんし、さらにその技術をホンモノにするためには経験や内面的な充実が必要だと思っています。それゆえ、これからはより一層‟年齢を重ねていくことはとても素敵だ”ということをファンのみなさんと共有していきたいと思っています。
━━では、最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。
デビュー以来、ずっと竹島宏の歌を愛し、支え続けてくださって、ありがとうございます。今後も、みなさんがより健康に、そしてハッピーになれるように長寿シンガー目指して頑張ります! そして次回の「竹島宏の旅はハッピー オッパッピー」も、観ている方々に思う存分、ハッピーな時間をお届けしたいと考えていますので、どうぞご期待ください。
竹島 宏『サンタマリアの鐘』
Cタイプ
2023年7月12日(水)発売
品番:TECA-23031
価格:¥1,400(税込)
【収録曲】
1.サンタマリアの鐘(作詞:山田ひろし/作曲:幸 耕平/編曲:坂本昌之)
2.絆…この手に(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:坂本昌之)
3.サンタマリアの鐘(オリジナル・カラオケ)
4.絆…この手に(オリジナル・カラオケ)
チャンネル銀河オリジナル番組『竹島宏の旅はハッピー オッパッピー』
#1 厚木バラめぐり~豚&トマトでパワーチャージ~
放送日時:
2023年8月19日(土) 21:00〜21:45(再放送)、
2023年08月27日(日) 7:15〜8:00(再放送)
出演者:竹島宏、小島よしお
制作年:2023年
番組サイト:
https://www.ch-ginga.jp/detail/takeshima_hiroshi_happy/
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