辰巳ゆうとが『迷宮のマリア』を5月15日にリリース パワーあふれる新曲で「自分の限界を突破したい!」

2024.5.31

「演歌第7世代」の旗手にして「演歌界の王子様」である辰巳ゆうとが、新曲『迷宮のマリア』を発売した。作詩・松井五郎&作曲・幸 耕平のタッグで生まれた“情熱のラブソング”にかける意気込みと、デビュー7周年を迎えた今の想い、忙しい合間の“癒しの時間”などについて語ってくれた。


――新曲『迷宮のマリア』はかなりアップテンポな曲ですが、初めて歌ってみた時の印象はいかがでしたか?

歌っていると、自然と体にパワーがあふれてくる曲なんです。力を抜いて歌おうと思っても、気がつけば全力で歌っているんですよ。僕はレコーディングの時に力んだり気負ったりということはない方なのですが、『迷宮のマリア』のレコーディングでは曲につられてテンションがどんどん上がっていって、最後は声が出なくなるほどでした。僕の今持っている声量・体力・パワーのすべてを詰め込むレコーディングでしたね。これからこの『迷宮のマリア』を歌わせていただくにあたっては、僕自身もスタミナや喉の力を求められると思いますので、日々のトレーニングを欠かさず、この曲を通じて今の自分の限界を突破できるように成長していきたいですね。

――『迷宮のマリア』では、ビジュアルもこれまでと変わりましたね。

前曲『星くずセレナーデ』の時は黒髪で前髪を上げていたのですが、曲が変わるということは歌の主人公も変わるので、それに合わせてビジュアル面も変えました。『迷宮のマリア』はポップな感じの曲なので、印象を変えるためにパーマで茶髪にしてみました。『迷宮のマリア』は全国の皆さんにこのビジュアルでお届けにうかがいますので、応援よろしくお願いします!

――8月からの東京・福岡・名古屋・大阪を巡るコンサートツアー「辰巳ゆうとスペシャルコンサート2024」でも新曲『迷宮のマリア』を披露されると思いますが、その他のツアーの見どころは?

具体的な準備はこれからなのですが、コンサートツアーならではの新しい仕掛けを用意したいと思って、スタッフの皆さんといろいろ打ち合わせしています。僕はコンサートをやらせていただくたびに毎回新しいチャレンジをさせていただいていて、昨年はサックス演奏、その前は和太鼓演奏にチャレンジさせていただきました。今回のコンサートでも、新たな「辰巳ゆうとの挑戦」を加えたいと思っているので、そこは注目していただきたいですね。

――サックスにしろ和太鼓にしろ、お忙しい合間に練習時間を確保するのが大変そうですね。

確かに練習は大変なのですが、昨年はまったく吹けない状態から1カ月で自分の曲を演奏するところまで頑張れたので、変な自信はつきました(笑)。練習している間は「本番に間に合わないんじゃないか?」「もう止めようかな……」といったネガティブな気持ちになることもあったのですが、舞台でやらせていただいた時に皆さんからたくさん拍手をいただき、「頑張ってきてよかった」という喜びと達成感を強く感じました。そうした喜びがあるからこそ、今年も頑張ろうという気持ちを強く持てているのだと思います。次のコンサートツアーで僕が何に挑戦するのか、それも楽しみにしていただきたいですね。

――今年デビュー7周年を迎えましたが、これまでの7年間を振り返っていちばん印象に残っていることを教えてください。

印象深いのは、やっぱり「日本レコード大賞」ですね。2018年に『下町純情』で最優秀新人賞をいただいた時のことはもちろんはっきりと覚えているのですが、昨年末に作曲家協会選奨をいただいて『星くずセレナーデ』を歌わせていただいたことは、僕の中ですごく大きいことだったと思います。『星くずセレナーデ』はそれまでとガラッと雰囲気が変わった曲で、リリース前はファンの皆さんに受け入れていただけるか不安に思う部分もあったので、その曲を日本レコード大賞のステージで歌うことができたのは本当にうれしかったですね。ファンの皆さんとのかけがえのない思い出の1曲が、また増えたのを実感しました。新人賞以来久しぶりに日本レコード大賞の舞台に帰ってくることができた喜びもあって、僕にとってすごく貴重な時間だったと思います。

――7年前のデビュー当時の自分に今の自分からアドバイスするとしたら、どんなことを伝えたいですか?

「デビュー以降は本当に毎日忙しくて遊ぶ時間もないけど、続けていくうちに楽しくなるので頑張れ!」と伝えたいですね。デビュー当初は毎日の仕事をさせていただくだけで精一杯だったんですよ。初めてお邪魔する場所がほとんどで、スタッフの皆さんとどう接していいかもわからない。でもそれを続けていくうちにスタッフの皆さんと仲良くなっていきますし、いろんな場所にお邪魔させていただく楽しみも増えていく。何よりも温かく迎えてくれるファンの皆さんがいてくれる。最初の頃はそういったことも先のこともまったく見えていませんでしたが、大晦日と元旦以外はキャンペーンや収録で過ごす毎日を続けていく中で、多くの方々と触れ合って成長させていただきました。だからデビュー当時の自分には、「とにかく毎日頑張れ!」と伝えたいですね。

――ちなみに、仕事を楽しめるようになったのはいつ頃からですか?

昨年くらいからもしれないですね。昨年、僕が座長を務める「辰巳ゆうと一座 特別公演」をやらせていただいたのは大きいと思います。今まで先輩方のステージで歌わせていただいたことは何度もあるのですが、今度は自分が中心となる舞台ということで、最初はものすごい責任と緊張を感じていたんです。自分がしっかりしないとスタッフやバンド、演者の皆さんに迷惑をかけると思って、すごいプレッシャーを感じていました。でも皆さんと準備を進めて交流を重ねる中で、「この一座、楽しかったな」と思ってもらえる公演にしたいという気持ちが強くなっていったんです。そうした気持ちの変化に合わせて、一人で気負うのではなく、肩の力を抜いて向き合えるようになりました。皆さんの力をお借りしながら仕事を進められていることは「落ち着き」と「自信」につながりましたし、僕自身も楽しく仕事ができるようになりました。仕事が「楽しい」とはっきり自覚したのは、この時かもしれないですね。

――次にまた座長公演をする時に、挑戦してみたいことはありますか?

座長公演というと第1部でお芝居があって、第2部はコンサートという構成が多いと思うのですが、こうしたスタイルじゃなくてもいいのではないかと思っているんです。時代劇+ミュージカル+コンサートのような構成も面白いんじゃないかと思っています。他にも大先輩方がやっておられたように昼の部と夜の部でお芝居が違うというパターンも面白いと思います。昼の部が「時代劇」で夜の部は「ミュージカル」のような、演歌と他ジャンルの音楽の融合なんていうのも面白いじゃないですか。もちろん演者やスタッフの負担は大きくなってしまうと思いますが、パターンにとらわれずにいろいろ挑戦していきたいですね。

――大先輩といえば、7月と10月には「松平健 芸能生活50周年記念公演」への出演も決まっていますね。

昨年も松平さんの舞台に出演をさせていただいたのですが、松平さんはとにかくオーラがすごいんですよ。特にお芝居では伝わってくる“圧”がすごくて、まさに「スターの持つ存在感」に圧倒される日々でした。そのオーラは、お芝居の舞台でも独特の緊張感を生み出しておられましたね。ご一緒させていただいて、表現のしかたで伝わり方がどう変わるのか、セリフのある歌で活かせる部分もあってすごく勉強させていただきました。今年はメモリアルな公演にご一緒させていただけるので、松平さんに「この1年で少しは成長したじゃないか」と思っていただけるように頑張りたいと思っています。

――頑張ると言えば、チャンネル銀河の人気番組『ゆうと王子の大冒険』では毎回いろんなことに挑戦されていますが、次のシーズンがあるとしたらどんなことに挑戦したいですか?

『ゆうと王子の大冒険』では毎回、イルカのトレーナーなど自分では思いつかないようなことに挑戦させていただいてきました。僕自身は苦手なことを克服したいという気持ちがあるので、次に挑戦するとしたら「裁縫」なんていいかもしれませんね。僕は小学生の時に習った裁縫の授業で、糸の「玉止め」ができなかったんですよ。でも番組の画面としては、めっちゃ地味かもしれないですね(笑)。

もう少しビジュアル的に派手なことだと、僕は釣りが大好きなのですが、その延長でマリンアクティビティに興味が出てきたんです。サーフィンとか水を足下から噴き出して水圧で空に舞い上がる「フライボード」には挑戦したいですね。

――毎日お忙しい辰巳さんですが、お仕事の合間に癒されるのはどんな時ですか?

たとえば昼から夕方まで突然時間が空いたりすると、フラッと三浦半島まで出かけたりします。特に何をしに行くわけでもないのですが、ちょっと足を延ばして海鮮を食べて帰ってくるような短い日帰り旅は、僕にとっての癒しの時間ですね。市場に出かけたり道の駅に行ったりして買い物をして帰るような時間が、最近の癒しになっています。

あとは「サウナ」ですね。2年くらい前にテレビで見て興味を持ったのがきっかけで、初めて「整う」ことを知って以来ハマっています。いまでも週に1回はどこかのスーパー銭湯のサウナに出かけています。地方に行くと、1回目と2回目の公演の間に会場の近くのスーパー銭湯を調べて、整って帰ってきたりもするんです。僕は歩くのも好きなので、北海道にお邪魔した時は会場から1時間歩いてスーパー銭湯に行ったこともありました。スーパー銭湯に関しては、今は純烈さんにヒケをとらないかもしれないですね(笑)。

――最後に「うたびと」の読者にメッセージをお願いします。

松井五郎先生と幸耕平先生作っていただいた今回の新曲『迷宮のマリア』は、本当に素敵な曲です。僕自身も胸を張って「いい曲です!」と言える1曲なので、CDはもちろんですが、僕の生歌もたくさんの方に聴いていただきたいと思っています。この曲を通じて全国各地の皆さんに幸せ・勇気・感動をお届けできるように頑張りますので、ご期待ください!

辰巳ゆうと『迷宮のマリア』ミュージックビデオ(Short Ver.)

辰巳ゆうと『迷宮のマリア』

2024年5月15日(水)発売
価格:¥1,500(税込)

辰巳ゆうと「迷宮のマリア」Aタイプ

<Aタイプ>

品番:VICL-37725

【収録曲】

1.迷宮のマリア(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:萩田光雄)
2.Love for you(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:萩田光雄)
3.迷宮のマリア(オリジナル・カラオケ)
4.Love for you(オリジナル・カラオケ)

辰巳ゆうと「迷宮のマリア」Bタイプ

<Bタイプ>

品番:VICL-37726

【収録曲】

1.迷宮のマリア
2.君と生きたかった(作詞:売野雅勇/作曲:幸 耕平/編曲:坂本昌之)
3.迷宮のマリア(オリジナル・カラオケ)
4.君と生きたかった(オリジナル・カラオケ)

辰巳ゆうと「迷宮のマリア」Cタイプ

<Cタイプ>

品番:VICL-37727

【収録曲】

1.迷宮のマリア
2.さよならの雨上がり(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:坂本昌之)
3.迷宮のマリア(オリジナル・カラオケ)
4.さよならの雨上がり(オリジナル・カラオケ)

5月15日より音楽ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて配信スタート

※音楽ストリーミングサービス:
Apple Music、Spotify、YouTube Music、LINE MUSIC、Amazon Music、Deezer、AWA、Rakuten Music、KKBOX、TOWER RECORDS MUSIC

辰巳ゆうと『辰巳ゆうと スペシャルコンサート2023 ~ときめきをあなたに・幸せを信じて~』

発売中

Blu-ray

品番:VIXL-454
価格:¥6,050(税込)

DVD

品番:VIBL-1138
価格:¥4,950(税込)

CD(2枚組CD)

品番:VICL-65953~4
価格:¥3,300(税込)

【Blu-ray & DVD収録内容】

1.誘われてエデン
2.センチメンタル・ハート
3.ふたりは翼
4.下町純情
5.おとこの純情
6.男のしぐれ
7.望郷
8.雪月花
9.心機一転
10.心のランプ
11.海が泣いてる
12.ぬくもり
13.星くずセレナーデ
14.夢の坂道
15.箱根八里の半次郎
16.一剣
17.惚れて千両・無法松
18.竜馬道
19.長編歌謡浪曲「坂本龍馬」
20.友よ
21.星くずセレナーデ

<特典映像>
22.Making of 辰巳ゆうとコンサート

【ライブCD収録曲】

DISC1:上記01~13の全13トラック
DISC2:上記14~21の全8トラック
※ステージトークなども収録

3アイテムとも辰巳ゆうとのステージフォト満載のブックレット封入

辰巳ゆうとスペシャルコンサート2024

8月30日(金)東京
LINE CUBE SHIBUYA

9月2日(月)福岡
福岡国際会議場・
メインホール

9月4日(水)愛知
日本特殊陶業市民会館
ビレッジホール

9月14日(土)大阪
藤井寺市民総合会館
(パープルホール)

※公演詳細は後日発表

松平 健 芸能生活50周年記念公演

7月6日(土)~31日(水)
明治座

10月5日(土)~23日(水)
新歌舞伎座

共演キャスト:
市川由紀乃、辰巳ゆうと

辰巳ゆうと レギュラー番組

OBCラジオ
「辰巳ゆうと ここでゆうとこ」
毎週火曜日 21:30~22:00

TBSラジオ
「Music Palette」
毎週日曜日 4:00~6:00
※月イチ コーナーレギュラー

USEN音楽放送
「C-42 元気はつらつ歌謡曲 浪花人情劇場」
毎日放送。2週に1回更新

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