竹島宏、新曲『ハルジオンの花言葉』への思いを語る! 「僕の記念碑的な1曲になるのではないかと期待しています」

2024.7.3

透き通る歌声でファンを魅了する竹島宏が、7月3日に新曲『ハルジオンの花言葉』(作詞:松井五郎 作曲:幸 耕平 編曲:坂本昌之)をリリース。昨年、第65回日本レコード大賞企画賞を受賞したヨーロッパ三部作(『プラハの橋』『一枚の切符』『サンタマリアの鐘』)に続く“大人な歌謡曲”で、竹島本人も「ここ数年で経験したことを全て集約した曲になった」と自信をのぞかせる。
新曲に込めた思いや、Xを通じてファンに送り続けている「花便り」、事務所に新たに仲間入りした看板犬&看板猫たちとのエピソードまで語ってもらった。


ここ数年で感じたこと、経験したことが歌唱に集約された

――新曲『ハルジオンの花言葉』は、別れた恋人への想いを歌った切ない歌詞がとても印象的ですね。

この曲は、ハルジオンの花言葉「追想の愛」をモチーフにした“大人な歌謡曲”です。もちろんサビでは感情を高ぶらせて歌う部分もありますが、歌い出しはとても静かなメロディーラインです。別れた恋人への想いを切々と語りかけるように歌うこの部分こそ、この曲の特徴的なパートだと思います。

――作詞・作曲をされた先生方からは、何かリクエストはありましたか。

まず幸耕平先生が、僕のキャラクターや歌声の雰囲気などを総合的に考慮しながら、「竹島宏にしか歌えない曲を作ろう」というコンセプトでメロディーラインを作ってくださいました。そして松井五郎先生が、「別れた恋人にもう一度振り向いてほしいと願う切ない想い」という幸先生から投げられたキーワードをもとに、『ハルジオンの花言葉』というドラマを紡いでくださったんです。出来上がった歌詞を見て、幸先生も「そうそう」というご様子で。特に2番の「二人で探した季節が見える部屋 鍵ならそのまま変えてないから」という部分に感銘を受けられて、「こういう男の優しさを歌うのが、竹島にはぴったりなんだ!」とおっしゃっていました。僕からしてみれば、この曲は、先生方からいただいた大きな、大きな課題曲。「竹島宏にしかできない歌唱」を目指すのが、今回の一大テーマでした。

――歌唱するうえで、特に意識されたのはどのような部分ですか?

歌っていると、技やテクニックもそれなりに身についてくるものです。もちろん技巧的なものも必要ですが、かと言って必要以上の技は、垢にしかなりません。特に今回は、ハルジオンの可憐な雰囲気を表現するためにも、余計なものは全て削ぎ落として歌うように意識しています。思えばここ数年、“ヨーロッパ三部作”をはじめとした“大人な歌謡曲”を歌い続けるなかで、僕自身学ぶことがたくさんあったんです。歌詞をどう解釈するか、声色をどう使い分けるべきか……。『ハルジオンの花言葉』では、それを存分に活かすことができたんじゃないかと思います。コロナ禍も含めて、ここ数年で感じたこと、経験したことが全て集約された作品になったと自負しています。そのおかげでしょうか、幸先生からは「竹島って、こんなにうまかったっけ?」と言われました(笑)。

花を見ることで完璧主義者だった自分も変われた

――ハルジオンのお花には、どのような印象をお持ちでしたか?

歌詞をいただくまでは、どの花がハルジオンなのか知りませんでしたが、検索してみたら「この花だったんだ!」と。よく道端に咲いている花で、ちょうど今回のデモ音源をいただいた頃に満開でした。生花店で売っているような花ではないけど、いろいろな場所で見られる花ですよね。コンクリートの隙間から咲いているものもあれば、ワッとひとところに群生しているものもあって、雑草だと捉えられてもおかしくないような。そういう意味では、ハルジオンってとても強さを持つ花だと思います。『ハルジオンの花言葉』も、僕にとってそういう歌になってくれるかもしれないですね。

――カップリング曲(Aタイプ)『I love youをこの場所で』、(Bタイプ)『幻フラメンコ』(ともに作詞:松井五郎 作曲:幸 耕平 編曲:坂本昌之)は、2曲とも『ハルジオンの花言葉』とは曲調が全く違いますね。

昨年「恋人の聖地プロジェクト」の「恋人の聖地親善大使」に任命されたことをきっかけに作っていただいたのが、『I love youをこの場所で』です。皆さんの恋を後押しできるような曲で、フラれた曲がほとんどだった僕にも結婚式等、お祝いの席で歌えるオリジナルソングができました(笑)。『幻フラメンコ』は、盛り上がること間違いなし! ライブで西郷輝彦さんの『星のフラメンコ』をカバーさせていただくと毎回盛り上がるので、フラメンコ調の作品を作ってみるのはどうだろうと提案して誕生した曲です。どちらもカップリングとして発表するのはもったいないほど素敵な曲ですので、とてもぜいたくなシングルになったと思います。

――Xで花の写真と花言葉を毎日投稿されている「花便り」が話題ですね。すでに5年目に突入されましたが、花の見方などに変化はありましたか。

花も生きているんだなと、改めて感じるようになりました。きれいな時だけじゃない、しおれたり枯れた時間も含めて、花なんだなと。だからかな、ダメな自分も少し許せるようになったように思います。僕、実は完璧主義なところがあって、ライブで失敗するととんでもなく落ち込んでしまうんです。お客様は、逆に失敗を喜んでくださるんですけどね。でも花に対する見方が変わったことで、「お客様は、失敗もひっくるめて竹島宏を応援してくださっている」と思えるようになりました。そんな器の広い方々に支えてもらっているんだと。そう考えると、以前より優しくなったんじゃないかなと思いますね。

事務所に加わったかわいい仲間たち

――竹島さんのブログやXには、事務所の看板犬のデイジーちゃんと、看板猫のミモザちゃん、オモトちゃんも登場しますね。

3匹とも同じようなタイミングで事務所にやってきたんです。実は去年まで、事務所ではシンバという名前の犬を飼っていました。みんなに「会長」と呼ばれるほど長老で、夏頃に亡くなってしまったんですが、あの時は悲しくて、ぽっかり胸に穴が空いてしまって……。事務所のみんなと相談して「新たなワンちゃんを迎え入れましょう」となり、来てくれることになったのがデイジーと名付けた小型犬です。猫たちは、ちょうどシンバが亡くなった翌日、スタッフのお子さんたちが公園で拾ってきたんです。全部で4匹いたうち2匹は里親が決まったものの、残りの2匹はなかなか決まらなくて。「もう、みんな飼っちゃおう」となって事務所に仲間入りしたのが、ミモザとオモトです。

――一気に仲間が増えて、事務所もにぎやかですね。それぞれ、どんな性格のワンちゃん、猫ちゃんなのですか?

デイジーはメス、ミモザとオモトは両方オスなのですが、犬のデイジーがなぜか猫っぽくて、名前を呼んでも寄ってこないくせに、自分に都合がいい時だけ寄ってくる。逆に猫の2匹は犬っぽい性格で、四六時中体をすり寄せてくるんです。僕なんて、いつも首まわりを舐めまくられていますよ。でも、3匹とも仲良しですよ。たいていはデイジーがミモザやオモトにちょっかいを出してじゃれあっていますね。デイジーがあまりにしつこいのか、しばらくすると「いい加減にしなさい!」と猫パンチが発動しますけど(笑)。

――小島よしおさんと全国を旅するチャンネル銀河の番組「竹島宏の旅はハッピー オッパッピー」も好評ですね!

ロケは、毎回楽しいですね〜。忘れられないのは、稲毛海岸でのロケ。風がかなり強いなかでオープニングシーンを撮影していたら、どこからともなく「竹島さ〜ん」と大声で僕を呼ぶ小島さんの声が聞こえてきたんです。振り返ったら、そこに海パン姿の小島さんが! 「こんな状況でも、海パン一枚でお仕事なさっている! 芸人さんは大変だな〜」と思いました。歌手でよかった〜って(笑)。

――それは驚きましたね!

でも、小島さんって、海パン姿であろうとなかろうと、その場にいらっしゃる方全ての心をときほぐすようなパワーをお持ちなんです。本当に素敵な方です。僕も、小島さんを見習って、一節歌っただけで人の心を穏やかにできるような歌手になりたいと思います。

――歌だけでなく、バラエティー番組などの活躍も楽しみです。では、新曲を心待ちにされていたファンの方々にメッセージをお願いします。

いつも心温まる応援をいただきまして、本当にありがとうございます。今回は、とっても竹島宏らしい曲が出来上がったと思います。自分自身でもとても気に入っていて、竹島宏の記念碑的な1曲になるのではないかなと期待もしています。これからも、皆さんと一緒に、大好きな歌の道をまっしぐらに突き進んでまいりますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。そして、皆さんのお近くにお邪魔した時には、ぜひ会いにきてください。お待ちしています!

竹島宏『ハルジオンの花言葉』

2024年7月3日(水)発売
価格:¥1,500(税込)

竹島宏「ハルジオンの花言葉」Aタイプ

Aタイプ

品番:TECA-24028

【収録曲】

1.ハルジオンの花言葉(作詞:松井五郎 作曲:幸 耕平 編曲:坂本昌之)
2.I love youをこの場所で(作詞:松井五郎 作曲:幸 耕平 編曲:坂本昌之)
3.ハルジオンの花言葉 (オリジナル・カラオケ)
4.I love youをこの場所で (オリジナル・カラオケ)

竹島宏「ハルジオンの花言葉」Bタイプ

Bタイプ

品番:TECA-24029

【収録曲】

1.ハルジオンの花言葉(作詞:松井五郎 作曲:幸 耕平 編曲:坂本昌之)
2.幻フラメンコ(作詞:松井五郎 作曲:幸 耕平 編曲:坂本昌之)
3.ハルジオンの花言葉 (オリジナル・カラオケ)
4.幻フラメンコ(オリジナル・カラオケ)

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