アイドル歌謡男性グループ「華MEN組」が『華やかに抱きしめて』でデビュー! 「みなさんの心に希望の『華』を咲かせるグループを目指します」
5月22日にミニアルバム『華やかに抱きしめて』でデビューしたアイドル歌謡男性グループ「華MEN組」(かめんぐみ)。昭和~平成の歌謡ポップスの華やかな楽曲とパフォーマンスで魅せる彼らは、平均年齢29歳。多くの挫折を経験しながら「自分の人生をあきらめない」という強い思いでオーディションに挑み、結成に至ったグループだ。「うたびと」初登場の今回は、決して順風満帆ではなかったそれぞれのストーリーや素顔、華MEN組としての目標について聞いた。
──まず華MEN組とはどんなグループなのか教えていただけますか?
コウジ「はい。リーダーのコウジからご紹介します。僕たち華MEN組は『華』やかに歌い、『華』やかに舞う。あなたの心に希望の『華』を咲かせることをテーマとしたアイドル歌謡男性6人組グループです。オリジナル曲に加えて日本の歌謡ポップスの歴史を彩った名曲を歌い継ぎ、歌とダンスパフォーマンスをミックスした華やかなステージを披露します。どうぞよろしくお願いいたします!」
──デビューミニアルバム『華やかに抱きしめて』にはオリジナルの3曲のほか、前川清さんの『花の時・愛の時』、坂本九さんの『明日があるさ』のカバーが収録されています。そのほかに継承していきたい曲はありますか?
コウジ「ライブやイベントで『僕たちにどんな歌をカバーしてほしいですか?』というアンケートを取ると、光GENJIさんと回答してくださる方がけっこう多いです」
ユッキー「僕たちのオリジナル曲で、華MEN組のテーマでもある『陽気なピエロ』の歌い出しが、“パラダイス~♪”なんです。それを聞いて光GENJIさんの『パラダイス銀河』を連想される方も多いみたいで、僕たちとしても親和性を感じます。いつかぜひ挑戦してみたいですね」
ダイキ「僕は小林明子さんの『恋に落ちて〜Fall in love〜』をカバーしてみたいです。昭和や平成の歌謡ポップスを聞いて青春時代を送った方々に、その1ページを思い出していただくような活動をするのも、華MEN組の目標の1つです」
──オリジナル曲も“あの時代”の青春を思い起こすようなキラメキにあふれています。リード曲『華やかに抱きしめて』は松井五郎作詞、都志見隆作曲という歌謡界を代表するゴールデンコンビによる疾走感あふれるナンバー。歌ってみていかがでしたか。
コウジ「華MEN組は平均年齢29歳ですが、この年齢から想像していただけるように、それぞれ夢を追い挫折を経験してきたメンバーばかりです。だけど『人生をあきらめたくない』という思いからオーディションに挑み、華MEN組の結成に至りました。歌詞にはそんな僕たちの等身大のストーリーが描かれていて、初めて聞いた時は涙があふれてきたほどです」
タクミ「僕たちの気持ちや想いをここまで表現してくださるなんて、松井先生は占い師なんじゃないかと思いました」
ユッキー「僕は特に2番の『もう羽ばたくのは諦めたの?』という内容の歌い出しがとても好きです。僕たちのストーリーを通して、夢を追いかけている方へのメッセージソングになればとも思っています。ぜひ歌詞を読みながら聞いていただきたいです」
──『華やかに抱きしめて』にも描かれているみなさんのストーリー(=経歴)について教えてください。コウジさんはダンス&ボーカルグループでメジャーデビュー、ソロ歌手としての経歴もあるそうですね。
コウジ「僕の実家は銭湯を営んでいたのですが、広い浴室で歌うと声がよく響きます。それで歌が大好きになって、小学生の頃からオーディションを受けるようになりました。歌唱力を伸ばしたくて、高校時代はバイトで費用を捻出しながら芸能スクールに通っていたこともあります。これまで100回以上オーディションを受け、24歳の時にグループでメジャーデビューをしました。でも順風満帆とはいかず、27歳で卒業してソロ歌手として活動してきました。グループで同じ目標を持つ難しさも経験しましたが、僕と同じように『人生をあきらめたくない』メンバーと一緒なら、高みを目指せるのではないかという思いに加えて、これまで支えてくれたファンへの恩返しの意味も込めて、華MEN組の活動に邁進しています」
──ユウキさんは社会人経験がある一方で、アニソンダンスバトルの優勝経験も多数と聞きました。
ユウキ「僕は幼い頃から歌って踊るのが大好きでした。実は一度、某アイドル事務所に応募したことがありましたが、切手を貼り忘れて応募書類が戻ってきてしまいました(笑)。それ以降は自分からその世界に飛び込む勇気がなく、大学卒業後は一般企業に就職しました。どこか諦めきれない気持ちを抱えながら、年齢的に受けられるアイドルのオーディションも減っていたので、声優養成所に通ったこともあります。アニメも好きでしたし、声優なら歌の活動もできるかもしれないと考えたからです。社会人3年目には、本気でこの世界で頑張ろうと会社を辞めました。当初は家族からも心配されましたが、華MEN組のデビューが決まってからは、親戚を巻き込んで応援してくれています」
──ユッキーさんは高校のダンス部で全国大会の入賞経験もある実力者。アーティスト養成所では、ダンス、歌、作詞と幅広く学んできたそうですね。
ユッキー「僕の原点はテレビの音楽番組で、2歳くらいから安室奈美恵さんなどを真似て踊っていました。高校卒業後は大学に進んだのですが、高校ダンス部のコーチから最後にいただいた手紙に書いてあった『君は理想が高いから、芸能の世界を目指すとしたら時間がかかると思う。それでも本気なら、頑張ってほしい』という言葉が忘れられなくて、結局、大学は1年で中退しました。その後はバイトをしながら養成所でいろいろなことを学ぶ日々でしたが、いつしか自分が一番思い入れを持って取り組んできた90年代の邦楽ダンスミュージックが『ちょっと古いよね』と言われる時代に。今は再び注目されていますが、その頃はオーディションを受けても、グループで活動しても、順調にいかず苦しかったです。それでも歌への情熱は忘れられず、30歳まで養成所生活を送ってきました。最後のチャンスとして華MEN組に巡り会えたのは、本当に奇跡だと思っています」
──タクミさんは、かつて本気でプロ野球選手を目指していたそうですね。中学時代には日本代表で世界大会に出場、高校は名門・鹿児島実業高等学校に特待生で入学されたとか。
タクミ「はい。小さい頃から星一徹のような父に厳しく鍛えられてきました。毎日素振りを欠かさず、修学旅行もバット持参で行かされたほどです。だけど高1の時に大怪我をしてしまって……大学も野球特待生で入学しましたが、プロは難しいと周りから言われました。それまで野球一筋で芸能には疎かった僕が、怪我で入院中にいろいろなDVDを観て、『こんなふうに人に元気を与えられる仕事があるんだ』と憧れを持つようになりました。その後、就職活動で上京した時にスカウトされてアイドルグループに加入したのですが、なかなかうまくいかず10カ月で解散。自主的にいろいろなオーディションを受け続け、華MEN組に辿り着きました」
──ダイキさんは大学時代に有名なダンスチームの弟分グループとして活動。ダンスのスキルを武器に2.5次元舞台への出演経験もあるそうですね。
ダイキ「僕はもともと小学校低学年の頃に神木隆之介さんに憧れて、俳優になるための武器を身に付けようとダンスを始めたのがきっかけです。やがてダンスが大好きになり、ダンサーのお仕事もいただけるようになりました。メジャーなダンスグループの弟分グループとして活動したり、2.5次元舞台に出演したりもしましたが長く続かず、だんだん年齢的に受けられるオーディションが減っていきました。もうこの世界は諦めるしかないのか──と思っていた時に出会ったのが、華MEN組のオーディションです。次のステップに進むためにこれ以上のチャンスはない、と思って挑みました」
──華MEN組として再スタートを切ったみなさんの素顔をぜひ知りたいです。華MEN組でのキャッチフレーズに加えて、最近ハマっていることを教えてください。
コウジ「ではまず僕から、笑い声担当ギャップ王子のコウジです。最近ハマっていることはサウナです。昨日も行ってきまして、6セットで1キロほど絞ってきました」
ユウキ「アニメとダンスをこよなく愛する、微笑み王子のユウキです。ハマっていることはネットショッピングです。最近は自分へのデビューご褒美として、話題の美顔器を買いました」
ユッキー「丁寧な暮らしを愛するお茶好きヴォーカル王子のユッキーです。朝はお白湯からスタートする健康志向です。でも料理はできないので、野菜たっぷりのミールキットに頼っています」
タクミ「あなたの心にホームラン! スウィート王子のタクミです。もともと銭湯巡りが好きですが、ありがたいことに華MEN組として温泉施設でイベントをさせていただくことが増えて、ますます銭湯にハマっています。岩盤浴でむくみも取れてスッキリな毎日です」
ダイキ「ダンスが恋人、スタイリッシュ王子のダイキです。好きな食べ物はトンカツで、最近すごく美味しいお店を見つけて通っています。ソースではなく塩でいただくのがこだわりです」
──みなさん経歴もスキルもあるだけに、オーディションから半年というスピードデビューを果たしていますが、この短期間でメンバーの関係をどのように深めてきましたか?
コウジ「オーディションでメンバーが決まってからの約2カ月間は、毎日6人で会っていました。歌のレッスンや振りの練習などもしていましたが、仕事に直接関係ないこともいっぱい話しました。あれは全員が同じ方向を向くために、本当に大事な時間だったと思っています」
ユウキ「その時期って、お互いに相手を知るために、微妙な距離感を保ちながら観察していたところはあったと思う。特にユッキーはめちゃ無口だったよね」
タクミ「たしかに全然しゃべらなくて、おとなしい人だなという印象でした。ところがYouTube企画を始めた頃から、ユッキーのキャラが劇的に開花しました(笑)」
ダイキ「最初の頃にレコーディングなどでお世話になって、久しぶりに会ったスタッフさんもびっくりしていたよね。『えっ、ユッキー、そんなキャラだっけ?』って(笑)」
ユッキー「別にキャラを作っていたわけじゃなくて、あくまで自然に人間関係を構築できたということだと思います」
コウジ「確かに、いい意味で何を言っても許せる関係になれたのかもね」
ユウキ「まだまだみなさんにはお見せしていない部分もありますが、ユッキーの毒舌は絶妙に笑えます!」
ユッキー「華MEN組という環境で、自由にのびのびとやれるようになったのかなと感じています。あと個人的に、もう1人のメンバー・コウキの体調不良と活動休止という出来事も、大きかったと思っています」
コウジ「確かにあのタイミングで、華MEN組が改めてグッと一致団結しましたね。コウキに治療に専念してもらうためにも、5人でしっかりステージを守っていく決意を新たにしました」
ユッキー「この先も活動を続けていく中で、いろいろな出来事があると思います。だけどピンチはチャンスにもなると信じて、みなさんの心に希望の『華』を咲かせられるよう成長していきたいです」
──最近は男性グループも増えましたが、華MEN組がオンリーワンだと胸を張れるのはどんなところですか?
コウジ「1つはカバー曲も含めて、すべての曲に盛り込んだ華やかなダンスパフォーマンスです。特にデビューミニアルバムの『陽気なピエロ』の、“カメカメカメカメ華MEN組!”というフレーズにユウキがキャッチーな振りをつけてくれて、一緒に踊ってくれるお客さまも増えました」
ユウキ「この曲は僕とダイキが主に振りを考えたのですが、誰もができるグーチョキパーの手の形を盛り込みました」
ユッキー「タイトル通り、とにかく陽気な気分で盛り上がれる曲です。カラオケにも入っているので、忘年会の定番にしていただければうれしいです」
ダイキ「3曲目のオリジナル曲『セブンティーンリグレット』は、主に僕が振り付けをさせていただきました。青春の痛みと言いますか、ちょっぴりヒリヒリするストーリー仕立ての歌詞も含めて、曲の世界観を楽しんでいただきたいです」
ユッキー「僕たちの武器は、やはり歌謡曲に軸足を置いているところだと思います。歌謡曲に慣れ親しんできた世代はもちろん、若い方にも『日本には歌謡曲という素晴らしいジャンルがある』ということを、僕たちのフィルターを通して伝えていきたいです。YouTubeやTikTokをはじめとするSNSで身近に感じていただけたらうれしいですし、その上でライブに来てくださったら、全方位で楽しませられるよう全力を尽くします!」
コウジ「直近の目標は、12月23日に予定しているワンマンライブをお客様で埋め尽くすことです。みなさんに知っていただくために、温泉施設をはじめ全国のいろいろな場所へ出掛けて、僕たちの歌とパフォーマンスをお届けします。どうぞ応援よろしくお願いいたします!」
華MEN組(かめんぐみ)『華やかに抱きしめて』ミュージックビデオ
華MEN組(かめんぐみ)ミニアルバム『華やかに抱きしめて』
発売中
品番:KICS-4151
価格:¥2,200(税込)
【収録曲】
1.華やかに抱きしめて(作詞:松井五郎/作曲:都志見 隆/編曲:安部 潤)
2.陽気なピエロ~華MEN組テーマ曲(作詞:前田たかひろ/作曲・編曲:小杉保夫)
3.セブンティーン・リグレット(作詞:溝口貴紀/作曲・編曲:加瀬冴人)
4.花の時・愛の時(作詞:なかにし礼/作曲:三木たかし/編曲:森田友梨)
5.明日があるさ(作詞:青島幸男/作曲:中村八大/編曲:塚山エリコ)
【封入特典】
L判生写真 ※初回製造分のみ、全6種よりランダムで1枚封入
華MEN組 プロフィール
コウジ(石綿 宏司)・ユウキ(勝村 友紀)・ユッキー(内田 結稀)・タクミ(橋口 巧)・ダイキ(一戸 大輝)・コウキ(山口 晃生)からなる、オーディションで選ばれたアイドル歌謡男性6人組グループ。歌謡曲を次世代にも継承したいと、昭和・平成の歌謡&ポップスを歌い繋ぎ、 歌謡×ダンス・パフォーマンスをミックスしたオリジナル曲で「華」やかなステージを披露。平均年齢29歳という若さならではの清涼感と誠実さあふれる魅力を備え、全員がダンス経験者というパフォーマンスへの高いポテンシャルを武器に、フレッシュでエモーショナルな歌謡界の新風として華やかにデビューする。
オーディションは2023年10月20日~11月15日(3週間)の募集期間で1次審査を実施。パフォーマンス動画と書類審査を通過した30名が12月3日に行われた2次審査に臨み、2次審査は、歌唱とパフォーマンス、即席のチームでのグループミッション、面接、2種類のアンケートにより実施され、最終面接により6人のメンバーが選出された。
27歳から33歳までのシンガー、アイドルグループ、声優、俳優、ダンサー、ボクシングライセンス取得者など、さまざまな経歴を持つ6人で構成されている。コロナ禍のパフォーマンス活動の制限等で自身や仲間の脱退という苦い経験を持つ者、怪我で幼い頃からの夢を諦めざるを得なかった者、オーディションに挑戦しては落選の連続で悔しい気持ちを積み重ねてきた者、一度はサラリーマンとして就職した者など、20代にして苦節を経験した人間ばかり。
「自分の人生をあきらめない」という強い信念で見事オーディションを勝ち抜いた6人は、「同じような境遇の人たちにエールを送りたい」「応援してくれた両親、家族に恩返しをしたい」という想いを抱き、「全員で同じ方向を目指して進もう」「幅広い世代の方に愛していただけるグループになろう」というスローガンのもと、みなさまの心に希望の「華」を咲かせるために、アイドル歌謡グループ「華MEN組」としての道をスタートさせた。
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