新浜レオン NHK紅白歌合戦への初出場が決定!本人直撃インタビューで、出場直前の思いに迫る!

2024.12.27

11月19日に、第75回NHK紅白歌合戦の出場者が発表され、演歌・歌謡界からは新浜レオンの初出場が決定した。2019年に『離さない 離さない』でデビューし、今年6年目を迎えた演歌第七世代のホープ。うたびとでは、新浜レオン本人に紅白初出場直前の思いをたっぷりと語ってもらった。

木梨憲武プロデュース、所ジョージが作詞作曲を手がけ今年3月にリリースした新浜レオンの最新曲『全てあげよう』は、オリコン週間演歌・歌謡シングルランキングで38週連続トップ10入り(1位獲得数6回)、今年の同部門における最高記録を記録し、現在もロングヒット中。その目覚ましい活躍により、このたび第75回NHK紅白歌合戦への初出場が決定した。


紅白への意気込みを直撃インタビュー!

— 2024年を振り返っての感想を教えてください。

まずは木梨憲武さんと所ジョージさんとの出会い、そしてその中で生まれた『全てあげよう』。この曲で全国各地を飛び回って歌いつづけて、その結果として、ずっと目標にしていた紅白のステージが決まって、本当によかったなと思っています。

— 濃い一年でしたね。

そうですね。デビューしたのが2019年で今年6年目なのですが、1年目で日本レコード大賞の新人賞を取ることができ、2年目のここからという時にコロナ禍で。どちらかというと「会えない時間」の方が長かったので……。今年1年はそれを取り戻すという気持ちで、特に「直接会う」ことを大切に走ってきた結果が、こうしてつながってよかったと思っています。

— コロナ禍から普通の生活に戻りつつある中での活躍でしたね。

この5年間、自分のイベントやテレビ、ラジオなどで、目標として「必ず紅白に出ます、出たいです」と、言わない日はないくらい言いつづけたので、それがファンの皆さんのおかげで達成できたのは、ただただ幸せで、感謝しかないと思っています。

— 紅白出場、これまで経験してきた野球に例えると?

僕はずっと紅白を「歌い手の甲子園」と考えてきました。ここまで野球を一筋にやってきて、僕は千葉県ベスト4で、甲子園にあと一歩のところで出ることができなかったので、その憧れを歌い手になった今も紅白になぞらえて、ここまでずっとやってきました。

「甲子園への切符」というひとつの大きな目標を達成したことで、僕自身としても新しい気持ちを体験できたのですが、切符を手にしたら、次は「1勝したい」「2勝したい」と。今は、その切符が新たなスタートだなという気持ちでいます。

— 野球は2〜3年続けてレギュラーとも言われますが、紅白もこれから連続して何度も目指していく?

もちろんです。歌い手である以上は、ずっと生涯出続けることが目標です。今は嬉しい気持ちよりも、強く気が引き締まる思いです。これまで演歌歌謡をやってきて、なかなかもう一歩、新人が出られないという中で「扉をひらけた」という気持ちです。

全部野球にたとえてしまうのですけど、千葉県には当時170校くらいあって、甲子園に出られるのは1校。169校は負けてしまう中で、出られなかった皆さんの思いや、それに伴う責任もあると思うので、出る以上は、もう全力で。

今は感謝と、これからの希望と、未来に向かっての気持ちにあふれています。

— 実際に出場が決定した時、どういう思いを抱きましたか?

自然と嬉し涙が出るというのは、デビューして初めてだったんじゃないですかね。11月19日の朝9時頃にスタッフさんから報告を受けたのですが、今までのこの5年間、もっと振り返ると28年間やってきたこと、野球をやってきたことも、父親が歌手であることも、全部がつながって。

今年1年で木梨さんや所さんとの出会いが大きいんですけど、この5年間、28年間の毎日の積み重ね、それがこのたびの紅白のステージだと思いました。

コロナ禍で、非常に悔しい思いをして、会いたくても会えない時にやれることを探しながらここまで来ました。そこから「よーいドン」でスタートした時に、絶対差がつくと思ったので、会えない、できない時間の中で、改めて腹式呼吸から歌を見つめ直して、(西城)秀樹さんの映像も改めて見直して、そうしてやってきたことがつながったのかなと思います。

紅白出場決定後の反響は「全然違う」 その思いを赤裸々に語る!

— イベントなどでの反響は変わりましたか?

全然違いますね。テレビでも、もちろんファンの皆さんからも、どこへ行っても「おめでとう」って言っていただけることって、人生で未だかつて経験がないので。紅白が決まってからは、今日もくす玉を割らせていただいたり、道を歩いていても「紅白の会見で滑ってた人ですよね」とか(笑)、一般の方から言っていただく機会がグッと増えました。

皆さんがそう言ってくださることで「本当に出られるんだな」と。また何より嬉しいのが、自分が出られることもそうなのですが、お世話になっている皆さんが「おめでとう」「良かったね」と言ってくださること。これが一番幸せだなと感じています。

— 周りの反応はいかがですか? 芸能人ではないお友達など、周りの反応は?

私生活の友人については、実は大学を卒業して歌手になることが決まった時に「何か夢を掴む時は、何かを犠牲にする覚悟がないと」と思って、友達のLINEや電話番号などをある程度絶ってしまったんです。

「そこに甘えていたら絶対に大きくなれない」という覚悟の中でそうしたので、今は連絡先がほとんどなくて…。なので、今回知らない番号からめっちゃお祝いが来ました(笑)。知人や家族を通じて、「誰々がおめでとうって言ってたよ」とか、友達の家に幕を出したよという報告も多かったです。

— ご家族からはどんな言葉をかけられましたか?

両親には当日に電話しました。決まってから今も直接会えていないのですが、(歌手の)父は特に、自分も達成したい夢だと思うのですが、それを息子の自分が達成して「本当にありがとう」とすごく喜んでくれて。

後日親戚がイベントに来てくれた時に「お父さんとお母さん泣いてたよ」と、泣いて喜んでくれていたと伝えてくれて、父と母のそんな姿をかつて見たことがなくて、本当に喜んでくれているんだなと実感しました。

— 演歌第七世代のメンバーや歌手仲間からはどんなコメントがありましたか?

辰巳ゆうとさんと真田ナオキさんとのグループLINEがあるんですけど、真っ先に「おめでとう!」「コングラッチュレオン!」って来て。あと「レオンくん泣いた?」とか(笑)。この間ナオキさんと会ったら、「紅白歌手だから今度奢って(笑)!!」とか、そんな会話もあったりしました。

もちろん紅白はみんなが出たいステージだし、自分もお二人をはじめ、いろんな若手に負けるもんかという気持ちでやってきて、結果的に今回自分が出させていただくんですが、演歌歌謡が「古い」とか「昭和のもの」とか言われてきたのを絶対変えるんだという気持ちで、自分も含め、演歌第七世代や神ファイブ、歌仲間とか、みんなで立つステージをやってきて。そんな中でも温かいメッセージをくれるのは、本当にありがたいことだなと思っています。

— 夢を掴んだ今、デビュー前の自分に言いたいことは?

大学生の時に「紅白に出たい」って言ったら、周りからは「いやいやそんな(笑)」と言われたり「紅白なんて口にするな」と言われたことすらあって、それがすごく悔しかったんです。笑っている人たちに、絶対にみてろよと。

演歌歌手の父からも、小さい頃からずっと、NHK「のど自慢」に出ること、「うたコン」に出ること、そしてその先に至る道の厳しさや大変さを教えてもらってきました。

「言うな」と言われて、「ああ、紅白ってまだ言っちゃダメなのかな…」と気持ちに揺らぐ時もあったのですが、「紅白を目指してまっすぐ向かっていくことは、間違ってないよ」ということを、当時の自分に改めて言いたいと思います。

— 今紅白に向けて準備していることは?

現時点(12月16日)では、情報がほとんどなくて。衣装については、白組なので真っ白か、自分のラッキーカラーがグリーンなので、そこを活かした衣装にしようという打ち合わせをしています。

— 読者の皆様へのメッセージをお願いします!

2024年、紅白というステージを掴ませていただいたのも、全国の皆さんの応援があってこそです。

嬉しい達成はあったのですが、もちろん紅白がゴールじゃなくて、あくまでも通過点でありスタートだと思っているので、これから先も、より一層気を引き締めながら、また皆さんと直接お会いできる日を楽しみに、頑張って行きたいと思います。

これからも応援よろしくお願いいたします!

第75回NHK紅白歌合戦

放送日時:
2024年12月31日(火)
19:20~23:45
※中断ニュースあり

放送局:
NHK総合、BSP4K、BS8K、ラジオ第1
NHKプラス、らじる★らじる

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