ブルースを追求する青山 新、2月発売の“女唄”第3弾『身勝手な女』が大好評! 「はじめから“いい手応え”を得られた新曲です!」

2025.3.20

デビューから5年の節目を迎えた青山 新が6枚目のシングル『身勝手な女』をリリース。3曲連続で“女唄”に挑戦する彼に、新曲への意気込みやブルースにかける想い、所ジョージが作詞・作曲した木梨憲武プロデュースの『TOKYOメトロブルース』などのカップリング曲の話に加えて、デビューからこれまでの5年間の歩みや印象に残るエピソード、今後の目標などについて赤裸々に語ってもらった。


――2月19日にリリースされたばかりの『身勝手な女』ですが、この曲にかける意気込み聞かせてください。

僕は以前から「女唄を歌ってみたい」という気持ちを持っていたのですが、念願がかなって4枚目のシングルで『女のはじまり』という曲をいただきました。僕は演歌はもちろん好きですが、ブルースやムード歌謡の雰囲気や世界観も大好きなので、『女のはじまり』は歌っていてすごく力が入る思いがしたのを覚えています。昔から聴いてきた八代亜紀さんや青江三奈さんの歌の世界に近い作品をオリジナルで歌わせてもらえることが、ものすごくうれしかったですね。皆さんに「ブルースといえば青山 新」と思っていただきたいと強く思いながら、次のシングル『女がつらい』も歌ってきましたし、今回の『身勝手な女』もより一層心を込めて歌っていきたいと思っています。昨今は歌謡曲っぽい歌やポップスっぽい曲を歌う方が僕の周りにも増えてきているように思いますが、僕としてはあえて演歌、ブルースを貫くことで、“青山 新が聴かせたい部分”を強く感じていただけるように歌っています。

――女唄シリーズも3曲目ということで、これまで『女のはじまり』『女がつらい』で培ったものが新曲『身勝手な女』女ではどう活きていますか?

これまでの2曲も、歌詞はもちろんタイトルからしてインパクトの強い曲だったと思うのですが、新曲『身勝手な女』はそれ以上に強い詞の世界があって、水森英夫先生にはメロディーが特徴的で盛り上がる楽曲に仕上げていただきました。歌唱法もいろいろ詰め込んだ作品になっていて、そういう部分でも前の2曲で段階を少しずつ重ねてきたことがすごく活かされているのを感じています。

『身勝手な女』は発売前から予約キャンペーンということで、全国で歌わせていただいていたのですが、お客様の拍手の勢いなどから、今まで以上の手応えを感じることができました。多くの方から「今まででいちばん好き」という声をいただきましたし、何より自分自身が歌っていてすごくしっくりくる部分があるんです。これまではいただいた曲を1年かけて歌っていくにつれて、自分の中で「歌がつかめている」という感覚を得てきていたのですが、『身勝手な女』に関しては発売前から自分の中にスッと入ってきて、歌いはじめてからすぐに“いい手応え”を得られている感じがしています。

――その“手応え”は、水森先生の曲を初めて聴いた時から感じていたのでしょうか?

やはり水森先生の歌が一番理想の形ですし、先生のように歌いたいという気持ちは強くあったのですが…実を言うとレッスンを通じて、それがどこまでできるようになったのかは、強く自信をもってレコーディングに臨めたわけではありませんでした。

レコーディング当日にも先生から熱のこもったご指導をいただき、苦戦しながらも歌い上げることができました。自分のなかでも「こうした方がいいな」と試行錯誤しながら組み立てを考えることもできて、ステージで歌わせていただく時に気持ちよく歌の流れを作れた気がします。僕にとって、『身勝手な女』はすごく“歌い甲斐”のある曲です。歌詞のどのフレーズをとっても気を抜けるところがない歌なので、皆さんも気を抜くことなく全フレーズに注目して聞いてほしいですね(笑)。

――新曲『身勝手な女』は、未練やわがままな部分などの“女心”を歌った曲ですが、歌詞を初めて読んだ時の感想は?

麻こよみ先生が女性の本音をストレートに歌詞にしてくださったので、僕はそのままを受け取りました。本音を語った詞なので、歌詞の通りの心情を歌にするべきだと思ったんです。“女心”をつづった歌曲ですが、男性の僕からしても共感できる部分はありますし、本音を言えば人間誰しも別れた相手に「自分より幸せにならないで」と考えてしまう部分はあるのではないかと思うんです。自分とかけ離れた感情ではないと感じたので、“女心”に悩むことはなかったですね。

――今回のシングルは3タイプが同時発売ですが、それぞれのカップリングについても聞かせてください。まず『TOKYOメトロブルース』ですが、この曲は2024年12月に配信リリースしたもので、作詞・作曲を所ジョージさん、プロデュースを木梨憲武さんが担当して話題を呼んだ曲でしたよね。

所ジョージさんならではの詞の世界観や言葉遣い、言い回しが新鮮な楽曲です。僕が「ブルースが好きです」というところから作っていただいた曲なのですが、聴いたことのないようなメロディーラインが印象的でした。最初に聴いた時は「すごく難解で複雑なメロディーだ」と感じたのですが、何度も聴いて歌っているうちに、それが自分の中で心地よくなり、癖になる部分でもありました。だから皆さんにも、癖になるまで聴いてほしいですね(笑)。

――次に『青春迷い道』ですが、“夜の銀座”がテーマの『TOKYOメトロブルース』とは、かなり印象の違う曲ですよね。この歌の聴かせどころは?

『青春迷い道』は、皆さんと一緒に盛り上がる曲だと思っています。掛け声をいただく部分もあったりするので、僕の歌と皆さんのかけ声で作り上げていく曲にしたいですね。僕は今年25歳になりますが、まだまだフレッシュな部分はあると思うので(笑)、ストレートに声を張り上げる部分や突き抜けるようなロングトーンの部分で“青春”の爽快感を感じてもらえるとうれしいです。

――青春ド真中の青山さんですが、最近の“青春の悩み”は何かありますか?

実は欲しいネックレスがあって、今悩んでいるんです。決して安くはない値段なので……見つけてから、もう2週間くらい悩んでいます。後々になって「あの時に買っておけばよかった」という後悔はしたくないのですが、それがいい買い物なのかどうか自信がもてないんですよ。お店に行って試しに着けてみられればいいのですが、なかなかその時間がとれなくて……。もう少し悩みます(苦笑)。

――『星空慕情』のポイントについても聞かせてください。

表題曲の『身勝手な女』は女唄ですが、この星空慕情』は男性の心境を歌った曲です。女唄とは切り替えて、“男らしさ”を表現できるように歌っているので、その違いを感じてもらえたらうれしいですね。男の未練や、冷たく背中を向けた女性に申し訳なく想う気持ちを歌った曲で、メジャー調の曲でありながらトーンを少し抑えて“男の哀愁”を表現してみたので、そうした点も楽しんでほしいです。

――ちなみに最近、星空見上げたことはありますか。

ありますよ。先日仕事で新潟にうかがったのですが、夜に雪が止んだ時に星を見ました。雪が積もってすごく寒かったのですが、寒いからこそ上を見上げたくなるような気持ちになるのかもしれませんね。

――2月5日でデビュー5年を迎えた青山さんですが、デビューからこれまでを振り返っていちばん印象に残っているエピソードは?

月並みなセリフですが、あっという間に過ぎた5年間でした。でもその中で、少しずつではありますが、一歩一歩着実に進んできた5年間でもあった気がします。そうした中でいちばん印象に残っているのは、やはり東京・青山で開催させていただいたデビューイベントですね。当日は恩師である水森先生ご夫妻や僕の両親も含めて、関係者の方々に大勢お越しいただいて、ものすごく緊張したのを覚えています。同じテイチクに所属しているご縁で山本譲二さんも駆けつけてくださったのですが、初めてお目にかかった山本さんに激励していただいて、僕も芸能界に一歩だけ足を踏み入れたように感じた1日でした。皆さんへの感謝の気持ちと、「これからやっていきます」という決意を新たにしたことは、今でも忘れられません。

――今年1月には、地元の浦安市文化会館大ホールでデビュー5周年記念コンサートを開催されました。

当日ステージの緞帳が上がった瞬間、会場を埋め尽くすいっぱいのお客様がいらっしゃる光景を見た時は、本当に感無量でした。デビューの頃から応援してくださっているファンの皆様やデビュー前からお世話になってきた地元の方々なども含めて、たくさんお客様においでいただいてステージに立たせていただけることが、どれほど幸せなことかを改めて実感しました。オープニング曲が終わった後、気がついたらステージを降りて観客席を歩いていました。そんな演出はなかったのですが、後ろの席のお客様まですべての方々に今の僕をしっかり見ていただきたくて、感謝の気持ちを伝えたくて飛び出してしまったんです。

ステージの終盤に『青春プロローグ』という曲を歌わせていただきました。デビュー曲『仕方ないのさ』のカップリング曲で、19歳の僕にとってはまさに等身大の歌でした。とても思い入れがある曲で、イントロを聴くと初めて舞台で歌った時の光景が思い出されて当時の気持ちを呼び起こす歌なんです。歌いながらこれまでの5年間の思い出が甦ってきて、涙がこみ上げてくるのをグッとこらえたことも印象に残っています。

――この後7月には、浅草公会堂でのコンサートも控えていますね。

1月のコンサートの勢いをそのまま持っていきたいなと思っています。浅草公会堂は歴史のあるホールですから、たくさんの方にご来場いただいて楽しんでいただけるステージにしたいですね。

1月のコンサートでは演歌の曲数がそれほど多くはなかったのですが、浅草という日本の文化や芸能が詰まった街で、自分の原点に立ち返って皆様に楽しんでいただけるステージにしたいと思っています。5周年という節目を超えて、次は10周年に向けてのスタートという新たな気持ちで、自分らしさを存分に出せるコンサートにしたいですね。

――「10周年」という次のステップアップに向けての目標は?

僕自身、もちろん現状に甘えられるほど自分に対して満足はしていません。でも演歌は歳を重ねるほどに深みが増す部分があると思うので、10周年を迎えた時に自分がどんな歌を歌うようになっているのか楽しみに感じている部分もあります。年を重ねるごとに演歌の重みを表現できる歌手になることが目標ですね。今は自分のパフォーマンスや歌はまだまだだと感じる部分が多いので、演歌の道をブレずに努力を重ねて、そこに年月の重みを重ねていけるようになりたいと思っています。

――プライベートも含めて、今年の挑戦したいことはありますか?

僕、海外に行きたいんですよ。デビューから5年が経って、いろんな視野を広げたいなと思っています。たとえばヨーロッパに出かけて、その国の街並みや風景を直接見て、土地のものを食べて、地元の方々と交流してみたい。日本とは違う文化や感性を体感することで、より多くの刺激を受けてみたいですね。

――ちなみにオフの時間で、最近ハマってることはありますか?

やっぱりゴルフですね。ゴルフはミスを減らしていく競技だと思うので、基本的には「うまくいかない」ことが前提という気持ちでいるのですが、ボールを思った通りに打てた時はすごく気持ちが良くてハマっています。コースに出て自然を感じられる部分もリフレッシュになりますし、ラウンドが終わった後の程よい疲労感もいいですよね。トータルで自分にすごくプラスになっていると感じる部分が多いスポーツだと思っています。仕事もあってそれほど頻繁にはできないのですが、たまのゴルフも自分のモチベーションにつながっている部分があるので、今後も続けていきたいですね。

――最後に、「うたびと」の読者にメッセージをお願いします。

今回の新曲『身勝手な女』も、すごく個性的でインパクトのある楽曲です。“女唄”で“ブルース”という僕の個性を今まで以上に強くお届けしたいと思っていますので、ぜひ一度聴いてみてください。デビュー6年目を迎えて、歌の世界で自分らしさをもっと打ち出していきたいと思っているので、イベントやキャンペーンでお近くにうかがった際には、ぜひ生で「青山 新の歌の世界」を感じに来ていただければうれしいです。よろしくお願いします。

青山 新 『身勝手な女』ミュージックビデオ

青山 新 『身勝手な女』

発売中
価格:¥1,550(税込)

青山 新「身勝手な女」TYPE TOKYO

《TYPE TOKYO》

品番:TECA-25008

【収録曲】

1.身勝手な女(作詞:麻こよみ/作曲:水森英夫/編曲:伊戸のりお)
2.TOKYOメトロブルース(作詞・作曲:所ジョージ/編曲:沼井雅之)
3.身勝手な女オリジナル・カラオケ
4.身勝手な女メロ入りカラオケ
5.TOKYOメトロブルースオリジナル・カラオケ

青山 新「身勝手な女」TYPE青春

《TYPE青春》

品番:TECA-25009

【収録曲】

1.身勝手な女(作詞:麻こよみ/作曲:水森英夫/編曲:伊戸のりお)
2.青春迷い道(作詞:北村けいこ/作曲:水森英夫/編曲:伊戸のりお)
3.身勝手な女(オリジナル・カラオケ)
4.身勝手な女(メロ入りカラオケ)
5.青春迷い道(オリジナル・カラオケ)

青山 新「身勝手な女」TYPE星空

《TYPE星空》

品番:TECA-25010

【収録曲】

1.身勝手な女(作詞:麻こよみ/作曲:水森英夫/編曲:伊戸のりお)
2.星空慕情(作詞:麻こよみ/作曲:水森英夫/編曲:伊戸のりお)
3.身勝手な女(オリジナル・カラオケ)
4.身勝手な女(メロ入りカラオケ)
5.星空慕情(オリジナル・カラオケ)

青山 新 in 浅草公会堂

日時:
2025年7月4日(金)

会場:
浅草公会堂

チケット料金(税込):
SS席 ¥9,500(1階10列まで) ソールドアウト
S席 ¥7,500(1階11列以降) ソールドアウト
2F席 ¥6,000(2階全席)
3F席 ¥5,000(3階全席)

配信チケット料金:
¥3,000

※イープラスのみ取り扱い
※アーカイブ期間は1週間となります

PG先行:
3月14日(金)〜30日(日)

一般発売:
4月4日(金)~6月30日(月)

問い合わせ:
株式会社エフ・エー・ブイ
TEL:03-3263-6612
(平日11:00~17:00)

<あわせて読みたい>

青山 新、木梨憲武プロデュース・所ジョージ作詞作曲の『TOKYOメトロブルース』がUSEN 演歌・歌謡曲リクエストランキングで1位獲得! 本人コメント到着
青山 新、木梨憲武・所ジョージがプロデュースした配信シングル『TOKYOメトロブルース』を12月21日リリース決定! 本人コメント到着

関連キーワード