藤井香愛の魅力が全開!キャッチーなメロディーに刺激的な歌詞をのせた第3弾シングル『その気もないくせに』に注目

2020.8.5

新時代“令和の歌謡歌姫(ディーヴァ)”をキャッチフレーズに、2018年『東京ルージュ』でデビューした藤井香愛。発売中の第3弾シングル『その気もないくせに』は、幸耕平、千家和也(2019年急逝)の両ヒットメーカーが手がけた勝負曲だ。6月17日に日本作曲家協会音楽祭奨励賞に決定した期待のディーヴァに、新曲、そして歌手という仕事にかける意気込みを聞いた。

 

――新曲『その気もないくせに』、素敵な曲ですね。山口百恵さんの曲を思い出しながら聴いていたら、昨年急逝された千家和也先生の歌詞だったので驚きました。

ありがとうございます! 聞き所はやっぱり、サビの「どうするつもり」というドキッとするような歌詞です。真似したくなるフリもついていて、キャッチーさがこの曲のウリだと思います。私は千家先生にお会いしたことがないのですが、私自身、山口百恵さんの歌が好きでよく聴いていたので、先生の詞をいただけて本当に嬉しくて、憧れの百恵さんにほんの少しだけ近づけた気分です。昨年から幸耕平先生にレッスンを受けていますが、この曲の歌詞は幸先生が千家さんから預かっていらっしゃったものです。私に合うのではないかということで、曲をつけていただきました。

 

――百恵さんの曲のように、ちょっぴり刺激的な歌詞ですよね。

「ふしだらな女」という歌詞が出てきますが、幸先生がおっしゃるには、この歌の主人公は人から一度も「ふしだらな女」と言われたことがないような純粋な女性。好きな男性に対して拗ねているような、可愛らしい雰囲気で歌ってほしいと言われました。あと、歌詞に「水割り」が出てきますが、幸先生によるとやはりウイスキーの水割りだということで、初めてウイスキーを飲みました(笑)。

――小さい頃から歌手になりたかったとお聞きしました。

3歳頃にはすでに「歌手になりたい」と周囲に言っていたようで、小学校2年生から歌のレッスンを始めました。家族全員が音楽好きで、6歳違いの兄はバンドをやっていました。よく家族でカラオケ大会をしましたね。

 

――憧れの歌手は誰ですか?

その頃人気絶頂だった安室奈美恵さんです。それからSPEEDがデビューして、ボーカルの島袋寛子さんが小6でデビューしたので、私も小学生でデビューしたいと思っていました。小学生時代はダンスのレッスンも始めて、「歌って踊れる歌手」に憧れていました。実際にデビューしたのは今から3年前なので、ずいぶん遅れましたけど(笑)。

 

――6月17日に日本作曲家協会音楽祭奨励賞に決定しました。

2018年にデビューしてから、初めていただいた賞なのですごく嬉しいのと、「奨励賞」という賞の名前に恥じないような活動をしていかなくてはと気持ちを新たにしました。10月に発表会を兼ねた音楽祭を予定しているので、コロナ渦が落ち着いて、無事に開催できることを願っています。

――新曲が発売されたのは4月22日。コロナ渦でキャンペーンやイベントが開けない状況でしたが、どう過ごされていましたか。

自分が無症状でも感染のリスクがあると聞いて、出来るだけ自宅にこもっていました。ただ、自分から発信していかなければダメだと思ったのでインスタグラムを始めて、今まで行ったことのない土地の方々や、ご高齢の方もインスタライブを見てくださったりして、いろいろな方と交流することができました。ファンの方が少しずつ増えてきたと感じますね。

 

――何度かインターネットサイン会を開かれたそうですね。

事前に特設サイトからCDを購入していただいて、お名前(またはニックネーム)を登録していただき、全員のお名前をお呼びしながら、「〇〇さん、いつもありがとうございます」とサインをする様子をネットで配信して、CDは郵送でお届けしました。毎回、特典として色紙やポストカードをご用意したり、CDを何枚以上買ったらチェキをプレゼントとか、いろいろと考えて工夫しています。

――そういえば特技がパソコンですよね。

はい。7月4日のデビュー記念日にファンクラブをスタートしましたが、入会案内のチラシはパソコンを使って自分で作りました(笑)。

 

――イラストが得意な歌手はいらっしゃいますけど、パソコンが得意な歌手って、初めてかもしれません。

私はイラストがすごく下手で、ザワザワされることが多く……(笑)。それを面白いと思ってくれる方が結構いるみたいなので、インスタライブでも、「私は何を描いているでしょう?」というクイズを出してファンの方と楽しんでいます。

 

――ゴリラを描いたらファンの間で話題になって、その絵でキーホルダーを作ってくれた方がいらっしゃるんですよね。

そうです。これです。めちゃくちゃ上手く描けました!

最近、コツメカワウソにはまっていますが、これが結構怖い絵になっちゃって(笑)。でも、描くたびにどんどん上手くなっていると自負しています。

 

――今後の目標を教えてください。

まず、応援してくださっているお客様に会いたいですね。今までいろいろなところに行ってたくさんの人に会っていたことが、どれだけ幸せなことだったのかと実感します。そして、キャッチフレーズが新時代“令和の歌謡ディーヴァ”なので、その名に恥じないように、「ディーヴァといえば藤井香愛」と言ってもらえるような本物のディーヴァになりたいです。

 

――最後に「うたびと」読者にメッセージをお願いします。

今はなかなか直接お会いできない時期ですけれど、私ができるのはみなさんにいい歌をお届けすることなので、会えないときは私の歌を聴いて、みなさんが元気に過ごしていただければと思います。早く笑顔でみなさんに会えますように! これからも応援よろしくお願いします。

作品情報

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藤井香愛『その気もないくせに』

新時代“令和の歌謡歌姫(ディーヴァ)” 藤井香愛、待望の第3弾シングル。作曲を幸耕平氏、作詩を千家和也氏(2019年没)の両ヒットメイカーが手がけた藤井香愛の勝負作。 2020年4月22日発売/TKCA-91270 /¥1,227+税/カップリング:『シャボン玉』

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