中澤卓也 初のオリジナルアルバム発表で想う“感謝と決意”

2020.8.18

8月5日、ファン待望のオリジナル1stアルバム『歩みPart1』をリリースした中澤卓也。2017年のデビュー曲『青いダイヤモンド』から4thシングル『茜色の恋』までと、それぞれのカップリング曲に加え、未発表曲3曲を収録した、タイトル通り、デビューから3年間の“歩み”を綴った貴重な1枚となっている。
デビューしてからあっという間の3年間でしたが、アルバムを作れるくらいオリジナル楽曲を歌わせていただいていたんだということにとても感動しています。
1年間に表題曲1曲とカップリング1曲の計2曲をリリースするというのが一般的な演歌・歌謡曲の世界で、『茜色の恋』からはタイプ別の作品も出させていただきました。本当に、すごく幸せな“歩み”をさせてもらっているなと実感しています。
これは、僕を支えてくださるファンの皆さん、最高の楽曲を僕に与えてくださる師匠であり作曲家の田尾先生、作詞家の先生方、編曲家の先生方、スタッフの皆さん、一人ひとりのお力添えがあったからこそ。本当にありがとうございます

中澤卓也1stオリジナルアルバム「歩み Part1」

”変化”を楽しみつつ、”初心”も大切にしたい

『青いダイヤモンド』を皮切りに、リリース順に収録された既発表曲は全10曲。興味深いのは、3年間の足跡だけでなく、うたびと・中澤卓也のデビューからの“変化”も表れていることだ。
僕自身、デビュー曲から全曲を連続して聴いたことがなかったので、アルバムにはいろいろな発見がありました。一番は声の変化で、これは皆さんにも感じていただけると思います。面白いぐらい、声が変化しています(笑)。
他にも、声の表情や、言葉の使い方、言葉の置き方、間の取り方……。あと、あの時はこういう気持ちで歌っていたよなとか、いろいろ思い出すこともあって。
ファンの皆さんに楽しんでいただける作品でありながら、僕にとっても、これまで歩んできた時間や自分の歌について振り返ることのできる良い作品になったと思っています

『青いダイヤモンド』で初めてのレコーディングに臨んだのは、21歳の時。「まだ、何もわからない状態で、とにかく必死で歌おうとしていたよなって、声を聞いて感じますと照れ笑いを浮かべながら、「でも、その声の中に、今、忘れているものがある」と瞳を輝かせる。
例えば、いいお出汁とじゃがいもと肉があれば、おいしい肉じゃがができるのに、何回か作っているうちに、もっと美味しくなるんじゃないかと思っていろいろな調味料を足していって、どんどん味が重くなってしまうことってあるじゃないですか。
歌も同じで、僕自身、いろいろな経験を積んだ今は調味料が増えている状態で、自分の歌に足しすぎてエラーにしてしまうこともあるんです。
昔の自分の歌を聴くと、ああ、これでよかったんだなって気づかされることも多くて、〈初心忘れるべからず〉と言いますが、たまに初心に返るのは大事なんだなということを、今回のアルバムを聴いて改めて思いました

3年間の歩みの中で、変化し、成長を遂げられた一番の要因は、「お客様の前で歌うことだった」と振り返る。
レッスンも継続して受けていますが、やはり人前で歌わせていただくことが一番、成長できると実感しています。とくに昨年は、大きい会場はじめ、ディナーショーもやらせていただいたんですが、これまで様々なステージを踏ませていただいたことで、自分の喉の限界点や、音域の限界点、声量の限界点など、いろいろ試すことができ、歌い手として、幅が広がった気がします

新たな“歩み”へとつながる未発表曲3曲も収録

中澤の楽曲には、テーマも表情も異なる様々なタイプが揃っていることが特徴だが、今回のアルバム用に作られた未発表曲3曲もまた、これまでとはまったく違う新たな世界観を見せてくれている。まず、11曲目に収録されている『初めての君』は、4thシングル『茜色の恋』タイプBのカップリング曲『ゆびきり』を作曲した川村結花の作詞作曲。
思いっきりポップスで、これまでの僕の歌の要素とはぜんぜん違うので、レコーディングはとてもおもしろかったですね。もともと歌手になる前は、演歌・歌謡曲はまったく聞いたことがなくて、ポップスのバラードを聞いて育ったので、僕にとっては表現しやすく、自分の中にあるものをそのまま素直に出せる楽曲でした

続く『なみだの栞』は、作曲を浜圭介、編曲を服部克久と、日本の歌謡界に数々の名曲を送り出してきた大御所との初タッグ。作詩は、デビュー曲『青いダイヤモンド』をはじめ、中澤のオリジナル曲を多数手掛けてきた田久保真見が手掛けている。
演歌・歌謡曲には、好きな人を亡くした人の視点で描かれた歌は多いですが、これは亡くなった側の視点で描いた歌。亡くなってしまったけれど、いつもあなたのそばにいるよという気持ちと、亡くなって別世界にいってしまったという悲しみ、その分量をどのくらいの割合で込めて歌うか、すごく悩みましたし、今までにない難しさがありました。
ただ、イントロがオカリナの音から始まるんですが、その音で、魂が浮遊しているような感じが絶妙に表現されているんです。優しい息遣いで、そばにいる魂がうまく表現されていると思うので、オカリナの音にもぜひ耳を傾けてください

そして、アルバムのラストを飾るのは、1973年に放映された日本テレビ系ドラマ『さよなら・今日は』の主題歌としてヒットした楽曲を手直しした『愛の伝説~AGAIN~』
ディレクターさんから、ご提案いただいたんですが、この曲の存在をまったく知らなかったし、しかも、今までまったく歌ったことのないテイストのメロディーラインだったので、とても新鮮な気持ちで歌えました。出だしの〈黄昏の都会は~♪〉という部分の音の上下の感じとか、これまで歌ったことのない音の使い方になっています

 

3年間刻んできた“歩み”とともに、未発表曲で新境地を開拓し、新たな“歩み”への期待も感じさせてくれる初のオリジナルアルバム。
中澤卓也を知らない方も、この1作でだいたい中澤卓也ってどんな歌い手なのかわかっていただけると思いますし、今まで応援してくださった方々も、また違った楽しみ方ができる作品になったのではないかと思っています。
僕にとっても、今後、『歩み』Part2、Part3…………Part○0というふうに、継続して出していけるよう、いい歌を歌い続けていきたいと思えるいいスタートにもなった作品ですので、今後も、中澤卓也の“歩み”にぜひ、注目していただけたらと思います

最新情報

【e+イープラス Streaming+】
中澤卓也 生配信ライブ~おうちで卓也コール Vol.1~

■公演日時
2020 年 8 月 22 日(土) 15:00 開演
※8 月 28 日(金)23:59 まで何度でも視聴可能。
■料金
①視聴券 ¥2,500
②視聴券+おうちで卓也券 ¥3,500
公演の視聴券に加え、中澤卓也からの限定メッセージ&アンコール特別動画付きチケット
③グッズ付視聴券 ¥7,000
公演の視聴券に加え、「北のたずね人(タイプE)」のCDジャケットがデザインされたクッション付きチケット
④グッズ付視聴券+おうちで卓也券 ¥8,000
上記②、③の特典両方がセットになったチケット
※購入後はグッズ及びおうちで卓也券の追加購入不可。

■発売期間
2020 年 8 月 9 日(日)10:00~8 月 28 日(金)18:00

チケット購入に関する詳細 ⇒ 中澤卓也オフィシャルサイト

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