祝デビュー10周年!パク・ジュニョン 自身初ハイブリッドコンサートが放送「戸惑っている部分もかわいく思っていただけると」

2021.3.3

今年でデビュー10周年を迎えるパク・ジュニョン。デビュー記念日にあたる3月7日には、2020年11月に開催した「パク・ジュニョン ハイブリッドコンサート~新しい時代(とき)~」がCSチャンネル銀河で放送される。そんなジュニーに、ハイブリッドコンサートの見どころや3月10日に発売される10周年記念アルバムボックスなどについて聞いた。

初挑戦に戸惑う場面も!? 生き生き歌う姿が魅力のハイブリッドコンサート

――「パク・ジュニョン ハイブリッドコンサート~新しい時代(とき)~」はご自身初となるライブと配信の同時開催でしたが、挑戦した手応えは?

昨年はファンの皆さんとコンサートなどでなかなか会えない状態が続いていて、とにかくできることを一生懸命探してたどりついたのがハイブリッドコンサートでした。舞台の上では、皆さんに会えたうれしさを味わうと同時に、「会えないからどうしたらいいか……」と悩んでいる時間があったら、どんどん勉強して「どうしたら皆さんに近づけるのか」を考えようと強く感じました。

――新型コロナウイルス感染拡大防止のため、コンサート当日はソーシャル・ディスタンスを考慮して間隔を空けた客席配置でマスク着用、ライブ中の発声は禁止のルールで行われました。

お客さんに声を出さないようにしていただいたり、僕もお客様もルールを守って開催したコンサートだったので、いつものようなステージへの声援や笑い声は禁止で、自分の中では戸惑う部分もありました。でもこれからはこういったコンサートが増えていくだろうと思いますし、歌ったりMCをしたりしながらどうやって皆さんに笑顔になってもらうかを考える時間でもあり、いろいろ勉強になる経験でした。

 

――配信を観たお客さんの反応について聞かせてください。

配信を観てくれた皆さんから寄せられたコメントを読んで、同じ空間ではないかもしれませんが、同じ時間を一緒に過ごせることをファンの皆さんが喜んでくれているのを感じました。北海道から沖縄まで日本中のファンの方々からコメントをいただいて、すごく幸せでしたね。韓国にいる母にもURLを送って、観てもらったのですが、「生き生き歌っていて、すごく感動したよ」とメッセージをもらったのもうれしかったです。2020年のお正月以来、もう1年以上母に会えておらず、心配をかけていましたから。

――3月7日にハイブリッドコンサートがチャンネル銀河で放送されますが、改めて観る人に注目してほしいポイントを教えてください。

僕の衣装も含めたステージの雰囲気やバンドの皆さんとのやりとりなど、舞台上でみんなと一体になって楽しみながら歌っているパク・ジュニョンの姿を観ていただきたいです。
いろいろルールのあるコンサートで、僕がMCで冗談を言っても客席の皆さんは声を出すことを禁止されていました。それはわかっていたのですが、やはり客席の反応がないと「スベったかな?」と思って戸惑った部分もあったんです。実際には、お客さんは反応したくても我慢をしてくれていたのだと思いますが、そうした呼吸が合わなくて戸惑っている部分もかわいく思っていただけるとうれしいです(笑)。

パク・ジュニョンの成長が刻まれた10周年記念ボックスがリリース

――3月10日には、デビュー10周年を記念した『パク・ジュニョン 10周年パーフェクト・ボックス』が発売されます。

僕が今までレコーディングしてきた99曲に書き下ろしの1曲を加えて、合計100曲のCDボックスになります。こんなに歌ってきたんだと自分でも驚きました。16曲のミュージック・ビデオを収録したDVDも入っています。たくさん歌わせていただいて、幸せな10年の集大成となるアルバムなので、早くファンの皆さんにお届けしたいですね。撮り下ろし写真や未発表写真満載のブックレットも付いていますし、100曲かけっぱなしで僕の歴史を感じていただきたいと思っています。

 

――ご自身でこの10年間、100曲を振り返ってみてのご感想は?

改めて100曲を聴くと、「この頃は日本語の発音がまだまだだったな」とか「この曲から歌い方が変わってきているな」というのがわかって、なんだか不思議な感じがしました。デビュー曲の『愛・ケセラセラ』を聴くと、韓国でポップスを歌ってきた僕が日本に来て最初にリリースした曲なので、まだKポップ時代の歌い方が残っているんです。歌い方や発音も含めて、デビューからのパク・ジュニョンの成長を感じていただける貴重なボックスなんじゃないかと思います。僕の10年に寄り添って見守ってくださったファンの皆さんには、「この曲の頃はこんなことがあったな」とご自身の思い出も振り返っていただければうれしいですね。

――書き下ろしの新曲『酒よ今夜も』についても聞かせてください。

実はこの曲は、僕の最新曲『海に語りて』のタイトル候補曲だったんです。「男は悲しい時は涙を流す。泣かない男は酒を飲む」という歌詞が出てきます。僕は普段からお酒を飲まないのですが、この歌詞の気持ちがすごくわかるんです。その雰囲気を皆さんにも感じてもらえたらと思っています。

 

――泣きたい時があるんですか?

ありますね(笑)。実は僕は、涙のない男なんです。どんなに悲しい時でも涙が出ない。だから悲しいドラマを観ても、心の中ではものすごく泣いているんですが、涙が出ないんです。どうしたら涙が出るんだろう?

 

――なぜ涙が出なくなってしまったんですか?

韓国では小さい時から「男は泣いてはいけない」という教育をされるんです。韓国では男は生涯で3回だけ泣くらしいです。生まれた時と、親が亡くなった時、国を無くした時の3回だと教わりました。それ以外は泣いてはいけないと言われて育ったので、そういう影響もあるのかもしれません。泣くといろいろ解消できるじゃないですか。だから泣きたいんですけど……(苦笑)。

――ちなみに最近一番笑顔の時は、どんな時ですか?

去年の3月から海水魚のカクレクマノミを飼っているのですが、エサをあげている時はすごい笑顔です(笑)。カクレクマノミがエサを食べている姿を見るのが、一番幸せな時間ですね。水槽の掃除や水替えを週に1回やっているのですが、それもすごく楽しい時間です。同じ水槽にイエロータンという魚がいるんですが、黄色くて可愛いんです。

 

――水槽を増やしたいとか思っていますか?

むっちゃ思ってます! サイズによって入れられる魚が限られてしまうので、今より大きい水槽にしたいんですよ。今は40㎝サイズなのですが、60㎝サイズを狙っています。

『パクタクおたすけ隊』が教えてくれた成長の経験

――10周年記念ボックスの中には、チャンネル銀河で放送中の『パクタクおたすけ隊』のテーマソング『僕らの願い』も収録されていますね。

メロディも歌詞も、子どもから大人までみんなで一緒に歌える曲です。この番組も僕の10年の歩みの一部で、僕をすごく成長させてくれている番組ですから、この曲が収録できたことはうれしいですね。

 

――『パクタクおたすけ隊』は、もう1年以上続いています。

なかなか経験できないようなことをたくさんやらせていただきました。番組のロケで外に出ることがすごく楽しいです。中でも、僕がずっとやってみたかった「お寿司の握り方」を教えてもらったのはうれしかったですね。韓国の家族もお寿司が大好きなので、いつか家族が日本に遊びに来た時には、僕が握ったお寿司を食べさせてあげたいですね。『パクタクおたすけ隊』がなかったら、お寿司を握ってみようということを考えることもなかったと思います。

 

――今まで番組をやっていて印象に残っているエピソードを教えてください。

僕は実はミミズが苦手なんです。それをどこかで話したら、番組になってしまいまして……(苦笑)。しかも普通のミミズではなく、釣りの餌に使うトゲトゲのイソメをちぎって釣り針につけなくてはいけなくて……。番組収録ではスタッフの皆さんが見ていますし、カメラも撮っていますから、何度も嚙まれながら何とか釣り針につけました。おかげで今はもう克服できたと思います。これも成長ですよね(笑)。

放送情報

「パク・ジュニョン ハイブリッドコンサート 新しい時代(とき)」

放送:チャンネル銀河

放送日時:2021年3月7日(日)11:30~13:30(※再放送:2021年3月20日(土)8:00~10:00)

歌唱楽曲:

1. 夕霧挽歌
2. 愛は腕の中
3. 河口湖
4. 海鳴り
5. 追憶のブルース
6. かもめはかもめ
7. 偶然のような運命
8. Beautiful
9. 昼も夜も真夜中も
10. 離さない
11. チャラ
12. 嘆きの雨
13. 涙の流星
14. 海に語りて
EN. 無条件

番組ホームページ:https://www.ch-ginga.jp/movie-detail/index.php?film_id=20250

パク・ジュニョン 10周年 パーフェクト・ボックス

2021年3月10日(水)発売
KIZC-90616~23(CD7枚+DVD1枚)
HP:https://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKIZC-90616/

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