【「うたびと」オープン記念】パク・ジュニョン独占インタビュー

2019.3.25

――歌手の山本譲二氏に見い出され、2012年に『愛・ケセラセラ/あやまち』でデビューしたパク・ジュニョンさん。デビュー8年目となる今年、初のベストアルバム『パク・ジュニョン ベスト~Songs For You~』を4月10日にリリースすることが決定した。

「デビュー前から、事務所に飾ってある山本譲二さんのベストアルバムを見ながら、僕もいつか自分だけのベストアルバムを出せたらと思っていたんです。だからお話を聞いたときはとても嬉しくて、夢が一つ叶った気持ちですね」

 

――デビュー曲から最新曲までが詰まったベストアルバムは、録り直しをせず当時のままの音源を収録。

「1曲も歌い直しをしていないので、皆さんにぜひデビュー当時の声と、今の歌い方を比べて楽しんで頂きたいです。最初の頃はK-POPを歌っていたときの歌い方をしていて、自分で聴いてもその変化に驚きました」

 

――デビュー前、知り合いを訪ねて日本にやってきたパクさん。当時は日本語が話せず、街へ出て人と話したりして、独学で学んだそう。

「最初は全く日本語が話せなかったので、歌詞の意味を理解するのが大変でした。とくに韓国には男性の歌手が女性の気持ちを歌った歌が少ないので、そういう部分も難しかったですね。演歌・歌謡曲は詞の意味が深いので、考えれば考えるほど“本当はこういう意味だったんだ”と理解できることも多くて、その答えにたどり着くまで勉強するのがすごく楽しいです。でも、とらえ方は歌を聴いてくださる皆さんそれぞれの感じ方なので、人によって違うと思うんです。だから僕は、先生が書いてくださった曲を、皆さんに真面目に素直に伝えるように気をつけて歌っています」

 

――イベントで日本各地を回って活動するパクさんは、「歌手になれて、日本の皆さんの優しさに触れることができてすごく幸せ」と、柔らかな笑顔で語る。

「人との出会いの大切さを、毎日実感しています。日本中を回らせて頂いて、たくさんの皆さんに出会えたことは僕の宝物で、これからの力にもなっています。どこに行っても皆さんが優しいし、ごはんもおいしくて(笑)。地元の名物を“これ食べて!”って勧めてくださることも多くて、あたたかさを感じますね。日本の食事は大好きで、デビューした頃は近所の牛丼屋さんに毎日通っていました。回転寿司も大好きで、よく食べに行っています」

 

――そんなパクさんの今後の夢は、歌で日本と韓国をつなぐ歌手になること。

「文化の違いを超えて歌で、もっと近くなれたらいいなと思っています。日本と韓国がさらに仲よくなれるような架け橋になることが、僕の大きな夢です」

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