市川由紀乃がデビュー30年目に初のバースデーイベント。自身が企画・発案し45歳最後の一日&46歳最初の一日をファンと共に

2022.1.11

演歌歌手の市川由紀乃が7日、東京・台東区の浅草ビューホテルで誕生日前夜祭「市川由紀乃生誕祭『SAYONARA45~前夜祭~』」、そして誕生日当日の8日に「市川由紀乃生誕祭『祝46~SPECIAL BIRTH DAY PARTY~』」と銘打ったバースデーイベントを開いた。

デビュー30年目を迎え、最新シングル『秘桜』がロングヒット中の市川。翌1月8日で46歳の誕生日を迎える市川が「45歳最後の1日と46歳最初の1日をファンの皆さまと楽しく過ごしたい」と願って自ら企画・発案。「明日8日で46歳になるんですけれど、日ごろから支えてくださっているファンの皆さまとの時間が昨年はとても少なかったので、何かやらせていただきたいなという(私の)心の声とスタッフの皆さんからのサプライズもあり、こうして45歳をお祝いし、見届けていただけるというイベントをやらせていただくことになりました」として、ファンと共にするバースデーイベントを30年目にして初めて開催することになったもの。

この日は誕生日前日の前夜祭、そして誕生日当日は「祝46~SPECIAL BIRTHDAY PARTY~」と題したプレミアムな2日間で、コロナ禍で人数制限をするためファンクラブに限定し、8日は135人を動員した。

ステージ上に飾った45という数字を描いた大型バルーンの間から登場し、1993年8月21日発売のデビュー曲『おんなの祭り』を歌ってオープニングの幕を開け、「お客さま、あけましておめでとうございます。2022年を迎えまして、きのうは初雪が降りました。雪の影響でお足元の悪い大変な状況の中、日ごろから支えてくださっているファンクラブの皆さまに45歳最後の日を見届けに来てくださって本当にありがとうございます」と笑顔であいさつ。

テイチク在籍時代の作品から『幸福日和』『牡丹雪』、キングレコード移籍第1弾『一度でいいから』、海唄シリーズから『海峡氷雨』『海峡出船』『桟橋時雨』『海峡岬』、2016年発売のNHK紅白初出場歌唱曲『心かさねて』、2019年発売の「第61回日本レコード大賞」の最優秀歌唱賞受賞曲『雪恋華』、2020年発売の「第53回日本作詩大賞」の大賞受賞曲『なごり歌』、それに最新曲『秘桜』など全20曲を熱唱。その中で、2月2日に発売されるニューシングル『都わすれ』をひと足早くファンの前で初めて1コーラス披露し、客席を喜ばせた。

また、サプライズで事務所の後輩歌手・青山新が、客席で事前に悟られないように同ホテルのユニホームを着用して応援に駆けつけ、第2弾シングル『霧雨の夜は更ける』を歌ってステージに花を添えた。

今回のイベントに「45年生きてきたんだという実感と、こういうイベントをやっていただけてすごくいい人生だったんだなと、改めて幸せを感じています。まわりの方々に支えていただいていまがあるんだなという実感と、年齢を重ねて思うのは、誕生日を迎えるたびに産んでくれた母親に対する感謝の気持ちがわいてきます。45歳から46歳を迎えるこの2日間は、自分の中できっとこれからの人生で忘れることができない日になると思います」と感激した様子。

「今年の思いを漢字にするとしたら『喜』でして、皆さまに喜んでいただけるステージ、歌をお届けしたい。そして、来月2月には大阪・新歌舞伎座さんで喜劇に挑戦させていただくのですが、吉本新喜劇、松竹新喜劇の皆さんにもお芝居でご出演いただき、そこにも喜劇の喜びがあるので、皆さんと一緒に喜びをお届けできる1年にしたい」と話していた。

そして誕生日当日には「市川由紀乃生誕祭『祝46~SPECIAL BIRTH DAY PARTY~』」を開催し、ファン165人が駆けつけた。市川は黒地に大きな花柄があしらわれた着物をまとって登場。笑顔で一礼し、ヒット曲『雪恋華』『命咲かせて』を続けて歌唱。会場には割れんばかりの拍手が鳴り響いた。

「皆様、新年あけましておめでとうございます。本日はようこそ足をお運びいただきまして本当にありがとうございます。1月8日本日、市川由紀乃は46歳になりました。前夜祭、今日と2日間、マイクをもってファンに皆様と過ごせていて、歌手にとってこんなに幸せなことはないと噛みしめております。とにかく皆様と最後まで思い切り楽しんで、最高な時間を過ごさせていただければと思っております」と笑顔で挨拶。

昭和の名曲カバー曲コーナーでは、ゴールドのスパンコールが眩しいゴージャスなドレス姿に着替えて登場。ナイトクラブを意識した出で立ちから「由紀乃ママ」と呼ばれる場面も。『異邦人』『飛んでイスタンブール』『木綿のハンカチーフ』など懐かしのメロディーを披露した。前夜祭に引き続き、事務所の後輩である青山新も応援にかけつけた。青山はデビュー曲『仕方ないのさ』と第2弾シングル『霧雨の夜は更ける』を歌唱し、会場に花を添えた。

祝いのセレモニーでは、母の栄子さんが同ホテルのユニホームを着用してバースデーケーキを会場に運び込んだ。サプライズに気づいた市川は涙し「本当にびっくりしました。私にとっても母にとっても忘れられない1月8日になりました。親孝行します!」と喜びを表現。栄子さんから娘へ誕生日を祝う手紙を朗読する場面では、母子の深い絆に涙する人々も見られた。

ヒット曲『心かさねて』や最新曲『秘桜』、2月2日に発売されるニューシングル『都わすれ』などのオリジナル曲から、市川が尊敬してやまないちあきなおみ『喝采』坂本冬美『夜桜お七』まで、この日はカバー曲を含む全15曲を歌唱し、大盛況のうちに幕を閉じた。

今回のイベントについて市川は「こんなに幸せな日はないです。笑ったり泣いたり忙しい時間でした。目の前にファンの皆様がいてくださる光景が嬉しくて仕方なくて、感謝の気持ちでいっぱいです。今日から46歳の市川由紀乃として第一歩を踏み出しました。まだまだ私の歌手人生はこれからです。そのためにはファンの皆様に元気でいていただかないと困ります。皆様の笑顔と応援が私の原動力です!これからも市川由紀乃をどうぞよろしくお願いいたします」と笑顔を見せ、感謝の言葉で結んだ。

(提供:サンニュース)

市川由紀乃『都わすれ』

2022年2月2日(水)発売

品番:KICM-31049
価格:¥1,400

【収録曲】

1.都わすれ(作詞:吉田 旺/作曲:幸 耕平/編曲:佐藤和豊)
2.かげろう橋(作詞:石原信一/作曲:幸 耕平/編曲:南郷達也)
3.都わすれ(オリジナルカラオケ)
4.都わすれ(一般用カラオケ半音下げ)
5.かげろう橋(オリジナルカラオケ)
6.かげろう橋(一般用カラオケ半音下げ)

<あわせて読みたい>

ふるさと自慢!インタビュー ~市川由紀乃編~「子供にかえったような時間を過ごせました」
市川由紀乃、2年ぶり有観客リサイタル「超克」を開催 「ファンの皆様と困難に打ち勝ちたい」

関連キーワード