香西かおりが築地本願寺で新曲『恋街しぐれ』の作詞を手掛けた故・里村龍一に献花 浅草・ヨーロー堂で新曲発売記念の生配信ミニライブも開催

2022.3.16

歌手の香西かおりが15日、新曲『恋街しぐれ』を手掛けた作詞家の里村龍一の遺骨が納められている東京の築地本願寺で献花を行い、浅草のヨーロー堂で新曲発売記念の生配信ミニライブを開催した。

歌手デビュー35周年を迎えた香西が、2022年3月16日(水)に新曲『恋街しぐれ』を発売した。同曲は、2021年に亡くなった作詞家の里村龍一の遺作『恋街しぐれ』『黄昏~夢隣り』に、聖川湧が作曲を手がけた。デビュー曲『雨酒場』の作家陣が満を持して送りだす「The香西演歌」となる1曲だ。香西は東京の築地本願寺で、デビュー曲『雨酒場』を含む16曲の作詞を手掛けた恩師である里村に感謝を伝えるべく献花を行った。

香西は新曲について「35周年の記念曲として発売できることを大変嬉しく思います。私はデビューしてから8割以上の歌が涙とお酒がテーマです。今回の新曲もそこから外れず、デビューから香西かおりを知ってくれている作家の先生なので、悲しみを悲しいだけではなくて、どこかほっとするメロディーに乗せて伝えられる香西かおりらしいメジャー演歌が誕生したことが嬉しいです。ファンの皆さんも待っていただろうなぁと思いました」と話した。

また、本作が恩師である里村の遺作になったことについて香西は「本来は遺作でなければ良かったです。生きていてほしかったです。たまに電話で、『いつも昼間から呑んで』と私が叱る感じでした。好きな歌とたくさん関わって、飲みたいお酒をたくさん飲んで、遺作として作品を残してもらえたというのは、10代からの知り合いなのでご縁かなと思います。先生は明るい方でしたので、心の中で『会いにきたよ〜!』という明るい感じで献花しました」と語った。

香西は歌手生活35年を振り返って「35年は長くなくて、あっという間でした。こんなに長くやれている自分を想像していなかったので、幸せだなと思います。とても忙しく、ありがたく、支えていただいた皆さんに感謝ですね」と話した。

そして、香西は今後の抱負について「想像もしないことが起きる世の中になりましたよね。もう一度大切なものや自分自身を振り返る、そんな時間が持てたことも、全てが悪い事ばかりではなかったのかなとも思います。とにかく元気で、1曲でも良い作品を皆さんに聞いていただけるように頑張りたいと思います」と語った。

香西は献花を行った後、浅草のヨーロー堂で新曲発売を記念して生配信ミニライブを開催した。ステージではデビュー曲『雨酒場』、代表曲の『無言坂』『酒のやど』、そして新曲『恋街しぐれ』を披露した。

最後に香西は「今日お越しいただいた皆さんや画面の向こう側の皆さんにも、精一杯の思いと歌が伝わればと思います。これからもこつこつと焦ることなく、元気に良い歌を皆さまにお届けできるように頑張っていきたいと思いますので、どうぞ応援よろしくおねがいいたします。ありがとうございました」と話し、会場に集まった約20人の拍手喝采の中幕を閉じた。

恩師への思いを胸に、35周年のメモリアルイヤーを迎えた香西の今後の活躍から目が離せない。

香西かおり『恋街しぐれ』Music Video ショートVer.

香西かおり『恋街しぐれ』

発売中

品番:UPCY-5105
価格:¥1,350

【収録曲】

1.恋街しぐれ(作詞:里村龍一/作曲:聖川湧/編曲:石倉重信)
2.黄昏~夢隣り(作詞:里村龍一/作曲:聖川湧/編曲:石倉重信)
3.恋街しぐれ(オリジナル・カラオケ)
4.黄昏~夢隣り(オリジナル・カラオケ)

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