【イベントレポート】長良グループ「第二十回・長良グループ 夜桜演歌まつり~熱唱 春の祭典スペシャル~都内23区・23年をかけて……」

2019.4.12

長良グループが主催する毎年恒例のイベント「第二十回・長良グループ 夜桜演歌まつり~熱唱 春の祭典スペシャル~都内23区・23年をかけて……」が11日に東京・杉並区の杉並公会堂にて開催された。

東京都23区を23年かけてまわるこの企画も今年で20年目を迎える。

 

昨年と同じく、山川豊、田川寿美、水森かおり、氷川きよし、岩佐美咲、はやぶさ、藤野とし恵、椎名佐千子、辰巳ゆうとが出演。スペシャルゲストには2016年に葛飾区で開催した第十七回以来となるグッチ裕三と山本リンダが出演した。

 

昼夜2回ともに1000名の会場は満席の中、スペシャルゲストを除く9組による「東京ブギウギ」でイベントはスタート。

曲が終わり、司会の西寄ひがしに今回の意気込みを聞かれた辰巳は「今年で2回目の出場ですが、去年は緊張でほとんど覚えていないので、今回は一瞬一瞬を楽しみたい」とはにかんだ。氷川もデビューした2000年から20年連続で出場しているため「デビューした頃を思い出しますね」と、それぞれ思い出に浸るなか、山川は「あと3回しかないことが寂しい。誰ひとり欠けることなく23区まわり遂げたい」と「夜桜演歌まつり」への愛を見せた。

イベント前半では、辰巳ゆうと「下町純情」、水森かおり「鳥取砂丘」、山川豊「アメリカ橋」、藤野とし恵「重友一代」、氷川きよし「きよしのズンドコ節」、岩佐美咲「無人駅」、椎名佐千子「ソーラン鴎唄」、田川寿美「花になれ-うめ さくら あやめ あじさい ひがんばな-」、はやぶさ「蜘蛛男のダンス」を順にそれぞれの代表曲を披露。

 

その後、西寄の掛け声で「君の瞳に恋してる」のイントロとともにグッチ裕三が登場。

今年、芸能生活40周年を迎えるグッチだが、ドン小西から衣装を提供してもらった際に「顔が小さくて、足が長い、やせ型の人に似合うようなデザインの服です」と言われたエピソードを披露し、「真逆じゃないか!」と自虐して会場の笑いを誘った。
そして、日ごろから親交のある三宅裕司からプレゼントされた楽曲「最後のプロポーズ」を熱唱した。

 

続いて、山本リンダが登場すると、「狙いうち」を出演者全員で、ソロで「狂わせたいの」、「燃えつきそう」、「どうにもとまらない」のメドレーを振りとともに披露。未だ衰えを知らない歌声とキレのある振りに出演者も観客も元気をもらった。

後半の新曲パートでは、辰巳ゆうと「おとこの純情」、はやぶさ「恋のすみだ川」、岩佐美咲「恋の終わり三軒茶屋」、椎名佐千子「漁火街道」、藤野とし恵「水無し川」、氷川きよし「大丈夫」、水森かおり「高遠 さくら路」、田川寿美「恋はひといろ」、山川豊「今日という日に感謝して」を順に披露。

 

本イベントは開催した区の福祉に貢献するということも目的の一つであり、今年も出演者を代表して山川が、杉並区社会協議福祉会に公演の収益金の一部を贈呈した。また、同福祉会代表からも山川へ感謝状が贈られ、客席から盛大な拍手が起こった。

最後は全員で山川豊の「夜桜」を熱唱し、イベントは幕を閉じた。

イベント終了後、山川は「20回目ということでもう少し大きな会場での開催をご提案頂くこともあったがやはり区の会館でやることに意味があり、そうして続けてきたこの公演もあと3回となると寂しい」と悲しみを滲ませつつ、記者から御礼のコンサートを大きな会場でやるのはどうかと提案されると「それはいいですね。皆様のおかげで続けられている公演ですから」と、24回目の開催に前向きな姿勢を示した。

来年は令和1年目の開催になることについて氷川は、「楽しみですね。皆様がハッピーな時代を過ごして下さることを願って、歌でメッセージを届けていきたいと思います。時代が変わってもみんながハッピーでいられると嬉しいですね」と笑顔をこぼした。

 

本企画は残り、世田谷区、足立区、豊島区で開催予定であり、来年の開催地は未定である。

なおこの公演の模様はCS放送「歌謡ポップスチャンネル」にて放送される。

 

写真提供(トップ写真):サンニュース

放送情報

放送チャンネル:歌謡ポップスチャンネル

放送日時:2019年5月1日(水)夜6:00~夜7:30

歌謡ポップスチャンネルHP⇒https://www.kayopops.jp/

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