真木ことみが東京・池袋で30周年ディナーショー 300人のファンの前で圧巻の“ことみ節”を披露！
歌手の真木ことみが11日、東京・池袋のホテルメトロポリタンで「真木ことみ 30周年記念ディナーショー」を開催した。
真木は1990年、日本テレビ「女ののど自慢」全国高校生大会でA賞合格認定を受けたことをきっかけに、1993年に故・猪俣公章が作曲を手掛けた『橋』でデビューを飾った。『いのち川』、『天の糸』などの楽曲で、抜群の歌唱力と持ち味の“ことみ節”が評価され、今年でデビュー30周年を迎えた。
この日のディナーショーは、真木のデビュー当時から親交がある北山千津子を司会に迎え、真木のデビュー曲『橋』で幕を開けた。青色の爽やかな色合いが際立つ着物姿で登場した真木は、会場を見渡し、「本日を無事に迎えることができてホッとしております。今日はデビュー当時から仲良くさせていただいているゲストが、ステージに華を添えてくださります。今日は、心から温かくなるような、思い出に残るようなディナーショーになることと思います。最後の一曲まで心を込めて歌わせていただきますのでよろしくお願いします！」と挨拶すると、駆けつけた300人の盛大な拍手が会場に響き渡った。
真木は『橋』に続いて、カップリング曲『命かざって』を歌唱し、女性歌手メドレーと題して『柔〜津軽海峡冬景色〜涙の連絡船〜女の出船〜女の港』を情感たっぷりに披露した。
司会の北山が「今日は30周年ということで、素晴らしい方がお祝いに駆けつけてくださいました！」と、スペシャルゲストで元読売巨人軍の中畑清をステージに招き入れると、会場からわっと歓声が上がった。中畑は「30周年おめでとうございます！」と真木に花束を差し出すと、真木は「ありがとうございます」と笑顔。中畑が「みんな生きてるか〜？！」と、持ち前の明るさで会場を笑いの渦に巻き込み、真木とともに2人のデュエット曲『ときめいて乾杯』を披露した。中畑は妹のような存在である真木に『ぼくの妹に』を感情豊かに熱唱。中畑はファンに「30周年おめでとうございました！ありがとうございました！」と元気よく語りかけ、ステージを降りた。
会場が温まったところで、真木の30周年をお祝いするために駆けつけたゲストの歌唱コーナーに突入。斎藤絹枝が『雪しぐれ』、『祭り恋歌』を歌い、会場をしっとりとしたムードに包んだ。そして、松井夢二が『ふるさと』、『昭和ひとけた人生航路』を力強く熱唱して会場を盛り上げた。
黒色の振袖に身を包んだ真木が再びステージに登場すると、真木の力強い低音が引き立つ『まこと酒』を伸びやかに歌唱した。真木が発表した「川」シリーズのメドレー『いのち川〜旅路川〜きずな川』を披露し、NHKの「のど自慢」で歌ったという、真木にとって思い出深い『おんなの時雨』を歌唱した。
真木が衣装を着替えている間、ゲストの志村晴美がドレス姿で登場し『下田情話』『火の国の女』を力強く披露。早川しづ子が『めおと星』『鳴り砂列車』を歌唱し、会場を盛り上げた。
ステージは終盤に差し掛かり、真木が最近発売した曲を披露するコーナーに。赤い着物でステージに登場した真木は、若柳光綾乃がステージで舞う中、『天の糸』を歌唱した。『浪花節だよ人生は』から、高橋真梨子の『for you・・・』などをカバーし、最新曲の『カナリア』と『くれないの糸』を熱唱した。
最後に、この日駆けつけたゲストの出演者がステージに登場し、真木が「皆さま今日は盛り上げて下さりありがとうございました！」と挨拶を交わした。真木は会場のファンに「今日はいい汗をかかせていただきました。こんなふうに素晴らしいステージができたのは、お越しくださいました皆さまはもちろんのこと、構成・演出をしてくださった宮下先生のおかげです。本日、この会場にお集まりの皆さんに支えられて、今日は素晴らしい1日となりました。心より感謝を申し上げます！」と思いを込め、越路吹雪の『愛の讃歌』でフィナーレを迎えた。真木の歌手人生の軌跡を辿った約2時間のスペシャルステージは、大盛況の中幕を閉じた。
真木と中畑は公演前の取材に応えた。真木はデビューから現在までの30年を振り返り、「さまざまな出来事がありましたが、いつもたくさんのファンに支えていただいて、30周年ディナーショーをさせていただけることは幸せなことだと思っております。コロナ禍ではありますが、30周年ディナーショーを立派な会場でたくさんの皆さんにお越しいただいて、開催させていただけることに心から感謝しております。そして、私の“お兄さん”である応援団長の中畑清さんが駆けつけてくださり、嬉しさも倍以上でございます！皆様に楽しんでいただけるように感謝の気持ちを込めて一曲一曲、歌わせていただきたいと思います」と思いを込めた。
中畑は「歌手はメッセンジャーであり、力強い歌で元気を与える、感動を与えるという役割を担っていると思います。活動を控えるのではなく、積極的にファンとともに交流を持つことに意味がある。デビューから30年が経ったんだな、と感慨深いものがあります。こんな時だからこそ、ディナーショーを成功させてほしい。30周年おめでとうございます！」と、真木にエールを送った。
中畑が「（真木は）歌が上手いよな、俺も上手いけど（笑）」と話すと、真木は「なんてコメントしたらいいのか……（笑）確かにお上手です！」と取材陣の笑いを誘った。
真木は中畑について「マネージャーと話していて、中畑さんは一瞬でその場を明るく元気に下さる方だよね、不思議なおじさんだよね（笑）って話をしていました。出会った頃から変わりなく、このように接してくれて、本当に優しい頼りになるお兄さんです」と話した。
取材の最後に、真木はファンに向けて「いつもどんな時も背中を押してくれて支えてくれて、私を30年という節目の年まで連れてきてくださったファンの皆さま、支えてくださったスタッフやレコード会社、業界の皆さまにお世話になって、感謝の気持ちでいっぱいです。これからもマイペースながら、ゆっくりでもいいので前進していけたらと思います。ヒット曲を出したいという思いが強いですね。新曲『くれないの糸』を聴いていただいて、応援いただけたら嬉しいです！」とメッセージを送った。
真木は10月、大阪国際交流センター 大ホールで「真木ことみ デビュー30周年記念コンサート～出会いに感謝！生きる歓びを歌にこめて～」を開催する。「ヒット曲を出したい」と力強く抱負を語った真木は、デビュー30周年記念曲『くれないの糸』とともに、気持ち新たに走り出した。今後の活躍に注目したい。
セットリスト
M1 橋
M2 命かざって
M3 柔〜津軽海峡冬景色〜涙の連絡船〜女の出船〜女の港
M4 ときめいて乾杯（中畑清&真木ことみ）
M5 ぼくの妹に（中畑清）
M6 雪しぐれ（斎藤絹枝）
M7 祭り恋歌（斎藤絹枝）
M8 ふるさと（松井夢二）
M9 昭和ひとけた人生航路（松井夢二）
M10 まこと酒
M11 いのち川〜旅路川〜きずな川
M12 おんなの時雨
M13 下田情話（志村晴美）
M14 火の国の女（志村晴美）
M15 めおと星（早川しづ子）
M16 鳴り砂列車（早川しづ子）
M17 天の糸
M18 浪花節だよ人生は
M19 冬隣
M20 for you・・・
M21 カナリア
M22 くれないの糸
M23 愛の讃歌
真木ことみ デビュー３０周年記念コンサート～出会いに感謝！生きる歓びを歌にこめて～
日時：2023年2月8日（水）14時開演
会場：大阪国際交流センター大ホール
料金：全席￥5,800
チケット発売日：2022年11月17日（木）
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真木ことみ『くれないの糸』MUSIC VIDEO
真木ことみ『くれないの糸／カナリア』
発売中
品番：CRCN-8500
価格：￥1,350
【収録曲】
1.くれないの糸（作詞：朝比奈京仔／作曲：弦 哲也／編曲：南郷達也）
2.カナリア（作詞：厚田めろん／作曲：弦 哲也／編曲：南郷達也）
3.くれないの糸（オリジナル・カラオケ）
4.カナリア（オリジナル・カラオケ）
5.くれないの糸（一般用カラオケ・1音上げ）
6.カナリア（一般用カラオケ・1音上げ）
真木ことみ『真木ことみデビュー30周年記念アルバム～くれないの糸・いのち川～』
発売中
品番：CRCN-41409〜10
価格：￥5,000
【収録曲】
1.くれないの糸
2.おんなの時雨
3.天の糸
4.石蕗の花
5.酒の舟
6.雪の華
7.無情の雨が降る
8.極楽とんぼ
9.もどり舟
10.きずな川
11.すずらん食堂
12.海峡のおんな
13.花ふた
14.ふるさと忍冬
15.片恋岬