卒業式の思い出が蘇る!懐かしの歌謡曲卒業ソング10選

2023.3.9

大切な思い出には、きっと音楽はつきものでしょう。
学生時代の大きなイベントとして、多くの方の心に残る卒業式。

人生の門出の喜び、友人恩師との別れ悲しみ…様々な思いと共に記憶に残るのは「卒業ソング」ではないでしょうか。
時代によって歌われる曲はそれぞれ変わっていきますが、どれもが大切な楽曲になっていることでしょう。

今回は、70年代から80年代にヒットした、懐かしい歌謡曲卒業ソングを振り返ってみましょう。

懐かしい思い出卒業ソング10選

ここでは、時の流れを感じることができる、懐かしい名曲の数々をご紹介します。

巣立ちの歌


『巣立ちの歌』は、言わずと知れた最も有名な卒業ソングの一つです。
世代を超えてとても多くの方々の思い出に残る合唱曲となっていることでしょう。

1965年に制作された当曲は、作詞:村野四郎、作曲:岩河三郎が担当。
音楽の歌集には必ずといっていいほど掲載されています。
特に昭和では、『仰げば尊し』『蛍の光』などとともに親しまれていました。

卒業(尾崎豊)


昭和の音楽シーンにおいて、強烈なインパクトを残したシンガーソングライター・尾崎豊。

『卒業』は1985年にリリースされた4枚目のシングルで、作詞・作曲は自身で行い、プロデュースは須藤晃が担いました。
オリコン週間チャートでは最高20位を記録し、尾崎の作品では当チャートの20位以内に初めてランクインした楽曲です。

尾崎にとって初のヒット作であり、この曲がヒットしたことがきっかけで、反抗する10代の象徴的な存在として認知されるようになりました。
当楽曲は、尾崎の同級生の体験をもとに作詞されており、過激な歌詞が話題となって爆発的な人気曲に。リリース以降はすべてのコンサートで歌唱されています。

卒業(斉藤由貴)


女優・歌手・作詞家・ナレーターなど、幅広い才能でファンを魅了する斉藤由貴。

『卒業』は、1985年にリリースされた斉藤の記念すべきデビューシングルで、オリコン週間チャートでは6位を記録しました。
作詞は松本隆、作曲は筒美京平と昭和の音楽シーンを席巻した大物クリエイターを起用。

発売から35年以上経った現在でも人気の卒業ソングとして知られており、これまでにYUKIや吉川友、生田絵梨花らの、ジャンルや世代を超えた多くの歌手にカバーされてきました。
また、定番の卒業ソングを紹介するテレビ番組でも取り上げられることが多いようです。

じゃあね(おニャン子クラブ)


おニャン子クラブは、1985年にフジテレビのテレビ番組「夕やけニャンニャン」から誕生した女性アイドルグループで、大物プロデューサー・秋元康が手掛けました。

1985年7月5日に発表したデビューシングル『セーラー服を脱がさないで』がヒットして以降、大ブレイク。
ソロ活動や、グループ内ユニットなどで多くのヒット作を生み続け、当時のアイドルシーンを席巻しました。

『じゃあね』は、1986年2月にリリースされた3枚目のシングルで、初のオリコン週間チャート1位を記録。同グループの中で最も売り上げた代表曲となっています。
メンバーの中島美春がグループを卒業する事で、中島を送る曲として作られましたが、他メンバーの卒業や、解散時にも歌唱されました。

制服(松田聖子)


1980年代を代表するアイドル歌手として知られる松田聖子。
日本の大衆文化に大きな影響を与えており、松田の髪型を真似するファンであふれました。

『制服』は、1982年にリリースされた8枚目のシングル『赤いスイートピー』のB面として収録。
作詞は松本隆、作曲は呉田軽穂(松任谷由実)、編曲は松任谷正隆が担当しました。

隠れた名曲として親しまれており、2003年11月にリリースされたアルバム『Another Side of Seiko 27』では、シングル曲以外から選ぶ収録曲アンケートで第2位にランクイン。

また、2021年に放送されたNHK-FMのラジオ番組「今日は一日”松田聖子”三昧」でも、リスナーの思い出の1曲を挙げるアンケートにおいて全楽曲の中から1位となるほどで、リリースから40年経った今でも愛されています。

想い出がいっぱい(H2O)


H2O(※正式は2が小文字)は、中沢堅司と赤塩正樹によって結成された日本の音楽デュオ。
化学式のH2Oをグループ名にしており「化学反応を起こしたい」という意味が込められています。

『想い出がいっぱい』は、1983年にリリースされた5枚目のシングルで、オリコン週間チャート6位を記録。
フジテレビで放送されたテレビアニメ「みゆき」の主題歌に起用されました。

リリースから40年近く経った現在でも、中学校や高校の音楽の授業や合唱コンクールで選曲されることも多いため、幅広い世代に知られています。

いい日旅立ち(山口百恵)


圧倒的な歌唱力と溢れ出るオーラで70年代を席巻した大人気歌手である山口百恵。
1978年にリリースした24枚目のシングル『いい日旅立ち』は、アリスのリーダーを務めながらも、タレント、作詞家、作曲家、大学教授など幅広い才能で日本音楽界をけん引してきた谷村新司が作詞作曲を担当。

1978年に日本国有鉄道(国鉄)が行っていた旅行誘致キャンペーン、及びそのキャンペーンソングとして制作された当曲はオリコン週間チャート3位を記録し、累計売上100万枚を売り上げる大ヒット作となりました。

氷川きよし、坂本冬美、桑田佳祐などジャンルや世代を超えた多くの大物歌手にカバーされており、現在でも親しみのある曲となっています。

春なのに(柏原芳恵)


今なお変わらぬ美しい歌声と美貌でファンを魅了する柏原芳恵。
デビュー43年を迎える現在でも精力的な活動を続けています。

『春なのに』は、1983年にリリースされた12枚目のシングルで、オリコンチャート週間6位を記録。
同曲のヒットで紅白歌合戦に初選出されました。

作詞・作曲は中島みゆきが担当し、リリースされて40年経つ現在でも、卒業ソングとして歌われています。

卒業写真(ハイ・ファイ・セット)


ハイ・ファイ・セット(Hi-Fi Set)は「赤い鳥」のメンバーだった山本潤子、山本俊彦、大川茂の3人が1974年10月に結成したコーラスグループ。

1975年2月にリリースされたデビューシングル『卒業写真』は、数々のヒット曲を生み出し続けている荒井由美(松任谷由実)が作詞作曲を担当しました。

当楽曲は、卒業後に街で出会った「あなた」のことを歌った歌詞となっており、バラード調の曲調で切なさが感じられる歌詞となっています。

荒井由美(松任谷由実)によるセルフカバーや、松山千春、浜崎あゆみなど多くの歌手によってカバーされていることから、現在まで幅広い世代に親しまれています。

贈る言葉(海援隊)


海援隊は、武田鉄矢・中牟田俊男・千葉和臣によって結成された3人組フォークデュオグループ。
メンバーの武田が坂本龍馬のファンであることから「海援隊」と名付けられました。

『贈る言葉』は、1979年にリリースされた16枚目のシングルでオリコン週間チャート1位の大ヒットを記録。
武田が主演を務めた「3年B組金八先生」の主題歌として起用されました。

学園ドラマの主題歌であったこともあり、定番卒業ソングとして知られています。

心を動かす名曲たち


70年代から80年代に誕生した卒業ソングをご紹介しました。
どの曲も名曲ばかりで音楽のパワーを感じます。
今回ご紹介した楽曲以外でも皆さんの心に残っている思い出の曲があると思いますので、この時期を機に振り返ってみるのもいいですね!

関連キーワード