松尾雄史が10周年記念コンサートを開催、全22曲を熱唱 「10年も歌ってこられたのは、皆さんのおかげ」

松尾雄史
2023.3.13

歌手の松尾雄史が3月10日、東京・板橋区立文化会館 大ホールで「10周年記念 松尾雄史コンサート2023」を開催した。

2012年6月、日本クラウン創立50周年記念新人として『くちなし慕情』でデビューし、今年で10周年を迎えた松尾雄史。今回のコンサートには、デビュー10周年を祝うべく大勢のファンが駆けつけた。

カラフルなペンライトが会場を染める中、松尾は青い衣装に身を包みステージに登場。オープニングとして12枚目のシングル『なでしこの花』、13枚目のシングル『オランダ坂に雨が降る』を熱唱した。

松尾雄史

松尾雄史

松尾は「今日は緊張しております。あっという間に10年が過ぎました。10年も歌ってこられたのは、皆さんのおかげです。ありがとうございます。今日は僕の歴史を振り返りながら歌っていきたいと思います」とあいさつ。ファンは「かわいい!」「素敵!」と熱烈な声援を送った。

続いて松尾は、オリジナル曲『すず虫』『俺の花』『星空の酒』を歌唱。その後きらびやかな白いスーツに衣装チェンジし、歌手になるまでの軌跡を楽曲で振り返るコーナーに。自身が歌に目覚めたきっかけとなった、小林幸子『雪椿』、師匠・水森英夫と出会いの曲となった、氷川きよし『哀愁の湖』などのカバー曲を披露した。そしてデビューシングル『くちなし慕情』を歌唱し、10年の成長を感じさせるような、松尾らしい味のある歌声を会場に響かせた。

会場が温まってきたところで、松尾はカップリング曲の中でファンから人気のある『バラの傷あと』『君のふるさと』を熱唱。続いて黒いスーツに衣装を着替えた後、松尾は沖縄俗謡歌『十九の春』、夏川りみの『涙そうそう』を三線の弾き語りで歌唱し、その腕前を初披露。練習期間がたったの3カ月とは思えない演奏で、会場から大きな拍手が沸き起こった。

松尾雄史 三線を披露

ライブは終盤を迎え、オリジナル曲『トマム絶唱』『さよならを嘘にかえて』『純子の泪』を熱唱した後、『無法松の一生(度胸千両入り)』を披露した。

松尾は「これからも歌の道を一生懸命、突き進んでまいります。目標は50周年を迎えることです。皆さんには50周年のリサイタルにお越しいただきたい」と語り、会場の笑いを誘った。さらに「皆さんに支えていただいて、今日はこうして10周年コンサートを行うことができました。10年前から知ってくださっている方、ここ数年で知っていただいた方、昨日・一昨日知ったという方もいらっしゃるかと思います。精一杯がんばってまいりますので、応援してください」と語り、感謝の気持ちをファンに伝えた。

松尾雄史

そして、松尾は最新曲のカップリング曲『ひとり横浜』をしっとりと歌い、最新曲『寒すずめ』を熱唱して本編を締めくくった。アンコールでは、アップテンポな楽曲でファーストアルバム収録曲の『思いどおりに』『ラストソング』を歌唱し、明るい雰囲気で2時間のコンサートを締めくくった。

松尾雄史

なお、この日のコンサートの模様を収めたDVD「10周年記念 松尾雄史コンサート2023」が、2023年6月7日に発売することが決定している。

デビュー15周年に向けて走り出した松尾雄史。さらなる飛躍に期待したい!

セットリスト

M1 なでしこの花
M2 オランダ坂に雨が降る
M3 すず虫
M4 俺の花
M5 星空の酒
M6 愛は勝つ(オリジナル歌唱:KAN)
M7 雪椿(オリジナル歌唱:小林幸子)
M8 哀愁の湖(オリジナル歌唱:氷川きよし)
M9 祝い船(オリジナル歌唱:門脇陸男)
M10 くちなし慕情
M11 バラの傷あと
M12 君のふるさと
M13 十九の春
M14 涙そうそう(オリジナル歌唱:夏川りみ)
M15 トマム絶唱
M16 さよならを嘘にかえて
M17 純子の泪
M18 無法松の一生(度胸千両入り)
M19 ひとり横浜
M20 寒すずめ

E1 思いどおりに
E2 ラストソング

松尾雄史『寒すずめ』

発売中

品番:CRCN-8528
価格:¥1,400

【収録曲】

1.寒すずめ(作詞:菅麻貴子/作曲:水森英夫/編曲:杉村俊博)
2.ひとり横浜(作詞:菅麻貴子/作曲:水森英夫/編曲:杉村俊博)
3.寒すずめ(オリジナル・カラオケ)
4.ひとり横浜(オリジナル・カラオケ)

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