永井裕子が毎年恒例・自身プロデュースのコンサートで全22曲を熱唱 涙ながらに来年の同コンサート開催を宣言!

永井裕子
2023.6.22

演歌歌手の永井裕子が6月21日、渋谷区文化総合センター大和田・さくらホールにて「永井裕子コンサート2023 夢道 Road to 2030」と題したコンサートを行った。

2016年から「夢道」というタイトルを掲げ、ライフワークとしてほぼ毎年開催してきたリサイタルだが、今年も本人のプロデュースのもとデビュー曲の『愛のさくら記念日』にちなんだ、渋谷区のさくらホールで開催されることになった。

永井は「ようこそお越しくださいましたー。本物の永井裕子です」と客を笑わせて登場し「梅雨の中、来ていただいて本当にうれしいです」と感謝を述べた。この日はピンクのリボンとバービー人形のワンポイントがアクセントになった、黒のギンガムチェック柄のドレスで登場しスタート。2018年に発売した『海猫挽歌』を大人の雰囲気たっぷりに艶やかに歌いあげ、会場を魅了した。

その後『雪國ひとり』『松江恋しぐれ』などを歌い、第1部後半では白いワンピースに着替えてカバー曲を披露するコーナーも。『酒と泪と男と女』河島英五『紅とんぼ』ちあきなおみ『無縁坂』さだまさし『青春の影』チューリップ)の4曲を歌唱し、永井の伸びのある訴えかける歌唱力にファンは酔いしれ、第1部を終えた。

永井裕子

第2部は、2018年に発売した『ねんごろ酒』からスタート。開始早々スケールの大きな曲でファンを熱中させた。そして永井は「今回のコンサートは歌をじっくり聴いてほしいと考えた」と明かし、あえて衣装の数を最小限にとどめたという。第1部は「かわいいドレスとシンプルな白いワンピースを着ました。そして第2部は黒いシックな着物にしました」と話した。

後半は聴きごたえのある『郡上八幡おんな町』『華と咲け』などの“これぞ演歌”という曲が中心で、カバー曲コーナーも『裏みちの花』島津亜矢『流れて津軽』桂竜士『漁歌』北島三郎)などの本格演歌にも挑戦し、観客の耳も目も釘付けにした。自身の最新曲『ほろ苦酒』も歌唱し「この曲をヒットさせて恩返ししたい」と意気込んだ。

アンコールでは盛大な拍手で迎えられた永井は「うれしい気持ちです。早く帰ろうと思われたらどうしようと思いました」と胸を撫で下ろした様子で、「来年の6月21日にも“永井裕子リサイタル2024 夢道 Road to 2030”、同じく渋谷区文化総合センター大和田さくらホールでコンサートを行うことになりました。誰一人欠けることなく来てくださいね」と涙ぐみながら発表した。最後はデビュー曲の『愛のさくら記念日』で幕を閉じた。終演後には、永井自らホールの出口で来場者を見送った。

永井裕子

セットリスト

<第1部>

1.海猫挽歌
2.雪國ひとり
3.松江恋しぐれ
4.望郷岬
5.菜の花情歌
6.櫻紅
7.酒と泪と男と女
8.紅とんぼ
9.無縁坂
10.青春の影

<第2部>

11.ねんごろ酒
12.哀愁桟橋
13.郡上八幡おんな町
14.華と咲け
15.そして…雪の中
16.そして…女
17.ほろ苦酒
18.裏みちの花
19.流れて津軽
20.漁歌

<アンコール>

21.五右衛門の恋
22.愛のさくら記念日

永井裕子『ほろ苦酒』ミュージックビデオ

永井裕子『ほろ苦酒』

発売中

品番:KICM-31098
価格:¥1,400(税込)

【収録曲】

1.ほろ苦酒(作詞:麻こよみ/作曲:岡千秋/編曲:南郷達也)
2.無縁坂(作詞・ 作曲:さだまさし/編曲:京健輔)
3.ほろ苦酒(オリジナル・カラオケ)
4.ほろ苦酒(一般用カラオケ)
5.無縁坂(オリジナル・カラオケ)
6.無縁坂(一般用カラオケ)

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