吉幾三&真田ナオキがタワレコ渋谷店でスペシャルイベントを開催! 「スターになって、師匠のように恩返しができる男になりたい」

吉幾三 真田ナオキ
2023.6.29

歌手の吉幾三真田ナオキが6月28日、東京・タワーレコード渋谷店で「吉祭りファミリーパック IKUZO×NAOKI 〜昭和の背中じゃ酔えねぇよ!〜」を開催した。

今年、芸能生活満50年を迎え、歌手以外でも作詞・作曲を手がける作家としても活躍する吉幾三。そして吉の弟子である真田ナオキは、“ノックアウトボイス”と称されるインパクト抜群の歌声を武器に、最新曲『酔えねぇよ!』がチャート上で快進撃を続けている。

この日のイベントは、吉の新曲『昭和の背中』と、真田の新曲『酔えねぇよ!』夢酔い盤がそれぞれ発売されたことを記念して行われた。真田のイベントに吉がゲスト出演したことはあるが、イベントでの師弟共演は今回が初となる。

師匠の吉がデュエットで涙!師弟コンビがファン120人の前で熱唱

吉幾三 真田ナオキ

イベントではファン120人が会場に詰め掛ける中、真田は最新曲『酔えねぇよ!』を熱唱し、新カップリング曲『罰』をしっとりと歌唱。吉は新曲『昭和の背中』と未発表曲『You Were There』を熱唱した。

2人で『恵比寿』をデュエットで歌唱する際には、「歌詞は覚えてねぇよ!」とあっけらかんと話す吉のために、最前列のファンが巨大歌詞カードを持つという場面も。そして吉が『恵比寿』の歌唱中に目を潤ませ、「最近ナオキと一緒に歌うだけで、涙が出てきちゃってしょうがねぇんだよ」と語ると、観客は温かい拍手で称えた。

吉がジョークを飛ばして真田が火消し役に徹するという、師弟コンビの止まらぬ爆笑トークで会場は盛り上がり、予定よりも10分長引いて、イベントは盛況の中幕を閉じた。

吉幾三 真田ナオキ

吉が突然のFA宣言&ボヤキ連発&深夜の安否確認で、真田がタジタジに

イベント前に取材に応じた真田は「たまたまリリース日が一緒なので、スタッフの方に『師匠と一緒にイベントが出来たら』とダメ元で相談しました。師匠とコラボできたらとずっと思っていたので、今日はとてもうれしいです。いつも厳しい言葉を頂きますが、私のことを大切にしていただいて、盛り上げていただいています」と笑顔。

吉は今回発売となった新曲『昭和の背中』について「たいした歌じゃないです」と謙遜しながら、「これから演歌を歌い続けていかなきゃいけないと思い、ポップス系ではなく、あえて昭和の楽曲を出しました。昭和の親父の背中をテーマにした歌です」と紹介。

そして、真田の新曲『酔えねぇよ!』を提供した吉は「ナオキの事務所はうるさいんですよ。ナオキに合う歌詞とか音程に注文をつけてくる。石川さゆりさんでさえ何も言わないのに」とボヤきながら、「紅白歌合戦は毎年狙っています。受信料も払ってるんだから。ナオキと一緒に出るとかではなく、私は私で出たい。ワンコーラスだけでもいい、8小節だけでもいいから」と話して、報道陣の笑いを誘った。

吉幾三 真田ナオキ

真田は、『酔えねぇよ!』夢酔い盤に収録された新カップリング曲『罰』について「女心を歌った女性唄に挑戦させていただいています。いろんなことがあって自分の過去を振り返りながら、『これは自分の罰なんだ』と戒めを歌う…少し大人な女性を歌った曲です。レコーディングでは師匠に怒られながら出させていただきました。師匠の前ではレコーディング以来の初歌唱となるので、(師匠には)耳を塞いでいただければ…」と話すと、吉はすかさず「かなり上手く歌えると思うけどね。けっこう日にちが経ってるから。もしひどかったらお前に“罰”を与えるよ(笑)」とイジっていた。

さらに饒舌になった吉は「今日はうちの社長も来ているけど……違うレコード会社に行きたいんだ」と突然のFA宣言(フリーエージェント宣言)。「それが俺の夢。日本クラウンから徳間ジャパン、ビクターもキングレコードも渡り歩いてきたけど、俺は徳間ではないと思うんだ(笑)。テイチクかユニバーサルがちょうどいいかな」と語り、「レコード会社の皆さん、年間契約でお願いします」と頭を下げて、報道陣の笑いを誘った。

吉幾三

また、吉が親交のある歌手たちに深夜に電話をかけて“安否確認”をしていたことが話題に。吉は「安否確認が必要な年齢ですから(笑)。五木ひろしさんに怒られました。『こんな夜中に電話するな』って(笑)。会って謝りましたよ。寂しくなって電話しちゃうんです。お前(ナオキ)にも夜中の2時に電話で起こしちゃったことあったよな。『明日早いんです』って言われて(笑)。女房に怒られました」とエピソードを告白。

真田は「時々、師匠の代わりに怒られることがあります。先輩に『師匠から電話きたけど、どうにかしてくれよ』と言われたことがありました(笑)」と明かし、それに応えるように吉は「皆さん、電話で吉だなと思ったら出ないでください」と呼びかけた。

真田ナオキ

「いつか二人で全国ツアーを回りたい」師弟揃って決意新たに

吉は将来の展望について「ナオキがビッグになって、2人でジョイントコンサートをやりたい、山本譲二がゲストで。全国ツアーを回って歩きたい」と話すと、真田も「師匠と同じステージに立つのは夢です。師匠の50周年公演で師匠の背中を見て、いつか自分もこうなりたいと思いました。師匠がリハーサルでお母さんだけに歌を贈っている姿を見て、スターになって恩返しができる男になりたいと思いました」と明かした。

なお7月6日(木)まで、タワーレコード渋谷店3階で吉幾三のポップアップショップが開催中だ。新曲『昭和の背中』をはじめ、過去作品のジャケット写真やポスター、貴重な衣装の展示やグッズ販売も行う他、ファンが直接メッセージを書き込めるコーナーを設置。さらに、2020年に吉が楽曲提供し、「第62回 日本レコード大賞」最優秀新人賞を受賞した真田の楽曲『恵比寿』の着用衣装と授与された楯も展示されている。

師匠・吉幾三の期待を背負って、NHK紅白歌合戦で天下無敵のノックアウトボイスを響かせることはできるのか?! 真田ナオキのさらなる飛躍に期待したい。

吉幾三

吉幾三『昭和の背中』

発売中

品番:TKCA-91511
価格:¥1,400(税込)

【収録曲】

1.昭和の背中(作詞・作曲:吉 幾三/編曲:伊戸のりお)
2.抱いて…作詞・作曲:吉 幾三/編曲:杉山ユカリ)
3.昭和の背中(オリジナル・カラオケ)
4.抱いて…(オリジナル・カラオケ)

真田ナオキ『酔えねぇよ!』 (夢酔い盤)

発売中

品番:TECA-23041
価格:¥1,400(税込)

【収録曲】

1.酔えねぇよ!(作詞・作曲:吉 幾三/編曲:矢野立美)
2.罰(作詞・作曲:吉 幾三/編曲:矢野立美)
3.酔えねぇよ!(オリジナル・カラオケ)
4.罰(オリジナル・カラオケ)

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