細川たかしが、新曲『冬嵐』を発表。新弟子・彩青のお披露目を兼ねた発表イベントを開催

2019.5.21

幅広いファンを持つ人気演歌歌手、細川たかしが5月22日に新曲『冬嵐』をリリース。その細川の新弟子・彩青(りゅうせい)が6月26日に『銀次郎旅がらす』でデビューすることとなり、東京・東郷記念館で、彩青のお披露目を兼ねた新曲発表イベントが行われた。

 

イベントでは、まず初めに細川が『冬嵐』を披露。「(この曲は)久しぶりに演歌らしい演歌です。津軽演歌の王道をいく曲。原点にもどって、こういう歌を歌いたかった」と新曲に対する意気込みを語った。

その後、細川の“秘蔵っ子”・彩青が舞台に登場。彩青は北海道・岩見沢出身の16歳。5歳から民謡を歌い、7歳で津軽三味線を始めた“天才少年”で、多くの民謡コンクールなどで名を馳せた。11歳の時、テレビの音楽番組で細川と共演したのがきっかけで弟子入りし、変声期を乗越えたことでデビューに漕ぎつけた。

初めて彼を見たのは小学校6年の時。すでにこぶしもコロコロと回って、なかなか面白い逸材でした。尺八も三味線もまだ練習中ですが、特に尺八は音を出すのも大変な楽器、今、これだけこなすのは、たいしたものです」と細川もその才能に目を細める。

 

この日、得意の尺八を吹きながらデビュー曲『銀次郎旅がらす』を熱唱した彩青は、「この曲は今までになかった元気で明るい股旅演歌。尺八を吹きながら歌うというのも新しいスタイルだと思いますので、いろんな方に聴いていただけたらうれしいです」とアピール。

(提供:サンニュース)

ところで細川のもとには、弟子の杜このみ、こぶしたかしことレイザーラモンRGがおり、これまで「細川軍団」「細川ファミリー」などと呼ばれてきたが、今回ここに彩青が加わり、新たに「チーム細川」を結成。チームの監督には野村克也さんを迎えることになった。野村監督は、この日のイベントにも駆けつけ、チームのユニフォームもお披露目された。

(提供:サンニュース)

イベント後半では、細川がヒット曲『望郷じょんがら』を彩青の三味線とコラボレーションして熱唱すると、歌に耳を傾けていた野村さんは、16歳のルーキーに「たいしたもの。環境が人を育てるというけれど、見ている限り最高の環境にいる。道は険しいけれど目標を持って頑張ってください。大いに期待しています」とエールを送った。

 

最後に記者から「どんな歌手になりたいか」と聞かれた彩青は、「僕の歌を聴いてくださった方に元気と勇気と笑顔をあげられるような歌い手になりたい。(細川)師匠のように、歌で感動を与えられて、話で笑いをとれる、そんな歌手になれたらうれしいです。大きすぎる夢かもしれませんが、一生に一度しか取れないレコード大賞新人賞と紅白への出場を目標に頑張っていきたい」と抱負を語った。

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