美空ひばり没後30年特別番組に市川由紀乃、三山ひろしが出演 収録現場に潜入!

2019.5.22

昭和を代表する歌手・美空ひばりの命日である6月24日(月)にCS放送「チャンネル銀河」ではNHKの人気番組「ビックショー」など、美空ひばり関連番組を特別編成する。
その特集のひとつである特別番組に、最新曲「雪恋華」のミュージックビデオが120万回超えの再生数を記録している市川由紀乃と、新曲「望郷山河」も好セールス中で昨年の紅白歌合戦でのギネス達成も記憶に新しい三山ひろしが出演。「うたびと」では、番組収録の様子を、リハーサル後に聞いた2人のコメントも交えながら、オンエアよりもひと足先にお届けする。

美空ひばりの帯の模様や大好きだった花などをイメージしたという舞台セットをバックに、市川と三山が2人で歌う美空ひばりの大ヒット曲「真赤な太陽」から番組はスタート。GS全盛期にジャッキー吉川とブルー・コメッツを従えて発表されたノリの良いナンバーに、1曲目からテンションもマックスになった2人は、続いて、美空ひばりの初期を代表する「悲しき口笛」、「東京キッド」、「港町十三番地」をメドレーで披露した。

市川、三山それぞれが選んだ曲を歌うコーナーでは、まずは市川が、舞台を右に左に大きく使いながら、「車屋さん」を妖艶に、「関東春雨傘」を力強く歌った。「ひばりさんの楽曲は勇ましく男らしい曲もあれば、艶やかな曲もある。音域も地声からファルセットまでと非常に広いので苦労した」と語る市川だが、この番組で歌うため「一曲一曲ひばりさんの歌声を聞きながら改めて勉強した」という。

三山は自身のアルバム「歌い継ぐ!昭和の流行歌」シリーズの最新作でもカバーしている「柔」と、美空ひばりとその母が題材となっている「芸道一代」を歌唱。

続いて、名曲ベストコーナーでは、美空ひばりの極め付きともいえる名曲たちの中から、市川が「哀愁波止場」、「みだれ髪」を、三山が「悲しい酒」、「津軽のふるさと」と、いずれも難易度の高い楽曲にチャレンジしたあと、今度は2人で大ヒットソング「川の流れのように」を歌って第一部が終了。
「悲しい酒」に挑んだ三山はリハーサル後、「三山ひろしの全てを出し尽くして歌わなければならないと感じている。ひばりさんはただ歌うのではなく、演じるように歌っていらっしゃるので自分もそういった表現ができれば」と語っていたが、本番では目に涙を浮かべながらのまさに“演じる”歌唱となった。

第二部のオリジナルヒットステージでは、市川が2016年に紅白初出場を果たした「心かさねて」、2018年にオリコン演歌・歌謡曲チャート初登場1位を獲得した「うたかたの女」、アルバム「唄女(うたいびと)Ⅲ」に収録されている阿久悠作詞の「年の瀬あじさい心中」、最新曲「雪恋花(ゆきれんげ)」を披露。
7月には新歌舞伎座(大阪)で島倉千代子の人生を描いた芝居「人生いろいろ」で初座長を務める市川は、五木ひろしが作曲をする劇中歌を新たにカップリング曲に収録した「雪恋華【新歌舞伎座・初座長公演記念盤】」を7月3日に発売する。

三山は、故郷・四国の大河をテーマにした2016年のヒット曲「四万十川」、2015年に紅白初出場をつかんだ「お岩木山」、昨年の紅白でのけん玉ギネス達成が記憶に新しい「いごっそ魂」、そして最新曲「望郷山河」を歌った。三山も9月には、新歌舞伎座での座長公演が予定されている。

番組の最後は、市川と三山がお互いに歌って欲しい楽曲をリクエスト。市川から三山へのリクエストは「愛燦燦」。また、三山から「とにかく元気になれる曲だから」と「人生一路」をリクエストされた市川はこの日、2017年の紅白歌合戦で「人生一路」を歌ったときに美空ひばりの長男・加藤和也さんから贈られた帯を締めて収録に臨んでいた。

 

人気、実力ともにトップの2人が歌い継ぐ美空ひばりの歌の世界。
本特別番組「美空ひばり没後30年 市川由紀乃 三山ひろしが歌うひばり名曲選」は、2人の卓越した歌の表現力を味わえるとともに、改めて美空ひばりの偉大さを感じさせられる番組である。
CS放送チャンネル銀河で美空ひばりの命日6月24日(月)に、NHKの「ビックショー」や「ひるのプレゼント」など美空ひばりが出演する過去の番組と合わせて放送される。
詳しくはこちら⇒https://www.ch-ginga.jp/feature/nihonnouta/

 

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