荒木とよひさ、作家生活60周年記念企画 コンピレーションアルバムを9月13日に発売！ 9月18日には80歳を祝って「生存奏」 を開催
作詞家の荒木とよひさが、厳選楽曲を収録したコンピレーションアルバム『空箱の詞 荒木とよひさ作品集』を9月13日（水）に発売した。
荒木とよひさが生涯で創った楽曲は6,000曲にも及び、小学校の音楽の教科書にも載っている『四季の歌』や、テレサ・テンの代表曲『時の流れに身をまかせ』、堀内孝雄の歌唱で 1990年のレコード大賞を獲得した『恋唄綴り』のほか、五木ひろし、坂本冬美、森昌子ら日本を代表する歌手達からの依頼で数多くの名曲を書き下ろしている。日本作詞家協会副会長の重責も果たし、2005年には紫綬褒章も授章した日本を代表する作詞家の膨大なヒット曲のなかから、厳選楽曲を収録したコンピレーションアルバム『作家生活60周年記念 空箱の詞 荒木とよひさ作品集』を9月13日に発売した。
さらに、作家生活60周年と80歳を迎えた荒木が愛知県・名古屋観光ホテルで、250人の関係者と共に「~荒木とよひさ80th Happy Birthday~『生存奏』」を行った。
自身の写真が飾られる祭壇を前に、「60年という長きに渡り作詩家として仕事をさせていただくことが出来てとても嬉しく思っています。 年齢も80歳を迎えますが、まだまだ書きたい。書かせたいと思わせる 作家であり続けたいと思っています。まだまだ元気です」とあいさつ。
乾杯では、いではく、もず昌平、岡千秋、着物作家の千地泰弘がお祝いを述べ 「荒木とよひさ生存奏―トヨさんはまだ逝かへんで―」と銘打った会がスタート。 その後、湯原昌幸・荒木由美子夫妻、保科有里、村方乃々佳、岡千秋と荒木とよひさの弾き語りなど、さまざまなゲストによるステージも行われ、終始和やかな雰囲気で進み、『都会の天使たち』『ふたりで竜馬をやろうじゃないか』『さくらの花よ泣きなさい』『はんぶんごっこ』『銀座』『雪簾』など想い出深い楽曲が数多く披露され、来場者を楽しませた。
会の最後には、盟友・三木たかしとの思い出の楽曲『心の瞳』と、作詞家としてのスタートとなった『四季の歌』を参加者250人で合唱し感動のフィナーレを迎えた。
荒木が「明日の80歳の誕生日から更に精力的に活動していきたいと思います。作詩はもちろん、長年の夢である映画にも挑戦したいと思っています。そして、皆さんにはご迷惑をおかけするかもしれませんが、またいつかこういった会を開催できることを楽しみにしています」と夢と目標を力強く語り締めくくると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
来場者には自身の傘寿と作家生活60年を記念して発売された2枚組アルバム『空箱の詞 荒木とよひさ作品集』がプレゼントされた。
荒木とよひさ『空箱の詞 荒木とよひさ作品集』
発売中
品番：KICX-1173〜4
価格：￥4,500
【収録曲】
DISC1
1.四季の歌（芹洋子）
2.あなたの隣に（伊東ゆかり）
3.哀しみ本線日本海（森昌子）
4.フライディ・チャイナタウン（泰葉）
5.めだかの兄妹（わらべ）
6.つぐない（テレサ・テン）
7.胸の振子（勝新太郎）
8.嘆きのメロディー（石原裕次郎）
9.心の瞳（坂本九）
10.そして・・・めぐり逢い（五木ひろし）
11.時の流れに身をまかせ（テレサ・テン）
12.想いで迷子（趙容弼）
13.別れの予感（テレサ・テン）
14.すずめの涙（桂銀淑）
15.恋唄綴り（堀内孝雄）
16.愛されてセレナーデ（ヤン・スギョン）
DISC2
1.男と女の破片（前川清）
2.都会の天使たち（堀内孝雄、桂銀淑）
3.心凍らせて（高山厳）
4.追憶（スターダスト・レビュー）
5.愛にゆれて・・・（大月みやこ）
6.鴎・・・カモメ（門倉有希）
7.対馬酒歌（高倉健）
8.人形（香西かおり）
9.夜叉海峡（坂本冬美）
10.NE-KO（保科有里）
11.浮雲ふたり（神野美伽）
12.ふたりで竜馬をやろうじゃないか（堀内孝雄、五木ひろし）
13.おやじの勲章（湯原昌幸）
14.銀座（嘉納ひろし）
15.友垣（千地泰弘）
『空箱の詞』
私のすべての詞は借り物である。
心のダンボールに詰め込んだ、誰かの借り物である。 原稿用紙に向かい、箱を開け、その借り物を少しずつ取り出し、並べては飽きもせず悲しがったり、切ながったり、 面白がったり、くやしがったり…ひとり遊びをしては、詩にするのである。誠に恥ずかしい。 だからダンボールの中身を全部取り出せば、私自身は何もないただの空箱である。 とは言っても、ダンボールを空にする訳には行かず、取り出しては又借り、取り出してはまた借りるのくり返しで、 早や60年も空箱ファクトリーを続けている次第でございます。
荒木とよひさ