【2023年NHK紅白歌合戦】演歌・歌謡曲出場歌手まとめ

紅白歌合戦
2023.12.1

年末の風物詩として注目を集めるNHK紅白歌合戦。今年で74回目の開催を迎え、“ボーダーレス”をテーマに先日44組の出場歌手が発表されました。

そこで、先日公式発表された紅白歌合戦の出場者の中から、演歌・歌謡曲ジャンルの歌手をピックアップしてご紹介します。

紅組

石川さゆり

今年で40年連続46回目の出場となる石川さゆりは、昨年に引き続き、今回発表された出場歌手の中で最多の出場回数となっています。

2022年3月25日にデビュー50周年を迎え、今年2月には石川の代表的なレパートリーをリメイクレコーディングした50周年記念アルバム第2弾『Transcend』をリリース。さらに、4月5日にシングル『約束の月』、10月18日にシングル『越後瞽女』をリリースし、積極的に新曲制作を続けています。

昨年は「デビュー50周年SP 天城越え」と題して、和楽器と東京フィルハーモニー交響楽団のオーケストラ伴奏を従え、圧巻のステージを披露しました。司会の大泉洋、ゲスト出演のサッカー日本代表・長友佑都の2人が、W杯でおなじみとなった「ブラボー!」を競うように叫んで石川の熱唱をたたえた姿は、視聴者にも強く印象が残っていることでしょう。

 

50周年イヤーを走り抜け、ますます勢いを増す石川が今年どの楽曲を披露するのか注目が集まります。

坂本冬美

今年で21年連続35回目の出場となる坂本冬美は、今年出場歌手の中では昨年に引き続き、石川に次いで2番目に多い出場回数となっています。

昨年は前半戦のトリを務め、東京スカパラダイスオーケストラの演奏で美空ひばりの「お祭りマンボ」をスペシャルバージョンでカバーしました。
ステージ上では全国各地の祭りが再現され、北海道出身の司会・大泉洋は「よさこいソーラン」、福岡県出身の司会・橋本環奈は「博多どんたく」に参加し、ステージがお祭り一色となりました。また、その日に坂本が締めていた帯は美空ひばりの形見の品で、坂本は数日前に「お祭りマンボ」を歌わせてもらう事を美空の御仏前に報告したそうです。

今年は5月10日にシングル『再会酒場』をリリースしている坂本。

 

今年はどの曲を披露してくれるのか、今から楽しみですね。

天童よしみ

2022年にデビュー50周年を迎え、半世紀以上にわたり演歌界を牽引する天童よしみは、今年で通算28回の出場、27年の連続出場。

昨年は、初めて紅組トップバッターを担当し、なかやまきんに君とティモンディ高岸宏行がけん引する豪華な宝船に乗って登場。ステージに出場歌手が並ぶ中「ソーラン祭り節」を披露し、冒頭から盛り上がりを見せる演出となりました。

今年5月24日にリリースしたシングル『星見酒』は、「第65回 輝く!日本レコード大賞」で編曲賞の受賞が決定。さらに、10月18日には、天童の代表曲・人気曲を一枚に凝縮したアルバム『天童よしみ 全曲集』をリリースしました。

 

今年はどのようなパフォーマンスで盛り上げてくれるのでしょうか。

水森かおり

今年で21年連続21回目の出場となる水森かおり。この記録は現在の紅白歌合戦紅組出場者では、坂本冬美に並んで史上7位タイとなっています。

昨年は千葉県のご当地ソング「九十九里浜~謎解き紅白スペシャル」で、同県出身の謎解きクリエイター・松丸亮吾とのコラボレーションが実現。司会の大泉洋の台本が楽屋から盗まれたという設定で、曲中にヒントが隠されていたり、水森の衣装がブルーのロングドレスからピンクのドレスに早変わりするなど、目にも楽しい演出となりました。

今年は1月24日にシングル『日向岬』をリリースし、“ご当地ソングの女王”としては、47都道府県制覇まであと2県と迫っている水森。

 

今年はどのようなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。期待が高まりますね。

白組

純烈

“スーパー銭湯アイドル”として人気の純烈は、今年で6年連続6回目の出場。昨年の紅白歌合戦出場をもって小田井涼平が卒業し、新メンバー岩永洋昭を迎えた新体制での出場となります。

昨年は、2018年に紅白歌合戦初出場を果たした際に歌唱した「プロポーズ」を披露した後、ダチョウ倶楽部とのスペシャルユニット「純烈♨ダチョウ」として肥後克広・寺門ジモン、そしてゲスト出演者の有吉弘行とのコラボで猿岩石の「白い雲のように」を熱唱。曲の最後に、全員でダチョウ倶楽部の持ちギャグ「ヤー!」を披露し、お茶の間の話題をさらいました。

今年は新体制となって初リリースとなる『だってめぐり逢えたんだ』が、「第65回 輝く!日本レコード大賞」の優秀作品賞を受賞。そのミュージックビデオは、1987年に発売されたBOØWYの名曲「季節が君だけを変える」のオマージュ作品となっており、里見浩太朗をはじめ、小林幸子、前川清などの演歌界の歌手から、ダチョウ俱楽部、綾小路翔といった異ジャンル、さらには作家やスタッフなど総勢60組99人の豪華出演が話題を呼びました。

 

新体制での出場となる今年は、どんなパフォーマンスとなるのか注目です。

三山ひろし

今年デビュー15周年を迎えた三山ひろしは、通算9回目9年連続の出場。

昨年は、「夢追い人~第6回けん玉世界記録への道~」を披露し、昨年に引き続き、紅白恒例となる4回目のギネス世界記録に挑戦しました。

2020年から 3年連続で記録を更新しており、昨年はJO1の豆原一成、BE:FIRSTのSOTA、テツandトモのテツ、DJ KOOらも参加し、総勢127人で世界記録に挑戦。歌い終え最後の登場となった三山も見事に決め、127人でギネス達成となりました。

2023年は1月11日に15周年第一弾シングル『どんこ坂』、7月5日に第二弾シングル『北海港節』を発売している三山。

 

どの楽曲を披露するのか待ち遠しいですね。

山内惠介

歌手デビューから22年、今年40歳の節目の年を迎えた山内恵介は通算9回目の出場。

昨年は、応援に乃木坂46とファイターズガールが登場し、「恋する街角~きつねダンスRemix~」にのせて「きつねダンス」を披露し話題となりました。

今年3月1日にリリースしたシングル『こころ万華鏡』は、師の水森英夫ではなく、山内作品初参加となる村松宗継が手掛け、まさに40代を迎える節目にふさわしい新境地を開く一曲となりました。振り付けを高校の後輩でもある舞踊家・花園直道が担当し、桜吹雪舞う能舞台で繰り広げられるダンサー、そして和洋合奏との競演が圧巻のミュージックビデオも大きな話題を呼んでいます。
また、9月20日にもシングル『海峡浪漫』をリリース。さらに、12月6日には自身5年ぶりとなるベストアルバム『The BEST 24singles』をリリースする山内。

 

今年のパフォーマンスにも期待ですね。

「音楽の力」で “ボーダーレス”につながる大みそか

以上、第74回NHK紅白歌合戦の出場者の中から、演歌・歌謡曲ジャンルの歌手についてピックアップしてみました。

今年のテーマは「ボーダーレス」。

新型コロナの5類移行にともない、制限のない日常が訪れ、海外との交流も活気を取り戻しつつある中、一方で収束が見えない国際紛争、相次ぐ自然災害など、まだまだ不安が続いています。

そんな「今」だからこそ、「音楽の力」で「国や、言葉や、世代を超えて“ボーダレス”に人と人とをつなげ感情を共有していく」というメッセージが込められています。

また、今年は昨年まで3年間司会を務めた大泉洋が歌手として初出場するほか、キャンディーズでの出場以来46年ぶり、ソロでは初出場となる伊藤蘭などに注目が集まっています。

さらに、特別企画として、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、アダム・ランバートによるスーパーバンド『クイーン+アダム・ランバート』が出場することが決まりました。
1973 年、イギリスでメジャーデビューし今年で50周年を迎えたクイーン。そして2012年にグラミー賞にもノミネートされたボーカリスト、アダム・ランバートが加わりクイーン+アダム・ランバートとなり、以来、世界を舞台に数多くのライブを届けてきました。
そんな彼らが紅白の場で、海外と日本をつなぐまさに『ボーダレス』なシーンを体現します。

この特別企画はもちろん、今後発表される歌唱楽曲からも目が離せません。

2023年も残りわずか。紅白で1年を楽しく締めくくりましょう!

(2023年12月22日追記)歌唱楽曲決定! ※50音順

紅組

あいみょん『愛の花』
新しい学校のリーダーズ『オトナブルー』
Ado『唱』
ano『ちゅ、多様性。』
石川さゆり『津軽海峡・冬景色』
伊藤蘭『キャンディーズ50周年 紅白SPメドレー』
坂本冬美『夜桜お七』
櫻坂46『Start over!』
椎名林檎『サ〜さすがに諸行無常篇〜』
JUJU『時の流れに身をまかせ』
Superfly『タマシイレボリューション』
天童よしみ『道頓堀人情』
NiziU『Make you happy』
乃木坂46『おひとりさま天国』
Perfume『FAKE IT』
MISIA『紅白スペシャル2023』
MISAMO『Do not touch』
水森かおり『日向岬〜紅白ドミノチャレンジSP〜』
milet × MAN WITH A MISSION 『コイコガレ』
YOASOBI『アイドル』
緑黄色社会『キャラクター』
LE SSERAFIM『UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers) -Japanese ver.-』

白組

エレファントカシマシ『俺たちの明日』
大泉洋『あの空に立つ塔のように』
Official髭男dism『Chessboard』
キタニタツヤ『青のすみか』
郷ひろみ『2億4千万の瞳〜ブレイキンSP〜』
さだまさし『秋桜』
JO1『NEWSmile』
純烈『だってめぐり逢えたんだ〜NHKプラスver.〜』
鈴木雅之『め組のひと』
すとぷり『スキスキ星人』
Stray Kids『CASE 143 -Japanese ver.-』
SEVENTEEN『舞い落ちる花びら(Fallin’ Flower)』
10-FEET『第ゼロ感』
BE:FIRST『Boom Boom Back』
福山雅治 『HELLO〜想望 紅白スペシャルメドレー』
藤井フミヤ『TRUE LOVE』
星野 源『生命体』
MAN WITH A MISSION × milet『絆ノ奇跡』
Mrs. GREEN APPLE『ダンスホール』
三山ひろし『どんこ坂〜第7回 けん玉世界記録への道〜』
山内惠介『恋する街角』
ゆず『ビューティフル』

特別企画

クイーン+アダム・ランバート『ドント・ストップ・ミー・ナウ』
ハマいく『ビートDEトーヒ』

テレビ放送70年 特別企画 「テレビが届けた名曲たち」

寺尾 聰『ルビーの指環』
ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツ『YELLOW YELLOW HAPPY〜Timing』
薬師丸ひろ子『セーラー服と機関銃』

第74回(2023年)NHK紅白歌合戦 放送情報

2023年12月31日(日) 19時20分~23時45分 総合テレビ・BS4K・BS8K・ラジオ第1で放送
(※中断ニュースあり)

番組ページ:https://www.nhk.or.jp/kouhaku/

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