竹島 宏、東京・渋谷で新曲『ハルジオンの花言葉』の発売記念イベントを開催、新曲への熱い思い語る ゲストに番組共演の小島よしおも登場!

竹島宏・小島よしお
2024.7.6

歌手の竹島 宏が7月4日、東京・渋谷のヒカリエで新曲『ハルジオンの花言葉』の発売記念イベントを開催した。

昨年は「第65回日本レコード大賞」で2021年から取り組んできた“ヨーロッパ三部作”が評価され企画賞を受賞、アーティストとして進化を続ける竹島 宏。本イベントの前日となる7月3日に発売された『ハルジオンの花言葉』は、別れた恋人への一途な思いをストレートに綴った歌詞が印象的な曲。松井五郎が作詞、幸 耕平が作曲、坂本昌之が編曲を手がけ、竹島にしか表現できない“大人な歌謡曲”で新たな魅力が開花した作品となっている。

この日は数多くの報道陣と、応募抽選により選ばれたファンが会場に集結した。イベントに先駆けてまずは新曲『ハルジオンの花言葉』のミュージックビデオが披露され、続いて会場からの拍手とともに竹島が登場。竹島は「昨日、新曲ハルジオンの花束を発売させていただきました。たくさんの皆さんの応援のおかげで、こうしてまた新たな竹島宏の歌世界を発表させていただくことができ、本当に幸せに思っております」とあいさつ。

続けて、「特に昨年の年末は日本レコード大賞で企画賞をヨーロッパ三部作でいただけるという本当に夢のようなプレゼントをいただき、大変感謝しております。このレコード大賞の企画賞をいただけましたのも、足掛け3年に渡りヨーロッパ三部作を応援してくださいました全国のファンの皆さま、そしてスタッフの皆さま、そして作品をプレゼントしてくださった先生方のおかげと心より御礼申し上げます。そのヨーロッパ三部作で竹島宏に花を持たせてくださったヒットメーカーの先生方がまた、新しい歌の世界を作ってくださいました。ハルジオンの花言葉、大ヒット目指して頑張りますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします」と感謝を述べた。

今年の春ごろから「新しい歌が聴きたい」というファンからの声を聞いていたという竹島。さらにステップアップしていくために自身を磨き上げ、新曲に新しい気持ちで臨みたいという気持ちで、ヨーロッパ三部作からは少し時間をかけたとのこと。そして、「今だ!」と思ったタイミングで作家陣に急遽依頼、「本当に瞬く間に、集中して作り上げてくださった」のが今回の『ハルジオンの花束』だという。

竹島は「『ハルジオンの花言葉』という歌詞を見て、最初は正直『ハルジオンって何だっけ?』という感想を持ちました」と話し、「調べてみますと、『今道端でよく咲いている花じゃないか!』と思い、ちょうどハルジオンの花が満開のシーズンだったので、デモ音源を聴きながらいろんなところに散歩に行って、スマホでハルジオンの写真を撮って、それからレコーディングに臨みました」と語った。

レコーディングについては、「今回は作家の先生方が見守ってくださる中で行ったのですが、思いのほかスムーズに終わりました。幸先生からは『竹島ってこんなに歌上手かったっけ?』と仰っていただくほどで、手前味噌ですが、随分と成長させていただけたんじゃないかなと感じております」と手応えを得たそうだ。

竹島は楽曲の第一印象として「すごく静かな歌だな」と感じたそうで、今回のレコーディングについては「この静かな歌を、竹島宏がどう表現していったらいいんだろう? と最初は悩んだのですが、その時にふと思ったのが、“静”と“動”があるとしたら、『この“静”の歌を表現できるのは、竹島宏しかいない!』と音楽好きの皆さんに思っていただけるような作品に仕上げることができたら、僕自身がここ数年で目指している“大人な歌謡曲が歌える、本物の大人の歌手”に成長できるんじゃないかという気持ちで臨みました」と語り、そして「ここ数年いろんなことを勉強させていただき、ファンの皆さんからたくさんの励ましの言葉をいただき、皆さんの思いが僕の心の中で貯金のようにつもって、大きな大きな貯金がたまって、その歌心が今回のハルジオンの花言葉のレコーディングの大成功に繋げさせていただいたのではないかなと思います」と、ファンの声が新作に繋がったと感謝の思いを述べた。

そして、「このハルジオンの花は、どちらかというと野原、道端、コンクリートの隙間から一生懸命咲いている、まさに雑草と言えるようなお花なのですが、でもみなさんよくご存知の通り、本当に清楚で可憐な花です。その清楚で可憐な花をハルジオンらしく咲かせているように、僕も自分らしい歌の世界をこの歌で咲かせることができたらなと思います。ぜひ応援お願いいたします!」とメッセージを伝えた。

サプライズゲストとして小島よしおが登場!

イベントが中盤にさしかかるとサプライズゲストとして、竹島がレギュラー番組「竹島宏の旅はハッピー オッパッピー」で共演する芸人の小島よしおがステージに登場! 自身のギャグ「そんなの関係ねえ!」にハルジオンを盛り込んで披露し会場を盛り上げると、その手には花束が。花束はハルジオンをイメージした黄色い花と白い花があしらわれたもの(イベントの時期はハルジオンが咲いていないため)で、お祝いとして手渡された竹島は「ありがとうございます! 嬉しいです」と感激した様子だった。

まずトークは小島と共演する番組の話題に。竹島が「『竹島宏の旅はハッピー オッパッピー』という番組を一緒にやっていて、一応僕の冠番組なのですが、小島さんとロケをすると、小島さんが全部持っていっちゃう。僕の持っていない全てを持っていらっしゃるんです(笑)」と笑いながら語ると、小島は「竹島さんはすごくマイペース。ずっとバラエティをやっていると、撮れ高とか、時間の進行とかを気にしてしまうんですが、竹島さんは『そんなの関係ねえ!』という感じで、番組後にご自宅で食べる用のものも買ったり……(笑)。急いでしまう自分を反省しつつ、ゆったりとした時間が流れていて、いつも癒されています」と返して客席の笑いを誘い、それに対して竹島が思わず「絶対反省していないですよね(笑)」とツッコむなど息ぴったりの掛け合いを見せ、和気あいあいとした撮影現場の様子が感じられた。

また小島が番組にまつわるエピソードとして「最近、竹島さんのファンが、竹島さんだけではなく僕のことも応援してくれているんです。(仕事で)全国各地のイベントに行くんですけど、そこにお花を持っている方がいるなと思うと、大体竹島さんのファンなんです(笑)。『宏くんをよろしくお願いします』って……全国各地で花束をいただいてます。うちの奥さんも喜んでいます」と語ると、竹島は「よかったです! ありがとうございます」笑顔を見せていた。

また、竹島が小島に「ハルジオンにかけた一発ギャグ」を無茶振りする一幕も。小島が「音響さん、空気がやばいなと思ったら曲をかけてください!」と語りながら渾身の一発ギャグを披露すると、言い終わる前に大音響で曲が流れはじめ、場内は爆笑の渦に。

竹島が「この日のために用意してくださったんですか?」と聞くと、小島は「用意してきたって言うと『用意してこれか……』となっちゃうので……(笑)、頭に降ってきたものをやりました」と答え、場内は一層の笑いに包まれた。

小島よしお

竹島宏・小島よしお

続いて竹島と小島は記者からの質問に回答。「ハルジオンの花言葉」の意味について問われた竹島は「元々メロディが先にできていて、(作曲の)幸耕平先生が、(作詞の)松井五郎先生に『別れた女性に帰ってきて欲しい、男の優しい部分を作って欲しい』と投げかけてくださって、その『帰ってきて欲しい』という言葉から、松井先生が選んだのがハルジオンの花言葉、『追想の愛』ということです」と話した。

曲の内容について聞かれると、「別れた恋人に戻ってきて欲しいという切ない恋心を歌った歌なのですが、ハルジオンの花は蕾の状態の時は下を向いているんです。でも花を咲かせる時に空を見上げる。なので、辛いことがあってうつむいても、落ち込んでも、立ち止まってもいい。だけど、いつかハルジオンの花のように、恋から立ち直って、上を向いて、空を見上げて前を向いて生きていこう、そんなメッセージが込められています」と語った。

実際に歌ってみた印象については、「とても歌い甲斐のある曲です。幸先生の曲の中では割と静かめな曲だと感じたのですが、そここそが幸先生の狙いだったんだなと。竹島宏が音楽の世界で勝ち抜いて、生き抜いていくには、竹島宏しか歌えない歌を歌わせようと。そうすると、竹島には派手ではなく地味な方がいいんじゃないか、そこが竹島が勝負できる場所と、そう思って作ってくださったそうです。音源をファンの皆さんに公開したところ、先生の狙い通り、こんなに嬉しい反響をいただいたことはなかったなと思うくらいに、『今回の歌は絶対売れるよ!』と口々に仰ってくださるほどの作品になって、一番びっくりしているのは自分自身です。」と答え、「この曲で一皮も二皮も……六皮くらい剥けると思います。自信作です!」と力強く語った。

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