森進一・前川清・石川さゆり・福田こうへいら豪華共演、NHK 『新・BS日本のうた』公開収録レポートをお届け! 人気番組『ふたりのビッグショー』がコーナーとして一夜限りの復活!
日本人の心に深く残る歌の数々、多くの人々の支持を集め長年親しまれている「日本のスタンダード・ナンバー」ともいうべき名曲を紹介する、NHKの音楽番組 『新・BS日本のうた』(BSプレミアム4K/NHK BS)。今回うたびとが、東京・渋谷区のNHKホールで行われた、2024年9月8日(日)放送分の公開収録に潜入! その見どころをお届けする。
この日のステージには石川さゆり、クミコ、新☆ハッピー&ブルー、伊達悠太、田中あいみ、半﨑美子、福田こうへい、前川清、森進一(五十音順)が出演、実力派人気歌手から若手歌手まで一堂に介した。
「古今東西名曲特選」で出演陣が古今東西の大ヒットナンバーを見事にカバー!
公開収録は渡辺健太アナウンサーの進行で、番組名物の人気コーナー「古今東西名曲特選」でスタート。まず森進一と石川さゆりが二人で松尾和子の『再会』を歌唱し、続けて前川清が藤圭子の『東京から博多まで』、田中あいみが安西マリアの『涙の太陽』、クミコが千賀かほるの『真夜中のギター』、福田こうへいが尾形大作の『無錫旅情』、半﨑美子が森山良子の『今日の日はさようなら』、伊達悠太が黒木憲の『霧にむせぶ夜』、そしてクミコが越路吹雪のカバーでも知られるシャンソンの名曲『アプレ・トワ』を披露した。
歌唱後には、渡辺アナとクミコがステージで、今年生誕100周年となる越路吹雪にまつわるエピソードを披露。クミコは「(越路は)私にとっての憧れ。子どもの私は紅白歌合戦で、越路吹雪さんを見るために起きて観ていた」と幼い頃の思い出を話し、歌い手としては「同じような歌を二度と歌わない。その日その時の歌を、感情のままに歌っていくという……ああ、これが理想だなと思っていました」と憧れを語った。
「今日の一曲」コーナーでは半﨑美子が児童合唱団とのハーモニーを披露!
続いては「今日の一曲」のコーナーに。この日は半﨑美子が2020年にリリースした『地球へ』を、NHK東京児童合唱団とともに、ピアノ伴奏による合唱で披露した。
この曲は2005年に亡くなった本田美奈子.が闘病中に遺した散文「地球へ」から半崎がメッセージを受け取って作詞・作曲、2020年にリリースした作品で、同作が2024年度の小学校用教科書「小学生の音楽」に掲載されたことから今回の合唱でのステージが実現。
半﨑は「感無量でした。教科書に自分の歌が載るのが夢だったので、23年越しに夢が叶いました。信じつづけて、歌いつづけていれば夢は叶うんだなと皆さんに思わせていただきました」と語り、児童合唱団との美しいハーモニーで客席を楽しませた。
「特報!新曲情報 part1」では若手歌手が最新曲をお披露目!
続く「特報!新曲情報part1」では、本日の出演者の最新曲を紹介。
まずは若手から、田中あいみが「デビュー曲の候補でもあり、命の尊さ、そして母性本能を震わすソウルフルな楽曲」という『TATSUYA』、伊達悠太が「ひとりの男性を巡って複数の女性同士がバトルを繰り広げる、ノリノリのアップテンポなナンバー」と語る『サバイバル・レイディー』、新☆ハッピー&ブルーが「赤坂のネオンに包まれた二人の恋物語」を歌う『赤坂ものがたり』を披露した。
人気番組がベテラン歌手によりコーナー復活! 「“ふたりのビッグショー”を4回楽しみまSHOW!」
若手による新曲披露のあとは、この日のハイライトとも言えるメイン企画へ。「“ふたりのビッグショー”を4回楽しみまSHOW!」と題し、NHKで1993年から10年間放送された人気番組「ふたりのビッグショー」が復活! 森進一、前川清、石川さゆり、福田こうへいが2人ずつ4組で、この日限りのスペシャルなコラボレーションを披露した。
【森進一&石川さゆり】
まずは森進一と石川さゆりがステージに。石川のナレーションに導かれて森が『おふくろさん』、森のナレーションにより石川が『天城越え』とそれぞれの大ヒットナンバーを歌唱すると、続けてのトークでは石川が「森さんと古賀メロディーを歌いたい」と森に提案、古賀政男の作品から美空ひばりの『悲しい酒』を2人で披露した。
【前川清&福田こうへい】
続いては前川清と福田こうへいがステージに登場、福田が大きな声でタイトルコールすると客席は一層大きな声援で応えた。2人はまずそれぞれの代表曲から、福田がデビュー曲『南部蝉しぐれ』、前川が内山田洋とクール・ファイブの1972年の名曲『恋唄』を披露。
その後、前川が「恩人」と語るクール・ファイブのメンバーで、今年2月に亡くなった小林正樹に捧げる歌として、『長崎は今日も雨だった』を、新☆ハッピー&ブルーのコーラスとともにデュエット。前川の深みのある歌声と福田のハリのある声が好対照の、見事なステージを見せた。
【石川さゆり&福田こうへい】
3組目には、石川さゆりと福田こうへいが登場。まずは石川がウッドベース、ピアノとともにジャズアレンジで端唄の『猫じゃ猫じゃ』を歌唱。石川の歌声とジャズ風アレンジの妙が光り、また曲中に福田が「ニャン!」と合いの手を入れると客席からは大きな笑いが起こった。
福田は岩手県民謡の『南部牛追歌』を尺八とともに歌い上げ、その後2人はバンド、ピアノ、ベース、尺八と全員で、秋田県民謡の『ドンパン節』をにぎやかに披露。渡辺アナは入社後の最初の赴任先がNHK秋田放送局だったそうで、NHK民謡コンクールや、飲み会の席で聞いた『ドンパン節』の思い出を懐かしそうに語った。
【森進一&前川清】
コーナーのトリを務めるのは森進一と前川清。前川が「元々森さんのために作られた曲」と語る、内山田洋とクール・ファイブが1970年にリリースした『噂の女』を2人で歌唱、レコード未収録の森の歌声と、それを譲り受けた前川の歌声を一緒に聞ける貴重な機会となった。
続いて2人は“噂の女”としてステージに田中あいみを呼び込み、森と田中の2人で尾崎豊の『I LOVE YOU』を披露、“噂の女”の期待に違わぬ田中の歌声と、森のハスキーな高音が曲想と絶妙にマッチし、この日の大きなハイライトのひとつとなった。
コーナーの締めくくりとして、森と前川は、森の1974年の代表曲『襟裳岬』を歌い、個性の異なる2つの歌声のコントラストを美しく聴かせた。
「特報!新曲情報part2」ではベテラン歌手たちが最新曲を披露、収録は大団円へ!
番組はいよいよ終盤へ。「特報!新曲情報part2」では、福田こうへい、石川さゆり、森進一がステージに登場。
それぞれの最新曲から、福田が「帰りたいと思いながら意地を張って頑張る男の気持ちを歌った」という『庄内しぐれ酒』、石川が「生きていると毎日いい日ばかりじゃないけど、明日に向かって歩いていこうね、ひとりじゃないよ」という思い、そして今年1月に発生した能登半島地震の被災者への思いを込めた『とこしえの旅』、森が「うまくいかない男女の、『あなたの一生の生活の中に、私はいないのかな』という女性の気持ちを歌った」と語る『みれんの港』を披露。
歌唱後にはこの日の出演者がステージに一堂に会し、恒例のタイトルコールとともに、収録を盛大に締めくくった。
スペシャルなコラボレーションや名曲の数々で、圧巻のステージを披露したこの日の模様は、2024年9月8日(日)にBSプレミアム4Kで、9月15日(日)にNHK BSで放送される。ぜひご視聴いただきたい。
「新・BS日本のうた」放送情報
BSプレミアム4K/NHK BS
放送日時:
9月8日(日)19:30~(BSプレミアム4K)
9月15日(日)19:30~(NHK BS)
出演:
石川さゆり/クミコ/新☆ハッピー&ブルー/伊達悠太/田中あいみ/半﨑美子/福田こうへい/前川清/森進一 (五十音順)
司会:
渡辺健太
番組公式サイト:
https://www.nhk.jp/p/uta/ts/LJQ156ZWZ9/
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放送日時:
(月~金)6:15~、18:00 ~
番組ページ:
「BS日本のうた」https://www.ch-ginga.jp/detail/bsnihonnouta/
「新・BS日本のうた」https://www.ch-ginga.jp/detail/shin_bsnihonnouta/
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