辰巳ゆうと、東京・花やしきで『迷宮のマリア』新装盤の発売イベントを開催! 目指すは紅白、「みなさんが背中を押してくださって年末に向かっている」と意欲
歌手の辰巳ゆうとが、今年5月にリリースした『迷宮のマリア』の新装版発売日となる10月30日、東京・台東区の花やしきで発売イベントを開いた。
今年デビュー7年目を迎えた“演歌界の王子様”辰巳ゆうと。5月にリリースした8枚目のシングル『迷宮のマリア』は疾走感のある歌謡ポップスで、作詞家・松井五郎&作曲家・幸 耕平というヒットメーカーによる作品を、レジェンド編曲家・萩田光雄が華麗に演出した珠玉の「情熱のラブソング」。
今回のカップリング3曲は、作詞を売野雅勇、作曲を幸 耕平、編曲を坂本昌之が務めた。
Dタイプの『下北沢エレジー Shimokita Elegy』は、下北沢を舞台に、ワルツのメロディに乗せた若き日への郷愁歌。Eタイプの『誰よりも幸せにする』は、心の葛藤と戦いながらも、相手に対する強い愛情を持ち続ける主人公の想いを繊細に表現した、アップテンポなポップス。Fタイプの『優しくなければ生きる資格がない』は、サックスの音色が印象的な静寂の中の誓いをつづった大人のラブソング。3曲それぞれ個性が光る楽曲となっている。
辰巳は『迷宮のマリア』新装盤の発売日を迎えたこの日、今回訪れるのは初めてだという浅草・花やしきでマスコミ向けに新装盤発売イベントを開催した。イベントに先立ち、辰巳本人の中で、「迷宮」=インディ・ジョーンズのイメージがあり、冒険とハロウィンにちなみ、園内に設置されている西洋風お化け屋敷「スリラーカー」に乗車した。
司会の西寄ひがしに呼び込まれ、ドラキュラ風の仮装に身を包んだ辰巳が登場。コンサートツアーで着用していたマントを今回のドラキュラ風仮装に活かしたという辰巳は「なかなかこういった機会もないので新鮮ですね」と嬉しそうに話した。さらに、西寄から口元の違和感を指摘されると、「人生初“牙”です。入れ歯をくっつける接着剤でつけているんですけど、意外と取れないです」と、仮装を楽しんでいる様子がうかがえた。
また、東京・福岡・名古屋・大阪での4大ツアーの感想を聞かれると、大阪の地元 藤井寺での2日間の公演について「照れくささ半分、でも大阪を出るときにこういう形になるまで胸を張って帰ることはできなかったので、ツアーファイナルで自分が藤井寺で成人式を行った会場にコンサートで帰れるというのは、故郷への一つ恩返しになったのかな」と故郷への思いを馳せた。LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)での東京公演初日が台風の影響を受けたことについては、「全国から5~6時間かけて来てくださった方もいて、僕の両親も大阪から東京へすんなり来られず、金沢を経由して駆けつけてくれました。そうやってたくさんのファンの方々が渋谷に来てくださって、みなさんの愛、そして優しさを感じる時間でした」と、じみじみ語った。
さらに、年末に向かっての意気込みを聞かれると、「自分の目標の一つですから、大きい夢をもって、夏は渋谷公会堂の信号を渡らずでしたけど、大みそかには渡れるように頑張っていきたいと思います」と熱意を込めた。
11月9日から始まる全国11ヶ所でのツアーについて、「スペシャルコンサートツアーとは雰囲気もガラッと変わり、演歌歌手としてデビューさせていただいて今まで慣れ親しんできた曲であったり、スペシャルコンサートツアーではやっていなかった曲もたくさん盛り込んでお届けしようと思っています」と声を弾ませた。
来年1月9日の誕生日には自身初となる写真集の発売を発表し、愛犬と愛車も初公開するという。「小さい時から犬が大好きで犬を飼うのが一つの目標であったり、アウトドアが好きなので車を買うのがまた一つの目標であったり、仕事の目標もプライベートの目標も両立して達成していきたいと思っています」と語った。
「クリスマスは東名阪でディナーショーがあるので、みなさんと一緒に聖なる夜を過ごして、新年を迎えたらすぐ誕生日、そしてバースデーコンサートがあり、自分の中でも節目の時間がたくさんやってくるので、一つ一つ噛みしめながら楽しんでいきたいと思います」と、年末年始の抱負も語った。
表題曲『迷宮のマリア』について、ファンの反応を聞かれると「みなさんにお立ちいただいて、演歌ではあまりすることのないスタンディングでの応援、最後はアンコールと…想像以上にたくさんのみなさんが盛り上げてくださって、なかなか演歌だけを歌っていると見られない景色を見せてくださって、これからはコンサートからライブっぽいこともどんどんやっていきたい。みなさんとの楽しみ方を追求していきたい」と意気込んだ。
今回のカップリング曲『下北沢エレジー Shimokita Elegy』は「レコーディングしながらうるっときてしまって、OKテイクをいただいたものは全部半泣きで歌っている一曲」、『誰よりも幸せにする』は「なかなか言えない言葉。男性が誰しも心の中で持っている気持ちを包み隠さず伝える曲。僕もコンサートではなかなか言えないので、この曲を通じてみなさんに届けられたら」、『優しくなければ生きる資格がない』は、「(この曲を)もらったとき、怒られているのかと思った(笑)。自分に問いただしながら、考えさせられる一曲。これからも自分自身もどの方に対しても忘れてはいけない優しさ、誇りを持ち続けなければと改めて思った」と、それぞれの曲をPRした。
そして最後に、ドラキュラ風仮装の“牙”をつけたまま表題曲『迷宮のマリア』を披露するといい、「牙が取れたらみなさんに飛ばしますから!大阪出身なので「取れろ」と思う自分もいる」と会場の笑いを誘いつつ、熱唱のステージでイベントは幕を閉じた。
イベント後の囲み取材で「みなさんが背中を押してくださって年末に向かっている」
イベント後に報道陣に向けた囲み取材で、記者からの質問に答えた辰巳。浅草・花やしきでのイベントの感想を「実はこの花やしきの中にお邪魔させていただくのは今日が初めてだったんですけれども、ずっといつかお邪魔したいなという気持ちがあったので、今日はこの記念すべき日に花やしきさんでイベントをさせていただけたのはすごく嬉しかったですし、スリラーカーにも乗せていただいて、普段は自分からお化け屋敷に入らないので、入るということを今日知ったんですけど…その方が逆に良かったのかなと思って。もっともっと遊んでいきたいなという気持ちがあるんですけれども、今日はこの大事な一日をここで過ごすことができて幸せです」と語った。
さらに、イベントで体験したお化け屋敷について聞かれると「極力入りたくない方です。お化け屋敷に入るのも十何年ぶりだと思うんですけど、久しぶりのお化け屋敷で、色んなお化けがおどかしてこられたんで、こんなに強い恰好をしていったんですけど、コテンパンにやられちゃいました。次はお化けにも対抗できるような、恐怖心をぬぐえるような気持ちをもって頑張っていきたいと思います」と本音をのぞかせた。
ハロウィンにちなんだ今日の仮装については、「ハロウィンと言っても毎年仮装するタイプではないので、今回は初めてこんなに本格的な仮装をで、牙をつけてやらせていただいたんですけれども、仮装する気持ちよさ、キャラクターになりきって街を歩くのも、違った爽快感があって、これはプライベートでもやりたいなと思いました」と満足げな様子。仮装しての歌唱は、「仮装で歌うというのもなかなかないですよね。一曲一曲それぞれ主人公が違うので、なかなか一つのキャラクターになって歌うという機会がないんですけど、この衣装を着て歌う『迷宮のマリア』は、(これまでは)爽やかな男性をイメージして歌っていましたけど、今日は悪役なマリアな気がしてそれはそれでまた違った「迷宮のマリア」がまだまだあるんだなと感じさせられました」と話し、人生初“牙”の感想は、「歌うときも一回カポって外れかけたんですけど、何とか修正しながら。牙をつけて歌わせていただくのも、違和感はありますけどそんなに支障はないので、こういった衣装の時は牙をつけたりとか、今は上の牙だけなので、次は下の牙もつけたいなと思いますね」と話した。
また、5月に『迷宮のマリア』発売してからの手ごたえを聞かれると、「この曲を通じて、まだまだ見たことのない景色を皆さんが一緒に見せてくださって、そして今までの曲とはまた全然違う曲調なので、普段から辰巳ゆうとを知らないという方も合いの手や掛け声を通じて盛り上がってくださるので、みなさんと一緒に楽しめる楽曲をいただいたなというのと、もっともっとこの曲を大きくしていきたいなという気持ちが1日1日ごとに大きくなっていきますね」と答えた。
また、今回新たに発売となるタイプのジャケット写真のポイントについて、「毎回衣装が違うのもそうですし、今回Fタイプのベージュのマントのようなものを羽織っている衣装は、僕がこの『迷宮のマリア』を初めて聞いたときにに、インディ・ジョーンズのような冒険家のイメージが強かったので、「冒険家のようなオシャレな衣装でジャケ写を撮りたいです」というお話をさせていただいて、スタッフさんも快く受け入れてくださって出来上がったFタイプなので、僕個人としてはこのFタイプは『迷宮のマリア』のイメージにはピッタリ合っているなと思っています。他のジャケ写もそうですけど、そういった違いも是非感じていただければなと思います」とPR。
愛犬を飼う、愛車を持つという目標を達成し、その他プライベートでの目標を聞かれると、「僕はまだまだやりたいことがいっぱいあるので。ずっと言い続けているんですけど、富士山にのぼるということを来年こそは達成したいです。あとはアウトドアが大好きなので、釣りでも、今まではハマチサイズの魚は釣ったことがあるんですけど、それこそ出世魚なので、次はブリを釣りたいなというのも今の目標ですね」と答え、さらに今年中にやってみたいことを聞かれると、「サーフィンにチャレンジしたかったんですけど、ちょっと時期が終わってしまったので…今年の冬はキャンプを極めたいです!今まで冬キャンプは数えるほどしか行ったことがないので、もっと過酷なキャンプ場に行って、自分の野生力というか、サバイバル力をもっと培っていきたいなと思います」と語った。
そして、年末の目標について意気込みを聞かれると、「みなさんが「年末に向けて頑張ろうね」と言ってくださるので、一人で頑張って一人で年末に向かっているというよりは、みなさんが背中を押してくださって年末に向かっているという感じがするので、その夢を一年でも早く叶えたいですし、演歌歌謡界でいうと僕だけでなく、(真田)ナオキさんも(新浜)レオン君も大事な仲間で「三人で紅白行こうね」という話をしながらそれぞれ違う場所で頑張っているので、目標は一緒ですし、演歌界を盛り上げたいという気持ちは三人とも一緒だと思うので、そういった意味では二人に負けないように、三人でタッグを組んでみんなで盛り上げながら年末のステージに立てたらいいなと思います」「(二人に対しては)ライバル心というより友達のような気持ちが強くて、この前もラインしたりしたんですけど、プライベートでもよくご飯に行ったりするので、本当に一人で年末に向かってというよりは三人で年末に向かって頑張ろうねという話もよくするので、良きライバルでもありながら、お二人が活躍するのも見るのもすごく嬉しいですし、僕も負けないように頑張ろうと思えるので、大事な仲間という感じが強いですね」と熱く語った。
辰巳は、来る11月9日の神奈川・やまと芸術文化ホールを皮切りに、12月9日の石川・金沢市文化ホールまで全国11カ所で「辰巳ゆうとコンサートツアー2024」を開催。さらに、来年1月18日から26日まで福岡・博多座、3月6日から16日まで愛知・御園座で上演される「松平健 芸能生活50周年記念公演」に出演する。
辰巳ゆうと『迷宮のマリア』(D・E・Fタイプ)
2024年10月30日(水)発売
価格:¥1,500(税込)
Dタイプ
品番:VICL- 37750
【収録曲】
1.迷宮のマリア(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:萩田光雄)
2.下北沢エレジー Shimokita Elegy(作詞:売野雅勇/作曲:幸 耕平/編曲:坂本昌之)
3.迷宮のマリア(オリジナル・カラオケ)
4.下北沢エレジー Shimokita Elegy(オリジナル・カラオケ)
Eタイプ
品番:VICL- 37751
【収録曲】
1.迷宮のマリア
2.誰よりも幸せにする(作詞:売野雅勇/作曲:幸 耕平/編曲:坂本昌之)
3.迷宮のマリア(オリジナル・カラオケ)
4.誰よりも幸せにする(オリジナル・カラオケ)
Fタイプ
品番:VICL- 37752
【収録曲】
1.迷宮のマリア
2.優しくなければ生きる資格がない(作詞:売野雅勇/作曲:幸 耕平/編曲:坂本昌之)
3.迷宮のマリア(オリジナル・カラオケ)
4.優しくなければ生きる資格がない(オリジナル・カラオケ)
辰巳ゆうとコンサートツアー2024
11月9日(土)神奈川
やまと芸術文化ホール
11月15日(金)埼玉
大宮レイボックホール
11月20日(水)滋賀
シライシアター野洲
11月21日(木)岡山
岡山芸術創造劇場ハレノワ(中劇場)
11月22日(金)高知
高知市文化プラザかるぽーと
11月28日(木)北海道
札幌カナモトホール
11月30日(土)熊本
益城町文化会館
12月2日(月)宮城
トークネットホール仙台
12月5日(木)千葉
柏市民文化会館
12月8日(日)三重
亀山市文化会館
12月9日(月)石川
金沢市文化ホール
辰巳ゆうと出演「松平 健 芸能生活50周年記念公演」
2024年10月5日(土)
~23日(水)
大阪・新歌舞伎座
2025年1月18日(土)
~26日(日)
福岡・博多座
2025年3月6日(木)
~16日(日)
愛知・御園座
クリスマスディナーショー
日時:
2024年12月22日(日)
会場:
愛知・名鉄グランドホテル
日時:
2024年12月25日(水)
会場:
東京・品川プリンスホテル
バースデーコンサート2025
日時:
2025年1月9日(木)
会場:
中野ZEROホール
辰巳ゆうと レギュラー番組
OBCラジオ
「辰巳ゆうと ここでゆうとこ」
毎週火曜日
21:30~22:00
TBSラジオ
「Music Palette」
毎週日曜日
4:00~6:00
※月イチ コーナーレギュラー
USEN音楽放送
「C-42 元気はつらつ歌謡曲 浪花人情劇場」
毎日放送。2週に1回更新
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