韓国人ボーカルグループ・K4、都内初の大型ホールワンマン「K4 スペシャル・コンサート ~Song for you~」開催! インストゥルメンタルユニット・sourcesと共演

K4 撮影:上飯坂一
2024.12.21

撮影:上飯坂一

韓国人男性4人組ボーカルグループ・K4が12月18日、東京・なかのZERO 大ホールで初の大型ホールワンマンライブ「K4 スペシャル・コンサート ~Song for you~」を開催した。

昨年10月にミニアルバム『K4YOU-K for you-』でプレデビュー、今年3月にシングル『Love Storm/Bye Bye Bye』で本格日本デビューを果たしたK4。この日は人気インストゥルメンタルユニット・sourcesとのコラボレーションという特別なライブ。2部構成の第1部の始まりを告げる『Overture』では、静謐なピアノにヴァイオリン2本の繊細かつ重厚なが響きが織り重なり、そこにべースとドラムが刻むリズム。sourcesとのコラボレーションへの期待感が一気に高まる。

そして、正装のモーニングに身を包んだK4が登場! 1曲目には、多くの人気若手俳優が出演した韓国ドラマ「花郎<ファラン>」の劇中を飾る極上のバラード『Our Tears』を歌唱。K4ならではの美しくエモーショナルなハーモニーで、早くも会場の観衆を魅了した。

あいさつでは「この日が来るのをワクワクしながら待っていた」と日本語で伝えると、韓国の人気ドラマより3曲続けて披露。ミニアルバム『K4YOU-K for you-』に収録された『Touch Love』「主君の太陽」から、『걱정말하요 그대/コクチョンマラヨクデ』「恋のスケッチ~応答せよ1988~」から、そして、日本における韓流の原点である「冬のソナタ」の主題歌『最初から今まで』と、韓ドラの世界へといざなった。

MCでは、「初めてK4を観る人!?」というK4からの問いかけに、会場の半分以上の観客が手を挙げた。多くの音楽ファンがK4に注目した結果ソールドアウトしたことがうかがえる。

K4フィリップ 撮影:上飯坂一

撮影:上飯坂一

続いてはメンバーそれぞれのソロメドレーへ。トップバッターとしてフィリップ五輪真弓の大ヒット曲『恋人よ』の韓国語ver.を披露。この曲は韓国でも長年絶大な人気を誇り、日韓を繋いだ名曲を情感たっぷりに歌い上げた。

K4ジュジュ 撮影:上飯坂一

撮影:上飯坂一

2番手のジュジュはトロット曲『ウォルハガヤク』を披露。K4が結成されたオーディション番組「ハロートロット」で1位を獲得した彼ならではの、トロット特有のこぶしをきかせた歌唱に客席は引き込まれた。

K4ジュン 撮影:上飯坂一

撮影:上飯坂一

次に名門ソウル大学の声楽科を卒業したジュンが、オペラ曲『IL MOND』をイタリア語で歌唱、ド迫力の歌声を轟かせた。ソロコーナーのラストは、リーダーのヒョンミン。敬愛してやまない玉置浩二『メロディー』を日本語で切々と語りかけるように歌唱した。

K4ヒョンミン 撮影:上飯坂一

撮影:上飯坂一

その後、ファンの間で人気のトロット・メドレーへ。韓国では世代を超えて愛されているキム・ヨンジャ『アモール・ファティ』など、思わず体が動くメドレーで会場のボルテージが一気に上がる。そして再び韓国ドラマから、名作「天国の階段」の極上のバラード『ポゴシプタ』で第1部を締めくくった。

第2部は15分の休憩をはさんでスタート。sourcesが奏でる軽やかな旋律に乗せて、1部とは打って変わってオレンジががったゴールドという鮮やかなタキシード姿のK4が登場。ドラマ「ごめん、愛してる」で使用され韓国で大ヒット、中島美嘉の永遠の名曲である『雪の華』の韓国語ver.を披露。同曲はUSENリクエストランキングで3週連続1位を獲得し、K4にとっても多くの人に知られるきっかけとなった大切な一曲だ。

続いて披露したのは『時の流れに身をまかせ』。誰もが知る名曲がK4ならではのハーモニーで新たに生まれ変わり、K4にとっては日本で活躍したアジア人歌手の先駆者テレサ・テンへのリスペクトを込めた選曲でもあった。

ここでK4sourcesのメンバー、ピアノの野津永恒、ヴァイオリンの日髙隼人加賀谷綾太郎、サポートメンバーのベース・TAKA、ドラムの相良洋行を紹介し、sourcesのオリジナルインスト曲『鍔迫/TSUBAZERI』へ。緊迫感あふれる一曲を、アクロバティックな動きを交えながら奏でた。

その最高のパフォーマンスへの驚愕と感嘆を、K4が日本語で興奮気味に話しながら再び登場。高まった会場のボルテージに応えるように、韓ドラ「梨泰院クラス」をリメイクした日本の「六本木クラス」より『Start Over』をこぶしを突き上げながら熱唱した。

K4が続いて歌唱したのは、今月11日にリリースされたデジタルシングル『LOVE~縁~』。究極のラブソングであり、ファンとの縁(えにし)を歌ったバラードで、この日初披露となった。その後しっとりした空気の中、さわやかなイントロが鳴り響き、韓国版「花より男子」の劇中歌としてSHINeeが歌ったポップチューン『Stand by me』へ。

K4 撮影:上飯坂一

K4 撮影:上飯坂一

歌唱後にメンバーが「皆さん、是非立ってください」と呼びかけ始まったのは、『GOLD FINGER99』! 郷ひろみの超アッパーチューンを、メンバー自らこの日のために考えたダンスを交えて煽りまくる。その勢いのまま、韓国人ラッパー・PSYが2012年に放った世界的大ヒット曲『江南スタイル』を披露。PSYよろしくサングラスをかけてのパフォーマンスは、直前にK4メンバーが考えたアイデアで、日韓の誰もが踊りたくなるハイテンションチューンとともになかのZEROが熱狂のダンスホールと化した。

K4はその後、日本デビューシングルの両A面曲『Bye Bye Bye-Japanese version-』を歌唱。レゲエのリズムに哀愁漂うメロディーが特徴の一曲。タイトル通り、この曲でコンサート本編は終了した。

4人が感謝を告げながらステージから去っていった後、客席からはすぐさまアンコールの大合唱が起こる。そして、まさしくこの日だけのスペシャル「Christmas Songメドレー」でステージに再登場!

定番曲『ホワイト・クリスマス~赤鼻のトナカイ』は、韓国語詞を交えて歌唱。ずっと親しんできた定番曲が新鮮に会場に響き渡った。

歌唱後はデビュー曲『Love Storm』の韓国語verへ。待ってましたとばかりに、客席からコールが沸き起こった。

そして、この日のライブのラストを飾ったのは『アイノカタチ』。名曲のカバーでありながら、日本デビューから約1年のK4の軌跡、そしてその未来を映し出しているかのような歌詞に、メンバーが時折涙を見せながら歌唱した。
ずっと応援してくれているファンと、この日初めてK4を体験した人々とで“アイノカタチ”を紡ぎ出すというこの上ない幸せなエンディングとともに、K4初のホールワンマンは幕を下ろした。

K4 撮影:上飯坂一

撮影:上飯坂一

翌19日には、ファンクラブイベントを開催したK4。今回は約4か月ぶりの来日だったが、日本デビュー以来、日本に長期滞在してきたK4とファンにとっては、長いブランクの4カ月だった。ライブとファンクラブイベントを開催した2日間は、そのブランクを埋めるかのようなかけがえのない時間となった。

次回の来日は、2025年1月30日(木)の「K4 Live in Japan HELLO OSAKA!~虹色の唄声~」と題した大阪新歌舞伎座公演。歴史と伝統の大舞台で、今回とはまったく違った趣向のライブを見せ、大阪ならではの楽曲も披露する。K4の歌世界をぜひ大阪で体験されたい。

K4 デジタルシングル『LOVE~縁~』

K4「LOVE~縁~」

配信中

1.LOVE~縁~(読み:ラブえにし)(作詞:イ・ゴンウ/日本語詞:もりちよこ)

各音楽配信サイトのリンクはこちら:
https://lgp.lnk.to/LOVE_enishi

K4 ライブ&イベントスケジュール

「K4 Live in Japan HELLO OSAKA!~虹色の唄声~」

日時:
2025年1月30日(木)

会場:
大阪 新歌舞伎座

「K4 スペシャル・コンサート ~Song for you~」九州公演

2025年3月22日(土)宮崎
延岡総合文化センター

2025年3月23日(日)宮崎
都城市総合文化ホール大ホール

2025年3月25日(火)鹿児島
国分ハウジングホール

2025年3月26日(水)福岡
大牟田文化会館

<あわせて読みたい>

韓国人男性4人組ボーカルグループ・K4、新曲デジタルシングル『LOVE~縁~』を12月11日にリリース! 12月1日のストリーミング配信で発表
韓国人男性4人組ボーカルグループ・K4、「K4 LIVE #1~Feel K4~ Special Edition」を12月1日にストリーミング配信決定! 2025年各地でのライブ開催決定
“ADULT K-POP”グループのK4、初単独ライブ「K4 LIVE #0~Stand by K4~」が大成功! 8月に再来日公演「K4 LIVE #1~Feel K4~」開催決定

関連キーワード